| [99] 最低限努力で到達できるレベルとは! |
- 7-103 - 2004年11月03日 (水) 02時12分
※注)そんな偉そうに出来るほどの記録でないことは重々承知ですが、文章の肝を分かりやすくするため“便宜上”、「今の俺は強い」的な書き方をしています。でもそこまで自意識過剰じゃないよってことだけ断わらせてください。
才能・センスに関係なく、『どんな人』でも『努力・根性・気合』で到達できるレベル、というものがあります。これは誰しも疑わないでしょう。疑問を持つとすれば、「そのレベルとはどこまでなのか」ということ。 僕には運動神経というものがありません。基本的に不器用。俗に言う『センスが無い』ってやつです。特筆すべき才能もありません。平々凡々な20歳日本人♂です。以降はこれを前提とします。 僕の去年までの自己ベストは、高3のときの51”15でした。去年のシーズンベストは51”8、最終的には52秒台でシーズンを終えました。自信のかけらもありませんでした。 大学在学中に自己ベスト(51”15)が出れば万々歳、万が一50秒台でも出て、マイルメンバーに使ってもらえでもしたら言うこと無い、という程度の目標しかありませんでした。50秒ギリなど夢のまた夢。伊藤君は『49秒は努力で出る』って言ったけど、まるっきし信じてませんでした。 しかし!今シーズン、僕は自己ベスト更新・50秒切り・マイルでメダル、という結果を残すことが出来ました!!400m49秒台というタイムがスゴイとは口が裂けても言いません。否、言えません。実際、一宮や岡工に僕より速い奴なんてゴロゴロ居るし。ここで僕が言いたいのは、去年まで中四国はおろか、岡大内ですら歯牙にもかからなかった男が、一冬越えて中四国のファイナルまで行く(まだ「勝負する」には至っていないが・・・)くらい伸びた、という事実です。 重ねて言いますが、ぼくは特別な素質も才能も無ければセンスもありません(見ればわかると思うけど・・・)。残念ながらこれには自信があります。しかし、そんな、才能のカケラも無くセンス皆無の超普通人間でも、努力次第で“ある一定のレベル”には到達できるのだ、ということを 身をもって証明して見せたつもりです。 400mでいう50秒ギリ・・・・100mなら11″2ギリ、800mなら2分ギリ、5000mなら15分ギリか? これっくらいのタイムなら、間違いなく努力オンリーで出る!!才能・センス関係なし!!ひょっとしたらこれ以上いけるのかもしれませんが、今のところ僕が実際に自分で経験して、間違いなく保障できるのはココまでです。
しつこいようですがもう一度繰り返しますと、僕は才能と呼べるものも器用さもセンスも運動神経も持ち合わせていません。普通といえるのかどうかも怪しいです。少なくとも普通以下の人間です。だから、上記の話を『絵空事』とか『石井だからこそ出来た特別なこと』とか思わないで欲しいのです。むしろ「石井ごときに出来たんだからオレにだって出来る」くらいに思ってほしい!!
では去年と何が違ったのか、と言われれば「ブレイクスルー」があった、と。がむしゃらにやってくだけじゃダメだ、工夫する・考える、頭を使って効率よく強くならないと4年なんてあっという間だ・・・・というのはあまつさんの御言葉。ブレイクスルーに才能やセンスはもちろん要りません。例えば僕にとってのブレイクスルーは春野合宿最終日の450mT.T.でした。450mという距離から、いつもと違うアプローチで挑んだら、良いタイムが出て、周囲からも良かったといわれたのです。そのときのT.T.に何とか近づけよう近づけようとした結果、最終的には50秒ギリに至りました。
というわけで、400mで50秒ギリができない、800mで2分ギリができない、5000mで15分ギリができないからといって、諦めたり弱気になってる人が居るならば、「まだまだ努力根性気合で絶対に伸びる範囲だ!!!」と言いたいです。周りの人(とくにパート長)は、その人が現時点で弱いからって、意見を無視したり縛ったり馬鹿にしたりするのではなく“十分に強くなりうる人材”“原石”として見るべきです。
最後になりましたが、以上はあくまで僕個人の意見であり、体験談です。この人→http://www.geocities.jp/akky4000929/hitorigoto.htmlは、才能すら関係ないと言い切ります。僕はあくまで自分が経験して保障できる範囲で書きましたが、人の限界なんて分かりません。ただ、僕の書いた「限界」より、高いレベルにはなりこそすれ、低いことは絶対にない!!僕が書いたのは「最低ライン」なのです。
補)今シーズンの僕の練習日記の、試合日分を公開します。100人部員がいるんなら、1人くらいのヒントになれば幸いです。
|
|