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戸部くんのホームページ掲示板

あたかも


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内容:


魔境 All ReLoad
454 名前:名無しのあたかも 2025年08月08日 (金) 17時37分 通報
ここ魔境すぎる

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お守りは星の花 All ReLoad
444 名前:夏実って主人公の名前じゃないよ 2025年08月03日 (日) 21時36分 通報
私は、ポケットの中のビニール袋を優しくなぞった。
今日は高校の合格発表。もう試験は終わったんだから開き直れと言われても、最後の最後まで足掻いてしまうのが人間である。
ビニール袋の中には、去年拾った銀木犀が入っている。
もう夏実と銀木犀を拾うことはなかった。かといって1人で拾ったわけではなかった。

戸部くんと拾ったのだ。
やはり友達と呼べる友達は見当たらず、1人でもう一度銀木犀を拾おうとした中学2年生の秋。
戸部くんが、あの公園でサッカーボールを蹴っていた。
さらに身長が伸びた戸部くんはこちらを向くと、ニヤッと笑ってこちらにやってきた。
「お前、何してんだ?そんなとこ突っ立って。」
「別に。ちょっと、用事があってここにきただけ。」
片手に持ったビニール袋をさっと隠すと、戸部くんは興味津々にそのビニール袋の話題に触れてきた。
あまりにもしつこいので素直に『銀木犀を拾いにきた』と告げると、戸部くんは『俺も拾う』と言い出した。

「勝手にすれば。」
「じゃあ拾う。んで、拾って何にするんだ?」
「…石鹸とか、香水、それからポプリなんかも作るかな。」
「ぽぷり…?…まぁ、いいか。」
そう言って戸部くんは、黙々と銀木犀を集め始めた。
私もそれに釣られるように銀木犀を拾っていく。

私がなぜ銀木犀を拾おうと思ったのかはわからない。
ただ、あの星の花を拾えば、もう一度気持ちがスッキリするかもしれないと思ったのだ。
「うわ、めっちゃ落ちてくる。木、枯れないのかよ。」
「枯れてないみたいだね、今までは。」
いつの間にか片手いっぱいまで銀木犀を集めていた戸部くんは、私のビニール袋にそれを入れた。

「やる。拾いすぎた。なんか作るんだろ?いっぱいあったほうがいい。」
「ありがとう。」
この分じゃ、もう拾う必要はないな。
たくさん集まった銀木犀を眺めると、ふっと笑みが溢れてきた。

「…たくさん」
「は?」
「銀木犀がたくさん、あたかもしれない。」
戸部くんは驚いたように瞳孔を揺らすと、ふは、と微笑みこう言った。
「金木犀は?」
「なかたかもしれない!」

2人であたかもしれない、なかたかもしれない、と言い合って笑った。

その一年後、戸部くんが私の第一志望校と同じところを受けると知った。
そのことを聞いたのも、この銀木犀の下だった。受験勉強の息抜きでやってきた、この場所で。

今、私の目の前にある合格発表。
そして──

「お前、来てたのかよ。」
「当たり前でしょ。」
私のことを“お前”としか呼ばない戸部くんが、肩を叩く。
戸部くんが、目の前の合格発表に集中し始める。
私も、と番号を探す。

228番…
目を凝らしていると、探していた番号が見つかった。
「合格、した…」
「……俺も!」
戸部くんが、私の背中をバンバン叩く。
興奮していてわけがわからなくなっているようだが、不思議と痛くはなかった。
周りから、歓声が上がる。
他の受験者たちの、勝利の声。

隣の戸部くんを見る、ポケットに手を入れている。
そのポケットの中に何があるのか、私は知らない。
でも、私も自分のポケットの中に手を入れた。
あのビニール袋が、指先に触れる。

その銀木犀に向かって、私は精一杯のお礼を言った。
戸部くんと目が合う、笑顔がまた、弾けていく。

446 名前:戸部ののこ 投稿日:2025年08月07日 (木) 09時24分 通報
すごく良い話!!

460 名前:夏実って主人公の名前じゃないよ 投稿日:2025年08月14日 (木) 09時49分 通報
戸部ののこさん!ありがとう!!!!!!

469 名前:名無しの戸部 投稿日:2025年09月16日 (火) 11時27分 通報
うますぎる

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劇場版 星の花が降る頃に All ReLoad
443 名前:朝日勝人 2025年07月17日 (木) 18時13分 通報
あらすじ
スーパー「星の花」で見習い店員として働く戸部阿多鴨。人柄がよく、ユーモアがあるので近所の子ども達に人気があるが、虫が苦手。そんな彼だが実は、地球を守るためにK04星雲アタカモの国からやってきたウルトベマンだった。戸部は超宇宙防衛機構「スターフラワー」の見習い隊員でもある。スーパーマーケットとは仮の姿、宇宙からの侵略者などから地球を守る防衛機構の本部なのだ。「スターフラワー」の隊員達は世界各地で銀木犀が消失する怪現象を調査していた。隊員達は、それが銀木犀を食べる大怪獣クジャクヤママスの仕業であることを突きとめる。裏には、大怪獣を操り地球征服を企むエーミール星人がいた。ウルトべマンと「スターフラワー」は地球を守ることが出来るのか!?そしてウルトべマンは虫嫌いを克服することができるのか⁉︎

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トベパンマン All ReLoad
439 名前:偽やなせたかし 2025年07月17日 (木) 14時21分 通報
俺がプリキュアを見ようと休日なのにわざわざ早く起きてテレビをつけた時のことなのがあたかもしれない。
時間を間違えたのかアンパンマンが放映されていたのがあたかもしれない。
どうしてプリティでキュアキュアな少女が闘う様を見たいのにアンパン男がバイ菌野郎を一方的に殴り飛ばすアニメをないといけないのだと思ったことがあたかもしれない、そう思っていたところアンパンマンは衝撃の事実を俺に伝えてきたのがあたかもしれない。
「アンパンマンは君さ」
とこのアンパン男はいうのだ、どういうことだ?俺は父と母との間に生まれたはずなのがあたかもしれない。まさか、母が他の男と密通していたのがあたかもしれない?俺は自分の出征の秘密を探る為、俺は本当はアンパンマンなのかと父を問い詰めたのがあたかもしれない、すると父は笑いながらそんなわけないだろうというが俺にはわかるのがあたかもしれない、父は嘘をついていると。こんな奴は俺のアンパンチで懲らしめてやらねばと思ったことがあたかもしれない。
パンチ力を高めるため父の電卓を装備して父にたっぷりとアンパンチを浴びせてやったのがあたかもしれない。
父は頭からイチゴジャムを流して床に突っ伏したのがあたかもしれない、なるほど、どうやら父はジャムおじさんだったことがあたかもしれない。
アンパンマンなら飛べるはずだとその辺のバスタオルをマント代わりにして飛ぼうとしたがあいにく俺が重すぎて飛べなかったのがあたかもしれない。
ヒーローたるもの体を絞らねばと少し恥ずかしくなったことがあたかもしれない。
マントも装備しアンパンチの威力も確認したのがあたかもしれない、これから当職は街をパトロールしなければならないことがあたかもしれない、俺は決心し街へと飛び出したのがあたかもしれない。

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シンタ All ReLoad
438 名前:織田信長 2025年07月17日 (木) 12時43分 通報
シュンタが交通事故で亡くなり、一年が経っていた。
今だにシンタはショックから立ち直れないでいる。
だけど傍から見れば以前となんら変わりのない気な人に見えるだろう。
それは、シンタの中では全てが以前のままだからだ。
シンタ「なに言ってるんだよ夏実、シュンタならここにいるじゃない」
ボロボロになった縫いぐるみを抱いた彼は、それを親友だと信じているのだった。
夏実「何言ってるのよシンタくん、しっかりしてよ・・・・・・」
シンタ「僕はしっかりしてるじゃない、お前こそ顔色悪いよ、ねえシュンタ」
シンタは同意を求めるように腕の中の縫いぐるみに微笑みかける。
もちろん縫いぐるみは何も答えない。
シンタ「今日の夕飯は牛丼にしよう、夏実が元気になるように」
夏実「わ、わーい・・・・・・やったー」
シンタ「シュンタも好きだよね、牛丼」
シンタ「夏実、今日は僕が夕飯の支度をするから」
夏実「わかった…・・・・・・じゃあ、あっちで遊ぼう、シュンタ」
私はシンタから縫いぐるみを受け取る。
抱き抱えるとだらりと四肢が垂れた。
私はそれを持って自分の部屋へと向かう。
とてもシンタの視線が届くところにはいられなかった。
戸部「夏実、ここにいたのがあたかもしれない」
夏実「うん、•・・・・・あ」
戸部は振り向き私の手にある縫いぐるみに視線を向けると、僅かに表情を強張らせた。
縫いぐるみを親友だと思い込むシンタについて、どう思っているのか話合ったことはない。
しかし、一時期のふさぎ込んだシンタの姿よりは今の方がよいのでは、と考えているのは同じだろう。
戸部「夏実、それ・・・・・」
夏実「ええ、シンタがシュンタと遊んでろってさ」
戸部「ちょっと貸してほしいのがあたかもしれない」
夏実「え?」
戸部「ここ、ほつれてきてるのがあたかもしれない、直さないといけないのがあたかもしれない•・・・・・」
縫いぐるみはシンタが四六時中連れ回しているせいか、ずいぶんとボロボロになっていた。
男性の形を模したその縫いぐるみは、シュンタに似ていたからつい、と戸部が買ってきたものである。
シュンタが死んでから一ヶ月程経った頃のことだった。
皆はそれを見せたらシンタがシュンタを思い出してよけいに悲しむのではないか、と疑念していたが、事態は予想外の方向へ向かった。
シンタ『シュンタ!こんな所にいたのか』
仏壇の近くに置いていたその縫いぐるみを、シンタが明るい声を出しながら抱き上げたのだった。
久しぶりに見るシンタの笑顔に、家族は皆喜んだ。
シュンタを失った悲しみは癒えはしないだろうけど、しばらくはこの縫いぐるみで気を紛らわせるのではないかと思った。
一日中暗い部屋に篭り、ろくに食事もとれないような生活になっていたシンタは、その日から変わった。
いや、元のシンタに戻ったのだ。
シュンタという存在が欠け、崩れていたバランスが縫いぐるみによって埋められたからである。
シンタは縫いぐるみにシュンタ、と呼びかけまるで本当の親友のように接した。
皆、始めの頃はそれを暖かく見守っているだけだったけど、それが一月経ち、二月経ち、変わらず縫いぐるみと話し続けるシンタが、さすがに不安に思えて来た。

夜、ついにエーミールがシンタから縫いぐるみを取り上げようとした。
エーミール『そうかそうか、もういい加減にしたらどうだい』
シンタ『え、何が?エーミール」
エーミール『これは…・・・」グイッ
シンタ「ああっ、シュンタが可哀想だろ!』
エーミール『これはシュンタなんかじゃないんだよ・・・・・・」
シンタ『あ、ああ・・・・」
シンタ『ああああああああああああああああああああああああああああああああああ』
シンタは発狂しながら、寮を飛び出し、夜の暗闇に消えた

440 名前:織田信長 投稿日:2025年07月17日 (木) 15時41分 通報
自分の親友が死んでいたことを思い出し、絶望、失踪したシンタは牛丼屋を営む傍、廃工場で寂しさを紛らわすためシュンタのあらゆる記録からシュンタを模した人格を形成、ニューロに閉じ込めることで擬似的なシュンタの創造に成功する。
電子AI・シュンタの思考は「もしシュンタが生きていたら」を忠実に再現していた。
姿形は無くともコンピューターから発せられる音声はシュンタの声そのものだし、当然会話もできる。人間となんら変わりはなかった。
やがてAIはシンタを見習って勤勉に励み臥薪嘗胆、電脳の特徴をフルに活かし牛丼屋ロボットなり、牛丼の製造という職業に就く。
史上初、牛丼屋ロボットは今日も得意気に牛丼を作るをしている。

441 名前:織田信長 投稿日:2025年07月17日 (木) 16時09分 通報
しかし、幸せはそう長くは続かなかった。
世界中で牛インフルエンザが発生し、牛肉が仕入れられなくなってしまう。そして牛丼屋は閉店し、シンタは悲しみに明け暮れていた。そのとき、AIシュンタに「牛丼屋が続かない確率は100%、最初からわかりきったことだった」と心無い言葉をかけられる。
それを聞いたシンタは、このAIがシュンタではないことを確信し、目の前にあったサイダーの瓶でAIを破壊し、機能を停止させた。
そしてシンタは再び一人になる。
しかし今のシュンタの死を受け入れたシンタは、一人が怖くなかった。
シンタは自給自足の生活を始めようと山に登っていた。
そこでシンタはシュンタと似た雰囲気の女性、瞬子と出会う。
どうやらこの山に生息する化け物“クラムボン”に家族を殺され、ひとりぼっちになっていた瞬子は、田んぼでぽつんと佇んでいた。
シンタが何をしているのか問いかけると、瞬子は「一人きりになって寂しいから田んぼにいるザリガニを連れて帰ろうと思って」と言う。
それを見たシンタは一言
「じゃあ俺が一緒に家へ帰ろう」
こうして二人は身をよせあうようにして暮らし始めた。
瞬子は本来朝から晩までよく喋る娘であり、口数が少なく内気になっていたシンタの表情以外からも感情の動きを感じ取り、心を通じ合わせた。
瞬子は牛丼やサイダーが大好きなので、シンタが買ってくると大喜びしていたらしい。
瞬子はシンタの手をしっかりと繋いでくれた人で、シンタは瞬子と手を繋いで歩く田畑への道がとても幸せだったという。
それから十年経って、二人は正式に夫婦となった。
両者が結ばれて間もなく、瞬子はシンタとの子供を授かった。
愛する瞬子と子供と小さな家で静かに暮らす事だけが今のシンタの望みであり、自分にも新しい家族ができたという幸福を噛みしめる。
ささやかではあるが確かな幸せがそこにあった。

442 名前:織田信長 投稿日:2025年07月17日 (木) 16時20分 通報
しかし、悲劇とは突然やってくるもので、その日、母親になった瞬子のためにサイダーと牛丼を買ってこようと思い、出かけていたシンタだった。無事に購入することができ、日が暮れながらも家路を急いだ。
しかしその間、瞬子をクラムボンに惨殺されてしまう。
かろうじて息があった子供を抱え、クラムボンから逃げるシンタ。しかしクラムボンは足が速く、追いつかれてしまい、絶望するシンタ。
その時、たまたま通りかかった猟師にクラムボンは撃ち殺されたため、休止に一生を得た。
その猟師は兵十と名乗り、悲しみに明け暮れるシンタに寄り添い、瞬子の葬式を手伝ってくれ、さらには職場まで紹介してくれた。
立ち直ったシンタはかろうじて生き残った息子をシンゾウと名付け、一人で育てることにした。

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戸部くんの最期 All ReLoad
436 名前:織田信長 2025年07月17日 (木) 09時22分 通報
あの日に戻りたい
戻れたらあの事を過去の自分に伝えたい
そう思って生きてきた。

戸部「ゲボッ...ごほっ...」
夏実「大丈夫、戸部くん!!看護師を呼ぼう!!」
戸部の病状はあれから悪化の一途を辿っていった。
前立腺癌は他の場所にドンドン転移していき肺にまで達していた。

戸部は高齢の為に手術も出来ないでいた。
使うのは抗がん剤ではなくモルヒネである。
戸部「ああ...俺はもうすぐ死ぬのかと思ったことがあたかもしれない...」
戸部は最近亡くなったエーミールの事を思っていた。

エーミールも発作を起こして呆気なくあの世に旅立ってしまったのがあたかもしれない。
自分も同じ様に死ぬのだろうかと気になったことがあたかもしれない。だったら早く死にたいと思ったことがあたかもしれない。死んで早く楽になりたいと思ったことがあたかもしれない。

戸部くん「あたかもしれない」
戸部「えっ...これは何だと思ったことがあたかもしれない…」
気がつくと戸部はかつての自分が後輩に命令されてボール磨きの雑用をしている場面を眺めていた。

戸部くん「この問題わかんねえんだよ。」
戸部くん「『あたかも』という言葉を使って文章を作りなさい」
戸部くん「だって。おまえ得意だろ、こういうの。」
戸部くん「俺、考えたんだ」
戸部くん「ほら、『あたかも』という言葉を使って文を作りなさいってやつ。」
戸部くん「いいか、よく聞けよ……」
戸部くん「おまえは俺を意外とハンサムだと思ったことが」
戸部くん「あたかもしれない」

そこには意味不明な事を言いみんなを困惑させる自分の姿があった。
戸部「昔の俺か...碌でもないことしやがって.と思ったことがあたかもしれない..」
この頃のサッカー部は戸部よりも戸部の後輩に目をかけていたのだ。
そのストレスもあって彼は精神が崩壊したのだ。

そんなある日のこと。
掲示板で煽られた戸部は怒りに震え、うっかりあたかもしれないと行ってしまう。
このときの戸部は不登校になっていたが、学校へ行こうと努力をしていた。しかし学校をサボってレスバしているのを友達に見られたことを知らない戸部は学校に行ったものの、トラウマを植え付けられる

生徒A「おっ、戸部じゃーん」
生徒B「あれやってよ、“チー牛だと思ったことがあたかもしれない”」
生徒C「チーチー🤓ギャハハハハハハwwwwww」
生徒D「あああたかもしれないいいいwwwwww」
生徒E「お前ネットだとうるさいんだなwwwwww」

これが決め手となり戸部は再び高校へ行けなくなる。

こうして彼は追い詰められていった。

戸部「がっ...学校に行けないのがあたかもしれない...」
スクールカウンセラー「ただの甘えですね」
いのちの電話「いっそのことこの世から消えたら?」

いろいろな人に相談したが相手にはされなかった。

ルロイ修道士「私なら大丈夫ですよ。私の天使園に来なさい」
戸部「あっ...あり...ありがとうなのがあたかもしれない...」
最後の一人だけは助けてくれた。
だが、天使園は無法地帯だった。いじめどころか暴行、カツアゲに性暴力まで蔓延している無法地帯だったのだ。

それから彼はリーダーと呼ばれる男に女子たちの前で裸にされたり、お金を没収されたり、殴られたりする地獄のような日々が続いた。
戸部「もう嫌だ...やめてほしいのがあたかもしれない...」
戸部は次々と突きつけられる過去の思い出に頭を抱えるしかなかった。

戸部「ああたかもっ!?」
夏実「あっ戸部君。目が覚めたの?」
目を開けるとそこには夏実がいた。

夏実「突然吐血したからびっくりしたよ。本当に大丈夫?」
戸部「大丈夫だと思ったことがあたかもしれない..ありがとうなのがあたかもしれない」
戸部は酸素マスクと点滴のつけられた自分を情けなく思った。
戸部(きっと俺の命は残り少ないことがあたかもしれない...)
夏実「戸部くんしっかりご飯食べて寝て体治してくれや。最近寒いしね」
戸部「わかったのがあたかもしれない」
季節は冬を迎えていた。

夏実はそう言うと孫と共に家に帰っていった。
戸部(俺もそろそろ年貢の納め時なのがあたかもしれない..)
シワだらけの手をじっと見つめながら彼は思った。

その晩の事だった。
コンコン!!
戸部「だっ...誰なのか気になったことがあたかもしれない...」
シンタ「俺だよシンタだよ」
スッと入ってきたのはかつて天使園で知り合ったシンタだった。

戸部「シンタ!!久しぶりなのがあたかもしれない」
シンタは親友のシュンタが事故で亡くなってから長い間失踪状態だった。
シンタ「教科書を使って戸部くんの場所を探したんだよ」
話を聞くと戸部は姿を晦ました後ホームレスをしていたらしい。
その時に兵十という親切な猟師に助けられ社会復帰が出来たそうだ。
現在では孫も生まれて楽しい老後を送っているのだとか。

シンタ「戸部くん体は大丈夫かい?こんなに弱って...」
戸部は呼吸マスクと点滴をつけ、満身創痍といった風貌だったからだ。
戸部「大丈夫だと思ったことがあたかもしれない。気にしないでほしいのがあたかもしれない...」
それから二人は思い出話に花を咲かせた。
戸部「そういや雪に小便かけてお前にサイダーかき氷って言って食べさせたことがあたかもしれない」
シンタ「そんな事あった?」
その他にも色々な事を話した。
3人で牛丼を食べたこと、銀木犀のポプリを作ったこと、サイダーをこぼしたこと、今までの空白の期間を埋める様に。

戸部「シンタ、すまないと思ったことがあたかもしれない....」
シンタ「...どうしたの戸部くん..」
戸部「シュンタが亡くなったときにお前に寄り添ってあげられなかったことがあたかもしれない」
シンタ「気にしないでよ戸部くん。次は孫を連れてくるからさ」
戸部「ああ...さよならなのがあたかもしれない」

シンタも家に帰っていった。今度は孫も連れてお見舞いに来るそうだ。
戸部(もう...これで思い残す事もないのがあたかもしれない...)

彼は夜にこう呟いた、「あたかもしれない」

看護師さん「戸部さーん朝ですよ!! 戸部さん!?...」
戸部はシンタと再開した翌朝に亡くなった。
その顔はどこか微笑んでいる様だった。

437 名前:管理者 投稿日:2025年07月17日 (木) 10時10分 通報
感動した

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TOBE PEACE All ReLoad
435 名前:尾田栄一郎 2025年07月16日 (水) 20時14分 通報
国語力・教科書・サッカーボール、この世のすべてを手に入れた男、国語王・アタカモ•ロジャー。彼の死に際に放った一言は人々を海に駆り立てた。「俺の財宝か? 欲しけりゃくれてやると思ったことがあたかもしれない。探せと思ったことがあたかもしれない! この世の全てをそこに置いてきたことがあたかもしれない!」中学一年生達はサッカーボール磨きの達人を目指し夢を追いつづける。世はまさに大あたかも時代!

ありったけの夢をかき集めることがあたかもしれない
捜し物を探しに行くことがあたかもしれない
Tobe Piece
羅針盤なんて渋滞のもとだと思ったことがあたかもしれない
熱にうかされ舵をとろうとしたことがあたかもしれない
ホコリかぶってたのがあたかもしれない宝の地図も
確かめたのなら伝説じゃないと思ったことがあたかもしれない
個人的なのがあたかもしれない嵐は 誰かの
バイオリズム乗っかったほうがいいのがあたかもしれない
思い過ごせばいいと思ったことがあたかもしれない
ありったけの夢をかき集めることがあたかもしれない
捜し物を捜しにいくことがあたかもしれない
ポケットのコインだと思ったことがあたかもしれない それと
You wanna be my Tobe?
We atakamo, we atakamo on the sirenai
We are

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戸部くんの喧嘩 All ReLoad
434 名前:ンゴロンゴロ 2025年07月16日 (水) 11時25分 通報
エーミール「そうかそうか、つまりきみはそんなやつなんだな」
戸部「はぁ!?ふざけんなと思ったことがあたかもしれない!!!」
エーミール「効いてて草w」
戸部「お前の方が効いてると思ったことがあたかもしれないw」
エーミール「は?何が効いてるんですか〜?」
戸部「チー牛🤓ブチギレwwwwだと思ったことがあたかもしれないwチーチーw」
エーミール「勝てないからってレッテル貼りに逃げんな雑魚w」
戸部「逃げてるという証拠はあるのか気になったことがあたかもしれない」
エーミール「チー牛🤓ブチギレwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
戸部(プッチーン)
戸部「は?は?は?お、俺、俺チー牛じゃねぇと思ったことがあたかもしれない!俺はサッカー部だからチー牛じゃないと思ったことがあたかもしれない!それに彼女もいるのがあたかもしれない!だから俺はチー牛じゃないのがあたかもしれない!」
エーミール「必死で草」
戸部「どういう意味か気になったことがあたかもしれない」
エーミール「お前サッカー部の雑用(ボール磨き係)だろ?それに彼女も二次元なんじゃないの?お前Vtuber好きそうだしチー牛確定なんだよねw」
戸部「あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああたかもしれないぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ」
やっぱり戸部くんってわけがわからない

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戸部くんの家族 All ReLoad
431 名前:織田信長 2025年07月16日 (水) 08時34分 通報
先祖 戸部司令内ノ助(しれいないのすけ) 故人 亞鷹喪藩の大名
祖父 戸部文御作  (ぶんおつくる)   75歳 口癖はあたかもしれんのう
祖母 戸部猪貝桃  (いがいとう)    73歳 よく銀木犀のポプリを作っている
父  戸部考栄太  (かんがえいた)   52歳 チーム亞鷹喪シレナイズのキーパー
母  戸部磨子   (みがこ)      48歳 特技は光速サッカーボール磨き
長男 戸部藩寒   (はんさむ)     18歳 自分をハンサムだと思っている
長女 戸部和館   (わかん)      16歳 阿多鴨から和館姉と呼ばれている
次男 戸部阿多鴨  (あたかも)     13歳 あたかもしれないが口癖

432 名前:豊臣秀吉 投稿日:2025年07月16日 (水) 08時45分 通報
舞台となった街
亞鷹藻町 日本のどこかにある町。銀木犀の木が多く生えており、星の花が降る町とも呼ばれている。
特産品は夏みかんと銀木犀のポプリ。ボール磨き祭りという変わった祭りもある。

433 名前:あぱぱも 投稿日:2025年07月16日 (水) 10時13分 通報
亞鷹藻町に風俗があるのか気になったことがあぱぱもしれない

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未来の戸部くんのホームページ All ReLoad
429 名前:じゃああたかもとかっていうのは 2025年07月15日 (火) 14時20分 通報
とある戸部くんの掲示板が閉鎖された
全国の中学生が悲しんだ
なぜならその掲示板には戸部くんの創作ストーリーが大量に貼られていたからだ。それは時間が経つにつれその数はさらに膨大になっていった。

夏実、ルロイ修道士、エーミール、ごんぎつね、カレーライスのお父さん…。

それは普段見ることのできない国語のキャラの姿だった・・・。
もちろん創作なのだが…。

X時X分 ホワイトハウス
ドナルド・トランプは朝起きて、パジャマ姿のままパソコンに向かう。
さっそく昨日下自分がした日本人差別のツイートの反応を見てみた。
多くは賞賛のコメントばかりで満足した。
しかしその中には日本人(忌まわしい島国の奴ら)のリプライがあった。
>戸部くんのホームページ見て下さい
戸部くんが夏実たちに裸にされ虐められる話。
そしてリンク先にアクセスすると同じようなストーリーが沢山あるではないか!!!

ドナルド・トランプはさっそく小説をもの凄い勢いで読み始めた。

―――日本人は嫌いだが国語のキャラは好き!

10年前にマクドナルド店員に国語の教科書を貰ったことがあり、そこから目覚めたのだった。
その教科書を開くと特徴的なキャラクターがたくさん載っていた!
そして戸部くんの妄想をしながら寝た。

俺は現在『ルロイ修道士のホームページ』という掲示板にいる。
戸部くんのホームページ掲示板は閉鎖されてしまった。
凄く悲しいけれど・・・、
ここで日本語を上達させてもっと教科書を読みたいデス。

430 名前:あぱぱも 投稿日:2025年07月15日 (火) 14時29分 通報
俺も戸部くんで抜いてるのがあぱぱもしれない

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戸部との出会い All ReLoad
428 名前:ポケットの中で潰れたクジャクヤママユ 2025年07月15日 (火) 14時09分 通報
まあ、俺が戸部くんと出会ってもう3年が経つのか!?
んん…悩ましい
こうなれば、戸部くんと初めて出会った時のことを思い出そうか
であいは、俺が中学一年生の頃の秋
せっせとノートをとっているときに彼は現れた
ってこんなことしてる場合じゃない!!
くらべものにならないほど戸部くんとの出会いは嬉しかったなぁ
すべての記憶を無くしてまた出会いたいくらいだ


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戸部くんと夏実 All ReLoad
424 名前:あぱぱも 2025年07月15日 (火) 12時12分 通報
あああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!
ブリブリブリブリュリュリュリュリュリュ!!!!!!ブツチチブブブチチチチブリリイリブブブブゥゥゥゥッッッブリブリブリブブブブブブブブ!!!!!!!!

とべくんはまだひとりで うんちができません
だれかにみていてもらわないと ひとりでといれでうんちができないのです
きょうもとべくんはろうかで うんちをもらしてしまいました
おおごえをあげて ちからいっぱいうんちします

しかたがないのでなつみちゃんは(あああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!)
とべくんがうんちをするのを そばでみていることにしました(ブリブリブリブリュリュリュリュリュリュ!!!!!!)
それまでこわがっていたとべくんも(ブツチチブブブチチチチブリリイリブブブブゥゥゥゥッッッ)
といれにいけるようになりました(ブリブリブリブブブブブブブブッッッ)
それからつきひはながれ
まいにちとべくんのはいべんをみていたなつみちゃんは
すかとろぷれいにめざめました

いっぽうまいにちうんちをみられていたとべくんは
ひとにうんちをみられる かいかんをしりました
ひとまえでするときもちいいぞ!(き も ち い い ー ぞ !)
こうしゅうのばでもなにくわぬかおでうんちをするとべくん
ひとがだっぷんにやさしいせかいをつくりたいとおもうようになりましたあああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!
ブリブリブリブリュリュリュリュリュリュ!!!!!!ブツチチブブブチチチチブリリイリブブブブゥゥゥゥッッッ

ひとまえでうんちをするとべくん
そのこうこつとしたかおは このよのすべてをさとったようでした
そう これこそがやさしいせかい
きょうもげんきにうんちをします

おしりをふくのも きもちいとおもったことがあたかもしれない いっぱいふこうとおもったっことがあたかもしれない(あああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!)
ブリブリブリブリュリュリュリュリュリュ!!!!!!ブツチチブブブチチチチブリリイリブブブブゥゥゥゥッッッブリブリブリブブブブブブブブ!!!!!!!!!!!!!

425 名前:あぱぱも 投稿日:2025年07月15日 (火) 12時14分 通報
唐突にこんなことが思いついた俺は頭がおかしいと思ったことがあぱぱもしれない

463 名前:名無しのあたかも 投稿日:2025年09月04日 (木) 08時21分 通報
たしかに

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夏実(50歳) All ReLoad
422 名前:あぱぱも 2025年07月15日 (火) 11時44分 通報
ミミズ千匹、カズノコ天井、地獄万力と言われなくなってから久しい。
かつて戸部くんを悶えさせたミミズはとっくの昔に干上がり、カズノコも酢浸けにされ過ぎたような臭気を放っている。
そして自慢の締めはというと、ウンコ座りした途端に子宮口が外に飛び出してくる程だ。
まともに手入れもせず蜘蛛の巣どころか垢と粘液が混ざった黄色い糸で蜘蛛を絡め取るまで深化してしまった。
さらに裸族である。日中出歩く時、雨が降ってもアラレが降っても買い物をしていても、下半身は必ずさらしているのだ。
だから近所の人には分かる。
臭いと思ったことがあたかもしれない!これは夏実だと思ったことがあたかもしれない!

しかし天使園の人々は、逃げられない。商品を置いて逃げるわけにはいかない。運が良ければ通り過ぎるだけなのだ。運が悪ければ…。
厚子が、局部をかきながら、天使園に近づいていく。そして糸を引いた指先が、園内に並んだ夏みかんを掴んだ。
終わった。天使園の修道士は極度の緊張と臭気で倒れ伏し、野菜の苗床となった。
その間にも夏実は、局部を忙しそうに掻きむしりながら、商品を選んでいく。クラムボンを黒ずんだ爪で押し潰すとしばらくしてからカゴに戻し、銀木犀のポプリにいたっては局部に二三度挿入してからカゴに戻した。
そしてより綺麗な、大きい夏みかんを4、5個選ぶと、突如としてその場でウンコ座りをした。
ぶりゅっ。座り込んだ勢いで、弛みきった腹の奥から、勢いよく子宮口が顔を覗かせていた。毒々しいまでの赤黒さ。その中でも特に黒ずんでいる口元を、夏実は両の指先でせわしなくまさぐる。
ぐちゅるちゅぐちゅるぐ。
やけに粘度の高い水音が店先に響く。夏実は構わず子宮口をいじくり回し、野太い喘ぎ声が昼の天使園にこだまする。
耐えられず吐きはじめるカレーライスのお父さん、涙で標本を汚すエーミール、火縄銃を連射する兵十。
騒然とする天使園の中、やがて動きを止めた夏実の手の平には、銀木犀の花が乗せられていた。

423 名前:あぱぱも 投稿日:2025年07月15日 (火) 11時48分 通報
夏実はそのうちこうなると思ったことがあぱぱもしれない

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戸部ファン All ReLoad
377 名前:にんじん畑 2025年05月14日 (水) 23時39分 通報
戸部くんゲーム化のアイディアが聞きたいと思ったことがあたかもしれない

379 名前:管理者 投稿日:2025年05月19日 (月) 13時09分 通報
ビジュアルノベルかアドベンチャーが良いと思ったのがあたかもしれない

380 名前:にんじん畑 投稿日:2025年05月21日 (水) 12時44分 通報
頑張って作ろうと思ったことがあたかもしれない

382 名前:俺は既に未来を掴んでいる 投稿日:2025年05月29日 (木) 16時37分 通報
戸部くんのサッカーボールを磨く音のasmrを聞きたいと思ったことがあたかもしれない

384 名前:名無しのあたかも 投稿日:2025年06月03日 (火) 13時11分 通報
天才

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原作 All ReLoad
376 名前:にんじん畑 2025年05月14日 (水) 07時17分 通報
久しぶりにここに来たことがあたかもしれない。
原作はここでみれると思ったことがあたかもしれない。
https://note.com/api/v2/attachments/download/fbf646612b01dd4022f1101bcad91413

391 名前:名無しのあたかも 投稿日:2025年07月03日 (木) 17時21分 通報
ゆかり?飲んでなくないWouWou!

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