No.950 知命のロック交遊録6 投稿者:安藤@H 投稿日:2011年10月21日 (金) 00時51分 [ 返信] |
<故 柳ジョージ>
「酔って候」/George Yanagi&Rainy Wood
作曲:柳ジョージ 作詞:柳ジョージ
http://www.youtube.com/watch?v=tXBfFK7E_h4
土佐の鯨は 〜※
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この曲、親友に教えてもらった。 柳ジョージについては、ちゃんと聞いたことが無かったんだけど、この曲はいい曲だねぇ! (なにぶん洋楽中心だったもので...)
知ってたら、カラオケで歌ってそう。 彼は、土佐の高知に何か縁があったのかな。 それとも、容堂のファン?
この歌詞に出てくる地名だが、両国と柳橋と来れば、その先には、浅草橋がある。 浅草橋の駅周辺には、土佐の高知に縁のある居酒屋が少なくとも2件ある。 以前よく行ったものだ。
また、新橋と来れば、土佐酒蔵まで歩いて10分程度なので、私は、いつもそのルートで通ってる。 新橋自体もサラリーマンの聖地と言われるほど、赤提灯系飲み屋が多い。
とにかく、ブルース感の心地良さといい、ご当地感といい、呑兵衛には、たまらん曲だね。(曲はレゲエっぽいけど) もっと、早く知りたかった... ☞No.942 ☞No.943
合掌
※ 歌詞を全文引用していたのですが、念のために、削除しました。(10/24) 一応、引用の要件を満たし、利用とは違うので、著作権上も問題ないと判断していましたが、HP管理委員会にご迷惑がかかるかもしれないと思い、削除しました。 ちなみに、YouTubeの動画には、歌詞が載ってます。
以下、文化庁のページににおける、「引用」に関する注意事項
他人の著作物を自分の著作物の中に取り込む場合,すなわち引用を行う場合,一般的には,以下の事項に注意しなければなりません。
(1)他人の著作物を引用する必然性があること。 (2)かぎ括弧をつけるなど,自分の著作物と引用部分とが区別されていること。 (3)自分の著作物と引用する著作物との主従関係が明確であること(自分の著作物が主体)。 (4)出所の明示がなされていること。(第48条)
つまり、上記の(1)〜(4)を満たしてる場合に「引用」と認められ、 その場合は「著作権者に許諾を得ることなく利用できる」ということです。
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No.953 これは入ってないけれど 投稿者:濱松 投稿日:2011年10月21日 (金) 23時43分 |
すべての夏をこの一日にと言うタイトルだったけか。 CDを車に持ち込んで、HDDに取り込んで聞いてます。大学生の頃だったかなあ。 安藤君が書き込んだ曲は何度か聞いたこともある。 酔っ払いは酔っ払って居れば良いのに。 中途半端な解明派、中途半端な聡明さ、中途半端な覇気はある意味害をもたらすということもあるね。 これはまあ司馬史観の受け売りかな。
MJが死に、キヨシローが死に、柳ジョージが死に、ああ寂しい。秋の夜長のなせる技?
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No.955 良い曲ですね 投稿者:O 岩松 投稿日:2011年10月22日 (土) 00時17分 |
学生の頃、宴会では必ず誰かが唄っていました。 「土佐の鯨は大虎で〜」と日本酒片手にね。 この曲を改めて聴きながら、その頃のことを懐かしく思い出しています。
この曲‥「酔って候」のエピソードは結構面白いですよ。 柳ジョージさんは司馬遼太郎の「龍馬がゆく」に感銘を受け、大ファンになったそうです。 そこから山内容堂公を主人公にした「酔って候」という曲を書いた。 で、東大阪の司馬宅を直接訪れ、発売の承諾を得に行ったそうです。 そのときの司馬は、「フォークじゃないから、まあ、いいか」と答えたそうです。
これは、柳ジョージ好きな友人からの情報です=^.^= 是非今度、歌って聴かせてください。
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No.957 投稿者:津野@N 投稿日:2011年10月23日 (日) 18時53分 |
1.「酔って候」のエピソードは知りませんでした。ありがとう
柳ジョージ没のニュースを見た時、家内と「酔って候」の話になって 高知と何の縁があったんかねえって話した事でした
司馬さんフォーク嫌いだったんだね
まあフォークじゃあないよねえ。柳さんの多くの楽曲はアメリカ基地風味の 演歌ブルース?この曲には基地風味はないけど
2.リハビリテーションの語意も知りませんでした。ありがとう
患者さんはお家に帰れば・・・が本当に一番大事なことですよね。当面の problem list をこなし、仕事の残量優先度を見てさばきがちな、あわただしい医療現場で 抜け落ちませんように
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No.958 本があったのね、知らなかった 投稿者:安藤@H 投稿日:2011年10月24日 (月) 00時02分 |
柳ジョージさんは、無類の読書好きで、歴史・時代小説を大量に蔵書していたんですってね。
司馬遼太郎さんの著作で、曲と同名の作品「酔って候」の中に、山内容堂の話があるようです。
おそらく、彼は、呑兵衛な自分を容堂に重ねていたのかもしれませんね。
レスの文面からすると、濱松先生は、「酔って候」も読んでいたのではないかと思われ。 ☞No.953
興味が沸いたので、本を、注文しちゃいました。
歌は覚えやすいので、レパートリーにすべく、練習しときま〜すw
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No.961 もう読んだかえ 投稿者:濱松 投稿日:2011年11月01日 (火) 22時28分 |
ご明察の通り、酔って候も読んでますよ。 朝の通勤の際色々本読んでます。スイッチの切り替えの時間です。 ここらあたりが高知にいたときと時間の使い方の違いかな。 読書量は確かに増えてます。自宅近くに例の大手古本屋があるので、100円本をよく買ってます。
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No.962 もう読んだぜよ 投稿者:安藤@H 投稿日:2011年11月02日 (水) 19時06分 |
期せずして、M松君に振られたので、感想でも書いてみようかな。 例によって無駄に長尺な文章なのはお許しを...
まず、私が感じた、司馬遼太郎さんが描く山内容堂のイメージは、去年の龍馬伝の近藤正臣演じる年配で威厳のある山内容堂のイメージとちょっと違う。
一言で言うと、教養が極めて高いExile風イケ面スポーツマンである(笑) しかも、豪快で大酒飲みという属性が備わっている事は言うまでもない。
時代の割には高身長で、剣術、馬術、居合に優れ、居合の師匠からはプロとして通じるという評価をもらっていた。 どこに行くにも、颯爽と馬を駆り、相撲も強い。 しかも、古典や和漢の史籍を深く学び、彼の何気ない引用に側近達が全く理解できなくて、学者を動員せざるを得ないほど、歴史に関する造詣が深い。 さらに、詩想に遊ぶ詩人でもある。 そんな、素敵な側面が描かれている。
さて、歌を聴いた後、小説を読んだ今、柳ジョージさんが歌った「酔って候」は、実に忠実に、司馬遼太郎さんの「酔って候」を歌に再現しているのがわかった。
以下の様な感じである。
・歌詞 「土佐の鯨は 大虎で 腕と度胸の男伊達 いつでも 酔って候」
・小説では... 容堂は、「大名というよりは、市中の「男伊達」に近い」という記述があった。 ちなみに、男伊達と伊達男は、意味が違うようで... 知らなかったorz この節は序の口。
・歌詞 「酒と女が 大好きで 粋な詩も雪見詩 いつでも 酔って候 鯨海酔候 無頼酒 鯨海酔候 噂の容堂」
・小説では... この一節は、概ね以下の様な状況と対応している。
井伊直弼が権力を増し、多くの人間が粛清される中、井伊と対立していた容堂は、鮫洲に隠居(一種の幽閉)を命ぜられていた。 そんなある雪の降る朝、 既に手をつけていた侍女に 「雪ならば酒を温めよ」 と命じる。
開けた障子の外に降る雪を眺めながら、 「まるで無頼の酒だな」 と、隠居の身を堪能する。
正にその時、桜田門外で、井伊直弼が殺害されたという知らせを受けた。 井伊に批判的だった容堂は、傍の襖に筆を投げつけるように罵倒する詩を書く。
その様子が 「さすがは、土州のご隠居」 といわれて、世間や諸藩の志士の間で噂になり、容堂に憧れる者が増えたそうな。
まさに歌詞が描く世界ではないか!
・歌詞 「二升入りの 瓢箪で 公家を脅かす無頼酒 粋な 酔って候」
・小説では... 歌詞の二升入りの瓢箪って、物理的にそんなのあり?と思った方も多いであろう。 若い頃、よく、腰に瓢箪をさげて、潮江川(今の鏡川)河畔の樟(くす)の老木の樹上で飲んでおり、楽々と、二升は飲めたとある。 また、三条実美の屋敷に乗り込んでいった際は、「二升入りの大瓢箪」の口のあたりまで、酒を詰めさせたとある。 さらに、まるで「無頼漢」の様な巻き舌で、自分の事を、「鯨海酔候」と呼ばせたとある。
まさに歌詞が描く世界ではないか!
・歌詞 「歯が疼き 目も眩み 耳鳴りしょうとも いつでも 酔って候」
・小説では... 歌詞を聞いただけでは、???な人も多かったのでは。 容堂は、歯槽膿漏で、高血圧だったらしい。 最期は、飲酒が原因の脳溢血で、47歳で亡くなったとの事。
まさに歌詞が描く世界ではないか!
・歌詞 「新橋 両国 柳橋 夜の明けるまで飲み続け 粋な 酔って候 Everyday!!... Everynight!! Everyday!!... Everynight!!」
・小説では... 維新後は、新橋、柳橋、両国の酒楼で、毎日ひたすら飲んで、豪遊したそうな。 歌い易いようにしたのか、小説とは、地名の順番が入れ替わっているね。 (余談だが、容堂は、生涯で一度も龍馬と直接会ったことはなかったと書いてあったのは意外だった。)
まさに歌詞が描く世界ではないか!
さて、柳ジョージさんは、歴史小説好きだったので、容堂のファンになったと同時に、あこがれの司馬遼太郎さんに、会う口実もあって、この歌を作ったのかもしれないね。
小説を読んでからは、この歌を聞くたびに、小説の中の容堂のドラマが頭の中で蘇るようになった。
皆さんも、「酔って候」を読んで、「酔って候」を聞き直してみるのも粋なものですよ。
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No.963 投稿者:津野@N 投稿日:2011年11月04日 (金) 18時23分 |
堂容47才で没?龍馬とはあまり年が離れてなかったって事か?・・ 龍馬伝の正臣堂容は食えない爺さんだったけどねえ
紅葉シーズンですが皆さんどこか行きましたか? 僕は昨年、初めてハイシーズンの物部村の別府(べふ)峡に行ってきました 赤が燃え、黄色が光り、かなりすごいです。アメゴの姿寿司もうまかった 道がよくなって昔よりずいぶん近く感じました。お勧めと思います
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No.964 投稿者:安藤@H 投稿日:2011年11月06日 (日) 18時03分 |
昼下がりにザッピングしてたら、ミュージック・エアという音楽専用チャンネルで、柳ジョージさんの追悼番組をやってた。 最近のソロライブと、関係者のインタビューから構成されていた。 ライブは、2005年10月品川と、生前最後の2011年5月函館だったようだ。 前掲のYouTubeの動画の頃に比べて、ずいぶん痩せていたのは、病気を抱えていたからだろうか。
北方謙三さんのコメントが印象的だった。 北方さん自身もブルースに造詣が深く、周りの音楽家の中でも、アメリカのブルースの源流デルタブルースまで語れる人間はいないと思っていたのだが、柳ジョージさんは深く理解していたと感心していた。 北方さんは、友人が亡くなると、その友人に縁がある本を、何回も読むそうだ。 そんな北方さんは、柳ジョージさんの訃報に接して、司馬遼太郎さんの「酔って候」を何回も読んだそうだ。
放送されて、曲名を覚えているのは、テネシーワルツ、さらばミシシッピー、青い瞳のステラ、雨に泣いている、コインランドリーブルース、酔って候、等かな。 ファンの人ならすぐわかるだろうね。 ブルージーなしゃがれた声と同じように、ストラトキャスターのディストーションもしゃがれていて、実に味わい深い。 曲と曲の合間に見せる笑顔に、なんとも優しそうな人柄が現われていた。 柳ジョージさんの曲を意識して聞いたことは無かったけれど、改めて惜しいミュージシャンを亡くしたと、淋しい思いを感じた。
陣馬山という山に紅葉をあてにハイキングへ行ってきたが、紅葉はさっぱりだった。 曇っていたけど、山頂部に若干の冠雪がある程度あったものの、富士山の全景を望むことが出来た。 津野君の 「赤が燃え、黄色が光り」 という表現そのものの情景は、一度、蓼科で見たことがある。 広大な山々全体が、狂おしく燃えている感じ。 津野君が時々高知の美味しいものを書き込んでいるのを見るにつけ、高知に帰りたいなぁと思う今日この頃、みなさんいかがお過ごしですかw
△ 堂容 ○ 容堂 ... 釣り?
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No.966 投稿者:津野@N 投稿日:2011年11月07日 (月) 20時54分 |
>釣り?
いや、そうじゃなくて・・使い古し VJE Delta が”ようどう”をちゃんと変換しなかったんで ”寛容””堂々”とか入力してからつぶしたつもりだったけど・・トホ、酒は減らしたほうが いいのかね
>高知の美味しいもの
きのう、旬のニロギのおつゆが飲みたくなって、自分で釣りの構えをするのがめんどくさいので 手ぶらで釣場をウロウロ、岸壁の老人に「おんちゃん、ようけ釣ちゅうねえ、かまんばあわけて くれん?」て声を掛けたら「えいばあもっていきや」と1kg!もゲット!堪能しました 近年、浦戸湾のニロギ、アサリ、エビ、エガニ、以前の内湾くささがなくて美味しいんですよ
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No.967 投稿者:安藤@H 投稿日:2011年11月07日 (月) 22時41分 |
VJE−Deltaとな。 また、ずいぶんマニアックな。 IMEでも、「容堂」は一発変換できないみたいね。 津野先生の書き込みには、時々トラップがあるから裏読みしないとw 僕もそうだけど、お酒を減らすのは、病気になるまでは、_だねぇ。
ニロギのお汁? 食したことが無〜い! 土佐酒蔵で食べられるニロギは、3〜4センチ程度の小さいニロギを焼いたものなんだ。 今度、大将にリクエストしてみよっと。
いずれ、高知に還って、釣り人になるのが、夢です。
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No.968 投稿者:津野@N 投稿日:2011年11月09日 (水) 19時02分 |
「小さいニロギ」
干して焼いて食べる小さいやつは沖ニロギで、駅や空港でも売っていますね これはこれで美味しいよね。焼いてから三杯酢に少し漬けてから食べると しっとりして骨も柔らかくなってなおいいです
塩焼やシュンギクと汁にして食べるニロギは10cm位で別種です 河口とか内湾にいて、桟橋とか仁井田のへんが釣り場です 高知のスーパーにたまにあるけど他の県では手に入らんと思う、多分
「人間機関車、スモーキン・ジョー・フレージャー」
小学生の時、江陽小学校の同級生で近所の甫木君の家のテレビで宿敵アリ (当時カシアス・クレイ?)との試合を見ました。迫力に息を飲みました
いつも相手を見下してボロクソに言うアリが「あのなあ、ジョーと15 ラウンド戦える人間が俺以外にいると思うか?」とか威張っていたのは 最大級の賛辞?
一昨日に旅立ったことをニュースで知りました。近頃多いこういうのが
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No.969 ニロギ 投稿者:濱松 投稿日:2011年11月11日 (金) 00時00分 |
高知ではニロギと言いますが、ヒイラギの方が通っているかな。 http://www.zukan-bouz.com/suzuki2/hiiragi/hiiragi.html http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%92%E3%82%A4%E3%83%A9%E3%82%AE_(%E9%AD%9A) http://fishing-forum.org/zukan/mashtml/M000244_1.htm を見てみてください。 土佐酒蔵のものは津野先生の言うようにたぶん沖ニロギのひものですな。 別府峡か、懐かしいな。中学の時村上君、笹岡君やら高橋君やらと自転車で行ったかなあ。いや大学の頃やったかな。どっちもかもしれんが。
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