”課題明確、納得の敗北”
ドローでも妥当であった内容も、敗北という課題がはっきりと浮き彫りにされる結果はむしろ今後には良かったのではないだろうかと思わされる。
　前回「替えの効かない選手」としてあげた村山君を
はじめ、今日のゲームは中盤のキープレイヤーを３人
（ルル・日高・村山）失った中でのゲーム。それでも違う長所を見せ、サッカーの質そのものは桐蔭が上と見えた。よく体を張り踏ん張ってはいたが、後半勝負所の我慢比べの時間帯で相手より先にチーム全体の足が止まってしまった。お互いの中盤が間延びした体力勝負のサッカーになっても、武南の選手は足が止まらなかった。逆に桐蔭は前半からのＤＦへの負担がジワジワと効いてしまっていた。そう、どこかの国の代表が演じたオーストラリア戦のように。特にＭＦの足が止まったのは致命傷でインハイ予選時のような波状的に繰り返す攻撃が単発に終わることが多く、その内に中盤でのパスミスを奪われカウンターを食らう厳しい展開に自分達でしてしまった。ヒデやオシム氏じゃないけど走れないことにはサッカーにならない。ｲﾝﾊｲ本番、そして冬に向けて走りきれる個を作ろう。
　加えて、「審判の講習会なのでしょうか？」と尋ねたくなるドタバタレフェリング。GKをｽﾛｰｲﾝと間違えそうになってもう浮いてしまいｵﾌｻｲﾄﾞを見落とす副審。
ﾀｯﾁを割ったｱﾋﾟｰﾙに気をとられて直後のﾌｧｰﾙを採用するタイミングを失ったあげくｺﾞｰﾙにならなかったことにホッとして作り笑顔でごまかす主審（ﾌｧｰﾙの内容はｶｰﾄﾞだよ！）。極めつけは少なくとも３度は訪れた間違いなくＰＫ！の笛を吹く勇気なく、はるか遠いｾﾝﾀｰｻｰｸﾙでﾌｧｰﾙなしのｼﾞｪｽﾁｬｰ。そんなﾎﾟｼﾞｼｮﾝで何が見えるんだい？よくぞ暴風県の主審の如くｼｭﾐﾚｰｼｮﾝの笛は吹かなかった。でも講習会だったのなら間違いなく不合格ですね、残念！（古くてｽﾐﾏｾﾝ）。Ｊクラブ所在最多県なのにﾎﾞｺﾎﾞｺﾋﾟｯﾁとﾎﾞｺﾎﾞｺﾚﾌｪﾘｰしか準備できないのが悔しく情けない。
　それでも条件は相手と同じ。まして冬は再びこうした条件下で闘わねばならない。それでも結果を残せるﾁｰﾑになろう。そして最終戦は勝ちかﾄﾞﾛｰで次がある。ｱｯｽﾞｰﾘﾌﾞﾙｰ、ﾚ・ﾌﾞﾙｰ共にﾌﾞﾙｰには勢いがある。桐蔭ﾌﾞﾙｰ、強者の証に鈴(ﾍﾞﾙﾏ)を叩き割れ！