掲示板

どんどんどんどんどんどんどん書き込んでね

ゼミ活動報告掲示板 大学院ゼミ掲示板 夜ゼミ掲示板 三戸ゼミ写真館

三戸ゼミHP  ゼミ歌留多 朋の会   25周年掲示板  モバイル専用URL

1022549

  《NOTICE!》

(1) この掲示板は横浜国立大学経営学部三戸ゼミナール関係者を対象としています。関係者以外の書き込みはご遠慮願います。
   何かありましたら、こちら(管理人アドレス)までご連絡願います。
   三戸ゼミナールに関係する書き込みでないと考えられる場合、管理人の判断により削除させてもらう場合もございます。

(2) この掲示板では削除キーを使用した編集方法がとられています。
   同時刻に複数の編集が重なることで別の書き込みが消去されないよう、
   投稿の際は文章の「貼り付け」等を利用して、「記事の編集」画面に留まる時間を短くするようにご協力をお願いします。

《TOPICS ( 10月27日 更新)》

【企業番組勉強会】  No.520310月29日浩友会勉強会@予習編  No.5194第10回ビジネス企業番組勉強会@予習編   No.5183第10回日程調整・視聴番組公募   No.5166第九回報告 No.5139第八回報告  No.5129第七回報告!  No.4982★報告一覧 

【ベ ッ テ ィ ン グ】 No.5204プロ野球・日本シリーズ2016 No.51952016リオ・パラリンピックBETTING!! No. 5181リオオリンピック第一弾 8月14日まで! No. 5182リオオリンピック第二弾 8月14日まで!

【書店日記&今月の雑誌】   No.5189書店日記&今月の雑誌8月号  No. 51777月 No. 51726月 No. 51605月 No. 51504月 No.5130【書店企画・番外編】「新書大賞2016」を斬る!

【K-1 グランプリ】 No.51756・7月のキリ番報告 No.51613〜5月のキリ番報告 No.5134 祝 カウンター700000突破!  【No.48732014年K-1GP 【No.3920K-1グランプリ開催中! ⇒ 【No.4093報告要項

          Topics記録
名前 RSS
Eメール
題名
内容
画像
URL
削除キー 項目の保存 引用lot番号:
 

三戸ゼミ夏休み日記2013
No:4538 投稿者:三戸 投稿日:2013/07/30 Tue 00:17:38

2013


まだ、試験期間中なのだが、一足早く、始めさせてもらうことにした。
みな、日記は、その日その日を振り返ることができ、また後から見直すといいぞぉ。
2、3行でいいのだから。

○三戸(7/30,0:13)
また、今年も夏休みと共にNHKラジオ第1の「夏休み子ども科学電話相談」(月〜金8:05~11:45)が始まった。
毎年、夏の甲子園と共に楽しみにしている放送だ。
何が面白いか?
(@)回答者がどのように答えるか?
 以前書いたと思うので、詳しく述べないが、
 子供と一緒に聞いている親・保護者だけじゃない。
 「あんなこと言ってるぜ」と他の専門家・教師たちに思われないように、
(A)子供は、なぜその質問をするのか?
 言葉の奥底にある、本当に知りたいこと、聞きたいことを察しなければならない。
 これは結構むずかしい。
(B)本日(7/29)の放送から、回答の難しさを察することができる。
 ・「飛行機はどこまで高く飛べるか?」の解答の中で、〔推力、成層圏〕などの用語や、
〔なぜ飛行機は飛ぶか?〕の説明など、小学生には難しい。
・「クワガタの幼虫の雌雄の区別?」で〔葉齢〕という用語。
・「昆虫はいつ生まれたの?」に対して、〔多足類、甲殻類〕、〔昆虫は頭・胸・腹がある〕、〔4億年前ってわかる?〕

午前中聞く時間を持てない人たちも、録音、お盆休みの時、などで聞いてみて欲しい。

○笹井純也(8/1 23:54)
三戸先生、ありがとうございます。夏休み日記に参加します。
去年はほとんど聞けませんでしたが「夏休み 子ども科学電話相談」は僕も大好きな番組です。
先生のような視点で聞いたことがなかったので、今年は注意して聞きたいと思います。
矢島稔さんと田中修さんが私の好きな回答者です。その2人にはどのような特徴があるのか、なぜ他の回答者と違うように感じるのかについても同時に注意して聞きたいです。
また多方面で活躍する、渡部潤一さんの生放送でしかわからない人柄や質問への対応も楽しみにしています。

今日は一日中、8/3-4で行われる水問題の団体の出展の準備をしました。
7月の頭から会わずにいた仲間に会えて、嬉しかったです。
準備作業中にタイピングの速度に自分の成長を感じたものの、ミスタイプの多さがタイピング速度を遅くしている要因だと気づきました。
特にうまく力を抜く事と母音と子音の順序を間違えない事を意識して、もっと速く正確なタイピングを目指します。

○中村貴治(20期,22:29)
春学期末の慌ただしさが一段落つき、
「活動報告掲示板」で部屋を掃除することの重要さを
説いてくれた25期浦林君(リンク先最下部)にならい、
一通り部屋の整理を始めています。

内田樹は『知に働けば蔵が建つ』の冒頭で、
「教養」を「かたちのある情報単位の集積のことではなく、
…中略…情報単位の間の関係性を発見する力である」と定義しています。
私は部屋を片付けることで、物事に「積極的になる」という以上に、
わずかながら、「知的に活発になる」感覚を覚えます。
(学生にしては偉そうな言い方で、恥ずかしいですが)

それは、片付ける過程で自室にあるモノ(情報)を一度総覧するので、
「どんな情報がどこにあるのか」、頭の中で明確に位置づけられ、
「自分の部屋」という極めて限定的な範囲ながら、
ある情報が入った時に、別の情報と結び付けやすくなる、
つまり"情報単位の間の関係性を発見する"という「教養」の力が、
疑似的に発揮され易くためではないか、と考えています。

部屋を片付けてしばらく経つと、
「積極性」や「知的な活発さ」も平常通りになりがちなのは、
その力が「部屋を片付けるために情報を一度総覧した」という、
一時的なものにしか基づいていないからではないでしょうか。

片付けをすることで得る力は「勘違い」のようなものではないか、
という仮説ですが、とりあえずは定期的に「片付け」を続けることで、
少しでも情報の整理をつけ、貴重な休みを有意義に過ごしたいと思います。


○笹井純也(現在2年生 8/2 23:58)
京都大学霊長類研究所は、チンパンジーが地面にある岩などの位置を把握する「空間認知能力」を持つ事を発見したそうです(日本経済新聞 夕刊 2013年8月2日付 12面)。
「こうした能力が実験で確認された生物は、人以外では初めて。」、「ヒトも同じ能力があり、進化のナゾを解明する手掛かりになりそうだ。」とありました。
(研究成果が掲載された「サイエンティフィック・リポーツ」はオープンアクセス誌です。)


正直なところ私には、空間認知能力がどのようにすごいのか、なぜ進化のナゾの解明につながるのか、ピンときません。
むしろ、他の鳥や猿は空間認知能力を持っていない事へ驚きました。
ライオンなどの肉食動物は獲物との距離を把握するため、正面に両目が付いていると中学校で習いました。
これは立体把握能力とは別なのか、他の動物はどのように物を認識するのでしょうか。

また、新聞を読むだけでは細かい内容は分かりませんでした。
新聞は紙面に限りがあるため、詳細に書けないのは仕方ないと思います。
新聞とはどんな長所と短所があり、どうすればいかせるのかなどについて、私は今まで考えたことがありませんでした。
先生の夏休み子ども化学電話相談についての投稿や三戸ゼミお薦め情報コーナーを通じて、「選択基準、見る目」を養っていこうと思います。

○笹井純也(8/4 0:25)
今日は代々木公園で水問題についてのブース出展を行ないました。
子供から大人まで幅広い世代の方と話すなかで、話をする事のむずかしさと楽しさを感じました。
明日も早いので、メモ書き程度の日記とします。

○笹井純也(8/5 0:44)
電車の広告で、先月三戸ゼミの工場見学で行った、花王の「ウルトラアタックNeo」がありました。
宣伝文句は『アタック液体史上 史上最強の洗浄力がかなえる、時短革命!』です。
『洗濯機のスピードコースにおすすめ』、だそうです。

時短革命とある通り、今まで洗剤に必要とされていた洗浄力だけでなく、より早く汚れを落とす事を強調しています。
共働き世帯が増え、仕事や時間に追われる時代を予測して、洗剤による時間短縮という新しい価値観を作ろうとしたのではないでしょうか。
また、新しい洗剤の宣伝に電車の広告とは珍しいです。
よって、花王はウルトラアタックNeoに大きな期待を寄せていると予想をしています。

洗剤で時間を短縮しても、その短縮した分の時間を本当に大切に使うかは疑問です。
洗剤で時間を短縮するのもよいですが、私にはどこか根本的なところで違和感を覚えます。
しかしその違和感が何であるかはわかりません。


○中村貴治(20期,08/05,03:50)

三戸先生と佐々木さんが執筆された『バーリ=ミーンズ』と同じく、
経営学史学会から叢書として出ている、
河野大機(編著)『ドラッカー』文眞堂が、Amazonから届きました。

「まえがき」と数ページを読んだ段階ですが、
ドラッカーの大学での専門は、「国際法・国際関係論」であり(22歳で博士取得)、
企業とその経営についての研究にも精力を集中させることになったのは、
GMを研究した成果である『現代企業論』、『企業とは何か』(36歳)を著したことが契機である。
という経歴を読むと、
ドラッカー自身は「社会」を対象とした研究から入ったのであり、
その社会にとって企業の果たす役割が極めて重要だから、企業の研究に入ったのだ、と改めてわかります。
晩年に非営利組織の経営について論じたのも、ドラッカーにとっては全く自然に感じられます。

これだけでも、一般に認識されている「ドラッカー=企業のマネジメントについて論じた人」という理解では、
ドラッカーの思想・理論の一端にしか触れられていないことは、自明だと思います(非常に勿体ない)。
またこの夏にドラッカーの理論を規範論・理論・政策論の観点から整理し、
深めた三戸公『ドラッカー』(未来社)に対峙することが、楽しみになりました。

⇒中村君、なかなかのところを突いているんじゃないか?
 じゃ、なぜ「ドラッカー=企業のマネジメントについて論じた人」という理解、が一般的なのだろうか?
 「的確」ではないが、「誤り」でもない、という解釈も出来ると思うが…。

⇒三戸先生、せっかくコメントをいただいていたのに、
 確認できていませんでした。誠に申し訳ございません。
 いくつか仮説が浮かびますが、
 ドラッカーが企業のマネジメント(経営管理)の基礎として論じた、
 「産業社会」が、現実を捉えている分、当たり前の「前提」として受け入れられ、
 深く考えらず、その必要性もなかった(しかし、現在は「産業社会」自体が変わり目に来ている
 と考えられ、注目されるべきものになっている)のではないか、と考えています。


⇒笹井君、日記読んでます。
@「26期生」と名乗っていいんだよ。
自己紹介」もしたのだから、胸をはっていいでしょう。

A私が洗剤で時間を短縮することへの違和感をあえてあげるとすれば、
そこでは、洗濯にかける時間・行為が「ムダなもの」として排除されているわけですが、
本当にその費やされた時間・行為は「ムダ」だったのか、という疑問です。

そのような「家事労働」を通して育まれる倫理観、または勤労観などもあったのではないか、
家庭を維持する行為を、意識していないにせよ「ムダ」と見なしてよしとする習慣があってよいものか、
と思います。「時短革命」を全面否定するわけではありませんが、
その製品・宣伝文句では、そういった部分がスキップされていることに、違和感を覚えます。

○笹井純也(26期,8/5 11:33)
⇒中村さん、私も中村さんの日記を読んでいます。
@はい、ありがとうございます。
今回から26期と書いていきます。
改めて三戸ゼミ26期生になれたのだと意識して、夏休みを過ごしたいと思います。

Aの返事と、今日の日記はまた書きます。

追記(8/6 1:09)
A宣伝の違和感への返事、ありがとうございます!
家事労働のプロセスで育まれる倫理観、または勤労観……申し訳ないのですが、
なんとなくはわかっても、まだうまく飲み込めていません。
倫理観や勤労観、プロセスで育まれるものについて、しっかりと意識を向けたことがありませんでした。
どういう意味なのかや、ほかに身の回りに当てはまる例がないかなど、もう少し時間をかけて理解したいと思います。

中村さんに考えを述べていただけてうれしかったです!


今日は母の誕生日です。私の家族は5人家族なのですが、8月から11月まで一人以上、誕生日の人がいます。
そのため私にとって8/5は母の誕生日だけではなく、家族全員の誕生日を身近に感じる日であり、気が引き締まります。
いつまでも家族全員元気でいてほしく、やはり大切にしたい一日です。

しかしながら現在私は広島にいます(実家は神奈川県です)。
広島にいる経緯は省きますが、誕生日に息子がいないのはおそらく複雑な心境なのだろうと思います。


ところで私の日記を見ると身近な話題ばかりなので、これから意識して遠い話題も書きます。

⇒三戸(8/6,4:02)
 笹井君、偉いなぁ…。
 中村君、ありがとう。
 
 洗剤による「時短革命」だが、
>洗剤で時間を短縮しても、その短縮した分の時間を本当に大切に使うかは疑問です。
 ⇒「大切に使う」とはどんな使い方だろうか?
  休んでいてはいけないだろうか?
  ・cost−benefitで考えたとき、
   洗剤で環境破壊していたり、浪資源であるなら、
   「大切に使わない時間短縮」は否定されるべきかもしれないが…。
  ・夜間に洗濯機を使うなら、騒音が短時間の方がいいのでは?
  ・使う水・電気のことを考えても、時短の方が望ましいのでは?
  ・家事に費やす時間を無駄と考えるべきか、どうか?
  以上、思いつくままに「反論」を書いたが、君の「思い」はわかるような気がする。 

>洗剤で時間を短縮するのもよいですが、私にはどこか根本的なところで違和感を覚えます。
 しかしその違和感が何であるかはわかりません。
 ⇒その「違和感」こそ、近代が引き起こした「現代の病い」ではないのか?
  「時短洗剤」以外にも「違和感」を感じることはないだろうか?
  違和感を感じるものの共通点を考えてみたらどうだろうか?

○笹井純也(26期,8/8 6:40)
⇒先生、ありがとうございます。
先生の「反論」に対して、説得力のある反論を考えられませんでした。
自分の言葉がおこがましく、洗剤の宣伝広告のように時間を短縮した方が良い気がしてきます。
休む時間や環境への影響の視点が欠け、騒音を聞く周りの人の立場にも立っていませんでした。
もっと深く、色々な立場から考えなければ、上手な疑問や意見はできないのだと思いました。

どこかは覚えていませんが、似た「違和感」は時々感じます。
近代が引き起こした「現代の病い」とは何か、どのように違和感とつながってゆくのか、
楽しみにしながら違和感を探し共通点を考えたいと思います。


日記が滞っている事、すぐに先生へ返信していない事、申し訳ありません。
8/5-6の広島での体験や雰囲気に圧倒され、やりきれない気持ちでいっぱいです。
二日経ってかえってその気持ちは大きくなり、まだまだ心の整理はついていませんが、
また日記を書きはじめたいです。

○笹井純也(26期,8/9 2:09)
今日は父の誕生日、私にとって夏休み初の吹奏楽団の練習、留学する同期の壮行会がありました。
しかし、ふとした瞬間に広島の体験が思い浮かんで集中しきれませんでした。
父や同期にとって今日は大切な一日であるのに意識をそちらへ向けきれず、申し訳なく思います。
今回の広島行きや去年のカンボジア旅行などの私にとってインパクトのある体験では、その体験が終わった後の気付きの方が、その場で感じる事よりも多いです。
例えばカンボジアから日本に着いたときは、日本の子供の肉付きの良さ(どちらが健康的かは私にはわかりません。)や水洗トイレの流れる水量の多さ、大半の日本人の元気のなさに大きな衝撃を受けました。
カンボジアでの体験はそれまでの私の価値観を少なからず変えています。
今回の経験を通じてどのように心境が変化するのでしょうか。
少しだけ楽しみになってきました。

○笹井純也(26期,8/10 1:26)
各電車により電車広告に違いがあります。
東急東横線のつり革広告には渋谷駅での「渋谷大古本市」、国立新美術館の「アメリカン・ポップ・アート展」、
横須賀美術館の「日本の「妖怪」を追え!」など、イベント広告が貼られています。
しかし東海道線にはイベントのポスターはありません。
また、東急東横線は構内での行動の注意書きがありますが、
東海道線にはありません。

東海道線普通電車の方が、東急東横線より電車内に広告が敷き詰められています。
同じ東海道線でも湘南ライナーは広告がすくなく、
車両の端に1枚ずつ合計4枚しか貼られていません。

○笹井純也(26期,8/11 0:43)
・ムシムシした夏の、さわやかな仕事人
今日は母校の吹奏楽コンクールの手伝いをしたのですが、
駅から会場への道で迷ってしまいました。
このままでは集合時間に間に合いません。
そのため、政治家のビラ配りをする人に会場の場所を聞きました。

すると、一人に声をかけたのにもかかわらず、近くにいたもう一人のビラを配る人までも
「どうなさいましたか?」と駆け寄ってくれました。
さらにスマホでの地図検索、途中までの道のりの同行までしてもらい、
無事、集合時間までにたどり着けました。

このやりとりを通じて、私は非常にすがすがしい気持ちになれました。
これは思いがけず丁寧に扱われてうれしかったからだけではなく、
片手に持つビラのキャッチコピー、「このまちの熱血仕事人」を
有言実行していたからこそ、より さわやかな気持ちになれたのだと思います。

○笹井純也(26期,8/12 0:47)
日曜日の新聞は好きです(日本経済新聞しかわかりませんが)。
今日の日経にイシカワモズクについての記事がありました(日本経済新聞 朝刊 2013年8月11日付 15面)。
イシカワモズクは「環境省のレッドリストで絶滅危惧T類に分類されて」おり、
皇居の灌濠に生息するそうです。いままで存在すら知りませんでした。

新聞記事やネットには全体像だけでなく、顕微鏡写真が載っています。
それは精密で美しく、人為的な影響では絶滅させたくないと感じさせます。
普段は気づきませんが、身の回りにいる何気ない生き物でも
一つの芸術品のような美しさを持っています。
楽観的かもしれませんが、地球の美しさをもっと感じられれば
無益な殺生の抑制や環境問題解決の一助になるのではないかと思います。

芸術やスポーツに感動して人生が一転する話はよく聞きます。
もちろん美しいからだけではなく、表現しがたい迫力などからも感動します。
その感動とは、どれほど人間の行動に影響を与えられるのでしょうか?
広島やカンボジア、福島で音楽の力強さと同時に難しさ(壁?)も感じ、
広島の経験以来考えています。

遠い話のつもりが近い話になってしまいました。

○笹井純也(26期,8/13 2:19 )
今日はもともとのんびりする予定だったのですが、非常にのんびりしました。
好きな音楽や甲子園を聞き、新聞と小説を読み、一日外に出ませんでした。
新聞を読んだ時も政治への意見を考えるようなことはせず、ただ読むだけです。

ただ、不思議と満足も後悔の念もありません。
これは時短革命で短縮された時間を大切に扱うのかという疑問に対する、
先生の「休んでいてはいけないのだろうか?」という指摘に関係する気がしました。
(倫理観やプロセスで育まれるもの、そして違和感を感じる共通点はまだ見つかっていません。)


夏休みに入り外に出た活動はしていましたが、春学期の授業の深堀や文章の見直しは行なっていません。
現在この日記には、ただ書きたい事を書いてしまっています。
すでに夏休みは六分の一が過ぎました。改めて気合を入れ直します。

○笹井純也(26期,8/14 1:31)
広島に行った際、本屋と古本屋にも行きました。
さすがは広島というべきか、原爆に関しての本が多く置かれていました。
原発の本や憲法についての本も数多く置かれていた事が印象に残っています。

それに対して小田原、横浜の本屋は原爆の本は比較的少なく、
零戦についての書籍が平積みされています。
小田原と零戦に関して特に大きなつながりはなく、去年は山本五十六や太平洋戦争全体などの幅広いテーマを扱っていましたので、
なぜ今年零戦の本が並ぶのか疑問を持ちました。
零戦が平積みにされている理由は、おそらくは宮崎駿監督の『風立ちぬ』の影響です。
書店の場所による品揃えの差と、宮崎駿の影響力を実感しました。


また、富士山世界遺産フェア、夏の文庫フェアは行なわれても、
風立ちぬの零戦関連フェアは行なわれていませんでした。
フェアの開催は作品の意図と異なる事と、戦争はデリケートな問題であるからではないかと仮説を立ててみました。
公式ホームページの企画書によれば、「この映画は戦争を糾弾しようというものではない。」、
「自分の夢に忠実にまっすぐ進んだ人物を描きたいのである。」とあります。
また、フィクションでありつつも堀越二郎を描いた作品、戦争に触れた作品であるため、
フェアの気軽さ反感を覚えられ、一緒に並べた本の責任を問われる可能性があります。
そのため、小田原と横浜の書店はフェアをせずに零戦についての本を並べたのだと思います。

○杉山@3期(8/14 12:37)

笹井くん、日記いいでねぇ。読んでますよ。
コメントさせてくださいな。

>なぜ今年零戦の本が並ぶのか疑問を持ちました。
>零戦が平積みにされている理由は、おそらくは宮崎駿監督の『風立ちぬ』の影響です。
>書店の場所による品揃えの差と、宮崎駿の影響力を実感しました。

「風立ちぬ」。先日家族で視ました。
関東大震災から終戦まで、ゼロ戦の設計者とその妻(労咳で亡くなる)のお話しです。

子供たち(高2、中2)の反応が面白かった。
トトロやラピュタのように単純に面白いと喜べない。
戦争に負け、最愛の人が亡くなる結末としてはかなりさびしいお話しです。

次男(中2)は主題歌の「ひこうき雲」(荒井由美)があまりに映画にぴったりなので、
昔からある歌だと知ってびっくりしていました。

>また、フィクションでありつつも堀越二郎を描いた作品、戦争に触れた作品であるため、
>フェアの気軽さ反感を覚えられ、一緒に並べた本の責任を問われる可能性があります。

本を並べる責任とは面白い視点です。古本者などでたまにこの選び方は・・と思うときはあります。
本屋の店員のセンスと意識(倫理観)が問われるところですね。


○杉山@3期(8/14 12:58)

笹井さんにならって日記を少し。

みなさんはNHKの大河ドラマ「八重の桜」を見ていますか?
先日、夏休みにチャンスがあって、会津に行くことができました。
白虎隊が自決した「飯盛山」、会津藩が籠城した「鶴ヶ城」に行きました。

日本人同士がなぜ殺しあわなければいけないのか?
政体を変更するためには血がどうしても必要だったのだろうか?
海がないということは会津にとって致命的だったなあ。

そんな思いで、いろんだ資料・写真を見ていました。

一方でこの時代の人の写真ってたくさんあるんだなあと。
特に会津藩、薩摩藩、長州藩、新選組など多くの人の写真を見ることができました。
僕の先入観もあるのしょうが、全ての人に共通して感じられたのが「覚悟」でした。

普段は役者を通してその人となりを考えるのですが、写真をみるとちょっと
違う感じを受けました。少しでもその時代の空気を感じたい人は是非。

○笹井純也(26期 8/15 1:32)
⇒杉山さん、コメントありがとうございます。
今日、友達と『風立ちぬ』を観ました。
「ひこうき雲」は昔からある歌だったのですか。
この映画のために作曲されたと思っていたので驚きました。

杉山さんのおっしゃる通り単純に面白いと喜べませんでしたが、私は見てよかったです。
夢を追いかけ一生懸命になる美しさとその夢のために愛した女性の傍にいられないジレンマ、
飛行機製作にかかる多額の費用と貧困対策にかかる予算の配分、
飛行機製作と戦争活用の矛盾など、トトロやラピュタとは違う何かを考えさせられました。


「八重の桜」は見ていません……。
ただ、小学校中学年の頃でしょうか、夏の家族旅行で白虎隊自刃の地に行きました。
当時はただただ怖く、自分は白虎隊の年齢になってもできないだろうと感じました。
(勘違いで自殺したと聞いたので、「幽霊になった後つらかっただろうな。
僕がもし自殺するなら勘違いしないようにしよう」と妙な考えを持った事は覚えています。)

白虎隊の年齢を上回りましたが、白虎隊や薩摩藩ほどの「覚悟」は全く持てていません。
写真からにじみ出るほどの「覚悟」とは、どれほどの覚悟なのか想像もつきません。


今日は済美-三重の甲子園、『風立ちぬ』を観ました。
どちらも一生懸命の美しさがありました。美しいならば一生懸命である訳ではないですが、
一生懸命であれば美しいと思います。それは先天的な美人(イケメン)の美しさとも、
音楽や美術作品の美しさとも、広島で感じた迫力ある美しさとも違います。
こうして考えると、美しさにはいくつもの種類があります。

上の文章は美しさの種類を指し示せていません。
「言葉が足りないとサルになる」らしいので、
読みやすくわかりやすく、そして美しい文章を書けるヒトになりたいです

○杉山@3期です(2013/8/16 12:52)

一生懸命は常に美しいのだろうか? → 僕の応えは「ノー」です。

人間はどういうときに「美しい」と感じるのだろうか?そもそも「美しい」とはなんだろうか?

「何事もまず一生懸命やれ」と父に言われ育った私は「一生懸命」にまず「好感=好き」を持ちます。
たとえ、結果がでなくても、方法がちょっと間違っていても、かっこ悪くても。

だから「かっこ悪い」と「美しい」と思えないんだなあ。

図解するとこんな感じでしょうか?

一生懸命 → 良い(好き)+型 → 美しい

「型」は「美しい」を体現するような。先日、息子にくっついて剣道の練習に行って、師範たちの
動作の美しさに驚きました。彼らすでに「自然体」、全然「一生懸命」ではないんだよね。

ちょっと検索したサイトでは「美しさ」下記のように定義していました。

「人間が対象の中から何らかの法則を見出した時の感覚であり、またそれは知的欲求を満たした快感である」

面白いね。お昼休みが終わるのでこの辺で・・



【natunikki2013】

Pass



Number
Pass
SYSTEM BY せっかく掲示板