[296] 子供を了えた成人も特別支援教育を受けられる? |
- singerunloved - 2008年11月07日 (金) 11時48分
はじめまして。 このブログを知ってから1週間ほど経つでしょうか。 このサイトの主旨を私はよく解っていないかもしれません。 「特別支援教育」というものがどんなものなのかもよく分かっていないかもしれません。 次の質問は、このサイトの場と空気をわきまえていないものであるかもしれませんが、 どうしても誰かに答えてほしくて、あるいは何かのヒントを示してほしくて、 この掲示板を通してサンタ先生に質問することにしました。
私は今、大きな悩みを抱えていますが、 とりあえず、「特別支援教育」(やそれに類したもの)自体や、 それを扱っている法人・個人の受け入れ体制等の現況をまず知っておきたいと思うので、 個人的・具体的な問題についてお話しするのは次の機会にすることにして、 今回は一般的な話として知っておきたいことをお尋ねしたいと思います。
<質問>
発達障害、発達心理学、児童虐待、特別支援教育、 この系統のものを扱う機関・組織・団体・個人・サイト等にとって、 研究や支援の第一の対象となるのは、乳幼児や学童期の子供、 (研究結果や、それに基づく考察や提言の発表は、その子供の親や教育者、同分野や関連分野の研究者に向けて、) ということになるかと思うのですが、
子供の頃に児童虐待を受け、それに関してのケアを受けることなく、 発達障害を抱えたままで社会に出た、成人した、という人を 対象とすることもあるのでしょうか? 対象にするにしても、せいぜい20台初めまでの人になるのではないでしょうか? 30歳台、40歳台、50歳台の人などは対象外なのではないでしょうか?
既に成人している或る人が、 「どうも生きにくさを感じている。以前からずっと漠然と感じていたことだ。 私の裡にも、子供の頃から発達障害が生じていたのではないか? 発達障害を抱えたまま社会に出てしまったのではないか? もしそうだとしたら、障害を解決したり緩和したりするためにはどうしたらいいのか?」 という思いに到ったとします。 そういう時、この人がカウンセリングや治療等を受けられる所というのはあるのでしょうか?
あるいは、そういう人を育てた親が、 「どうもあの子は上手く社会に適応できているようには思えない。 そのうち何か大ごとでも起こしてしまうのではないか? 私の育て方に何か問題があったのではないか? もしそういうものがあったのなら、過去の問題とそれから生じた影響を直視し、 今わが子にまとわりついている得体の知れない呪縛を、断ち切るか緩めるかしたい、 叶わぬ願いかも知れないが、今からでもやり直すことはできないのだろうか?」 というような悩みを抱えた時、相談できる場所というのはあるのでしょうか?
上記の子(既に大人になってしまっていますが)と親の希求に適う機関というようなものは現在の我が国に、地域ごととか都道府県単位で存在しているのでしょうか? 精神科とか心療内科にかかるのでは何か微妙に違うような気がします。 子も親も、「児童虐待とか子供時代の心の傷ということなら、子供のうちに診てもらわなければならなかったはずだ。大人になってしまってからでは、育て終わってしまってからでは、どんな所にも相手にはしてもらえないはずだ」という先入観を持ってしまって、つかみどころのない憂悶に悩まされながらも、最初からそういう機関を探す努力をせずに諦めてしまうのではないでしょうか?
現に今、虐待を受けていたり、発達障害の様相を呈していたりする子供をまず第一に救わなければならないことはもちろんですが、 “既に学童期を終えている社会人や成人についても、 発達心理学の適用、つまり過去の虐待に対するケアや特別支援教育が必要なのではないか?” というスタンスをとっている機関や研究者グループ等はないのでしょうか?
同じ支援(特別支援教育)でも、 現に今子供である子供に対してするのと、 かつて子供であった人に対してするのとでは、 方法論は大きく違ってくるのではないでしょうか?
大人になってしまった人だと、乳幼児期・学童期から心にこびり付いてしまったもの、堆積して石化したかのようになってしまったもの、頑固なこだわり、大人なりの羞恥心、といったようなものが障碍となって、現役の子供に対して施すのとでは別の困難さが伴い、子供に対する場合とは違った技術が要求されるのではないでしょうか?
成人だけを対象にした「特別支援教育」(あるいはそれに類したもの)を実施している機関というものはないのでしょうか? あるいはいずれそういうものが普(ひろ)く大いに必要になるであろうという展望や議論は興っていないのでしょうか? 今年の6月に発生した秋葉原での無差別殺傷事件(それに茨城の事件もありましたね)のニュースに触れて、こういうものの必要性を強く感じている、という関係者は少なくないのではないでしょうか?
以上が質問です。長文で申し訳ありません。 (質問を書く前に、構成とか結びとか、他に盛り込むものを考えていたような気もしますが、書いているうちに何だかよく分からなくなってしまいました… 長くなってもしまいましたし、これで一まとまりのものとしておきます。)

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