アニメぶろぐなBBS

うる妻の半分ブログな掲示板です。
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[49583] 題名:最近見たアニメと師走・12月20日~ 名前:管理人・うる妻 投稿日:2025年12月20日 (土) 10時14分


おはようございます。

関東のこちらは早朝は晴れていましたが、今は曇り空になっています。


昨日は冷蔵庫の中と裏と後ろと下、洗濯機の下の掃除を終了しました。
残すはガス台まわりくらいかな。毎年コイツがラスボスです。
でも動かすのがメンドクサイだけで、そんなに汚れてはいないはず...

そろそろ年賀状の用意もしなければ。

[49584] 題名: 名前:管理人・うる妻 投稿日:2025年12月20日 (土) 10時34分


★H3ロケット打ち上げは22日の朝10時30分に再設定。
今度こそ無事に上がりますように。

★今夜8時のNHK「新プロジェクトX」はSORA-Q特集。
配信もあります。

[49585] 題名: 名前:管理人・うる妻 投稿日:2025年12月20日 (土) 14時10分


「機械じかけのマリー」の第11話を見ました。

お風呂場に閉じ込められてしまったマリーとアーサー。
ああもうじれったい!

しかしあの清掃員、他の作品から来たみたいなキャラでしたね。


黙っていればこの先もメイドを続けられるのに、契約違反でクビになっても、
アーサーの記憶を取り戻す方が大事と、解毒剤を手に入れるため敵地に向かうマリー、
その覚悟にアッパレ!

相手の幸せを願うことこそ本当の愛という、ラブコメの神髄を見せてくれた彼女の
最後の戦いに期待します。
マリー2も頑張れ!

[49586] 題名: 名前:管理人・うる妻 投稿日:2025年12月21日 (日) 09時16分


おはようございます。

関東のこちらは朝から小雨になってます。

天気はそんな感じですが、気温はそこそこあって助かります。
(オババなので、体が冷えるとあちこち具合が悪くなる)



昨夜の「火星の女王」第2話もリアルタイムで視聴しました。
ますますもってキナ臭くなる二つの惑星...

登場人物が多いし、画面が暗いし、似たような人がいるしで、
オババはついて行くのが大変です。後で一気見するのが正解かも。
(録画はしてある)

ところで火星のラジオ局“アルトコロラジオ”って、その名前はどっから?
クチビルがブ厚いDJが「ぶるぶるぶるぶる~~~」とか言って出てきそうですが。

[49587] 題名: 名前:管理人・うる妻 投稿日:2025年12月21日 (日) 10時22分


昨夜の「SPY×FAMILY」の録画を見ました。
ウィーラー編の2回目です。
原作は読んでますが、絵が動いて音が入ると、やはり良いですね。

ユーリは仕事だけはできるヤツ。仕事だけは。
ブチギレトバリコワイ。
愛する人が悲しむ顔を見たくないのはロイドも同じ。

[49588] 題名: 名前:管理人・うる妻 投稿日:2025年12月21日 (日) 18時17分


そろそろ月刊フラワーズ1月号の感想に行きたいと思います。
例によって気になったものだけ、ざっとですけど。


ミステリと言う勿れ/田村由美

★天達先生の波乱の無人島ゼミ合宿。
整は一人でいたところを崖から突き落とされてしまいます。
幸いガロが通りかかり救助してもらいます。

整を突き落とした者はイタチの着ぐるみを着ていました。
今この島にいる人でイタチの着ぐるみを着るのは百々先生しかいません。
すぐに百々先生に確認しますが、イタチの着ぐるみは無くなっていました。

一方、メンバー内に生まれたモヤモヤは、お互い話し合うことで解決しつつありました。
レンは整に謝罪し、フワと水音は本音を吐き出し打ち解け合ったところに、
百々先生の誕生日パーティが始まります。
一同がケーキをつつき始めたところで、百々先生の口から物騒な言葉が発せられました...

◆「親殺しの話」って、また物騒極まりないな。
でも「ミス勿」はこじれた親子関係の話が凄く多い作品でもあります。

整を突き落とした犯人がイタチの着ぐるみを着ていた時点で、百々先生はシロでしょう。
それにしても突き落としはこれで二人目です。
整は一瞬、池本さんか風呂光さんら刑事さんたちに連絡しようかと思いますが、
お尋ね者のガロくんの存在を思い出して断念します。

犯人は整やガロくんの、そういった事情を知った上でやってるのかな。
だとしたら、人物像はかなり絞れそうですが。

フワと水音のモヤモヤは、お互い相手のことを思ってやっていたことが原因でした。
それがゼミの課題の大量死事件の答えになるのかも?

整は何かに気づいた様子があります。
それは何...と気になるのですが、続きはいつになるのか書いてありませんでした。

[49589] 題名: 名前:管理人・うる妻 投稿日:2025年12月21日 (日) 18時18分


あらあらかしこ/波津彬子

★主人である高村先生は湯治に出かけ、深山は猫の櫨染さんとお留守番。
なぜか来客が多く、しかも怪しげな者もチラホラいる雰囲気です。
そうこうするうちに、なじみの書画店の主人が訪問、
手土産の亥の子餅を見て、深山は先日届いた不思議な手紙を思い出していました。

◆この1月号を買ったのが11月(亥の月)なせいか、あちこちで亥の子餅の画像を見ていたので、
ああ、アレかとなりました。残念ながら食べたことはありませんが。

“あらあらかしこの人”は旅先でこれをご馳走になり、その時に聞いた怖い話、
山神祭りの日にイノシシの怪物に襲われた猟師のことを手紙にしたためていました。

でも私には、主人の留守を狙って上がり込む女詐欺師の方が気になりました。
生意気な口をきく謎の子供は妖でしょうね。
どちらも深山は気づかないまま、櫨染さんのおかげで無事に乗り切ることができました。


フラワーズ1月号の表紙は深山と櫨染さん、本編の表紙は高村先生と櫨染さん&猫たちでした。
今回、波津彬子さんの画業45周年とのことで、インタビューや作品年表、猫図鑑なども
掲載されていました。
私は「ふるぎぬや」と「あらかし」しか知らず、和の作品を描く人だとばかり思っていましたが、
洋物もとても多いのですね。意外でした。

「あらあらかしこ」次回は3月号だそうです。

[49590] 題名: 名前:管理人・うる妻 投稿日:2025年12月21日 (日) 18時18分


あっちゃんち/西炯子

★亜希子と正木との「あつ子争奪戦」が激化、負けたと思った亜希子が
故郷に逃げたところで、追いかけてきた大家さんと合流します。
家に戻ったら、当のあつ子が亜希子を探して「尋ね人」の張り紙して回っていました。

◆私が読んでいない間に、いろいろ進展があったようで...
あつ子さんは、かの「名犬ロンドン」的な人だなあと思ってましたが、
それは自身の幸せを追求する思いから出た行動のようです。

娘を捨てた父親なんか捨てちまえ、しあわせな独りぼっちを目指せという
大家さんに全面的に同意します。
亜希子も頑張って幸せを掴んで欲しい。


神無月紫子の優雅な暇潰し/赤石路代

★ホームシックの真白を励ますために奄美式お正月に挑戦する紫子さまですが、
奄美のお正月にツワブキ(リュウキュウツワブキ)が必須と知り、
その確保におおわらわとなります。
でも仲間たちの努力と紫子さんの人徳で、りっぱなお正月を迎えることが出来ました。

◆門松はお金を出して買うという認識でしたが、昔は身近にあるもので自作したのでしたね。
お正月に直接関係は無いけれど、途中で挟まれる終活とか相続の話には、
ちょっと身につまされる気がします。

[49591] 題名: 名前:管理人・うる妻 投稿日:2025年12月21日 (日) 18時18分


狼の娘/小玉ユキ

★ワイン農園に戻った月菜たち。
自立したいと考える月菜に対し渋る颯。
私なら恋人の自立を阻むような男はちょっと...です。
キリトはどうするだろう。


異形の仕立て屋さん/いわさきふみ

★開店第一号のお客さんはケンタウロスだった! という内容の短編。
何のために装うのかというオシャレの基本な内容を、ブッ飛んだ設定で読ませてくれました。
(できればケンタウロスの馬体、もうちょっと頑張って欲しい)


地域の相楽さん/花木アツコ

★相楽さんが謎の男と付き合っているという噂に悩む重松さん。
噂を追って行ったら、相楽さんの歌による熱い告白を聴くことになりました!なお話。
ドロドロした恋愛物は苦手だけど、真面目で熱い恋愛物はけっこう好きだぞ私は。


数字で遊ぼ/絹田村子

★ゼータ関数と素数とパンツでした。
思考はブッとんでるけれど数学だけはできる夏目...
下着泥棒は天罰受けたけど、濡れ衣着せられそうな横辺くん、ご愁傷様。

[49592] 題名: 名前:管理人・うる妻 投稿日:2025年12月21日 (日) 18時19分


ほか、

好きになった女の子が殺人犯の娘だった「青い冬の音色」(白水こよみ)、
ラーメン屋で初デート「ラーメン日和」(さくら和アスカ)など、
新人さんの読み切り作品が印象に残りました。

そのほか「黒衣の守護」「黒薔薇アリス」「緋のつがい」も掲載されてますが割愛しました。
「詩歌川百景」(吉田秋生)は、飛び飛びにしか読んでいませんが、
続けて読めたらいいだろうなあと思える作品です。いつも言ってますが。



2月号ですが、予告を見るとメインは「マロニエ王国」、次いで「ふしぎ遊戯」、
「獣医者正宗」という感じです。
私は次回は購入見送りかなあ。残念ですが。
(「ポー」の続きはまだ?)

2月号はふろく付きです。
1月16日から第2期が放送開始となる「葬送のフリーレン」のB5サイズのクリアファイルとのこと。
以前は「名探偵コナン」がふろくになっていたことがありましたっけ。
掲載誌の違いは今は関係無いのかな。
まあ、「コナン」より「フリーレン」の方がファン層が被りそうですけど。

以上、月刊フラワーズ1月号でした。

[49594] 題名: 名前:礼院坊 MAIL 投稿日:2025年12月21日 (日) 19時32分


こんばんは。

今月はいろいろと立て込んでしまい、少しご無沙汰してしまいました。

プリンプリン物語アクタ編、先々週と先週分をまとめて見ました。

ルチ将軍亡き後のアクタ共和国、ステッラとヘムラー大佐の権力争いがついに内戦になってしまいましたね。
でも銃撃戦は宮殿の中だけで行われてるみたい。国民が迷惑しないようにやってるところは良心的かも。

>ターカーの仲裁はステッラとヘムラーを結婚させようというものでした。
>双方は拒否。そりゃそうだ~(もっとマシな案を出せって!)。

漫画&歌舞伎「風の谷のナウシカ」を連想してしまいました!トルメキアとドルクの戦争を終結させるためにクシャナと
ドルクの皇子が結婚しようと双方が合意するシーンがありました。そのあとドルクの皇子が肉体崩壊を起こしたために
実現しませんでしたが。

なので「お、いい案じゃん」と思ってしまいました。でも祖国の存亡をかけて戦っていたクシャナ&ドルク皇子と、
ルチ将軍の腰巾着だったステッラ&ヘムラーでは器が違い過ぎましたね。

>プリンプリンの危機に気づいて大弱りなランカー。
>こいつのこんな姿、初めて見ました。

いちおう人の心は失ってなかったみたい。であるならば・・・

いっそのこと今度はプリンプリンが男装して名前も変え「プリンプリンは死んだ」ということにすればよかったかも。
ランカーはひどく悲しみ、おのれの所業を悔いて心を入れ替え、真人間になったかもしれません。


新型爆弾の爆発でルチ隕石も宇宙に帰っていきました。こういう結末だったんだなあ。
これでH3の打ち上げが成功してればもっとよかったんだけど。

>次回でアクタ共和国編は終了のようです。
>そして残念なことに番組自体もここで終了な様子です...

アクタ共和国編はプリンプリン物語の視聴率が急上昇した、この人形劇の転換点となった物語でした。
私もプリンプリン物語の記憶はこのアクタ編からです。「もう一度見たい!」というファンが大勢いたのでしょう。
その要望に応えて実現した再放送だったと思います。あらためて見直してその展開の面白さに惹き込まれました。

でも、このあとに続くどのお話しもみんな面白かったんですけどね。今は深夜枠もあるし、また再放送してほしいです。
アクタ編を放送しといて続きを見せないって法はないでしょう!

[49595] 題名: 名前:メタ坊 投稿日:2025年12月21日 (日) 20時47分

こんばんは。

 「火星の女王」について、2話までの内容で原作との差異を追記します。
原作は次の人が待ってるので図書館に返却済みのため、記憶だけで書いてますので
勘違いがあるかもです。

 原作はカワナベ、リリ、アオト、マルの四人の視点を切り替えながら進み、
そのうちの誰かと誰かが顔を合わせるシーンはほとんどありません。

 その四人の誰の話にも関わってくるのが大富豪ルーク・マディソンで、
原作だとこの人はもっと目立ちます。

 ドラマではリリを中心にみんなが互いに接点を持つみたいな感じですね。

 ISDAの強引な火星撤退と、残った者への生命維持装置の停止という残酷な仕打ち、
それによるタグ有りとタグレスの対立というのがドラマの構図でしたが 
原作では経済的破綻による撤退は人命を犠牲にするものではありません。
10年以上の時間をかけてゆるやかに行います。ただし、火星から地球への旅費を
自費でまかなえない人は帰還費用を借りることになって地球に戻っても一生働かないとみたいな。

 原作設定では火星には13のコロニーがありますが、ドラマではもっと小規模な印象。
入植から40年たっても火星は必要な資源の自給自足体制を整えられず、当てにしていた
レアメタル価格も暴落して経済的にはほぼ破綻状態です。

 コロニー1はA社、コロニー2はB社みたいにスポンサー企業がおり、ドラマでも登場した
NASAの国際版みたいなISDAという組織がスポンサーを募りながら開発を続けてきたものの
次々に見切りをつけてスポンサー企業が撤退し、ISDAがコロニーを単独で維持することも
難しくなってしまったため火星から段階的に撤収することが決まっているという状況です。
人間がいなくなった後はドローンに資源採掘を任せる予定です。

 ドラマでは自由開拓民みたいなのが先に来て後からやってきて管理社会を広めた
ISDAと対立するみたいな構図でしたが、原作ではISDAは最初から火星開発の中心です。
タグレスという管理タグを拒否した存在は原作では自由開拓民の子孫ではなく、スポンサー
企業が撤退して取り壊されたコロニーから追い出されても地球に帰還せず、火星に残ることを
選んだ人たちです。その時に体内のタグを自分で除去したのでタグレスです。
 ドラマでは最初からタグを入れなかった人たちがタグレス、原作では一度入れたタグを
自ら除去した人たちがタグレスと意味がちょっと違っています。

 最初に火星に入植した人々は借金を抱えていて、火星開拓民に応募すれば借金を帳消しに
するくらいのお金になると思って応募した人が多かったりしたようです。
 応募すれば来るときは旅費も出さなくてよかったみたいな。
カワナベのように地球にいられない理由があってやって来た人もいます。
 ISDAの職員はエリートのお役人で任期が終われば地球に戻るみたいなで、
もともと入植者と肌合いの違いはあるようです。

 13番目のコロニーだけはISDAに支援を受けず、民間企業が独力で開拓したもので
潤沢な資金を持っていて宇宙船も自前で運用でき、ISDAが火星を去っても自分たちは残ると
宣言しています。この企業のCEOがルーク・マディソンで、ドラマでは彼の属する企業ホエール社と
ISDAの関係が今一つわかりませんでしたが、原作ではISDAと拮抗する力を持った存在として描かれています。

 ドラマでは火星にも公的な警察組織があるみたいになっていましたが、原作ではありません。
消防団みたいな民間の自衛組織としての警察で、構成員は全員別に職業を持っていて何かあるたびに
あらかじめ登録した人の中からそばにいる人が招集されます。招集に応じれば手当が出ます。
 自治警察の人は基本的にそのへんの一般人で警察官としての特別な訓練も受けておらず
法律知識もあまりありません。
責任感も薄く本業が忙しいから、と任務途中で帰ってしまったりもします。
一番偉い人だけ専任のようです。タグシステムが導入されて人間の行動が把握されている火星では
犯罪自体があまり無く、そんな体制でも大丈夫だったようです。
 
火星で生まれた第二、第三世代は地球の重力に耐えられる身体にならないと帰れませんので
1G環境で訓練を積み、一定の基準に達したという合格証が地球に行くために必要になります。
肉体的にどうしても地球環境に適応できない人も少なからずいて、地球に帰れません。
ドラマには出てこないリリの親友も不適合者です。

 ドラマでは火星に残った人間は動力を切って見殺しにするみたいな言及もありましたが、
原作では独自路線のコロニー13が火星に残ることは認められていますので、ドラマのように火星に残れば
死ぬというわけではなく原作のISDAはそこまで悪辣ではありません。
 が、過去に疫病が流行った時に火星の人々よりも地球からの観光客に薬品を優先的に配ったとして
襲撃を受け、当時の火星局長が死亡して襲撃側にも死者が出たというできごとがありました。
 この襲撃事件があってからは自治警察とは別にISDAの軍が駐留するようになり、これも入植者から
見れば気に入らない存在になっています。駐留軍の発砲許可のような重要事項は地球におうかがいを立て、
往復20分かけて承認されないと動けないことになっています。

 開拓がはじまった頃にはインフラの維持のような業務はISDAが担ったものの住民の生活を支えるような
公的機関は無かったので、病院や学校、養護施設や職業案内所のような非営利の相互扶助組織が
自然発生的にでき、コクーンと呼ばれるようになりました。
 養護施設では火星で両親を失った子供などが暮らします。
 でもこの養護施設で育ったシュガーという人間が疫病の際にISDA支部を襲撃する中心人物と
なったためにコクーンは解散となり別の団体が養護施設などを運営するようになっています。
シュガーがドラマのように孤児の世話をしたり妻がいたという記述は原作にはなく、
どちらかといえば地球と火星の分断を煽ったテロリストのような印象です。
 原作のシュガーは過去の犯罪者として名前が出るだけで、リリ誘拐犯はシュガーを名乗りますが
名前を借りただけです。

 地球行きのロケットは2年に一度地球と火星の距離が近くなった時(小説内ではブルーウィンドウと呼ばれる)
にしか飛ばず、自費での地球帰還を目指す人にとってはそれまでに金を貯めて座席を確保しないと、
ということになります。

 ドラマではネメシス5というロケットが地球まで行くような雰囲気でしたが、火星と地球間の往来は
火星~フォボス間をネメシス5(ネメシスは女神の名前。5はエンジンが5基だから)という在来線
みたいなロケットで移動し、ここでFTLという新幹線か飛行機みたいな核融合ロケットに乗り換えます。
これで地球と月のラグランジェ点にあるISSまで行きます。核融合ロケットの噴射物は地球環境に
悪影響があるのでISS止まりとのこと。
 ISSから地球まではAAGという定期便ロケットで降ります。約4か月半で地球と火星を結んでいるとのこと。
FTLは Faster Than Light(光より速く)、AAGはAgainst All Gravity(全ての重力に逆らって)の
略だとのことです。入植開始時は8ヶ月半ほどかかっていたとのこと。
 その当時の宇宙船はホエール社に払い下げられて貨物船として現役で使われています。

 ドラマでは新エネルギー源になり得る新元素でマイクロブラックホールみたいな新発見から
話が動き出す感じでしたが、原作で火星で発見されたのは形状を変化させる結晶体で、
生命の可能性もあります。形を変化させるタイミングが離れた所にある結晶体同士で完全に一致しており、
光速を超える何らかの方法でタイミングを合わせていると思われます。
 この同時変化を妨害する方法も発見され、地球と火星に同じように変化する結晶体を並べ、変化するものを1、
変化しないものを0と置けば二進数で信号を送ることができる、つまりリアルタイムの通信ができることになります。

 この通信時のタイムラグは原作では繰り返し言及され、クライマックスでリリがタイムラグを使って
ある事をしようと提案します。

 地球と火星間の通信は往復で20分ほどかかり、この結晶体を使ってリアルタイム通信が可能になることは
意思決定プロセスに画期的な変化をもたらします。
 それに気付いた大富豪は自分の会社の科学者の発見であることから火星人を発見した、と大々的に
発表して自社だけで研究しようとしますが地球側はこんな技術を火星に独占させたくないので、
スパイにこの結晶体を盗み出させ、これを地球に奪われまいと大富豪はネメシス5への燃料供給
(彼の会社が担当している)を止め、誰も火星から出られなくします。

 たまたまこのロケットに乗る予定だったリリがドラマ同様に搭乗前に誘拐されていたため、
彼女の母親が権力で娘が救出されるまでロケットを止めたのだと疑われます。
 誘拐したのは火星独立を主張する過激派ですが、自給自足もできない火星独立の主張は
あまり相手にされておらず、すぐに鎮圧されてリリは救出され、過激派の一人が死亡します。

 火星には火薬を使った拳銃のような武器はなく、ネイルガンという建築工事用の釘打ち機を改造したものが
テロリストの武器として使われます。工事現場で壁や天井の骨組みにボードを縫い留めるのが本来の用途で、
密着させないと釘が出ませんが、これを改造して釘を飛ばすようにしたみたいな。

 キャラクターの違いとしては、ドラマのカワナベは何の学者かよくわかりませんが原作では生物学者で、
地球外生命を発見することに意欲を燃やし、一度は地上で発見したと思って発表したものの
STAP細胞みたいなことになってしまって学者生命を失い、大富豪に拾われて火星で生命体を
見つけてリベンジだみたいな。

 リリは出生の秘密など無くてISDAの種子島支部長(事実上の日本支部長)という要職にある母親の実子。
アオトとの交際は母親公認です。馴れ初めはアオトが火星で研修を受けた際に彼女が案内役だったみたいな。
 視力は後天的に失ったもので、一度地球に行きたいと訓練を受けて試験に合格しますが、
これは観光旅行であってまた火星に戻るつもりでいます。地球への撤退の動きの中で、彼女のように
地球に行けるのにまた火星に戻るという存在はきわめて少数派です。
母親は地球に戻ってほしいのであなたが引き止めなさい、と部下であるアオトにハッパをかけます。

 宮沢りえさんが演じたリリの母親タキマは、地球側の日本責任者として過不足なく動いていた印象で、
ドラマほど出番は多くありません。
 リリの父親については書いてあったかもしれませんが記憶にありません。

 ドラマでは「ポテト」とか「チップ」とかいう人物が出てきますが、原作ではこれらは
目の見えないリリが人を区別するために自分の心の中で勝手につける仮名で、本名とは全く違います。
 彼女は声にこのような仮名や仮想の姿を心の中で与えて、人を識別しています。
チップはドラマでは女性になりましたが、原作のポテトとチップはどちらも男性で、シュガーが作った
組織の流れをくむ反地球団体のメンバーみたいな。
 原作ではポテトもチップもたいして活躍しません。コーンという人物は原作には出てきませんし、
チップたちを育てたエマという女性も登場しません。

 ドラマでは精悍な印象のマルという女性警察官は原作では本業は修理屋さん。
徹夜でプリンターを修理した後に自治警察に召集されたりしています。
お金を貯めて地球に帰りたいと思っており、出動手当はいくらでも欲しいと断らないみたいな感じで
常に寝不足です。原作では地球に息子夫婦と孫がいるみたいでした。
 過去の襲撃事件にも出動しているので周囲からは修羅場を踏んだ大ベテランみたいに
扱われてしまっています。
 地球出身なので体幹が強く、たいていの火星生まれよりも格闘が強いという設定。

 コクーンで育ってチップとも旧知というわけではありません。ドラマでは旧知のチップに警察の情報を
流しているみたいなでしたが、原作ではコクーンの流れを汲む養護施設からISDA職員になったマイクという
人物が情報を流していました。マイクはドラマではリリの同級生として登場していますが出番は一瞬でした。

 ガレという女性はドラマでは火星の副支局長でしたが原作では支局長。植民者からは評判のいい人物で、
エリートです。その前任者がリリの母のタキマでした。タキマも火星局長時代は評判がよく離任後も
植民者から慕われています。
 ドラマではガレがシュガーの正体でしたが原作では善人です。原作でのシュガーの正体は全く別人です。

 アオト本人はドラマと原作であまり違わない印象ですが、ドラマに登場した彼の父親と祖母は原作には
登場しません。彼の祖父がカワナベの恩師で、カワナベが学会から追放されるきっかけを作ってしまっています。
 ドラマでは紀伊半島が故郷みたいでしたが原作では沖縄です。

 ドラマでは記者の北村は原作ではカワナベがアオトの祖父の下にいた時の同僚。
ドラマでは悪役っぽい事務総長も原作ではそういう役職の人もいる、程度の登場です。
アルトコロラジオもその関係者も原作では登場しません。

 原作では生命体がらみということで、宇宙人は本当にいるんだ!みたいな団体の人が出てきます。
ISDA職員だけど自分は本当のことを知ってるから宇宙人に命を狙われ続けているんだみたいなちょっと危ない人。
設定変更が無くてもこういう人はNHKドラマには出せなかったかも。

 大富豪ルーク・マディソンは原作では陰の主役なんじゃないかと思うくらいどこにでも顔を出してきます。
何を考えているかわからず時には違法行為も平気で行ううさんくさい、でも資金力と行動力バツグンみたいな人物。
ドラマでは黒人でしたがあのミスター・Xをどうしても連想してしまうので白人にしなかったのかも。

 原作では結晶体発見をきっかけに経済的に破綻して地球から見放されつつあった火星がまだいけるじゃん!
みたいになって、じゃあ火星独立も夢じゃないね!という人たちが動き出しちゃうみたいな話。
調子に乗って独立宣言とか出してしまうものだから地球側も鎮圧しないわけにはいかなくなり、
そうした混乱をどうやって収拾するかみたいな話になります。

 ドラマはそこが重力波やブラックホール、テラフォーミングなど出て来て風呂敷は広がったけど
はっきりした悪役を作って善悪対立構造みたいにしたので、わかりやすくはなったけどいささか
よくある話になってしまったような。
 これまでの火星開発と突然出てきたテラフォーミングが噛み合ってない気もしますし、発見された
ばかりのマイクロブラックホールを安易に使っていいものかとも。
 マイクロとはいえブラックホールを人間が持ち歩けるのかとかいろいろ考えちゃいます。
(SFにはマイクロブラックホールをお茶づけにして食べる、なんてのがありますが 
石原藤夫作 ブラックホール惑星)

 ここまで違うと原作通りの展開にはなりようがないと思うので、最終回はどうなるか予測つきません。

うる妻様

>(火星の女王の)多言語

 私もそう思います。もっといろいろな言葉があった方がそれらしかったのに。

>「SPY×FAMILY」

 どちらも優秀だけど何かねじ曲がっているユーリとトバリ。
知り合うといろいろ利害一致して何かやらかしそうですが。
 クロエというユーリの同僚、忘れてましたが期待のキャラですね。
今回もアーニャが登場するCパートが欲しいくらい緊迫した話でした。

>マリー

 今回もマリー2は原作に無い活躍(閉じ込められた二人を発見)でした。

[49596] 題名: 名前:管理人・うる妻 投稿日:2025年12月22日 (月) 09時05分


おはようございます。

関東のこちらは現在は晴天です(さっきまで曇っていた)。


種子島も晴れているようです。

延期になっていたH3ロケットの打ち上げは、今日の午前10時51分30秒に決定とのことです。
今度こそ無事に宙に上がって欲しいです。

前回問題となった「水量」ですが、手動式バルブの開け方が不十分だったため十分な水が出なかったのだそうです。
単なる操作ミス。
ハイテクなロケットですが、こういうところは今も手動なんですね。

[49597] 題名: 名前:管理人・うる妻 投稿日:2025年12月22日 (月) 09時57分


礼院坊さん、おはようございます。

お久しぶりですね。お元気そうでよかったです。


ステッラとヘムラーの内戦に、クシャナとドルク皇子を重ねることは思いつきませんでした。
なんせこっちの二人は単なるボス争いでしたから(国民の存在なんて眼中に無し)。


>今度はプリンプリンが男装して名前も変え「プリンプリンは死んだ」

ランカーの手下は世界各地にいますから、彼の目を欺くためには、
プリンプリンは結婚するまで男装していなければならないかも。
でも、それはそれで面白いお話になりそうです。
(で、夫は誰でしょ)

「プリンプリン物語」の放送終了は私も残念に思います。
もしかしたら集まったビデオテープのデータを放送用に作り直すのに手間取っているのかもしれません。
いつか番組が再開するのを信じて楽しみに待つことにします。

[49598] 題名: 名前:管理人・うる妻 投稿日:2025年12月22日 (月) 10時43分


メタ坊さん、おはようございます。

「火星の女王」のドラマと原作の相違点を詳しくありがとうございます。

なんだか、原作の設定とキャラを使って新しいドラマを作ったみたいな感じですね。
お話のカギになるのが未知の新エネルギーではなく、未知の通信システム(になりそうなモノ)で、
それが実は生物かもしれない...って、全然違うじゃないかい。

マイクロブラックホールは無難な設定だと思いましたが、
火星を破壊して行うテラフォーミング計画は乱暴すぎて、なんだかなあという感じ。
第一、大気を作れたとしても、それをどうやって地表近くにとどめておくつもりなんだろうと、
見ていていろいろツッこみたくなっていました。

ああ、火星を単なる金ヅルとしか思わない組織なら、火星そのものも、
そこに住む貧しい入植者の命もいらないでしょうねえ。
原作の、地球にいる火星の支配者たちは、そこまでヒトデナシではなかったようでよかったです。


番宣では時間差ありすぎる超長距離恋愛を描くとしていましたから、
未知の通信システムになりそうな火星生命体はこの先に出てくるのかもしれません。
ちょっとだけ期待したいと思います。

[49599] 題名: 名前:管理人・うる妻 投稿日:2025年12月22日 (月) 10時44分


>「SPY×FAMILY」
>クロエというユーリの同僚

私も彼女の存在を忘れていました。
ユーリが彼女と仲良くなることでシスコン脱却に繋がると良いですね。


>今回もマリー2は原作に無い活躍

マリー2、アニメになって見せ場も増えて大人気な様子。
原作を改変するならファンが喜ぶように変えるのが正解なんだと思います。

[49600] 題名: 名前:管理人・うる妻 投稿日:2025年12月22日 (月) 11時30分


H3ロケット打ち上げライブを見ていましたが、
また2段目か...

厳しいですね。衛星分離までもう少しなのに。

[49601] 題名: 名前:管理人・うる妻 投稿日:2025年12月22日 (月) 15時29分


まだ「みちびき5号」がどうなっているのか確認とれていないようです。

「みちびき」は現在、地球周回軌道には入っています。
高度は400キロくらいでISSと同じくらいです。
本来この高さでロケットから分離して、準天頂軌道まで自力で登って行くのですが、
彼女?の飛行能力では、第2段ロケットの後押しが無ければ3.6万キロの彼方まで行けません。

...って、そもそも分離出来ているのかどうかも不明なようです。


H3の初号機の喪失は2段目が点火できなかったことでした。
今回も2段目。何かあるのかなあ。

原因がわからないと次が飛べません。
来年はMMXが旅立つのに...、火星が遠くなっちゃうのかも。

[49602] 題名: 名前:メタ坊 投稿日:2025年12月22日 (月) 16時14分

こんばんは。

 ウルトラマンオメガ第23話「宇宙観測隊」を見ました。
地球には怪獣が全然発生しない時期と多発する時期があるらしく。
現在は次々に怪獣が発生する時期に差し掛かっているようです。

 前回登場して宇宙観測隊の存在を教えた宇宙人の星もそんな感じで、
その星担当の宇宙観測隊員はそうなっても助けてくれず、結局怪獣に
星を滅ぼされて脱出した宇宙人の末裔でした。
 彼の仲間は地球人を滅ぼして第二の故郷にしようとしましたが
地球担当の宇宙観測隊員に地球外からの侵略は排除する、と阻止されて
仲間は全滅。宇宙観測隊員も戦いの余波で地球に落ちて記憶を失い、
地球人と知り合ってウルトラマンオメガとなり怪獣と戦ってきたのでした。
宇宙人の生き残りは地球人だけが怪獣からウルトラマンに守ってもらえるのは
不公平じゃないかと訴えて消滅します。

 この話を聞いたことでオメガは少しずつ記憶を取り戻しはじめて
彼の人格はこれまでの明るい好青年と冷徹な宇宙観測隊員に分離。
心の中で二つの人格がせめぎ合うようになります。

 強力な怪獣が現れて地球人も新兵器を作って対処しますが力及ばず。
好青年のオメガは変身して戦おうとしますがもう一人の自分がセブン上司のように
変身を止めます。特定の生命体に肩入れしてはならない、人間の味方も怪獣の味方も
してはならないのだと。それを振り切って変身し、怪獣を追い詰めてトドメ、という
タイミングで好青年の人格が大勢の宇宙観測隊員に包囲され、押し潰されるような
形で消滅。傍観者に過ぎない宇宙観測隊員の人格となって私はウルトラマンと
呼ばれる存在ではない、怪獣と戦うのは私の任務ではない、と戦いを放棄して
去ってしまいます。怪獣は地中に潜り姿を消します。というところで続きます。
 ラストシーンは好青年が大好物でいつも食べていた焼きそばが、
これを食べようとしたところで心の葛藤がはじまったことから手つかずで
残っているというものでした。

 さらにネットでは最後にチャンネル登録を、という映像が流れて終わるのですが、
いつもならこのシーンに登場するオメガがいなくなっているという演出も。

 軽いコメディみたいなシリーズと思っていましたが最後の最後でこんなことに。

 来年の1月末には別の番組がはじまるようなのであと2回か3回と思われ、
来週は総集編のようです。バッドエンドのウルトラマンになってしまうのか?

うる妻様

>H3

 ショックが大きいですね。今回は後を引くかもしれません。
関係者には気を取り直して原因の特定と対策をしっかりお願いしたいです。

>火星を破壊して行うテラフォーミング

 ここは私もちょっと唐突で乱暴に感じました。
ツッコミ入れたくなって当然と思います。

 

[49603] 題名: 名前:管理人・うる妻 投稿日:2025年12月22日 (月) 17時54分


メタ坊さん、こんばんは。

ウルトラマンオメガの第23話「宇宙観測隊」のレビューありがとうございました。

自然観察者は野生生物のやることに手を出してはならないという決まりがあります。
ウサギがヤマネコのオモチャにされてボロボロになっても放置です。
でも、人間が関与する場合(車に轢かれた動物や、網にからまった動物など)は助けます。
それを思い出しました。

ルールを破った観察者は偽善者呼ばわりされ、立場が悪くなったりします。
オメガは、ついウサギを助けてしまった人間みたいなものなのですね。

にしても、オメガの人の大好物がヤキソバだなんて可愛いすぎます。
肉体労働なんだから肉や魚を食べればいいのに。


>>H3

記者説明会を覗いてみると、どうも問題は2段目だけではなさそうです。
早く原因がわかりますように。


>>火星を破壊して行うテラフォーミング

火星に行く探査機は地球の微生物で火星を汚染しないよう厳重にチェックされます。
実際、火星を汚染から守るために、壊れかけた「のぞみ」には周回軌道に入る許可が下りなかったんですよ。
「のぞみ」は火星を目前にして軌道投入を諦めるしかありませんでした。

それを火星自体をブッ壊してテラフォーミングだとぉ?
ふざけんな!です。



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