―― ア。
陽ガ、昇ッタ。
又、今日ガ、着タ。
モウ、要ラナイノニ。
ナラ、自分ガ、消エタラ、好イノニ。
其レガ、出来無イデ、今日モ、此処ニ、居ル。
ア。 ――
誰かとの繋がりが切れたら 此処に居なくても良いのかな
自分さえ信じれなくなれば 何処に居る意味も無いのかな
変わり果てた毎日を無視して 平穏を保っていたけれど
其れは 儘や正反対にも 成れていなかった
見知らぬ人の波に溺れた 逃げる様にして足掻いてる
自分から遠避かった街が 蜃気楼の様に歪んでる
此れで総て何もかも好いんだ 決意した夜が走馬燈に
若しも あの日の儘で居たなら 僕は死んでいた
どれ程近い どれ程遠い そんな存在の前でも
赤裸々の服を着たり 全裸に為る事は出来無かった
★瞳を閉ざしたら 聞き慣れていた声や 見慣れた顔が
不眠症と謂う題の映画を組み立てていたんだ
心に負った傷 塗りたくる薬など 見当たらなくて
勢い良く唾を吐いてみたけど麻痺し過ぎていた
誰かには一体どんな風に こんな堕落は映ったかな
僕前じゃ善い人だったけど 実際では如何だったかな
変わり果てた姿を鏡へと そうしたら粉々に砕けた
其れは 其処だけが真実だと 呼ぶ物だろうか
★流れた旋律に 自分形の詩を着けようと思った
然し 何一つ旨い言葉が声に成らないんだ
人間は何時しか新しい生活に慣れる
若しも そうならば 僕は 人間じゃないかも知れない
誰かとの繋がりが切れたら 此処に居なくても良いのかな
自分さえ信じれなくなれば 何処に居る意味も無いのかな
変わり果てた僕の事想って 連絡をくれる人が居ない
其れは 試した心算は無いが 少し期待して
★瞳を閉ざしたら 聞き慣れていた声や 見慣れた顔が
不眠症と謂う題の映画を組み立てていたんだ
心に負った傷 塗りたくる薬など 見当たらなくて
勢い良く唾を吐いてみたけど麻痺し過ぎていた
―― ア。
陽ガ、堕チタ。
又、今日ガ、逝ッタ。
モウ、要ラナイノニ。
ナラ、自分ガ、消エタラ、好イノニ。
其レガ、出来無イデ、今日モ、此処ニ、居タ。
ア。 ――