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題名:御書拝読で判る大聖人のお立場 15

名前:サム

MAIL 投稿日: 2025/10/20(月) 20:19 119-229-83-134f1.osk3.eonet.ne.jp (119.229.83.134)

御書拝読で判る大聖人のお立場 15

第十二(最終)章 令法久住・弘教の大願を託す 後編


「寿量品に云わく『しかるに、我は実に成仏してより已来、無量無辺なり』等云々。大覚世尊久遠実成の当初証得の一念三千なり。今、日蓮が時に感じて、この法門広宣流布するなり。予、年来己心に秘すといえども、この法門を書き付けて留め置かずんば、門家の遺弟等、定めて無慈悲の讒言を加うべし。その後は何と悔ゆとも叶うまじきと存ずるあいだ、貴辺に対し書き送り候。一見の後、秘して他見有るべからず。口外も詮無し。法華経を諸仏出世の一大事と説かせ給いて候は、この三大秘法を含みたる経にてわたらせ給えばなり。秘すべし。秘すべし。」(三大秘法稟承事<三大秘法抄> 新1388頁・全1023頁)弘安4年4月 60歳御作
現代語訳:法華経寿量品に「しかるに善男子よ、我が実に成仏してより已来、無量無辺百千万億那由他劫である」等とあります。この文は、釈尊(大覚世尊)が久遠に成仏した当初に証得した一念三千の事です。今、日蓮が末法のこの時に感じて、この法門を広く宣べ流布するのです。(私は)久しく自己の心に秘めてきましたが、この(三大秘法の)法門を書き付けて留め置かなければ、我が門下の後世の弟子達が必ず無慈悲である、と悪口を言うでしょう。その後はどの様に悔いても及ばないと思うので、あなたに対しこの法門を書き送ったのです。一見した後、秘蔵して他人に見せてはなりません。むやみに他人に話しても無益です。法華経を諸仏がこの世に出現した一大事と説かれるのは、この三大秘法を含めている経文だからです。秘密にすべきです。秘密にすべきです。
※本抄を在家信徒の大田乗明に日蓮仏法の三大秘法の法門を託し、「秘密にすべき」とは、無知・無謀な凡夫が多い時代だったからでしょうね。


「ここに、貴辺と日蓮とは師檀の一分なり。しかりといえども、有漏の依身は国主に随うが故に、この難に値わんと欲するか。感涙押さえ難し。いずれの代にか対面を遂げんや。ただ一心に霊山浄土を期せらるべきか。たとい身はこの難に値うとも、心は仏心に同じ。今生は修羅道に交わるとも、後生は必ず仏国に居せん。」(曾谷二郎入道殿御返事 新1454頁・全1069頁)弘安4年7月 60歳御作
現代語訳:思えば、貴辺と日蓮とは師檀の一分です。そう言っても、有漏の依身は国主に随うものですので、貴辺もこの蒙古襲来の難に値おうとしているのでしょうか。その貴辺の立場を思うと感涙を押さえることができません。いずれの代に対面を遂げることができるでしょうか。ただ一心に霊山浄土に往くことを期されるべきでしょう。たとえ身はこの難に遭遇したとしても、貴辺の心は仏心と同じです。今生は修羅道に交わったとしても後生は必ず仏国に居住するでしょう
補足:「有漏(うろ)」とは、仏教用語で、煩悩のある状態を指し、「無漏(むろ)=悟りや解脱の境地」の反対語。「有漏の依身(うろのえしん)」とは、煩悩を有する凡夫の肉身を言います。
※大聖人は、相手の立場を理解され、たとえ命に及ぶ困難に遭遇していても、自他同心にして仏国に安住する事を願われています。


「教主釈尊の一大事の秘法を霊鷲山にして相伝し、日蓮が肉団の胸中に秘して隠し持てり。
されば、日蓮が胸の間は諸仏入定の処なり。舌の上は転法輪の所、喉は誕生の処、口中は正覚の砌なるべし。かかる不思議なる法華経の行者の住処なれば、いかでか霊山浄土に劣るべき。」(南条殿御返事 新1924頁・全1578頁)弘安4年9月 60歳御作
現代語訳:教主釈尊の一大事の秘法を霊鷲山において相伝し、日蓮の肉団の胸中に秘して隠し持っているのです。それ故に、日蓮の胸の間は諸仏の入定の所であり、舌の上は転法輪(法輪を転ずる=仏の教法を説く)の所、喉は誕生の所、口の中は正覚(仏の悟り)の場所である筈です。この様に不思議な法華経の行者の住処ですから、どうして霊山浄土に劣ることがあるでしょうか。
補足:「諸仏入定の処」とは、諸仏が禅定・涅槃に入る場所との意味であり、依義判文抄では、これを解釈して「本尊所住の処・是れ義の戒壇なり」(六巻抄 139頁、創価学会発行)とあります。
※大聖人は胸間に、重要法門を持ち、霊山浄土より勝る諸仏入定の場所としています。つまり言い換えれば、大聖人の弟子である私達の胸間も同様であり、私達の唱題や折伏する事が仏道修行であり、成仏への道と言えるのではないでしょうか。


「かかる今時分、人をこれまでつかわし給うこと、うれしさ申すばかりなし。釈迦仏・地涌の菩薩、御身に入りかわらせ給うか。その国の仏法は貴辺にまかせたてまつり候ぞ。『仏種は縁より起こる。この故に一乗を説く』なるべし。」(高橋殿御返事 新1953頁・全1467頁)執筆年月不明
現代語訳:この様な今時分に、人をこちらまで遣わされたことの嬉しさは、言いようがないほどです。釈迦仏や地涌の菩薩が、あなたの御身に入り替わられているのでしょうか。その国の広宣流布は、あなたにお任せします。「仏種は縁によって起こります。この故に一乗の法を説くのです」とあります。
※大聖人は、「あなたの住む場所の広宣流布はあなたに任せます」と在家信徒に仰せです。


◎今回は、日興上人(白蓮阿闍梨)に法門を相承されたとされる「身延相承書」(新2232頁・全1600頁)及び「池上相承書」(新2232頁・全1600頁)、また大聖人が定めた五老僧(弁阿闍梨日昭、大国阿闍梨日朗、佐渡阿闍梨日向、伊予阿闍梨日頂、蓮華阿闍梨日持)(「富士一跡門徒存知の事」新2174頁・全1601頁)については、掲載しませんでした。
日興上人が選定された十大部御書(重要御書十編)を提示します。

  題号    新版・全集の頁  著作年月     御年  何処から 誰に   内容
1.唱法華題目抄(新1・全1)文応元(1260)年5月 39歳 鎌倉名越 門下一同に  妙法の題目が成仏の直道
2.立正安国論(新24・全17)文応元(1260)年7月 39歳 鎌倉   北条時頼に  国家諌暁
3.開目抄 (新50・全189)文永9(1272)年2月 51歳 佐渡塚原  門下一同に  人本尊開顕
4.観心本尊抄(新122・全238)文永10(1273)年4月 52歳 佐渡 富木殿を介し門下一同に 法本尊開顕
5.法華取要抄(新148・全331)文永11(1274)年5月 53歳 身延 富木常忍に   諸経の勝劣・広略要を示し要中要が御本尊
6.撰時抄 (新160・全256)建治元(1275)年  54歳 身延  西山由比殿に   仏法流布に時が大事
7.報恩抄 (新212・全293)建治2(1276)年7月 55歳 身延 浄顕房・義浄房に  故師・道善房の追善
8.四信五品抄(新264・全338)建治3(1277)年4月 56歳 身延 富木常忍に    法華経分別功徳品の四信五品を挙げ、一念信解・初随喜は我等と説明
9.下山御消息(新272・全343)建治3(1277)年6月 56歳 身延 日永に代り下山光基に  念仏の破折
10. 本尊問答抄(新302・全365)弘安元(1276)年9月 57歳  身延 義浄房に    本尊の正邪、勝劣を明かす

上記でも明らかな様に、大聖人は、僧俗の隔てなく平等に、重要御文を在家信徒にも贈られていました。大聖人は末法の時代(科学の進展・民主主義の興隆)を見据えておられたのでしょうか。世界平和と全民衆の幸福の為に、いよいよ私達が行動すべきなのです。


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