[327] 通常学級での特別支援 |
- サンタ - 2009年04月05日 (日) 21時56分
みずほさん、反応が遅くなってすみません。
通常学級での特別支援のことですね。 それも中学校でのこと、なかなか大変そうです。
対象となっているお子さんの実態によって、やり方は様々だと思いますが、とにかく私なりにアドバイスをさせて頂きますね。
まず最初に担当の先生、保護者の方と「目標」の設定をしっかりして欲しいと思います。 どの程度の学習が可能なのか、集団参加はどのくらいできるのか、等々、この辺をしっかりおさえておいて、しかも周りの教員、保護者、そして本人と共通理解しておくことが大切だと思います。 それをやっておくことで、「頑張らせすぎ→問題行動」を防ぐことができますし、周りの子どもたちとの差にも対応できます。 みんなと一緒でなくても、その子なりに頑張りを認め、その子のペースを守れるようになるわけなんですね。
次に「別室」「個別の課題」をそれぞれ用意しておくことも大切ですね。 通常学級にいることが目標になってしまうと苦しいので、必要に応じて積極的に別室を利用し、静かな環境の中で安定して学習ができるようにするのがいいです。 こうした配慮が、本人の生活を安定させます。 個別の課題ですが、通常学級で他の子がやっている課題では難しすぎる場合に使います。 またこうした個別の課題を「一人で静かに学習できる」ようにしておくことで自立を促すことができると思います。
これはよくあるパターンなのですが、通常学級で特別支援が必要なお子さんがいたとき、支援者がずっとつきっきりになってしまうことがあるんです。 気持ちはわかります。 ですが、こうした支援者の存在は、その子の自立を阻害します。一人では何もできない子を育ててしまうことがあります。
なのでみずほさんとしては、お子さんの目標をしっかりと確認したところで、あとはその目標にそってメリハリのある支援を心がけるのがいいと思います。 必要でないときは、敢えて近寄らず見守る。困ったときは、本人にそれを伝えさせる、そんな風にするのが何よりも本人のためになると思います。
通常学級での支援、様々な刺激の中のこと。 担任、他の生徒、本人とその保護者、他の保護者。 様々な気持ちが渦巻くところです。目標をしっかりと持って、何よりも子どもたちのために頑張ってくださいね。
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