| [1030] 《零〜1day〜》 |
- 蘭 - 2005年11月03日 (木) 22時10分
RES
入ってきた二人の死神を見て、軽いざわめきがおこる。
「どういう・・ことです?総隊長さん。」
全員の思いを代弁するように、三番隊隊長・・市丸ギンが声を出す。
「見ての通り。この二人には、これより零番隊の隊長・副隊長をやってもらう。」 「零番隊・・?」 「あぁ、そうじゃ。紹介せい。」
その総隊長の声で、女が一歩前に出て話し出す。
「宰奏 嶺舞(さいそう りょうぶ)。零番隊隊長。」 「櫂山 凍真(かいざん とうま)。零番隊副隊長。」 『・・・・・』 「馬鹿もん!完結すぎるわい。もっと話すことはあるじゃろう。」 「べっつにいいだろ。総隊長が適当に説明してくれよ。めんどくせぇ。」
男のような喋り方で総隊長に文句を言ったのは、宰奏嶺舞。 美しい顔立ちに、高めの、よく通る声。それなのに、口調はまさに男そのもの。
「そんな言い方はないだろう。俺達のことだ。俺達が説明するのは当然だ。 そして、零番隊についての詳しい説明は、もちろん隊長の嶺舞から、というのが筋だろう。」
もっともな正論を言い放ったのは、櫂山凍真。 隊長である嶺舞にも、敬語を使うことはなく普通に喋っている。
「なんだよ、結局凍真も説明してくねぇんだろ?めんどくせぇよ。」 「それなら、この話は全部なしじゃな。」 「うっ・・わーったよ。説明すりゃぁいいんだろ! おい、てめぇら、しっかり聞いとけよ。1回しか説明しねぇからな。」
まだ今の事態に付いていけていない隊長・副隊長の面々を指差し、睨みつけ、嶺舞はそう言い放つ。
「えっ、あの・・どういう・・」 「黙れ、六番隊副隊長・阿散井恋次。」 「っ!何で、俺の・・」 「その事も今から説明すんだよ。黙って聞いてろっつーの。 今からは、私の独壇場だ。」 ニッと気の強そうな笑みを浮かべる嶺舞を見て、凍真は小さく溜息をついた。
「(まったく・・・話したいのか話したくないのかわからないな)」
<後書き>
凄く中途半端なところで終了・・。 この後長くなるので。 ・・・・・今の時点でよくわからんです; 全然、話の流れがつかめない・・・。 多分、隊長さんは女だけど男っぽくて副隊長は冷静なんだと思います。(おい) ギンを喋らせたのは私の個人的な趣味です。 で、恋次が怒られたのは今後の展開にあわせてです。(本当かどうかは測りかねます)
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