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[33314] 題名:歌舞伎ナウシカ映画 前編レビュー 名前:礼院坊 投稿日:2020年03月02日 (月) 23時17分


ちょっと遅くなりましたが、歌舞伎ナウシカ映画前編のレビューいたします。

多くなりましたので新スレにさせていただきます。うる妻さん、すみませんがまたスレッドを下げて頂けますでしょうか。


アニメではペジテで掘り起こされた巨神兵のタマゴをトルメキア王国が奪い、それを本国に運ぶ途中で輸送船が風の谷に墜落。クシャナ率いる
トルメキア軍は風の谷を武力占領し、巨神兵を風の谷で復活させようとしました。巨神兵を使って腐海を焼き払うためでした。ナウシカはそれを
阻止しようとして戦うお話でした。

歌舞伎のほうは宮崎駿さんの原作マンガにほぼ忠実で、巨神兵をめぐるトルメキア王国とドルク帝国の戦いが演じられていました。

トルメキアとドルクはどちらも大国で、腐海に侵食されずに残っているわずかな土地をめぐって相争う仲でした。数ある周辺の小国群はこの二国の
どちらかと同盟を結んでいて、戦になると宗主国のために参戦する約束でした。辺境の小国、風の谷はトルメキアと同盟を結んでいました。


風の谷近くの腐海に船が墜落するのはアニメと同じでしたが、歌舞伎のほうはペジテの船でした。乗っていたラステルがいまわの際にナウシカに
託したものは卵サイズの秘石でした。ラステルは「兄のアスベルに渡してください、決してトルメキアには渡さないで・・」と言い残して息を
引き取りました。

のちに、それは巨神兵を動かすための重要なパーツであることが判明します。ペジテの地下では巨神兵の発掘が行われていました。

この巨神兵発掘の情報を嗅ぎつけてトルメキアとドルクの争いが激化しました。トルメキアはいち早くペジテに攻め入りましたが(ペジテも風の谷
と同じでトルメキアの同盟国なのですが)ラステルたちに秘石を持ち逃げされ、風の谷まで追いかけてきました。クシャナ率いるトルメキア軍は
風の谷へ押し入り秘石を探します。でもナウシカは何とかその場は秘石を守り通しました。

ただ、クシャナは秘石がナウシカの手にあるということは感づいていました。トルメキアとドルクの戦が激しくなったのでクシャナは盟約に従って
風の谷も参戦するよう要請します。ナウシカの父ジルは腐海の病(手足が石化して動かなくなっていく)が進行してもうガンシップには乗れません。
なのでナウシカがジルに代わってガンシップに乗り出陣することになりました。もちろん、嫌々ながら、仕方なしにですが。

[33315] 題名: 名前:礼院坊 投稿日:2020年03月02日 (月) 23時21分


冒頭はアニメと同じでナウシカの「腐海遊び」のシーンから始まりました。使われていたBGMも全編を通じてほとんど久石譲さん作曲の
アニメのBGMが用いられてました。ただし、使われている楽器は和琴、三味線、篠笛等の和楽器オンリー。しかし全く違和感を感じません。
美しい音色で、実に心地いい感じで奏でられていました。楽曲集が売り出されたら聴く価値大いにあると思います。

腐海の巨大菌類の木々は作り物やパネル絵等で組まれたセットでした。けっこう入り組んでいてなかなか見ごたえありました。作るのは大変
だったと思います。そのセットの腐海の森の中で黒子が操る”棒付き蟲”たちが飛び回っていました。

ペジテの船が腐海に墜落するシーンですが、飛んでいる船は出てきませんでした。「ゴオォォー!!」と大きな音がして巨大な影が舞台の後方に
映し出されたような憶えがあるんですが、はっきりとは憶えてません。この場面に限らず、地上にいる人物が飛行する大型船を見上げるシーンは
なかなか難しかったようです。墜落後の火の海の惨状シーンはいったん幕がかかって次の幕だったかもしれません。

ナウシカがラステルの最期を看取るシーンでの炎は、揺らめく布と赤い光で表現されていたと思います。


アニメではナウシカの父ジルはトルメキア兵にあっけなく殺されてしまいました。それでナウシカが怒り狂い、トルメキア兵たちを力任せに
撲殺するというものすごい格闘シーンがありました。そこをユパが「双方動くな!」と仲裁したのでした。

原作マンガでは、クシャナの雇った従軍蟲使いたちが巨大ナメクジのような蟲を使ってナウシカが隠し持っている秘石を嗅ぎまわりました。
それでたくさんの巨大ナメクジが自分の身体をもぞもぞと這い回ったためにナウシカが怒り、剣を抜いて彼らに向かっていったのでした。

歌舞伎ではこのシーン、ナウシカは墜落現場にて葬ったラステルの遺体をクシャナたちが暴いて秘石を探したことに激怒しました。それで剣を抜いての
格闘シーンとなるわけです。ただし、立ち回りは歌舞伎の様式でした。テンポのよい太鼓や拍子木等の打楽器と笛、それと「いよぉーっ!」「はっ!」
などのお囃子を交えた軽快なBGM。ところどころで「止め」が入り、役者さんたちが決めのポーズを取ります。それが実に小気味よかったです。

役者さんたちの立ち回りとBGMが見事にシンクロしてました。映像内の観客席からは拍手喝采。私も拍手を送りました(館内で一人だけ!)。

他の場面でもこのような格闘シーンは基本的に「剣の舞」でした。このあたりでもう完全に違和感はなくなっていて、私は歌舞伎ナウシカの世界に
惹き込まれていたと思います。

[33316] 題名: 名前:礼院坊 投稿日:2020年03月02日 (月) 23時21分


ナウシカ初陣の前夜、ナウシカが密かに腐海の菌類を研究してる「秘密の部屋」をユパが訪ねるシーンがおもしろかったです。

アニメも原作マンガもユパはキツネリスのテトに導かれてそこへたどり着くのですが、歌舞伎では城の地下ではなく観客席を通りました。
黒子が小型犬サイズのテトを持って観客席の通路を歩き、それをユパが「すみませんね」「おじゃまします」などと言って観客の笑いを誘いながら
あちこち歩きまわるのです。ユパは剣にマントにと重装備なので観客席の狭い通路を通るのは一苦労のようでした。もちろん、彼の前にはテト、
それとテトを持った黒子もいるわけで・・・テトの動きがまた本当に生きてるみたいで可愛いんです。

そのユーモラスな光景に私も思わず笑ってしまいました。

これは映画やアニメでは絶対にできない、舞台芝居ならではの演出です。歌舞伎座で見たかったなあ・・・でもユパ様が歩いたあたりは舞台前。
いちばん高い席なんだろうな。私が買おうとしたのは双眼鏡が必要ないちばん安い席でした。

次の幕となったナウシカの秘密の部屋は本当に水が流れていてかなり手間のかかるセットだったと思います。今思うとユパが観客席をあちこち
歩いてファンサービスしている間にそのセットを組んでいたのでしょう。


ナウシカの衣装はメタ坊さんがリポートされた通り「和服」でした。上着は帯で結んでました。でも下はズボン履いていてちゃんとナウシカの
コスチュームになっていました。瘴気マスクはいちおうありましたが、着用するシーンはほとんどありませんでした。やはり舞台芝居は役者さんの
顔が見えないと甚だ不都合なのでしょう。これはナウシカに限らず、他のキャラも全員そうでした。

ユパ様はアニメと同じつば広帽とマント着用の剣士。でも服はやはり和服でした。髭は黒くてアニメより若く見えました。

風の谷の人々は時代劇に登場するような普通のお百姓さんでした。彼らが集まって歌い踊るシーンがありましたが、これも完全に日本民謡でした。
ナウシカ世界はたぶんシルクロードの中央アジアあたりをイメージして作られたのではないかと思っているのですが、それがもし日本だったら・・・
という感じの世界でした。

[33317] 題名: 名前:礼院坊 投稿日:2020年03月02日 (月) 23時22分


ナウシカはガンシップに乗ってクシャナ率いるトルメキア軍とともに戦地に向かいます。バージにたくさんの兵糧とお供の年寄りたちを積んで
ワイヤーで曳いていくのはアニメと同じでした。ラステルから託された秘石ですが、ナウシカはアスベルに渡すために隠し持っていきます。
クシャナはそれに感づいてました。でもそれを奪い取ることはせず、ナウシカに持たせたまま自軍に同行させる方が得策と考えたのでした。

ガンシップ上のナウシカの幕は、ガンシップの実物大セットが組まれていました。舞台芝居を生で見ていたらガンシップの実際の大きさが体感
できたであろうと思います。雲は揺らめく布で表現されていたと思います。本当は風がビュービュー吹いているわけなんですが、残念ながら
それは揺らめく布の雲を見て観客がイマジメーションを働かせることになってるようでした。

トルメキア軍の大型船の中でクシャナが部下たちと謀議をするシーンなども多数ありました。大型船内部は普通の木造の建物という感じで、
意識しないとそこが空の上だということが実感できませんでした。歌舞伎ナウシカは観客もわりと高度なイマジネーションが必要でした。


トルメキア軍の陣営に向かう途中でアスベルのガンシップが船団を急襲するシーンはアニメと同じでした。空中戦で多数の船が落ち、アスベルの
ガンシップも腐海に墜落。ナウシカはアスベルを助けるためにメーヴェで腐海に下ります。

アスベルも和服とズボン姿の若武者ふうでした。腐海の底で彼を襲う蟲たちは黒子が操る人形ではなく着ぐるみでした。足は黒子で上半身が
蟲の着ぐるみになっていたと思います。ショッカーの怪人を連想してしまいました。

そうそう、忘れていましたがナウシカやユパが乗るトリウマも着ぐるみでした。二本足なので当然黒子さんも一人。重そうでした。
そのためか手綱を引かれて歩くシーンが多く、ナウシカが乗るシーンはほとんどなかったような・・・


ナウシカとアスベルが腐海の底で出会うシーンはほぼアニメ通りだったと思います。ナウシカはラステルから託された秘石をアスベルに渡します。

その後メーヴェの二人乗りをして腐海の底を脱出するわけですが、実際に二人乗りをするシーンはありませんでした。メーヴェはアニメのものより
小さい感じで、二人どころかナウシカ一人でも飛べそうには見えませんでした。でも終りの方ではワイヤーに吊ったメーヴェにナウシカが乗って
観客席の上を飛んで拍手喝采を浴びる見せ場がありました。

やはり一度くらいはこのシーンがなければ。(^ー^ )〜♪

[33318] 題名: 名前:礼院坊 投稿日:2020年03月02日 (月) 23時23分


腐海を脱したナウシカとアスベルは途中でドルクの同盟国、マニ族の船と出会います。ドルクにとってトルメキアの同盟国は敵でしたが、船には
理解のある僧正様(ドルクの坊さん)が乗っていて二人を船に乗せてくれました。ナウシカはドルクの少女ケチャから、のちに青き衣となるピンクの
服をもらいます。

一方のクシャナは側近たちとともに九死に一生を得てトルメキア軍の陣営に合流できました。この陣営は日本の戦国時代の陣営そっくりでした。
クロトワのコスチュームも戦国時代の参謀そのもの。大河ドラマなどで登場する、立派な兜の鎧を着けた武将の側に立つ面長でちょび髭の
参謀をイメージしていただけるといいです。

クロトワは結構楽しいキャラで、しばしば観客の笑いを誘ってました。トルメキアの王家では権力争いが激しく、クシャナの兄たちは彼女を
疎んじていて、ドルクとの戦を利用して彼女を「戦死」させようと謀っていました。クロトワはそのためにクシャナのもとに送り込まれた、
言わば味方同士のスパイでした。

でもクシャナは最初からそれを疑っていました。クロトワはクシャナから銃を向けられますが、うまく言い繕って正式にクシャナの部下となります。
もっともクロトワも、役目を果たしたら自分は秘密保持のために王族の手で抹殺されるであろうと予測していました。なので双方の利害一致でした。

クロトワが平民出の貧乏軍人というのはアニメと同じでした。

[33319] 題名: 名前:礼院坊 投稿日:2020年03月02日 (月) 23時23分


このあとトルメキアの陣営は王蟲の群れ=大海嘯の襲撃を受けました。王蟲の幼生を囮に使って群れをおびき寄せる人工の大海嘯は、
アニメだとペジテが使いましたが原作漫画と歌舞伎ではドルクが使った戦法でした。

大海嘯の王蟲の大群は舞台の後方のスクリーンに映し出された画像と光で表現されました。でも幼生の王蟲は実物大のセットが用いられました。
ただし、ナウシカと心を通わすシーンでは黒子さんがそれを下げ、代わりに幼い男の子が演じる王蟲の精が現れました。

幼生とはいえ王蟲は牛くらい大きいので、もぞもぞと動き回ったり触手伸ばしてナウシカと触れ合ったりするギミックをセットに盛り込むのは
難しかったと思います。でもその代わりにナウシカが王蟲の精を抱きしめ心を通わすという大変美しいシーンが誕生しました。

ナウシカの服がピンクから青に変わるシーンもたいへん見事でした。ピンクの服の下にあらかじめ青い服を着ていたようで、照明を浴びると
ぱあっ!と変わったように思います。ピンクの服には瞬時に脱げるような仕掛けが施されていたのだと思います。歌舞伎には手品の要素も
盛りだくさん!これならガッチャマンや仮面ライダー、キューティーハニーだって歌舞伎にできるかもしれません。

いや、ハニーは無理か。いくらなんでも。(^_^;)

ともかくナウシカの決死の行動で大海嘯はおさまり、トルメキアの陣営は壊滅を免れました。

ナウシカが王蟲の群れの触手の上に立ち、それを見て「その者、青き衣をまといて金色の野に降り立つべし・・・失われし大地との絆を結び・・・」
とつぶやいて涙するのはアニメでは大ババ様でしたが、原作漫画と歌舞伎では僧正様でした。


3時間の長時間上映なためここで15分の休憩時間が入りました。この前編の前半部分がほぼアニメ映画の部分に相当します。

トイレに行って、それから前半に見たものを思い出す限り箇条書きにメモしました。プログラムがないのでこの15分は貴重でした。

観客の様相も観察しました。人数は20〜30人くらい。わりと多かったです。客層はヤマト級の熟年層から20代と思われる若者まで、
まんべんなくいたと思います。平日なので子供はいませんでした。

[33320] 題名: 名前:礼院坊 投稿日:2020年03月02日 (月) 23時24分

後半はドルク帝国が舞台となりました。

人工的に引き起こされた大海嘯の後、ユパはドルクがどうやって王蟲を操っているのかを探っていました。戦争景気に湧くとある地方都市で、
情報を仕入れ、そのカギを握る蟲使いたちを乗せたドルクの船に密航してドルク帝国に潜入します。

舞台となった地方都市の酒場の雰囲気もやはり”和風”でした。店内は椅子とテーブルではありましたが、働いてる女性たちの髪型や着物は
江戸時代のものでした。

蟲使いははんてんのような赤と深緑色の縦縞模様の着物を着ていました。頭には頭巾っぽい黒い帽子をかぶっていたと思います。
これも江戸時代ですが、何の装束だろ?旅芸人かな。

ものすごく臭いらしく、町の人たちに忌み嫌われていたのは原作漫画と同じでした。一人は巨大ナメクジのような蟲を5匹ほどヒモにつないで
操っていました。このヒモ、実は棒で、模型の蟲を動かして地面を這っているように見せているのでした。これがすごく上手で本当に蟲が生きて
いるように見えました。

原作の蟲使いははいつもゴーグル&鼻キャップ付きヘルメット被っていて顔は見えませんでした。アニメでナウシカの父ジルを殺してナウシカに
撲殺されたトルメキア兵たちが着けていたヘルメットに似ています。


ユパが乗りこんだドルクの街の地下には王蟲の幼生を培養する工場がありました。王蟲の卵や子供をさらったりすると王蟲の怒りを買って復讐を
受けたりするので、バイオテクノロジーを使って王蟲の幼生を作り、それを囮にして人工大海嘯を起こさせるのでした。

工場の中には培養液に満たされた巨大なガラスの培養槽がたくさん(舞台には3つ)並んでいました。ユパはこの秘密工場に潜入して謎を究明しますが、
ドルク兵たちに見つかってしまい、工場内で戦い(これも剣の舞)が始まりました。アスベルもユパとは別に潜入していたらしく、そこにアスベルも
加わって「大演舞」となりました。

工場内は滅茶滅茶に壊れ、王蟲の培養液があちこちから漏出・噴出して舞台は水浸し。役者さんたちはずぶぬれになりました。メタ坊さんがリポート
された「どうやって排水しているのだろう」の場面はここです。私も同じ疑問を抱きました。歌舞伎座の地下には派手な芝居を演出するための様々な
設備があって、その中には排水設備もあるのでしょう。

[33321] 題名: 名前:礼院坊 投稿日:2020年03月02日 (月) 23時27分


培養王蟲を使ったドルクの戦法は、生まれたばかりの王蟲をすぐに痛めつけて囮として使い死なせてしまう残酷なものでした。それを指揮して
いるのはドルクの僧会でした。つまりエライお坊さんたち。彼らは王蟲の命など文字通り蟲ケラの命と考えていました。しかしそれに異を唱える僧が
いました。ナウシカとアスベルをマニ族の船に便乗させてくれた僧正様です。彼は僧会と対立して命を落としてしまいます。

ドルクの僧会はほかにも、腐海の巨大菌類の胞子をばらまいて敵の陣営や街を腐海に飲み込ませたり、粘菌に襲わせたりするなどの「生物兵器」を
使うことを画策していました。

ドルク僧会の僧たちも和風・・・つまり普通にいるお寺の住職さんスタイルでした。坊主頭で袈裟を羽織って・・・
原作だとゾロアスター教のお坊さんっぽいマスクで顔を覆い、全身を包む黒いマントを羽織っているのですが。

そして、そのドルク僧会を意のままに操る元締めはドルク神聖皇帝の息子「皇弟ミラルパ」でした。真っ白な顔に赤い隈取を施し、ものすごい
ばっさばさの長い髪をしていて人間の形相ではありませんでした。セリフもおどろおどろしく、彼が登場すると「ひゅーどろどろ」っぽいBGMが
奏でられました。妖怪や怨霊の類の雰囲気でした。

この風体、歌舞伎のサイトで調べてみたらどうやら「押戻(おしもどし)」というものらしいです。妖怪や怨霊が観客席に突き出た花道に出ると
それを舞台のほうへ押し戻すキャラとのことでした。「歌舞伎・押戻」で検索すると見ることができます。

この皇弟ミラルパ、原作漫画ではどんなのだったっけと帰ってから漫画を読み返してみたら、たくさんの目玉模様のついた異形のマスクをかぶった
男でした。マスクを取った素顔は痩せこけていて全身に入れ墨が施されておりました。しかもときどき特殊な薬液に全身を浸さないと身体が崩れて
死んでしまうというものでした。彼はひどい病に蝕まれている様子でした。

なるほど・・・たしかに、あのおどろおどろしい風体がぴったりかも。

[33322] 題名: 名前:礼院坊 投稿日:2020年03月02日 (月) 23時32分


ドルクとトルメキアの戦争は激しさを増していきます。でも大掛かりな戦闘シーンは狭い舞台の上では難しく、そういうものは主に光と音の表現で
表していたと思います。役者さんが舞台で演じられていたのは主に戦闘中におけるエピソードでした。戦闘に巻き込まれてトルメキア軍に捕らえられた
ドルクの民(女子供がほとんど)をナウシカがクシャナに掛け合って釈放させるシーンなどは印象に残りました。

巨神兵はまだ未完成。登場は後編になる模様です。前編のラストではナウシカがいったん風の谷に帰還したように見えました。ですが原作漫画では
ナウシカは風の谷からガンシップで出陣したらそれっきり。劇中に於いて彼女が風の谷に帰還することはありませんでした。

この点は次回、後編の鑑賞で確認してみたいと思います。


普通の映画と違ってプログラムが置いてなかったので帰ってから「復習」するのに苦労しました。しかしながら原作にほぼ忠実だったので、
家にあった原作漫画がプログラムの代わりになりました。

入場の際にトルメキアやドルク、そして風の谷とペジテ等の登場人物の関係図がもらえました。上映前と休憩時間にこれを見ることができたのは
大変助かりました。ドルクやトルメキアには原作マンガを読んでいたのに理解していなかった人物関係もありました(ダメだなあ〜)。

原作マンガ通りと言っても完全に同じではないと思います。なのでレビューの中には記憶違いがあるかもしれません。その点はご容赦のほどを。


千葉の上映館のHPを見たら休館にはなっていなくてとりあえずホッとしてます。上映日まで何とか持ちこたえてほしい・・・

[33325] 題名: 名前:管理人・うる妻 投稿日:2020年03月03日 (火) 12時26分


礼院坊さん

力作の歌舞伎ナウシカ映画前編のレビュー、ありがとうございました。
おかげさまで内容と雰囲気がわかりました。
プログラム無しでここまでまとめるのは大変だったでしょう。感謝です。

「ナウシカ」原作本は持っています。
この機会に読み直そうと思います。


>全編を通じてほとんど久石譲さん作曲のアニメのBGM
>ただし、使われている楽器は和琴、三味線、篠笛等の和楽器オンリー

和楽器は実は洋楽も結構合いますが、その中でもあのメロディは和楽器と相性がよさそうです。
衣装も基本は着物なんですね。
歌舞伎ナウシカは和風ナウシカなんだなあと思いました。


>ユパが「すみませんね」「おじゃまします」などと言って観客の笑いを誘いながらあちこち歩きまわる

「歌舞伎」と聞いて、なんか堅苦しい感じがしていましたが、そんなことないみたいですね。
まあ、堅苦しいイメージを取っ払う目的の「歌舞伎ナウシカ」なんだと思いますが。

[33326] 題名: 名前:管理人・うる妻 投稿日:2020年03月03日 (火) 12時26分


>トリウマも着ぐるみでした。二本足なので当然黒子さんも一人。重そうでした。

たしかトリウマが転んで役者さんが怪我をしたはず。普通の馬なら二人がかりで耐えられたんでしょうが...
トリウマにはパワードスーツとかは使えなかったんでしょうか。


>ワイヤーに吊ったメーヴェにナウシカが乗って観客席の上を飛んで拍手喝采を浴びる見せ場がありました。

これは観客は大喜びだったでしょうね。


>工場内は滅茶滅茶に壊れ、王蟲の培養液があちこちから漏出・噴出して舞台は水浸し。

ご説明ありがとうございます。
メタ坊さんが排水の心配されていた意味がやっとわかりました。


「歌舞伎・押戻」は検索して見ることができました。
この禍々しいメイクがそれだったんですね。
荒ぶる妖怪にストップかける役柄とのこと。皇弟ミラルパは、ほぼ妖怪みたいなキャラでしたが。


歌舞伎ナウシカを劇場に見に行くつもりはないですが、テレビ放送や配信があったら見たいと思います。

せっかく書いてくださった力作レビューです、スレは明日の朝に下ろさせていただこうと思います。
後半も楽しみです。よろしくお願いしますね。
その前に無事に上映されますように。

[33330] 題名: 名前:礼院坊 投稿日:2020年03月03日 (火) 20時16分


うる妻さん、レスをありがとうございます。

歌舞伎は初体験。上映時間が3時間と大長編。しかも手元にプログラムなし・・・ということでちょっと手間取ってしまいました。
記憶スピードが遅いので、原作漫画がなければレビューはお手上げだったかもしれません。

うる妻さんも原作漫画をお持ちなのですね。重要キャラ同士の会話、やり取り、駆け引きなどのシーンはほとんどそのまま歌舞伎化されて
いました。歌舞伎ナウシカ映画のTV放映はぜひやってほしいところです。ジブリで次のアニメ映画作ったら企画してくれないかな。

それを見て歌舞伎を見に行くアニメファンが増えれば、歌舞伎座にとっても利益になると思うけど。

>歌舞伎ナウシカは和風ナウシカなんだなあと思いました。

ほんとそんな感じです。「精霊の守り人」は日本が大陸に存在していたら・・という感じの世界でした。あれに近いかもしれません。

>「歌舞伎」と聞いて、なんか堅苦しい感じがしていましたが、そんなことないみたいですね。

私もそう思って鑑賞に臨んだんですが全く正反対でした。歌舞伎は江戸時代に発展したもっとも大衆的な娯楽劇だったということです。
今の時代なら映画やテレビドラマやアニメに相当するものだったのではないかと思いました。


>トリウマが転んで役者さんが怪我をしたはず

そういうことがあったんですか。トリウマの体型から察するに着ぐるみの役者さんは腰を曲げた姿勢で演じているはず。体力的に相当厳しかった
でしょう。黒子さんが前を支えてやってもいいんじゃないかと思います。黒子は「いないもの」として見るのが観客側のお約束ですからして。

そうすればナウシカやユパがトリウマに跨って走るシーンも見られたはず。そちらの方がお客さんも喜んだでしょう。

>トリウマにはパワードスーツとかは使えなかったんでしょうか。

パワードスーツの動画をいろいろ見てみました。性能のいいものはやはりガタイが大きいですね。自然に見えるためにはかなり細いもので
ないと・・・もう少し技術が進んでからかもしれません。今は力持ちの役者さんに頑張ってもらうしかないかな。

細くて高性能のロボットスーツが開発されたとしても、歌舞伎座の人たちはそれを採用するかなあ・・・とも感じました。蟲やテトなど、
小動物には現代のハイテクマシンを組み込むこともできたはず。SF映画ではよくやる方法です。でも黒子が棒で動かしたりしてました。
歌舞伎は江戸時代の伝統を受け継いで、動きに関してはあくまでも人間が演じることに挑戦し続けているのかもしれません。


売店にはナウシカグッズやテトグッズがちょこっと置いてありました。絵柄は宮崎さん絵でした。自分が関心を持った品は
ありませんでしたが、もし江戸時代の絵師が描いたような浮世絵風ナウシカのグッズだったら絶対買っていたと思います。

せっかく歌舞伎にしたのだから浮世絵風のナウシカやクシャナを描いたクリアファイルやポストカードを作って欲しかったなあ。


>スレは明日の朝に下ろさせて

ご配慮ありがとうございます。後編は明日行ってまいります。
先ほど上映館のHPを見ました。予定通り上映されるみたいです。またレビューさせていただきますね。

[33334] 題名: 名前:管理人・うる妻 投稿日:2020年03月04日 (水) 14時05分


礼院坊さん

スレを下させていただきました。
こちらこそご配慮ありがとうございました。

「歌舞伎ナウシカ」後半は無事、ご覧になれたでしょうか。
落ち着いたらまた、レビューをお願いしますね。

[33335] 題名: 名前:管理人・うる妻 投稿日:2020年03月04日 (水) 15時51分


>ジブリで次のアニメ映画作ったら企画してくれないかな。

「千と千尋」や「もののけ姫」など、元々が和風のお話もあるのにすっとばして、
いきなり「ナウシカ」をやっちゃうところは、ぶっ飛んでいますね。
歌舞伎関係者にナウシカのファンがいらっしゃったのでしょう。


>歌舞伎は江戸時代に発展したもっとも大衆的な娯楽劇だったということです。

それを堅苦しいものにしてしまったのは、やはりチケット代の高さでしょうか。
席にもよりますが、若い人はおいそれと見に行ける額ではありませんから。


>トリウマ
>黒子さんが前を支えてやってもいいんじゃないかと思います。

何か工夫が欲しかったですね。


>歌舞伎は江戸時代の伝統を受け継いで、動きに関してはあくまでも人間が演じることに挑戦し続けているのかもしれません。

でも映像の初音ミクとの共演なんてこともやってます。
ゴツいパワードスーツの足を持つトリウマがノシノシ歩いても、話題にはなっても非難する人はいないんじゃないでしょうか。
現に怪我人が出ていることですし、無理はしない方がよいかと。


>もし江戸時代の絵師が描いたような浮世絵風ナウシカのグッズだったら絶対買っていたと思います。

残念でしたね。
版権の問題か、宮崎さんが承諾しなかったのか...( ̄〜 ̄;)

[33345] 題名: 名前:礼院坊 投稿日:2020年03月05日 (木) 21時30分


昨日は歌舞伎ナウシカ映画の後編を見てきました。面白かったです!

全7巻の原作漫画は宮崎駿さん渾身の大作だと思いますが、私にはちょっと難しくて、読み終えた後どうもしっくりこないモヤモヤ感が残りました。
でも歌舞伎のほうはそういうことは全然ありませんでした。原作漫画のキモを抽出して、それを濃厚な演出のお芝居にして見せてくれたように思います。
なので私の心臓にストレートに、ドーン!と響いてくれました。

上映が終わると一目散に家に帰り、原作漫画の後半を一気に読み返しました。歌舞伎で見た舞台と漫画がズバズバとシンクロしました。いままで飲み
込めなかったもの、消化しきれなかったものがドンドン自分の中に入る入る・・・最後まで読み終えたとき、もうモヤモヤ感はありませんでした。
歌舞伎ナウシカを見終えたときと同じ感動にもう一度包まれていました。

原作マンガの完結から25年・・・ようやく自分の中で「風の谷のナウシカ」が完結したような感じです。歌舞伎ナウシカを見られて本当によかったです。
これを企画された歌舞伎関係者と、それを承諾してくれた宮崎さんはじめジブリ関係者の方々に感謝です。

後半のレビューはまた後日にでも。

[33346] 題名: 名前:礼院坊 投稿日:2020年03月05日 (木) 21時31分


お客さんの数は前回と同じくらいでした。減ってるかなーと思ったんですが、いくら疫病が流行ってるからと言って、
こんなに面白いお芝居の前半を見て後半を自粛するなんて人はいないでしょうね。

>「千と千尋」や「もののけ姫」など、元々が和風のお話もあるのにすっとばして、
>いきなり「ナウシカ」をやっちゃうところは、ぶっ飛んでいますね。

ほんとですよね。私も最初ラジオのニュースで聞いた時は脳みそひっくり返りそうなくらい驚きました。でも演じられた歌舞伎はちゃんとナウシカに
なっていました。歌舞伎ってすごいです。江戸時代が終わっても令和の今日まで廃れずに隆盛を誇っている理由も頷けます。

>歌舞伎関係者にナウシカのファンがいらっしゃったのでしょう。

ハハ、きっとそうですね。

>堅苦しいものにしてしまったのは、やはりチケット代の高さでしょうか。
>席にもよりますが、若い人はおいそれと見に行ける額では

大勢の役者さん、黒子さん、楽師さんたちが生で演じるわけですからして・・・しかも舞台セットが大仕掛け。
どうしたってチケット代は高くなっちゃいますよね。

なので歌舞伎映画がもっとはやってくれるとよいのですが。

でも、それにしたって今回は4300円。前後編あわせて8600円になりました。歌舞伎座で見るのとさほど変わりありません。
私も学生時代だったら見に行けなかったでしょう。これをもうちょっと何とかしてもらえないかなぁ・・・。

想定外の出費となったので、楽しみだった「前田建設」のほうは残念ながらTVロードショーを待つことにしました。(>_<;)

>ゴツいパワードスーツの足を持つトリウマがノシノシ歩いても、話題にはなっても非難する人はいないんじゃないでしょうか。

なるほど。そこにナウシカが乗って走ればお客さんはさらに喜びますね。

[33347] 題名: 名前:礼院坊 投稿日:2020年03月05日 (木) 21時33分


>>江戸時代の絵師が描いたような浮世絵風ナウシカのグッズ

>版権の問題か、宮崎さんが承諾しなかったのか...( ̄〜 ̄;)

ナウシカは宮崎さんにとって特別な作品で、これまでにもハリウッドでの実写映画化など他社からのお話がいくつかあったそうなんですが
宮崎さんが全て断ってこられたそうです。このたびの歌舞伎化の話が来た際も、ジブリの取締役でプロデューサーの鈴木さんは宮崎さんが
断ると思い、「もののけ姫はどうですか?」と提案されたそうです。(やっぱり!)

https://news.mynavi.jp/article/20190930-902178/

歌舞伎ナウシカの実現は異例中の異例だったみたい。この話を伺って、他人の手による全く違う絵柄のナウシカグッズというのは
宮崎さんの許可は下りそうにないかなと感じました。

[33352] 題名: 名前:管理人・うる妻 投稿日:2020年03月06日 (金) 10時51分


礼院坊さん

歌舞伎ナウシカ後編をご覧になれてよかったです。
いろいろな施設が休館している真っ最中ですから幸運だったと思います。


>全7巻の原作漫画は宮崎駿さん渾身の大作だと思いますが、私にはちょっと難しくて

私もです。前半は問題ないんですが、後半は難しかったです。
で、よく理解できないまま置いてありました。
良い機会なので今回読み直そうと思います。


>でも歌舞伎のほうはそういうことは全然ありませんでした。
>原作漫画のキモを抽出して、それを濃厚な演出のお芝居にして見せてくれた

原作をわかりやすく、おもしろく歌舞伎にできることを確信したからこそ、
この一見無謀なチャレンジを決行したのでしょうね、スタッフは。
有名な原作な分、失敗したら目も当てられません。賭けだったのでしょうね。
成功してよかったです。

礼院坊さんも、ちゃんと見に行けてよかったです。
「前田建設ファンタジー営業部」の方は残念でしたが。

[33353] 題名: 名前:管理人・うる妻 投稿日:2020年03月06日 (金) 10時51分


>いくら疫病が流行ってるからと言って

まさに疫病!!
こんなときだからこそ、癒しや楽しみを求める人も多いと思うのですが、
人混みが大敵とあっては外出もままならないです。
そんな中で上映決行してくれた映画館と、足を運んだ観客の皆様もアッパレでした。


>これまでにもハリウッドでの実写映画化など他社からのお話がいくつかあった

そうでしょうね。
歌舞伎版の成功で、また風向きが変わってくるかもしれないですね。


>「もののけ姫はどうですか?」と提案されたそうです。(やっぱり!)

やっぱりこっちですよね、普通は。

ご紹介のサイト見てきました。お知らせありがとうございます。
宮崎監督、もしかして歌舞伎とかお好きなのかも。

出演者の方もナウシカやジブリ作品はお好きみたいですね。
(「ナウシカ」はジブリじゃないけど...)


>他人の手による全く違う絵柄のナウシカグッズ

劇場版「ナウシカ」のポスターは宮崎さんとは違う人が描かれたものだったと思います。
だから「絶対にダメ」ということもなさそうにも思えます。



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