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[28763] 題名:テガミバチ ラストレビュー第2弾 名前:礼院坊 投稿日:2019年02月04日 (月) 18時25分
第19巻「首都アカツキ」
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背が伸びて髪ばさばさ、目つきも鋭くなった超人ロックふうのラグ(声と口調はたぶん今期の鬼太郎)がハチノスに帰館します。
そして一年に及ぶ修行を経て最終鎧虫スピリタスを倒す心弾を身に付けたので、自分をアカツキへ送ってほしいとラグはガラードに頼みます。
音信不通だったラグにしびれを切らしていたガラードはザジとチコの二人を対スピリタス用のヘッドビー候補に考えてました。
首都から迎えの列車が来るのは7日後です。ガラードはザジ、チコ、ラグの3人で最終選抜テストを行うことを決めます。
帰館して「修行報告」の後、ザジとコナーはラグをシルベットに会わせます。しかしラグが連れていかれたのはシルベットの家ではなく療養院でした。
ラグが話しかけてもシルベットは全く応答しません。シルベットも瞬く太陽を見て「こころ」を失くしてしまった犠牲者の一人となっていたのでした。
「僕たちがついていながら・・・ごめん」と涙するコナー。しかしラグは全くの無表情。これにザジが激怒します!
「聞こえてんのかよ、ラグ!!」「お前どうかしちまったんじゃねえのか!?」「帰ってから一度も・・・
・・・泣いてねーじゃんか!」とザジは言いたかったのです。仲間たちと一年ぶりの再会をしたときも・・・ハチノスではアリアがラグを抱きしめて
大泣きするシーンもありました。でもラグの目には一粒の涙もありませんでした。そしてシルベットの不幸を目の当たりにしたこの瞬間も。
そのときユウサリの町に鎧虫グレンキースが現れました。ロック・・いやラグの鋭い眼はシルベットでなく窓の外に向けられ、迫り来る鎧虫の気配を
いち早く感じ取っていました。
ラグはグレンキース相手に「修行の成果」を披露します。ラグの無事帰館を願ってシルベットが作ったラグとニッチとステーキの人形を「人々の願いのテガミ」
に見立て、人形に込められた願いを心弾に変えた「光針(ひかりばり)!!」を撃ちます。
“金平糖”とともにシルベットの無数の願いが心弾のエネルギーを増幅し、グレンキースは一瞬で木っ端微塵になりました。
画像でお知らせできないのが残念ですが、ものすごいエネルギーでした。[28764] 題名: 名前:礼院坊 投稿日:2019年02月04日 (月) 18時26分
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それから2日目、3日目、4日目・・・6日目まで、ラグとザジは競い合うかのように「光針!!」「青棘!!」で鎧虫退治に勤しみました。
ザジの青棘もスキルアップしており、一発の心弾が鎧虫の弱点(スキマ)自動追尾できるようになっていました。
その間、ザジとラグはほとんど言葉を交わさない「絶交状態」でした。
そして7日目。
ガラードはラグ、ザジ、チコの3人をユウサリ東にある「ワルツ・フォー・デビィの入り江」という場所に連れて行きます。そこは、プロセスは省きますが
人々の「こころ」が大量に流れ込んでくる入り江で鎧虫の餌場でした。何十匹もの鎧虫がうじゃうじゃと棲息しています。
ガラードは「一匹残らず駆逐しろ!」と命じます。鎧虫退治ゲームの勝者をヘッド・ビーに推薦するというわけです。
ゲーム開始!
ザジは「青棘!!」ラグは「光針!!」で片っ端から鎧虫どもをブッ倒し始めます。特にザジは、ロック化して涙一つ見せなくなったラグに対し、
「おれの友達はそんな奴じゃねえぞ!」「お前にゃこの世界は託せねえ!」と敵愾心むき出しでした。遮二無二鎧虫の群れに突っ込んでいきます。
でもスキルアップしたとはいえザジの「青棘!!」は自分一人の「こころ」を心弾に込めた通常心弾でした。しかしラグの「光針!!」は違います、
入り江に漂う人々の「こころ」を集めて増幅させた新型心弾でした。スピリタスを倒すために必要なのはこのスキルで、ガラードはそれを見ようと
していたのでした。
一方チコは、漂う人々の「こころ」を自分の精霊琥珀の指輪に集めるばかりで鎧虫退治はそっちのけです。スピリタスを倒すためにはより多くの「こころ」が
必要なので、彼女はこのヘッド・ビーの選抜試験さえも「こころ」を集めるのに利用したのでした。
「悪いけどウチはここで戦う気はないで。心弾を撃つのはスピリタスを倒すとき、たった一度と決めてんねん」でした。
チコがフィールド内の「こころ」を全部吸い上げたせいで残ったのはザジの「こころ」のみ。残りの鎧虫たちが一斉にザジに襲い掛かります。危うくやられる
ところでしたが、ラグは心弾の連続六連射で残りの鎧虫を全部撃破しました。チコのせいで周囲に利用できる「こころ」はなく、この心弾六連射はラグの「こころ」
だけを使った高度な通常心弾でした。
ゲーム中、首都のヘッド・ビー選定員が現場に到着しました。クラリス・カノン。かつて若き日のガラードが首都入りした際、案内人となった首都憲兵隊の
女隊長です。現在は首都の役人でした。ゲームを観戦したクラリスはチコとラグを二人とも首都へ連れて行くことを決めます。[28765] 題名: 名前:礼院坊 投稿日:2019年02月04日 (月) 18時26分
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ヘッド・ビー審査に落選してしまったザジ。危うく鎧虫に「こころ」を食われるところでした。負傷したザジはハチノスのサンダーランド博士の診察室に
運び込まれました。そして一晩そこで療養することになりました。ラグとチコの首都出発は明日です
その晩ザジは夢を見ました。
そこは雨の降りしきる薄暗い草原でした。成長して背の高くなったラグが背中を向けて立っていました。ザジがラグの名前を呼ぶと・・・
雨はやみ、草原は見慣れたAGの荒野に。ラグもザジの知っているおチビのラグになっていました。そしてラグは背の高い輪郭だけの白い人物と向き合い、
話をしていました。彼は自らをラグの左目の精霊琥珀に宿る精霊虫だと言いました。精霊虫はラグに言います。
「精霊中の光の心弾は(中略)精霊中自身の「こころ」を大量に使います」
「精霊の力が君の中で目覚めれば、今まで以上に君は「こころ」を使い「心弾」を撃つことになる」
「ともすれば「こころ」の全てを失って精霊の力に飲み込まれてしまう(ラグ自身が鎧虫になってしまう)かもしれません」
「一つだけ約束してほしい。「心弾」以外、君は「こころ」を使わないこと・・・」
おチビラグが、
「「こころ」を使わない?どうやったらそんなことが?」
と聞くと人姿の精霊虫は、
「僕が、君の「こころ」を助けます」
と言って消えていきました。ラグの姿も見えなくなります。ザジのいるところは再び薄暗い雨の草原に戻りました。
ザジはいなくなったラグを探し回ります。しかしラグの姿はなく、降りしきる雨に濡れるザジ。彼はハッとします。
この雨はラグの涙なのでは・・・?
というところでザジは目を覚まします。[28766] 題名: 名前:礼院坊 投稿日:2019年02月04日 (月) 18時27分
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そして翌朝。ラグとチコの首都出発の日です。
ユウサリセントラルの鉄道駅では首都行きの汽車が出発の準備をしています。
プラットホームからは最終鎧虫スピリタスを倒す心弾に込めるための「こころ」、すなわちこの一年でBEEたちが各地から集めた、
人々の願いが込められた大量のテガミが汽車に積み込まれました。
新調したBEEの制服を着たラグがニッチとステーキを伴って姿を見せます。身長が大幅に伸びたラグは以前の制服が着られなかったので、
この1週間はマントを羽織っていたのです。
そしてラグを見送る大勢の人々がプラットホームに集まります。サラ&ハント、オルコット、キミドリ&レイ、ピサロ、ゴベーニ&サンドラ・・・
今までラグがかかわってきたユウサリの人たちが勢揃いでした。彼らは心弾に込めるための「願いのテガミ」をラグに直接渡しに来たのでした。
「本当に君があのときのラグ君?」「ずいぶん大きくなったんだなあ!」と、皆ラグの変貌ぶりに驚いていました。
見送りにはもちろんハチノスの面々も。ガラード&バレンタイン、アリアさん、コナー、ザジ・・・
モックは配達、サンダーランド博士は研究室で仕事中でした。彼ら「らしい」見送り方でした。
ノワールも姿を見せませんでした。
コナーは「世界の運命がかかった「テガミ」の配達、頼むぞラグ!」と、ラグと固く握手をします。
ラグの返事は「ありがとうコナー。僕の親友」
ザジはロック化したラグとはずっと口をきかない絶交状態が続いていました。ラグはザジにも、
「君もだよ、ザジ。今の君はそう思っていないかもしれないけど」と挨拶します。
大勢の人たちに見送られてラグは汽車に乗り込・・・む直前、ザジがいきなり後ろからラグにヘッドロックをかけます。
そして耳元で「しっかりやれよ。子猫ちゃん」とだけ言うと振り向くことなく去っていきます。
ラグはザジの背中を見送りながら汽車に乗り込みます。
汽車にはチコが一足先に乗り込んでいました。彼女を見送る人は誰もいません。
AG国全ての人々の願いを乗せた汽車がユウサリ駅を出発しました。[28767] 題名: 名前:礼院坊 投稿日:2019年02月04日 (月) 18時29分
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汽車の中でラグはテガミを読んでいました。
見送りに来てくれた所縁の人たちが直接くれた「願いのテガミ」は全てラグ宛のテガミだったのです。その中になんとザジからのテガミもありました。
汽車に乗る直前、ラグにヘッドロックをかけて「しっかりやれよ。子猫ちゃん」と言った際、ザジはラグのカバンに素早くテガミを忍ばせていたのでした。
一年ぶりに帰館したラグの変容ぶりに不信を抱いていたザジ。しかしヘッド・ビー選抜テストの鎧虫退治ゲームの際にラグが放った心弾の作用によって、
その夜に夢で見て感じ取ったことがそのテガミには綴られていました。
(前略)
「お前は今精霊虫と「こころ」を分け合い、「こころ」の奥で一人スピリタスとの戦いに備えているんじゃねえのか・・・?」
「一人ぼっちの「こころ」の奥でシルベットを思い、泣いているんじゃねえのか・・・?」
(中略)
「オレの「こころ」はお前の側に居る。どんな時も共にある」
「ラグ、お前は決して一人じゃねえ。忘れんな」
親友 ザジ・ウィンタース
ラグを見送ったザジとコナーはハチノスに戻る馬車の上で話をしていました。
ザジ:「こっぱずかしくて言えねえのに、テガミになら書けるんだな。自分の本当の「こころ」・・・すげえな、テガミって」
コナー:「それを運んで届ける、テガミバチもね」
チコの見送りは一人もいませんでしたが、チコが撃ち出す心弾に込めるための大量の「こころ」は準備され、首都に向かって出発していました。
すなわち、人柱とするためにリバースが呼びかけ、それに志願した大勢の人々を乗せた大型船がブルー・ノーツ・ブルースの港を出航したのです。
彼らは皆、すべてを承知の上で決死の覚悟で船に乗った人たちでした。船にはロイドの姿もありました。彼の顔には醜い爛れが広がっていて、
残りの命が少なくなっていることがうかがえます。
さらにはガラードも!
首都の役人となったクラリスと謀り、ラグとチコを加勢するためにハチノスのメンバーを首都に潜入させる手はずを整えてました。
ガラードはバレンタインに言います。「(我々に)何ができるかわからねえが、じっとしていられねえのはハチの性分だからな」
ラグとチコ、リバース、そしてテガミバチのオールキャスト。全ての役者が揃って最終巻で首都決戦です。[28768] 題名: 名前:礼院坊 投稿日:2019年02月04日 (月) 18時30分
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汽車がユウサリと首都アカツキの間にあるエリア、カゲロウに入るとラグは生まれて初めて太陽の真下の明るい世界を目にします。
しかしカゲロウに入って間もなく、汽車は途中で急停車してしまいます。
そして何者かがラグとチコの乗った客車に乗り込んできました。それは2.5等身の愛らしい熊の着ぐるみを着た、なんとも奇妙な案内人でした。
彼は自らを「プマのクーちゃん」と名乗りました。「クマのプーちゃん」ではありません。マルの位置が逆なんです。
でもって彼はピノコのような幼児言葉でしゃべります。
「安心して。首都の人にはヒミツだかやね」「クーちゃんはラグ君やチコたんのみ・か・た」
なんて具合に。それでも彼はスピリタスを倒すこの計画の首謀者でした。クラリスもカゲロウの兵隊たちも彼の指示で動いていたのでした。
「クーちゃん」の指示により、ラグとチコは馬車に乗り換えて首都へのゲートに向かいます。
ラグは途中で鉄道用のゲートを目にしました。そこにはカゲロウの人々が大勢集まっていました。ラグたちが乗ってきた汽車の到着を待って
汽車で彼らを首都入りさせるというのです。ラグとチコを馬車に乗せ換えたのはそのためだとクーちゃんは説明します。
汽車にそのまま乗っていたクラリスと兵隊たちはカゲロウの港を通過する際、リバースの大型船がに接岸するのを目撃します。
大勢の「人柱」たちがタラップを降りて続々と上陸してきます。[28769] 題名: 名前:礼院坊 投稿日:2019年02月04日 (月) 18時30分
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ラグとチコを乗せた馬車はアカツキへのゲートに到着。13年前ガラードとバレンタインが訪れ、通過できなかったところです。
門番(ゲートキーパー)はあのホルマリン漬け腐乱死体のセイン。彼の姿を前にさしものチコも「なんやねん、こいつ!!」と慌てます。
しかしロック化ラグはヘーゼンとしてました。さすが!(^ー^)〜♪
セインはラグとチコがクーちゃんに招かれたことを知ると「どうぞお通りください」と簡単に通行許可します。その際「ロプト様」と、
うっかり口を滑らせてしまいます。どうやらそれがクーちゃんの本名のようでした。
セインは「あなた方に、女帝様のご加護を・・・」と言ってラグたちを送ります。
ここでセインについてご説明です。
セインは、ヨダカとユウサリを結ぶビフレスト(橋)のゲートキーパーの双子の兄弟、ジャンとカミュの3人目の兄弟でした。
つまり彼らは三つ子だったんです。
ジャン、カミュ、セインの3人はもとBEEでした。初々しい美少年BEEのトリオとして周囲からは将来を期待されていたようです。
しかしあの13年前の「瞬きの日」、彼ら3人は心弾でエンジンを動かす役割を担わされ飛行船に乗船しました。そして墜落・・・
ジャンとカミュは両目を失い、セインは「(乗船して生き残った人の話で)生きてるのが不思議なほど」の重傷を負いました。
生命科学だけは非常に高度なAGの医療により、セインは培養液の中で命をつなぐことができたものと思われます。そして二人の兄弟同様、
ゲートキーパーという仕事ももらえたのでしょう。将来を嘱望されていた彼に対する首都のせめてもの償いでしょうか。
第10巻にそれを推察させるエピソードがありました。セインのことは見落としておりました。[28770] 題名: 名前:礼院坊 投稿日:2019年02月04日 (月) 18時31分
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ゲートをくぐったラグとチコはいよいよ本丸、アカツキへ突入!
中は真っ暗でした。そこに犬のような狐のような、中型犬くらいの大きさの動物が現れました。体は真っ白で尻尾が体と同じくらいに大きく、
全身が光って辺りを照らしてくれました。クーちゃんはそれをテーユと呼びました。どうやら彼のディンゴみたいでした。
そのテーユが道案内をしてくれました。ラグとチコ、そしてクーちゃんはテーユについて真っ暗な長い通路を進んでいきます。
そしてついにアカツキの中心部にたどり着きました。そこは「太陽」の光の源、「ダグダの大釜」と呼ばれる広大な場所でした。
その床は本物の蜂の巣のような、六角形の無数の小部屋の集合体になっていました。
よく見るとその六角形の小部屋の一つ一つに裸の人間が横たわっています。彼らはヘッドギアを装着され意識はない模様。目を閉じて動きません。
それが「ダグダの大釜」の床一面に・・・いったい何万人いるのか見当つきません。
「ここが太陽の「光」の源」「首都に入った人間はここに集めらえて」「「こころ」を摂取さえ心弾に変えやえゆ」「その命と「こころ」が尽きゆまで」
とクーちゃんは説明します。ラグは、
「僕たちは一体、何を目指してきたんだ・・・こんなことのために・・・テガミバチは・・・」と、本格的にロックのような厳しい目で呟きます。
そのころ太陽が瞬きました。しかし今度はいくら待っても光は戻りません。完全に光を失ったのです。真っ暗になった太陽の中に大きな目玉が
ギョロリと浮かびました。最終鎧虫スピリタスがついに目覚め始めたのです![28771] 題名: 名前:礼院坊 投稿日:2019年02月04日 (月) 18時43分
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背が伸びて目つきは鋭く、何があっても表情変えず涙も見せない超人ロックのようなラグ。この第19巻ではラグが泣くシーンどころか笑うシーンさえ
一度もありませんでした。でもそれは来るべき日に備えて「こころ」を極力使わずに温存しておくための残酷な手段でした。
ラグが動揺しかけたシーンもあったんですが、ラグの中の精霊虫が「「こころ」を使うな!」と呼びかけ、ラグはグッとこらえました。
一年ぶりに帰館したラグとニッチのほか、ステーキにも大きな変化がありました。彼は結婚して子供もいたんです!
奥さんの名はシチュー。子供はユッケ(♀)でした。シチューはサザエさんを動物化したような風貌してましたがユッケは可愛かったです。
鳴き声は「ニュニ〜」でした。
首都に出発する前の晩、ラグはシルベットの家に泊まりました。ニッチと「ステーキ一家」は意識のないシルベットのベッドで大いびきかいて一緒に
寝てました。ステーキのいびきは「ヌニゴー、ヌニゴー」でした。ラグは風呂にも入らずに寝たニッチのおでこをタオルで拭いてやります。
そのとき「おでこだけでも、拭きなさい!」と言ったラグは、私たちがよく知ってるロック化以前のラグでした。
しかしそんなわずかな「こころ」の動きも精霊虫は許しませんでした。「今だけでいいから、僕らだけにしてください」とつぶやくすラグがなんとも
気の毒に思えました。泣くことも笑うことも・・・怒ることも動揺することさえも許されないというのは、ラグでなくてもものすごいストレスのはず。
カゲロウ入りしたラグの前に案内人として突如現れた「プマのクーちゃん」。ふつうこういうときって、モノモノしい仮面でも被った人物が登場する
モンでしょう。そこにこういうお伽の世界みたいなキャラが登場するところがこの「テガミバチ」という作品のクォリティーですわ。
最初は面食らいましたが、次の最終第20巻を読み進むうちにこのクーちゃんが好きになりました。
自分の気持ちを言葉で伝えるのがこっぱずかしい。なのでテガミに書いて・・・それをメンと向かって渡すのもこっぱずかしかったのでしょう、
それとはわからぬよう手の込んだやり方でラグに渡したザジ。なんとも彼らしかったです。いいヤツです[28788] 題名: 名前:管理人・うる妻 投稿日:2019年02月05日 (火) 18時58分
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礼院坊さん
第19巻「首都アカツキ」のレビューをありがとうございました。
最終決戦を前にした、それぞれの覚悟がキリキリと感じられました。
泣き虫で涙もろい(鼻水ももろい)ラグが心を閉ざしてしまったことだけでなく、
仲間のザジの変化、シルベットの現状...マンガの最初の方は結構楽しいお話も多かったと記憶していますが、
その頃から比べると、なんという変わりようかと思いました。
シルベット、かわいそうに。
コナーも自分の彼女のことを思い出して辛かっただろうと思います。
シルベットの変わり果てた様子を見ても反応の無いラグを見たら、
ザジじゃなくても、なんだコノヤロー!となるでしょう。
シルベットがこれでは、もうゲボマズスープの出番もないんだろうなあ。(;_;)[28789] 題名: 名前:管理人・うる妻 投稿日:2019年02月05日 (火) 18時58分
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ザジがどんなにがんばってもラグにはかなわないでしょう。
気持ちはわかるんですけれど。
ラグとチコには真ん前の敵しか見えていないようです。
この二人には、それだけの理由がありました。
でもラグは見えないところで大量の涙を流していたんですね。
ザジの夢の中に現れたのは、実はラグがザジに呼びかけたのではないでしょうか。
本当のことを知ってほしいと。
ともかく出発前に誤解が解けてよかったです。
>耳元で「しっかりやれよ。子猫ちゃん」
ツンデレはあいかわらずですね。
しかし今はもう子猫ではないはず...
見送りが誰もいないチコ。彼女の努力と覚悟が実ることを祈ります。[28790] 題名: 名前:管理人・うる妻 投稿日:2019年02月05日 (火) 19時14分
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>「プマのクーちゃん」
以前、ブロッコリーにソックリなブッコロリの森という場所が舞台になったことがありました。
作者は言葉遊びがお好きなのでしょう。
>愛らしい熊の着ぐるみを着た、なんとも奇妙な案内人でした。
クマの姿をしている人は、組織の秘密を知っている人でしょう。
(「シドニアの騎士」のララァを連想)
>ホルマリン漬け腐乱死体のセイン。
こっちは熊より酷い。元美少年の成れの果てとは...( ̄Д ̄;;)[28791] 題名: 名前:管理人・うる妻 投稿日:2019年02月05日 (火) 19時38分
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BEEたちが目指した首都アカツキの正体は、人工太陽なる虫への給餌装置でした。
人々の「こころ」を燃料にして人工太陽を輝かせていることは知識としては知っていても、
実際に目にしたら....((((;゜Д゜)))
給餌装置をコントロールしているのはラグの母アヌさん。
ラグが表面だけとはいえ感情を失っているのは、必要な変化だったのでしょう。
でないと涙と鼻水だらけになって任務の遂行が難しくなりますから。
今度はニッチやステーキ(妻子持ちになっているとはビックリ!)の夢の中に、大洪水を伴ったラグが現れるかもしれません。
しかし...そばで見ているニッチも辛いでしょうね。
鎧虫スピリタスがついに目覚めました。
いよいよ次は最終巻ですね。[28792] 題名: 名前:礼院坊 投稿日:2019年02月05日 (火) 21時42分
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うる妻さん、レスをありがとうございます。
>マンガの最初の方は結構楽しいお話も多かったと記憶していますが、
>その頃から比べると、なんという変わりようかと思いました。
言われて気付きました。そうですよね、私はアニメから入りましたが、始まった頃は結構楽しんで見ておりました。
半年の休映をはさんでリバースになってからかなあ、話がドロドロし始めたのは。
いまGyaoでテガミバチを再視聴しています。後半のリバース編に入ったところですが、
それでもマンガ版終盤のピリピリした展開に比べればのどかな感じで懐かしいです。
最初っからこういう雰囲気のお話だったら私は入っていけなかったかも?
>シルベットがこれでは、もうゲボマズスープの出番もないんだろうなあ。(;_;)
そうなんですよね。タネを明かしちゃいますが、最終巻でシルベットがよみがえった後、彼女が料理をするシーンはありませんでした。
あ、いま気付いたんですが!
もしシルベットが無事だったら、彼女は「おかえりなさい!」と喜び爆発させて自慢の手料理でラグの帰館を祝ったはず。
心を閉ざしたラグがゲボマズスープを口にしたらどんな顔をするか見てみたかった!
やはりザジは雨に打たれるラグを夢に見たかも?[28793] 題名: 名前:礼院坊 投稿日:2019年02月05日 (火) 21時43分
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>ブロッコリーにソックリなブッコロリの森
ありましたね!ブッコロリの森。他にもいろいろとあったような・・・
「シドニアの騎士」のララァは存じなかったので調べてみました。この方も愛らしい熊の姿を借りてたみたいですね。
でも着ぐるみではなく生命維持装置なので脱ぐことはできないのですね。並みのSFだとモノモノしい機械の体になりそうですが、
熊の姿になったのは何か理由があるのでしょうか。
>クマの姿をしている人は、組織の秘密を知っている人でしょう。
はい、それはもちろん。最終巻でレビューいたします。
>元美少年の成れの果て
レインボー戦隊の隊長か、はたまたシンカリオン500 TYPE EVAの運転士か、というくらい
爽やかで清々しい顔した美少年たちでしたよ。ジャン、カミュ、セインの三つ子たち。
まったくもって作者の方、情け容赦ないですわ。(^_^;)[28794] 題名: 名前:礼院坊 投稿日:2019年02月05日 (火) 21時47分
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>給餌装置をコントロールしているのはラグの母アヌさん。
>ラグが表面だけとはいえ感情を失っているのは、必要な変化だったのでしょう。
あ、これは考えになかったです。
この第19巻で一度だけラグが感情むき出しにするシーンがありました。馬車の中でクーちゃんが「もうすぐ女帝が死ぬ」という話を
したときです。「女帝が死ぬって、どういうことですか!!」と、ラグはクーちゃんに激しく詰め寄りました。
でもその瞬間、ラグの左目の精霊琥珀の中の精霊虫が「「こころ」を使うな!」と言い聞かせてラグは鎮まるのでした。
たしかに、泣きムッシュラグのままだったら収集つかなくなってたな。
>そばで見ているニッチも辛いでしょうね。
あ、これも考えていなかったなあ・・・ニッチは以前と全く変化ない様子でした。
一年間の修行のカリキュラムにはディンゴの修行も含まれていたのだと思います。ニッチも辛かったとは思いますが、
彼女は「いちるー(一流)のディンゴ」になることを目指していました。ラグが目的を達成するためには自分も一皮剥けねば
という自覚が彼女をそうさせたのでしょう。[28804] 題名: 名前:管理人・うる妻 投稿日:2019年02月06日 (水) 18時49分
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礼院坊さん、レスありがとうございます。
「テガミバチ」もGyaoで配信中だったのですね。
今は手が出せませんが...
>最終巻でシルベットがよみがえった後
彼女の意識が戻ったのですね。よかった!
>やはりザジは雨に打たれるラグを夢に見たかも?
暴風雨かも...
「シドニアの騎士」のララァを検索してくださってありがとうございました。
今は熊ですが元は美人だったんですよ。なぜ熊なのかはわかりませんが。
>セイン
>まったくもって作者の方、情け容赦ないですわ。(^_^;)
元がケダモノじみたブサイクな男だったら腐乱死体になってもあんまり変らないでしょうから(?)、
美少年が変貌することで、この世界の異常さを現したのかもしれません。[28805] 題名: 名前:管理人・うる妻 投稿日:2019年02月06日 (水) 20時16分
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>ラグの左目の精霊琥珀の中の精霊虫が「「こころ」を使うな!」
これ、逆にストレス溜りそうですね。
この分じゃ、いざ「こころ」を使うとなったら爆発してしまいそうです。
>ニッチは以前と全く変化ない様子でした。
これは意外でした。そうでしたか。
彼女の体は成長したのでしたね。精神もまた成長したのでしょう。
あるいはもうラグの嫁のつもりで、何が起ころうとも添い遂げる覚悟を決めていたのかもしれません...