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愛知支部例会に行ってきました! |
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ヤマユリ
(2036)投稿日:2010年01月18日 (月) 21時44分
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16日(土)名古屋で行われた愛知支部例会に、若いK君と二人で行ってきました。この前遠い岐阜から、大阪まで来て下さって、中河内B例会に参加して下さったS先生が報告されるので、ぜひ学ばせてもらおうと思って行きました。愛知支部の皆さん、どうもありがとうございました。例会に続々、集まってこられて会場が一杯になり、レベルの高い研究会だなあとK君と二人で話していました。様々な角度から意見が出されて勉強になりました。しかも、よそから来た私たちを、温かく迎えて下さっていろいろと気を遣っていただき本当にどうもありがとうございました。 一緒に行ったK君は、インフルエンザの授業の実践者です。S先生は、昨年夏保健授業づくりセミナーでお会いした時に、セミナーでのインフルエンザの授業提案に私たちが不満だったことをぶつけたことがきっかけで、同志会の健康教育実践ではどんな授業になるか考えてこられました。K君もそのセミナーに参加し、自分ならどんな授業にするか試行錯誤していました。 名古屋へ向かう電車の中でも、議論が盛り上がり二人で4年生対象の授業プランがだいたいまとまりました。 あと、新型インフルパニックになった5月の新聞の資料があればいいなあと思っていたら、タイミングよくS先生が提案された資料の中にあったので「ラッキー!」と喜びました。K君のプランは本人にお願いして書いてもらうことにします。 S先生の提案は、中学生が対象。 第1次 「新型インフルエンザ」って何? 第2次 新型インフルエンザの発生・流行に対する「日本の対策」 第3次 「免疫とは?新型インフルエンザワクチンは有効か?」 第4次 感染者・発病者に対するいわれなき中傷 第5次 「新型インフルエンザ弱者」へのまなざし・・・タミフルを買いあさる日本 「今回の授業では、『新型インフルエンザの感染・発病のメカニズム』についてはあまり扱っていません。『新型インフルエンザは社会全体で予防すること』『感染者は被害者であることを明確にする』『インフルエンザ弱者?の存在を知り、共生の考え方を育てる』ことに力点を置きました。」とのことで当初は、第3次の内容は入っていませんでしたが、事前に送って下さって意見を聞いて下さったので、熱い議論になりその結果 「 ワクチンの問題点、タミフルの問題点を指摘しておくことが『適当』なのではないかと考え」て入れられたのでした。 S先生の提案は、夏のセミナーで、個人の行動(うがい、手洗い)が強調されたのとは全く違う授業で、これが健康問題から社会問題を考えるという授業なんだということをドーンと突きつけられた気がしました。しかも、患者(犯罪者のような扱いをされた)や弱者の視点に立って社会の問題を捉える授業に、心が揺さぶられていろいろ考えて悩みました。 『新型インフルエンザの感染・発病のメカニズム』や個人でできる予防を扱うことに重きをおくと「自己責任論」に陥ってしまうこと。これは愛知の例会でも議論になりました。でも、体の弱い子どもを持つ親の立場に立てばワクチンや薬のリスクを知っておくことはとても意義のあることだと思うので、授業でどう扱うのかが難しいと思いました。 また今の世間の動きを見ても、ワクチンやタミフルを否定するとどんな反感をもたれるかと。人間の体には病原体と闘う免疫の仕組みがあるということ、ワクチンや薬の問題点を指摘することは、慎重に扱いながらもK君のプランにも入れています。 詳しいことは、今週22日(金)19:00〜21:00、23日(土)9:00〜12:00タカツガーデンで学習会をしますので、そこで議論しましょう。 22日は、岐阜大の近藤先生が来られます。森のくまさんの「みんどこ?」ヤマユリの「ウンチの授業」の報告と近藤先生からの報告です。23日はインフルエンザとアスベストの教材研究です。どこか一部でもいいですから参加してください。22日は近藤先生も交えて交流会をします。
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