[38195] コードギアス 追憶のエミリオ MEMORY−14 スモレンスク U |
- JIN - 2018年06月10日 (日) 14時01分
スモレンスク市郊外。
その西側において大きく展開している、GCの多くの戦闘艦艇やKMF群。
中央のG1ベース。
その艦橋部の中での大会議。
副騎士団長の一人、コンスタンス・アーウィングをはじめ、「九本槍」の面々や上部クラスの面々が顔を揃えている。
ヴィクトール・ヨーゼフ・クロックシュタイン。
アリアナ・アーデルハイト・ヴァイトラント。
クリフォード・アーウィング。
フランシス・ゴーザルス。
ロザムント・クレメンタイン。
アーマンド・ド・サン・ジル。
マルグリット・ド・ヴィヨン。
いずれも錚々たる戦歴並びに血統を誇る面々である。
その彼らの前に展開される状況図。
「見てのとおりだ。この通りに、敵軍が進行して来る。その戦力は少なく見積もっても我々の三倍だ」
「となると、正面切っての戦いは我々の不利になるわけか」
「くだらない。あんな連中。正面から思い切り突っ込めばすぐに崩れるでしょ」
「まあまあ義姉上。抑えて抑えて」
「そうは簡単にいかんぞ。敵の中には例のポーランドの『雷光』もいるらしい」
「フェイントの名手だそうですからね。下手に力任せに突っ込めば、すかされて包囲殲滅される可能性も高いかも」
「なに!? するとあたしが下手をするってんの!?」
「まあまあ。落ち着いてくださいよ。クレメンタイン卿」
「で。スモレンスク市の方は?」
「あちら側が馬鹿をやってくれたおかげで、取り敢えずはこちらの側に付くらしいが」
「形勢しだいではどうなるかですよね」
「しかし。我々にはここで生きていく以外にもはや道は無い。というわけでこの作戦で行きたいところだが、意見は?」
「…」
「無いようだな。では準備に掛かってくれたまえ。諸卿」
「イエス!! マイ・ロード!!」
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