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DV被害者対応スキルアップ研修会 |
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草柳和之
(66)投稿日:2013年06月22日 (土) 23時50分
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近年、DV防止法が施行されるとともに、医療・福祉・相談などの現場では、電話相談や面接を通してDV被害者に対応する機会が増えています。被害者が同じような質問を何度も相談員に尋ねてきたり、被害者の迷いが多くなかなか行動につなげられない、など、対応に苦慮する経験を持つ援助職の方も多いはずです。 この研修会では、DV被害者ケースに必要な見立ての枠組みと対応技術を提供します。講義だけでなく、講師によるデモンストレーション、ロールプレイ実習もふんだんに取り入れ、次の日から現場で役立つノウハウが満載です。日本でこれほど詳細に具体的対応を学ぶ機会は多くはありません。ぜひご参加下さい。 ━━━━━━━━━━━━━━━━ ◇◆内・容・項・目◆◇ ━━━━━━━━━━━━━━━ DVの本質/被害者の心理機制/被害者が安心感をもてる援助技法/ビデオを使ったグループ討議/ 局面に応じた援助/ロールプレイ実習/リフレイミング・ブリーフセラピーの応用/二次被害防止/他 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ♪ 〓毎年8月に開催〓 〔日 時〕 2013年8月17日(土)[pm1:30〜9:00]+18日(日)[am9:30〜pm4:30] 〔講 師〕 草柳 和之 (大東文化大学非常勤講師/日本カウンセリング学会認定カウンセラー) 〔受講費〕 13、650円(一日のみ:7、350円) →振込み後に会場案内をお送りします。 〔会 場〕東京ボランティア・市民活動センター・会議室(JR総武線飯田橋駅1分)、他 〔主 催〕メンタルサービスセンター:〒176-8799 練馬郵便局留/03-3993-6147 PHS:070・5016・1871 http://www5e.biglobe.ne.jp/~m-s-c/
〔申込方法〕まず電話連絡をいただき、事前に受講費の振込みをして下さい。入金確認後に、参加者へ会場のお知らせを致します。[みずほ銀行 桜台支店 (普)1438903 名義:メンタルサービスセンター 草柳和之]
〔備 考〕※この研修会の性質上、DV加害経験のある方のご参加は、ご遠慮いただいています. ※納入された受講費は、主催者の都合による不催行の場合を除き、返却しかねますことをご了承下さい. ♪ =========================== 【講師紹介】 ●草柳 和之 ============================== ▲メンタルサービスセンター代表・カウンセラー. 長年、DV被害者支援に携わると同時に、日本のDV加害者更生プログラムの第一人者であり,その実践は新聞・TV・雑誌等を通じて広く紹介される. TV出演などを含むマスコミ対応,全国にわたる講演活動、執筆活動を通じて、男性がDVや性暴力の問題に取り組む重要性を社会に向けて提言し続けている. 資格:日本カウンセリング学会認定カウンセラー. ▲大東文化大学非常勤講師. 日本カウンセリング学会東京支部会・運営委員. 民間相談機関連絡協議会幹事.NPO法人・日本ホリスティック医学協会理事.著書に『ドメスティック・バイオレンス』(岩波書店),『DV加害男性への心理臨床の試み-脱暴力プログラムの新展開』(新水社)、 共著に 『標準 音楽療法入門 下』(春秋社)、 『いのちに寄り添う道』(一橋出版)他多数. 家庭裁判所・国の研究機関・自治体・弁護士会・大学・学会等から、幅広く講演や研修会の依頼を受けており、 その優れた研修指導は多くの人々から支持されている.
〔参加者の感想〕 ●弁護士 ♂ 「私が全て悪いんです」「夫のもとに帰らなければならないんです」と言う被害者に自分の考えを 押しつけるのではなく、被害者が自分から変われるよう援助することの大切さを学びました。カウ ンセリングの技法が中心でしたが、法律相談の場面でも生きてくるヒントをいくつも頂きました。
●元被害者・カウンセリング学習者 ♀ 研修会では、被害者への具体的な言葉の使い方や介入の仕方を学び、数多くのロールプレイも実践につなげられると思いました。私自身がDVの被害経験者であり、暴力の構造のところで、それを再確認することで、被害者へのより良いケアについて考えさせられる充実した研修会でした。
●一般病院・ソーシャルワーカー ♀ 研修会に参加して、今まで当然と思い込んでいたこと、そして、そのことに何かしっくりこないと感じていたことに、新たな視点で気づくことができました。研修の内容も、参加者が技術を身につけられるような体験型になっており、1回の研修で、学んだ技術を自分のものにすることは難しいですが、得られたものは大きかったと思います。
●精神科クリニック勤務・精神科医 ♂ 以前から、DV被害者の理解を深め適切な治療を導入するのは、重要な課題と考えていました。孤高の心理臨床家とも思える講師が提供する本研修会では、DV問題を考える基本概念の説明から様々な技法を駆使したロールプレイの実体験まで密度濃く学習できました。これらの対処法を自分のものにするには研修時間をもっとほしいくらいで、研修はあくまで出発点に過ぎず、試行錯誤を繰返してDVの診療を展開していきたいと考えています。
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