今年のインターハイの神奈川県予選は一般的に言うと、波乱続き。まあサッカーに確実勝利などはないことからいけば、選手達に“波乱”という言葉はない。その日の気持ち・体調・チーム戦術等18歳の子供達の心のうちは微妙に変化するもの。
今日は前に試合の間は雨も降らずに、このままのコンディションでいけるかな・・と思っていたら、終了と同時に雨が落ちてきてやや厳しい状況に変わってきたぞ〜

　vs　慶應義塾高　11:30　＠東海大学Ｇ

GK　1 武田
DF　2 山口　3 木村　5 松井　6 前田
MF　15 荒瀬　20 村山　10 小澤　9 高橋育　7 日高
FW　11 菊池
途中選手交替
　後半25分　11 菊池 → 8 中村
　後半30分　7 日高 → 13 藤澤
　後半30分　9 高橋育 → 24 岡山
　後半32分　5 松井 → 23 久保

得点　前半0-0　後半2-0　合計2-0で勝利！！
得点者　
　後半6分　小澤（GKを追いかけループシュート）
　後半27分　小澤（荒瀬のセンターリングを頭で）

戦評
　いつもはスロースタートな桐蔭サッカー。しかし今日は開始早々CKを取るなどかなりアグレッシブな展開で試合が始まる。相手慶應は桐蔭の各ポジションにしかっりとマークをつけて仕事をさせない作戦。試合開始当初よりかなり運動量が豊富（試合の最後まで持つかが鍵となるだろう・・）。今日の桐蔭の狙いははっきりとしており、雨でスリッピ―なグランドを逆に利用して、細かいパスを繋いでくる戦術だ。しかし相手の頑張りもあり、前半は0-0で終了（前半の相手はシュートがほとんどないが、1本ミドルで打ったボールが桐蔭ゴールのバーに当たる。これにはびっくり）
　後半も同じ展開で相手ゴールに迫るも、ゴール前の詰めが甘く、得点にならない。と思っていた後半6分待望の先取点が意外な形で生まれる。GK武田君の蹴ったGKが相手陣深いところまで飛び、これを追いかけた小澤君が、相手GKと入れ替わるようにループシュート。これが無人のゴールに吸い込まれ1-0となる。これで慶應も攻めざるとえない展開となる。しかし後半途中から慶應も、前半の運動量が逆に体力を奪う形となり、少しずつマークがずれてきた。後半27分高橋育君が中央でボールを拾い、右サイドの荒瀬君へ丁寧なパス。一人をかわした後、余裕を持って荒瀬君がセンターリング。ここに小澤君が飛び込み頭で合わせ追加点。このときもゴール前はフリーな状態であった。慶應の守りもやや疲れたという感じ。このままホイッスルとなる。
今日はDFに昨日の試合で怪我をした中島君に替わり、木村君が出場。持ち前の高さを生かし、相手のFWに入るハイボールにはことごとく勝っていた。またセットプレーでも惜しいヘッディングシュートもあり、桐蔭の層の厚さを感じた試合であった。これからも長丁場。怪我などで替わりに出場した選手の状態も重要となってきます。

　次はいよいよ準決勝。この試合に勝てばインターハイ出場が決定します。次の相手は厚木北高。相洋高を延長の末破ったチーム。また一丸となって桐蔭に向かってくると思いますので、一週間で再度コンディションを整えて、試合に臨んで欲しいと思います。

桐蔭サッカー頑張れ〜〜〜