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[218] 新米の支援員です ペダル - 2008年06月10日 (火) 00時56分 知識も経験も全く無いのですが、 面接で好印象をもたれたのか？？学校生活支援員に採用され、 ４月から発達障害の小１女子をお世話しています。 疑問や戸惑いの嵐に翻弄される日々を過ごし、 ネットであれこれ探すうちにこちらのサイトを発見し、 ようやく羅針盤、あるいは教科書を手にした気分です。 勉強させていただきます！ 私が担当させてもらっているの女の子は、 外見上変わった所はなく、愛らしくて運動神経も抜群ですが、 言葉が全くしゃべれません。 声はよく出るのですが、乳児みたいに意味不明です。 本を破いたり、教室を脱走したり、おもらししたり、 泣き叫んで暴れたり…なかなか凄まじい子です。 周囲は何度も養護学校を勧めたのだそうですが、 母親の熱意で普通の小学校の支援クラスに来ています。 授業は９９パーセント無理にしろ、せめてしつけを…！ と思っても、他児童の迷惑になるので、 あまり騒ぐと、適当にあやすしかありません。 世話をするのは苦にならないですが、 それだと学校がただの託児所になってしまうし…。 早いうちに色々身につけた方が良いというのに、 なんだか可哀想です。 ベテラン支援員だったらどうするだろう… と己の未熟さに情けなくもなりますが、 何とか頑張ります！ 「Ｚちゃん可愛い！」という気持ちですので。。。

[223] 支援方針 サンタ - 2008年06月15日 (日) 11時12分 　ペダルさん、大変そうですね。でも「かわいい」と思って接してくださっていることが何より。 　かわいい子で、運動神経抜群でも、言葉がなくて行動が混乱しているようだと、やはり特別支援学校（養護学校）対象だと思います。 　それを保護者の方は受け入れられなかったんですね。詳しくお聴きしないと分かりませんが、保護者の方もかなりお辛い状況だったんでしょう。 　ペダルさんは支援員の立場ですので、保護者対策は担任や特別支援教育コーディネーターにお任せするしかないと思いますが、一方で御本人への支援方針については、十分に担任やコーディネーターにお聞きしておく必要があります。 　せめてしつけを、とのことですが、そのしつけにも色々あります。また他の子の邪魔になる、とのことですが、どの程度、他の子と同じ教室にいなければならないのか、その点も聞いておかなければなりません。 　小学校低学年であるという前提で書きますが、私だったら、その子のこういう点に気を付けて支援すると思います。 ・その子の好きなことを見つける。 　絵を描くこと、ボール遊び、パズル、絵本など、何でもいいです。その子が大好きなことを見つけます。遊びだけでなく、教室で静かに席についてできることも見つけられるといいです。 　好きなことが見つかったら、それを生活の核にすることができます。 ・その子とのコミュニケーション方法を考える。 　言葉が通じないとのこと。では、その子はどうやって自分の気持ちを表現しているのでしょうか？　サイン？　それとも別の方法？ 　よくやるのはコミュニケーションカードを使うことですが、それができるのかどうか。 　コミュニケーションができれば、暴れることは減ります。約束をしたり見通しを持たせたり可能になります。ちょっと専門的なことかもしれないので、是非、先生方と相談してみてください。 ・身の回りのことができるようにする。 　着替え、排せつ、食事、片づけ等々はどうですか？　こうしたことが、今、どのくらいできているのか、考えてみましょう。そして、どこの部分だったらできるようになるか考えます。 　１度に全てを要求するのは難しいので、一番、できそうなところからゆっくりとやらせていきます。 　いずれにしろ、支援方針を親、担任と相談するのがいいですね。 　そのときには、学校の事情や親の気持ちなど、いろいろと出てくると思いますが、とにかく本人の幸せと成長を中心になるように話していくといいと思います。 　頑張ってくださいね！ 　 http://universaledu.client.jp/

[225] アドバイスありがとうございます ペダル - 2008年06月16日 (月) 00時58分 アドバイス頂けて、なんだか涙が滲んで来る思いです。 接していくうちに、おぼろげですが少しずつ彼女のことが見えてきました。 彼女自身はとても表情豊かです。 呼びかけにはほとんど無反応ですが、喜怒哀楽ははっきりしています。 大笑いしたり、大泣きしたり、ムッとしたり、いたずらっぽい目をしたり…。 野生のカンなのか、判断力も実はけっこうありそうです。 人を見るというか、 私のことは、しもべと思っているような感じですが、 担任の先生に対しては、ちょっと一目置いているような…。 でも、例えばコミュニケーションカード等は、 おそらく破いたりなめたりかじったりしてしまう気がします。 今のところ。。。 先日びっくりしたのは、 トイレに連れて行き、用を足させたあと流したら、 便器に手を突っ込んで流水をすくって飲んでしまいました。 そんなところは、本当にまだ何も分からない赤ん坊のようです。 （これぐらいで驚いてはいけないのかもしれませんが…） 担任の話では、保護者の方は「とにかく本人が楽しく学校に行けたらそれでいい」とおっしゃっているとのこと。 嫌がることはさせなくていいから、という感じです。 基本はそれに従い、あとは徐々に担任に聞きながら出来ることを見つけていきたいと思います。 自立のための支援をしていけるように。。。 不思議なのは、青い物が大好き！なんです。 青い小物、青いホース、青っぽい水槽などに執着します。 給食も、濃い緑のほうれん草やブロッコリから食べ始めます。 ＜青系の色＞にすごく魅かれるみたいです。 他にもこだわりの行動が見られて、私個人としては、なかなか興味深いです。 おんぶや抱っこをせがまれたり、脱走を追いかけたり、 叩かれたり蹴られたりで、毎日大変ではありますが、 本当に憎めない女の子です。 頑張ります。

[232] 重い障碍のお子さんですね サンタ - 2008年06月21日 (土) 21時13分 　ペダルさんのお返事を読んで、対象のお子さんにかなり重い障碍があるのだと分かりました。 　トイレの水をすくうこと、実は特別支援学校（養護学校）に勤めていた頃、そういう子を担当した経験があります。 　まだ感覚の段階にいるお子さんである可能性が高いですので、カードは無理かもしれませんね。 　体を使った遊び、感覚的な遊びが大好きだと思いますので、まずはたくさん遊んであげることが大切だと思います。 　そういうかかわりがきちんとできたところで、生活のリズムをパターン化させていきます。 　好きな活動を核にして、その前にちょっとした課題を付け加えます。好きな活動をする前に、例えば「おんぶをしてください」「はい」みたいなコミュニケーションを、その子に分かる形（サイン等）で作っていくことになるんだと思います。 　ちょっと難しいですが、「太田ステージ」や「ＮＣプログラム」などが使えます。ネットで検索してみてもいいですし、学校に頼んで関係の本やグッズをそろえてもらうか、もしくは近くの特別支援学校のコーディネーターにアドバイスをお願いするのがいいと思います。 　こういう子たち、きちんと見立てをして支援をすると、行動が整理されていきますよ。ちょっと専門的なアドバイスを頂く必要があるとは思いますが、どうか頑張ってくださいね http://universaledu.client.jp/

[240] アドバイスありがとうございます!!! ペダル - 2008年06月23日 (月) 23時15分 「太田ステージ」「ＮＣプログラム」ですね、勉強してみます。 （全く知りませんでした…） 今日は、Ｚちゃんは下痢便のおもらしをしてしまい、テンヤワンヤとなりました。 やはりこの子の障がいは重いのですね…。 １才児が無理やり小学校に通っているような状態なので、本人も辛いでしょうし、周りの子の集中力も乱れます。。。 中身は１才児でも、走ったり、暴れたり、叫んだり…のパワーは並みの６才児以上なので私一人では御しかねますし。。。 支援学級の担任はこの子の扱いに頭を悩ませていて気の毒です。 でも、赤ちゃんのように無邪気なため、特に女子児童には人気があり、「あそぼ！」「可愛い！」とよく声がかかります。 普通小を選んだ保護者の方の狙い（というか願い）は、この辺に強くあるようです。 でも家庭事情が複雑なので、よく朝食抜きで登校します。 担任は学校のルールなので、給食の時間まで我慢させています。 （私だったら何か食べさせちゃいそうですが、悪いクセになってはいけないですね） ただ、突き詰めると、学校って？勉強って？ 品種改良されてきれいに並んだタネ無しのフルーツを作ってるの？？ …という気持ちにもなってくるし。 こんな風に頭と体を使わせてもらえることに、私自身はすごく感謝しています。 サンタ先生のブログ、特に具体的なケースは、手に汗握る思いで続きを待っています。応援しています。 私も頑張ります。

[243] アセスメントの重要性 サンタ - 2008年06月28日 (土) 09時35分 　ちょっとくどいですが、もう１度だけ。 　ＮＣプログラムと太田ステージですが、これらがいいのは、子どもの状態を客観的に捉えられるからです。 　障碍のある子たちを日常的に扱っている先生達はそういう検査をしなくてもある程度のところは分かりますが、ほとんどの場合は、こうしたアセスメント（検査を含めた実態把握です）がとても必要だと思います。 　で、こうしたアセスメントには本当にいろいろな種類があります。私は太田ステージやＮＣプログラムが勘弁ですし、自閉症の子や知的障碍のある子に使いやすいと思っていますが、対象のお子さんの状況が客観的につかめるのであれば、他の方法でもいいです。 　例えば遠城寺式乳幼児発達検査みたいなものや、知的障碍が軽度であればウイスクシリーズ（幼児の場合はウイプシーです）が使えます。Ｋ−ＡＢＣというのもありますし、ＳＭ式社会生活能力検査（これは知能検査ではないですが）というのもありますよ。 　周りの先生に相談してみてくださいね。 http://universaledu.client.jp/

[250] ペダル - 2008年07月02日 (水) 19時09分 貴重なお時間を割いてアドバイスを書いていただいて、 申し訳ないような気持ちです。ありがとうございます。 今日は、Ｚ姫は、ひどく泣き叫んで暴れ、 私のコンタクトレンズが片方無くなってしまいました。 （以前はメガネを曲げられたし…） ものすごい力でしがみついてくるのでおんぶしますが、 私の髪をひっぱり、顔をひっかき、皮膚を握りつぶそうと するので、泣けます。。。 なんか暴れる男子中学生でも相手にしている気分。。。 以前「Ｚちゃんの要求通りにおんぶしてやるよう」、 保護者と専門の施設から言われましたが、 不機嫌なときにおんぶ要求が激しく、 おんぶしても私の腕の位置が気に入らずつねりまくられ、 痛くて降ろすと癇癪が爆発し…… …ふぅ 不機嫌にするなといわれても、 安全上、行ってはいけない場所、 公共の場でしてはいけないこと等々あるし…

[251] ペダル - 2008年07月02日 (水) 22時24分 （すみません、文章↑が途中になってました） 学校はやはり、彼女にとってストレス多いんでしょうね。 ひと暴れするとケロッとして遊んだり、すぐまた癇癪おこしたり、 ずっと落ち着いている日もあるし…色々ですが。 うまく機嫌をとりつつ巧みに導けたら良いのでしょうが、 私にはなかなか難しいです…。 アドバイス頂いたことを勉強し、ブログを参考にさせていただき、 頑張ります。ありがとうございました。

[253] うわー、大変そうですね サンタ - 2008年07月06日 (日) 10時30分 　ペダルさん、大変そうですよね。私もペダルさんが相手をしているような子の指導をやったことがありますが、彼らは力の加減をしないので、もの凄く痛いです。仕事ですし、その子のことをかわいいと思っているのですが、さすがに「痛い」ことは辛いです。気持ちの上でも疲れてしまいます。 　で、ちょっと気になったのは、「要求通りおんぶをしてやる」という保護者と専門機関からの話・・・。 　ペダルさんの訴えを聞くに、これはあんまり意味がないというか、教育的でないというか・・・。 　たぶん専門機関はその子の状況を正確に把握していないと思うんですが、どうでしょう？　保護者の方々も、家というその子にとっては分かりやすくて安定できる場所での状況のみしか分かっていなくて、学校のように刺激の多い、いろいろな場所があるところでの彼女の状況は知らないか、「知りたくない」と思っているかもしれないです。 　その尻ぬぐいの部分がペダルさんに来ちゃっているように思えて、何だか申し訳ない気持ちになりました。 　「パニックや癇癪を起こす→おんぶをしてあげる」という図式はとても良くないです。なぜなら、「パニックを起こす」とおんぶをしてもらえる、という御褒美がもらえる構図になっているからです。 　パニックが「おんぶ」を要求する手段になってしまうと、パニックは止まりません。 　では、どうすればいいか、ですが、パニックを起こしたら、安全な場所に連れて行って、放っておくのがいいです。静かになるのを、シーンと見守ってやります。 　パニックは長くても１時間は続きません。パニックの始まりの時間を記録して、それで冷静に観察します。何がその子のパニックをひどくするのか、考えます。何か原因があるとしたら、それを取り除きます。何かを要求しているのであれば、「パニックをやめて静かになったら」それを与えると約束します。 　パニックを収める方法があるのならば、それを見つけるのもいいです。私の知っている子は、特定の「感触の良い人形」とか「パズル」とかを与えることで、自分でパニックを収めることができましたが、そんな風に「自分で自分を落ち着かせられるグッズ」が見つかったら、とても楽になります。 　またその子の視線を見ると、もしかしたらペダルさんの反応を見ているかもしれません。としたら、それはパニックではなく、要求手段になっている可能性が高いです。 　あと、学校生活を早めにパターン化していくのがいいですね。毎日、同じ流れで本人が見通しを持って生活できるように整えていきます。 　保護者から「家で何をして遊んでいるのか」「どんなことが好きか」などを聴き取って、本人が好きなこと、安定できることを生活の中心においていくのがよいと思いますよ。 　ペダルさん、私で良ければアドバイスするので、何でも聞いてくださいね。 　 http://universaledu.client.jp/

[260] 遅くなりましたが、 ペダル - 2008年07月16日 (水) 23時30分 アドバイスありがとうございます。 また、ブログでのお話もとても参考になります。 Ｚちゃんの「おんぶ」に関して… ４月の段階では、おんぶすることですぐにパニックが収まり大人しくなりました。 大声で泣き叫ばれると他の授業や職員会議などに支障をきたすので、 担任の指示も「おんぶしてあげて黙らせよう」といった方向でした。 癖になったらマズイのではと思い、親御さんに確認してもらうと、 ＜専門機関の話では、言葉が出来ない代わりにスキンシップで「信頼関係」を築くのが大事。 おんぶが癖になることはありません。＞とのことでした。 また、教室移動させるときなど、おんぶした方がこちら側も楽でした。 逃げ回るのを追いかける方が、体力的にしんどかったので。。。 それが最近は、パニックよりもやはり「おんぶ要求」で泣き叫んでいるような気がします。 学校の環境にも慣れてきて、恐怖心や混乱よりは甘えが勝っているような…。 おんぶ要求は、ちょっとした気に入らないことが発端で始まるようですが、 すぐにおんぶされないと、最初の原因よりも「おんぶ拒否」に対して怒りが爆発するようです。 おんぶ拒否といっても、別に辛く当たっているわけではなく、 仕事上ちょっと手が離せなかったり、先に手足を洗わせなくてはだったり、 なるべく歩かせようと思ったり…なのですが、 「早くおんぶしろー!おんぶしないと許さん!」とでも言うように、 泣き叫びながら執拗に私にからんできます。 こうなると、おんぶしても暴れて「何故すぐにおんぶしなかったのか!！」とでも言うように ボカボカ叩いたりつねったりしてきます。 先日、担任から「もう信頼関係は出来てるから、おんぶはやめましょう」 と言ってもらいましたが、なかなかまだうまく切り替えられません。 担任はベテランで、お絵かきに集中させた後、くるくる体を振り回して遊んであげたり、 暴れだすと毅然と怒ったりして、見事にコントロールしています。 Ｚちゃんとじっくり関われる時間が少ないのがなんとも残念です。 私自身は、多分なめられているし、憎まれ役にならないといけない面もあるのかなと思います。 自分の性格的に、鈍いし、大声出ないタイプなのでキレることはありませんが、 学校生活に右往左往してＺちゃんを不安にさせているかもしれません。 正直言って、行事、変則授業、特別イベント等が多すぎて把握しきれないです…。 普段は裸足で校庭へ飛び出すＺちゃんが、避難訓練のときに限って靴を履きたがるので、 履かせて集合場所に連れて行ったらクレームが…とか、 珍しく大人しく着席しているのに、行事で体育館に連れて行ってパニック…とか、 もう皮肉すぎて、どうしていいのやら。。。 でもなるべく参加しないと、普通小に入った意味が無いような気もしますし。。。 「学校生活のパターン化」って、こんな状態ではいけないのですよね？ 行事や避難訓練よりも、毎日々々同じリズムで同じことをやるのが良いのですよね？ 普通小でどこまで対応出来るのか…、 特別支援校なら、その辺のところ適切に配慮できるのでしょうね…。 毎日、砂遊びに夢中で、砂や土を食べてしまうＺちゃん。 障害児というより赤ちゃんみたいで、先生らも皆、彼女を大目に見ています。 私もぎゅっと抱っこしてあげたり、なるべく楽しく過ごしてもらいたいのですが、 ちゃんと勉強して対応しないとダメですね。体は成長していくのですから。 サンタ先生から教えていただいたこと、なかなか取り組めずにいて、恥ずかしいです。 ２学期には何とかしなくては…。

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