No.777 行動ファイナンスとランダムウォーク 投稿者:T組西岡 投稿日:2011年03月19日 (土) 16時42分 [ 返信] |
1998年の秋口に、 LTCM(ロングタームキャピタルマネジメント)という巨大ヘッジファンドが破綻しました。
その破綻が広く表面化する前に、 金融市場は原因不詳の大津波に襲われ、 当時のドル円で、わずか二週間足らずで20円近く変動した。
LTCMは、1997年にノーベル経済学賞を受賞した自称 専門家≠二人加えて、 ドリームチームと言われておりました。
当時はポートフォリオ理論として、効率的市場仮説が闊歩しており、 市場価格にその理論がどこまで反映されているかどうかの投資価値分析へのバイアスが主流でした。 *効率的市場仮説 (ニュースや材料は全て市場価格に織り込まれており、価格は常に適正になっている。)
宝飾品などを販売するセールスマンから成り上がったジョージ・ソロスは、 既に独自に、「反射理論」というものを確立しておりました。 LTCMの経緯等を受けて、別の自称 専門家≠ヘ、 行動ファイナンス理論を世に広めました。 ソロスのいう反射理論のパクリです。 *行動ファイナンス (市場参加者は常に合理的に行動するとは限らない。)
森羅万象のカオスやランダムウォークが絡み合う現実社会において、 自称 専門家≠ェ解説する中庸のリスク分析など、 事実誤認をもたらしかねない現実が多々発生してきました。
リスク分析のあるべき姿とは、リスクの上限と下限を具体的に定量評価して、 その定量評価が、荒唐無稽なのかどうかを当事者が削ってゆく作業だと思います。 または発生した場合に、当事者が許容できるものであるかどうか。
千年に一度の貞観地震以来の津波が襲ってきた現実が、 21世紀において既に発生いたしました。
百年にまたがる被害が想定されるリスクに対しては、 千年に一回の発生頻度を考察しなければならない教訓程度で収束する事を願います。
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No.778 現場の隊長、さすがです。 投稿者:T組西岡 投稿日:2011年03月19日 (土) 23時26分 |
万一に備えて、子供だけは疎開させようと 20日(日)のANA563便(高知行)を一枚予約してましたが、 東京消防庁ハイパーレスキュー隊隊長の会見を見て、 キャンセルしました。
人々に安心感を与えるこの会見。 現場で把握している事を分かりやすく伝える。 さすがです。
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No.780 ガン保険を追加しました。 投稿者:T組西岡 投稿日:2011年03月20日 (日) 15時32分 |
子供には一ミリたりとも浴びせたくありませんが、
枝野の会見説明での、日米間で一往復の被曝量とか 放射線被害のみで、そもそも放射性物質による 広義の社会資本への被害連鎖のリスクを きちんと説明する意思が感じられない。後手後手で。
リスクは往々にして断面的なリスクに留まらず、 異なるカテゴリーの別のリスクを誘発して 多面的なリスクのスパイラルに陥ってゆく局面が多々あります。
個人的には自分への人体影響とか、ある意味二の次で。 広義の社会資本の毀損、日本国力の減衰がこわい。
資本主義の中で社会生活を営んでいる以上、 ある程度の短期的な制約は仕方ないとすれ、 きちんと稼働していけるのだろうか。
ガン保険を追加しました。 アフラックの他に、アメリカンホーム保険を。 先進医療保険は、二社にまたがる事は出来ません。 (豆知識)
保険会社は免責事項が多くて加入者が保有するリスク耐性が弱く、 トラックレコードをなぞっているだけなので、 ガン保険に、居住地域免責事項とか将来加わらない事を祈ります。
人それぞれの生涯に一切の免責事項など存在せず、そのすべてが有責だから。
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