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[227] グレーゾーンの子の進路 R子 - 2008年06月16日 (月) 22時38分 はじめまして、サンタ先生、読者の皆さん、どうぞよろしく。自閉症の中３女子の母です。娘が幼稚園年長時に視線が合わない、オウム返し、集団行動ができず勝手な行動をしてるということで、医療機関を受診。IQ56（田中ビネー）自閉症と診断されました。その後徐々に幼稚園で集団行動ができるようになり、就学時検診も普通学級の結果が出て、小学校は先生や周囲の子ども達の理解もあり、細かいゴタゴタはありましが4年生位までは楽しく過ごせたようです。その後家庭の事情で、他県に転校し、発達障害に理解のない学年主任が担任になり、娘の主治医が小学校に出向いて担任と話してくださいましたが、あまりわかりあえずに小学校を卒業しました。中学校も普通学級に入ったものの、いじめ等あり、教室のあちこちで固まって動けなくなり、中１の2学期から不登校の子と一緒に教育相談室で過ごすようになり、就学指導委員会に。検討の結果、普通学級適の判断がおりました。当時のIQ75（WISK�V）中2になり、支援員に教科書をもらいに行こうと、教育相談室から娘の籍があるクラスに行くことを促され、何とか現在まで普通学級で過ごしています。理解してくれる先生、友達（その逆もいます）良い雰囲気があれば可能性は広がるなだなと驚いています。去年IQ78（WISK�V）で県から療育手帳は発行できないと言われ、学校と連絡をとりながら何とか学校にいってる状態で、親子とも苦しい状態には変わりない、納得できないと答え、田中ビネーで再検査することに。IQ62でした。手帳は交付されることになりました。そして現在中3になり、私立高校を目標にしていましたが、担任に養護学校は考えていないのかと言われました。本人に告知もしていないし（医師に告知は成人前後と言われています。本人はうすうすわかっているようですが）、どうしたらいいのか途方にくれています。医師には病弱児の養護学校を勧められたことがありますが、自閉症の子が行くことができるのでしょうか。長文ごめんなさい。

[235] 将来を見越して サンタ - 2008年06月21日 (土) 22時08分 　Ｒ子さん、こんにちは。 　これまでいろいろと大変なところを頑張ってこられたんですね。 　知的発達の遅れが軽度であること、自閉的な傾向があることなど、よく分かりました。Ｒ子さん御自身も、娘さんの今後をどのように考えるべきなのか、分からなくなっているように思いました。 　さて、グレーゾーンの子の進路は、Ｒ子さんの娘さんに限らず、本当に難しいのが現状です。 　ただその時に考えなければならないのは２つあって、１つは本人の気持ちであり、もう１つはすぐ近くの進学先ではなく、その向こうにある将来の生活なんですね。 　まず本人の意向ですが、Ｒ子さんの娘さんの場合はいかがでしょうか？ 　私立高等学校への進学を希望しているのでしょうか？　それとも自信をなくして進学を考えられない状況なのでしょうか？ 　どの進学先を選ぶにしろ、本人が気持ちよく通えることが重要です。本人が不登校になってしまうのであれば、高校は義務教育ではありませんので、その先が難しくなります。 　本人が考えにくいのであれば、親子で一つずつ、見学や体験入学をして、一緒に考えていくのがいいです。そして本人が「ここなら私、頑張れる」と言うところを選んでいくのが、進学後の生活を充実させると思います。 　もう１つ、進学先の向こうにある将来像を考えてみましょう。 　通常の高校に進学した場合、その後の進路指導はどうでしょうか？　もしかしたら特別支援学校（知的にしろ病弱にしろ）の方が、療育手帳があることを前提にした進路先を考えてくれるかもしれません。 　もしくは具体的に将来の生活の流れが想定できるのであれば、そちらを考えに入れるのも大切ですね。 　どうか、以上の２点を考えて、進路を考えていって欲しいと思います。 　最後に「病弱養護（現在は特別支援学校）」の話ですが、これは都道府県によって違いがあると思いますので、一概には言えません。 　ただ私の住む地域では「医師の診断書」があれば、自閉症でも入学は可能です。この場合の診断書には、「自閉症」でもいいですし、不登校傾向があるとのことですから、そちらの関係の診断名（例えば「神経症」など）を付けてもらえればＯＫだと思います。 　どちらにしても、その病弱養護に問い合わせてみるのがいいですね。 　ただし病弱養護は知的発達の遅れがないのが前提であることが多いので、きちんとした受験を受ける必要がありますので、注意してください。また知的障害の特別支援学校の高等部のように作業学習や作業実習などを行って、即、就職につなげるような支援はなされていないようです。 　どうか御本人もＲ子さんも、納得のいく進路が決まることを願っています。 http://universaledu.client.jp/

[239] 適切で暖かいアドバイスありがとうございます R子 - 2008年06月23日 (月) 22時36分 サンタ先生、お返事ありがとうございます。 娘は、養護学校の見学の話をした後は、「私は知的障害があるので養護学校に行きます」と言っています。養護学校の話が出たので、本人なりにいろいろ考えたようです。私の意向、顔色等を伺っているようでもあり、本心なのかどうかはかりかねます。もし、決めた学校が合わなくて行けなくなったら・・等今から考えても仕方のないことを考えて、重苦しい日々を過ごしておりました。親が不安になると、子どもも不安になりますよね。 いずれにしても、本人の希望の学校を見て回ってなおかつ将来のことを考えて決めて行きたいと思います。

[244] 知的障碍の特別支援学校 サンタ - 2008年06月28日 (土) 09時40分 　Ｒ子さんの娘さん、御自分で「知的障害があるので養護学校に行きます」と言われたとのこと。その心を察しますと、なかなか重苦しいものがあります。 　大切なのは、「知的障碍＝不幸」でも「知的障碍＝無能」でもないことを親子で確認することだと思います。 　障碍というよりも、そういうことが「苦手」でも、他にも得意なことがあるよね、いいところがたくさんあるから大丈夫だよね、と前向きに捉えることができたらと思います。 　実際、知的障碍の子が通う特別支援学校には、キラキラと個性が輝き、真っ直ぐに自分の将来に向けて頑張っている素晴らしい子どもがたくさんいます。 　知的障碍があるけれども、挨拶はしっかりできるし、みんなから愛されるし、知的障碍があるなんて、大きな子とではないよね、と言ってあげたくなるような、素晴らしい子どもがいて、その子たちは立派に社会に巣立っていき、仕事上でも必要とされる人に育っているんです。 　どうか「特別支援学校」に進学することが敗北の結果ではなく、夢を叶えるため、だったり、自分の将来を素晴らしくするため、だったりして欲しいと思います。 　親の気持ちがぶれるとそれは子どもに伝わるのは事実。 　でも、親の気持ちとしては、いろいろと考えてしまうのも分かります。 　しかし、ここは娘さんの将来のために、大人の威厳を持って、娘さんの進路を前向きにサポートしてあげてください。 　僭越ながら、娘さんを応援したい気持ちから、再度、書き込みをさせて頂きました。 http://universaledu.client.jp/

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