<戻り鰹の秋>
ユングのシンクロニシティではないが、土佐酒蔵交遊録11(☞No.634)で言及した、NK細胞について、偶然、昨日テレビで実験していた。
『笑うと免疫力が向上(NK細胞が活性化)する』という命題に対し、「科学的根拠がある現象かどうかを、私は知らない」と書いてたが、正にその命題の証明を試みる実験だったのだ。 まさに、渡りに舟であるw
その番組は、朝日放送の 「たけしの健康エンターテインメント!みんなの家庭の医学」 である。
最後のコーナーで、癌に対する免疫力の話として、NK細胞の話が特集されていた。
癌細胞は、健康な我々の体中でも、毎日、数千個も生成されているらしい。 しかし、その癌細胞を、日夜駆逐してくれるのが、「NK(ナチュラルキラー)細胞」といわれるリンパ球の一種なのだ。
しかし、このNK細胞は、20代をピークに、加齢と共に活性力が低下する。 すなわち、ガン細胞を駆逐する能力が年々弱くなってくるということだ。
NK細胞の活力の度合いを計測するのが、「NK活性」という血液検査の数値だ。 この数値が高ければ、癌細胞だけではなく、各種ウィルスを駆逐する能力が高いということだ。
この「NK活性」の増減には、ストレスが大いに関係している。 ストレスが高いと、「NK活性」が低下し、免疫力が低下、結果としていろんな病気にかかりやすくなる。
日常的な例としては、試験の直前に限って風邪をひいたり、舞台に上がる直前に限って体調を崩したり、という話がよくあるのは、ストレスで「NK活性」が低下しているからとのこと。
「馬鹿は風邪をひかない」とよく言われるが、「馬鹿だから、風邪をひかない」のではなくて、「馬鹿は、ストレスが少ないから、「NK活性」が高く、免疫力が高いので風邪をひかない」と言うことだw
笑いが、人のストレスを解消するのは良く知られた事実である。 この番組では、漫才を見る前後で、血液中のNK活性の数値の変化を計測していた。
U字工事の漫才では、そこそこしか笑えないのではと危惧して見ていたが、結果は、8人中6人のNK活性の数値が上がっていたのだ。 上がらなかった人は、この慣れない環境での実験そのものがストレスになっていた可能性があるとのこと。
NK活性の上昇は、3日程度持続するらしいので、みなさん、ストレスを溜めないためにも、時々、呑みにでも行って大いに笑おう!w
丁度、この放送が有った昨日、土佐酒蔵からハガキが来ていたのだ。
これも、シンクロニシティか!
初鰹の季節にも、土佐酒蔵からハガキが来ていたのが思い出される。(土佐酒蔵交遊録2(☞No.365))
〒〒〒〒〒 秋お伺い申し上げます
今年の夏は記録更新の酷暑でしたが、皆様は、いかがお過ごしでしたでしょうか。 今年も、戻り鰹の季節でございます、鰹にはビタミンBが豊富に含まれ、そして生姜・にんにく・ねぎ・酢にて食す鰹のたたきは健康食であります。 皆様のお越しをお待ちしております。
二○一○年九月吉日 〒〒〒〒〒
そんな土佐酒蔵からの案内に体が反応し、 むふふー とか、 にまー とかしてしまう私の体内でも、NK活性が上がっているかと思うと、今日も土佐酒蔵に行って、戻り鰹のたたきを食して、酒を呑み、大いに笑うことが、正当化されるのであるw
毎月第三水曜日に31回生の方々が三水会を開催されているが、時々遭遇するので様子を拝見していると、皆さん笑い声が絶えず楽しそうである。 きっと、笑いで、NK活性が上がって、免疫力が高いのだろう。 みなさん、75を前にして、なおバイタリティーに溢れているのであった。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyoguide/info/furusato/news/200910/CK2009103002000146.html
|