| [257] 中学時代に向けて |
- ぴさまま - 2008年07月07日 (月) 01時16分
はじめまして。小学6年生、無発語の自閉症児の母親です。 息子は特別支援学校に通っていますが、高学年になってからは、懇談会などのたびに「そろそろ思春期ですから・・・」と言われることが多く、いったいどんなことが起こるのかと不安にはなるものの、やはり個人差があるためなのでしょうか、あまり具体的な内容を語ってはいただけないので、今回の大介くんのお話や、その前の中学時代に関する記事は、とても具体的でありがたかったです。
私は息子の障碍がわかったとき、「(今後人様のお世話になることになると思うから)かわいがられる子、愛される子に育てよう」と思いました。その思いは今も変わりません。ただ、そのせいかどうかはわかりませんし、本人の性格もあったと思いますが、知らないうちに拒否することができない「イエスマン」に育ててしまっていました。(同一かどうかはわかりませんが、似たような民間の療育機関にも通ったこともあります。) 息子はうなずいて「Yes」を表現することはいつの間にかできるようになっていましたが、パニック以外で「No」を表現する手段を持たずに最近まで来てしまいました。介助する側としても、恥ずかしながら、あえて「No」を教える必要性も感じていませんでした。
そして、その付けは問題行動(しかも他害)となって表れました。その問題行動の要因はひとつではなかったようですが、その要因をひとつずつつぶしていくと、「おそらく言いたいことが伝えられなくて、問題行動となってしまったのではないか」と思われるものが残りました。それほど頻度が高くなかったので、原因をきちんと特定するには至りませんでしたが、そのいくつかは先生の提案を「拒否」できずに従って、その後、問題行動となったのではないかというものがあり、いよいよ「No」を教える必要性を感じました。 まだ、現在取り組みを進めているところで完成には至っていませんが、いくつかのうれしい出来事があり、よい方向に向かっているように思います。
なんだか自慢話のようになってしまいましたが、先生の記事を読んで、自分のしていることが大切なことなんだと認識することができてとてもうれしかったのです。ありがとうございました。
でも、先生が書いてくださった「小学校までにやっておくこと」は全然できていなくて、時間が足りない、と思いながらものんびりしてしまっている怠け者の母です。
先生の記事は、あまり本などには書かれていない生の情報を書いてくださっているのでとても読み甲斐があります。 これからも楽しみにしています。よろしくお願いします。
|
|