無我について
- 吉岡武宣
質問失礼します。無我であるなら、観察しているそのものはなんでしょうか。
2020年04月30日 (木) 14時29分 No.4704
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無我について - 吉岡武宣質問失礼します。無我であるなら、観察しているそのものはなんでしょうか。2020年04月30日 (木) 14時29分 No.4704
無我について - 無時五蘊を五蘊で観察しています。
例えば
この文章を作ったのも、「わたし」が作ったのではなく、五蘊によって作った文章です。
この文章を読んで、観察して記憶するのも、「わたし」ではなく五蘊
この文章を読んだあと、「考えをまとめる、疑う、意見をしたくなる、感情が湧く」ことも「わたしではなく五蘊」です。
空性を理解した「私たち」は死ぬことはありません。
「わたし」が消滅した者は、生まれることも死ぬこともないのです。
生まれる「わたし」も、死ぬ「わたし」も消滅してしまい、悟った者は空になります。
「わたし」と呼べる人は、この世界に存在していないということになります。
生まれたときからも存在せず、錯覚をして生きています。
ですから、空性を理解するために、
「この思考もこの感情もわたしでも、わたしのものでもない」と
ラベリングするのです。
人類は五蘊によって、人類の五蘊が感じ取れる物体を数えきれないほど製造していますが、
寿命によって、時間とともにすべて消滅します。
「この世の全ての存在や現象は、実体などなく全てのものは空（無我）である」ということになります。
空性は、他人の表現する言葉（道具）だけでは、理解しがたいのです。
表現の仕方も、その人の過去の因果によって変化します。
他人の言葉を信じるより、体験するための修行を真剣に継続することが大切ですね。2020年05月01日 (金) 19時38分 No.4708
観察した一瞬(一刹那)生じた心です - tamotsu物質でも心でも対象を感じ取った心を、
更に見たとか聞いたとかと感じ取る一瞬生じた心です。
その心は観察しようと思ったから生じます。
ヴィパッサーナ瞑想で観察をしつづけると、
原因とその結果を追えるようになっていきますので、
因縁によって全てが生じていると分かるようになります。
これが縁摂受智慧という智慧(心の能力)の1つです。
これによってどこを観察しても原因と結果のつながりだけですべては生じている。
つまり実体、主体と呼べるものがない無我であると、
自分で確認できます。2020年05月10日 (日) 23時41分 No.4721