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生きとし生けるものが幸せでありますように。
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仕事について - makoto皆様のご意見をお聞かせ願いたいと思います。
私は以前、お酒を扱う卸業者で働いておりましたが、どうにも長老の教えに反しているように感じ、退職致しました。どうせ生きるのであれば、長老のおっしゃる、人の役に立つ生き方をしたいと思い、また、自分の適性や、経験を考えたうえで、税理士を目指し、会計事務所に転職いたしました。
しかし、そこでも新たな問題が発生しました。
お客様は、税金をごまかしたいのです。
節税ではなく、脱税をしたいのです。(すべてのお客様がそうではありません)
現状、お客様の言うことは、断れないのでよっぽどの脱税ではない限り、お客様の言いなりになってしまっていますが、これは、仏教の教えに反するのでしょうか?
私としては、嘘をついてはならない。とありますので、お客様の嘘を税務署に適正に作成された申告書として提出した場合、五戒に反すると思います。
どのように考えたらよいのか、アドバイスいただけたらありがたいです。
宜しくお願い致します。2012年08月20日 (月) 13時07分 No.1851
そりゃあ、ダメでしょう。 - simaumaなにが疑問なのか不思議なくらいです。
また
>現状、お客様の言うことは、断れないので
と考えるのはなぜ?
その結果、お釈迦様の勧める生き方を断っていることになるのだけれど。
結局、makotoささんは仏教を信じていない、仏教によってもたらさせる幸福を信じていない(確信がない)のだと思いますよ。
信じているのは収入や、ある程度の生活レベル等によってもたらされる幸福ではないのですか?
わたしも似たような状況に多々遭遇しますが、そのたびごとに上記の結論に達します。
そして反省し、そのことを修業に取り組む原動力にしています。それを延々と繰り返しています。
2012年08月22日 (水) 16時20分 No.1858
simauma様、ありがとうございます。 - makotoご返信ありがとうございます。
私の頭は何が正しいのかわからなくなってしまっています。ダメと言っていただいて嬉しいです。
お客様の言うことは断れないと書いたのは、下記の理由からです。
初めての時は私も驚き、所長に報告したのですが、契約を解除されてしまうから駄目だといわれました。本当に大きな脱税は、やらないが小さいことには目をつぶれとの意味合いの事を言われました。
又、他の税理士も同じことをしていると言われました。私も不正はしたくないと、いったんは退職の意思を示しましたが、職を失うことが怖く、取り下げました。
個人の事務所ですので、ボスの意見に逆らうことはクビを意味します。
simauma様のご指摘により、私自身、俗世間の幸福を信じていると気づきました。確かに、自分の生活がどうなるのかといったことばかり心配しています。
ですが、長老の教えに従いたいという気持ちも、強くあり毎日悩むのです。
すみません。もう一つお伺いできればと思うのですが、
悪行為から逃れるために、収入がなくなってしまう。
生活に困る、という問題はどのように考えればいいのでしょうか?
当方、35歳で転職経験4回、会計系の資格は多数ありますが、次はまともに就職できる気がしません。
職を得ることができず、ホームレスさんになるかもしれません。
もちろん今までの行為がこのような状況を作り、自分を苦しめていると思うのですが、どのような方法が仏教的解決方法なのでしょうか?
又、似たような状況に遭遇するとありますが、仕事上不都合は生じないでしょうか?
本当にしょうもないことを聞いて申し訳ないです。
しかし、自分にはここの掲示板が一番信頼できるのです。
申し訳ありません。宜しくお願いします。
2012年08月23日 (木) 13時30分 No.1862
苦しい立場ですね。 - 迷い犬社会というのは自分の期待するとおりには、すぐに変化しないという事実。
自らのこころは仏法を用い自らによって支配できるという事実。
自分以外に依存するものと自らに依存するもの。
そして、社会への適切な対処というものは自らのこころの状態に依存する。
つまり、社会への適切な対処はこころが智慧や善なる成長を遂げていないと難しい。
転職にせよ続けるにせよ、落ち着きや慈悲、それなりの智慧を用意しないと悪循環でしょう。
2012年08月23日 (木) 13時30分 No.1863
スマナサーラ長老に直接質問されることを強く勧めます。
そんなことを聞いたら、長老に怒られるのではないかと思っていらっしゃるなら、寧ろ怒られた方が良いと思います。
それは、怒られるのが怖いのは、怠けだからです。
あとは、結局、瞑想で智慧を磨かなくては、前進出来ません。
本を見ただけ、話を聞いただけで、瞑想から逃げて上手く行こうと思っても無理です。
但し、瞑想は正しいやり方でやることが前提です。
2012年08月24日 (金) 12時17分 No.1865
迷い犬さんへ - makoto迷い犬 様
ご返信ありがとうございます。
まさにおっしゃる通りです。
長老の本を何度も読み、自分の内面をコントロールするということを学んだはずなのに恥ずかしい限りです。
>社会への適切な対処はこころが智慧や善なる成長を遂げていないと難しい。
とっとと瞑想したいと思います。
それしかないと思います。
>転職にせよ続けるにせよ、落ち着きや慈悲、それなりの智慧を用意しないと悪循環でしょう。
外側の世界に動じない心を用意しないと同じことの繰り返しですね。その心を用意した結果、どのような行動が出てくるのか今の自分にはまだわかりません。
しかし、外の世界の汚い所を指摘する向きが強く、自分の心に焦点がいっておりませんでした。
本を読むだけでは駄目だと気づきました。
実践(瞑想)に力を入れたいと思います。
ご指摘頂き本当にありがとうございます。
自分では客観的にみられないので助かります。
ありがとうございます。2012年08月24日 (金) 12時17分 No.1867
makotoさんへ - simauma迷うのが当然の状況であると思います。makotoさんの悩みをきっかけにして、自分を見つめ直す思いです。
私も大変な責任を感じ、スマナサーラ長老がなんとか助け船を出してくれないかなあ、などと弱気になりながら、今、キーボードを叩いています。
しかし、仏教的回答となれば既に明白ではないでしょうか? あとはmakotoさんがどう現実と折り合いをつけていくかということでしかありません。
まず、慈悲の冥想をしつつ、今現在makotoさんのできる範囲内で精一杯の善行為をしていけばいいのではないでしょうか、という当たり障りのないお返事も考えましたが、抽象的すぎて意味がないでしょうからやめておきますね。無責任を覚悟の上、考えるところを述べます。
さて、
> 当方、35歳で転職経験4回、会計系の資格は多数ありますが、次はまともに就職できる気がしません。
職を得ることができず、ホームレスさんになるかもしれません。
というmakotoさんの文面に接し、元楽天イーグルス野村監督夫人、沙知代さんの脱税事件を思い出しました。あの時、野村さんは犯行の動機として将来が心配だった、と言うような趣旨のことを述べていたのですが、当時、野村さんには数億の資産があったのです。どうやら持てる者ほど欲が深くなり、失うことを恐れるようです。
恥ずかしながら当方、現在51歳で転職歴十数回、これと言った資格もなく、その結果、様々な求人に応募するが、ことごとく履歴書を突っ返され、現在なんとかタクシーの運転手の職を得、おかげさまで生活の心配は微塵も……っていうかあんまりありません。
それでもお客様との会話の中では不況を嘆く声を聞かない日はないくらいなので、こちらもワーキングプアの代名詞ともいえる職掌柄、
「ほんとですねえ、困っちまいますねえ。でも、お客さんなんていいほうですよぉ。わたしなんて、もう、ぜ~んぜん」
などと相槌を打ってみせますが、実のところ、
「この男、うっぜぇぇ~。なに、うじうじ嘆いてんだよ? わけ分かんねえ」
というのが、正直な感想なのです。
といいますのもなぜ生活が苦しいのか子細に話しを伺ってみますと、住宅や車のローンを抱えていたり、月に何度か外食したり、子供には習い事をさせたり、家族全員が携帯電話を持っていたり、はたまたお気に入りのキャバ嬢から電話があるとノコノコ出掛けていったりと、簡単に改善できる原因がいくつもあるからです。
「そんなもん賃貸で我慢して小銭を貯め込み、車は処分して通勤用には中古の原チャリ購入(雨の日は合羽着用)、家でひたすら食事をし家族団欒、子供には家事の手伝いでもさせて親孝行を仕込み、固定電話で我慢して電磁波から我が身を防御、夜は奥さんとイチャイチャして家庭円満、ってことで済むんじゃあないのか、あんた」と思ってしまう私はおかしいのでしょうか?
かつて赤瀬川源平氏が、現代は貧乏でも貧困でもない、お金がないだけなのだ。と言っていたことがありましたが、その通りだと思います。
makotoさんに関していえば安心がないだけ、自信がないだけ、見栄えのいい仕事がないだけ、といえるのではないでしょうか。
makotoさんなんて私から見れば超エリートですよ。makotoさんの生活が立ち行かなくなる位の世の中なら、私なんてとっくに餓死しています。
というわけで、「生活なんてなんとでもなるんじゃないの」と私が答えても、あながち無責任とは言えないと思うのですが、どうでしょう?
もちろん、将来のことなど誰にも分かりません。もしかすると私もあるいはmakotoさんもホームレスになっているかもしれません。しかし、そこまで誰かに保証してもらおうというのは甘え、我が儘だと思いますし、それを覚悟して生きるということが無常を知る、ということでもあるのではないでしょうか。
無責任ついでにいうのならホームレスだって意外と悪くはないのかもしれませんよ。ほら、お釈迦様だってホームレスみたいなものですし。
また、
>悪行為から逃れるために、収入がなくなってしまう。
生活に困る、という問題はどのように考えればいいのでしょうか?
とありますが、これは単に、「悪行為から逃れつつ、収入を得る方法」を考えればいいだけでは?
悪行為から逃れる=収入がなくなる、ではないはずです。
次ぎに
> 又、似たような状況に遭遇するとありますが、仕事上不都合は生じないでしょうか?
とありますが、これはちょっと私には分かりませんね。私が言いたかったのは私も日々、自分の弱さ、いい加減さ、悪行為を実感させられているということだけなのです。
現実問題として、makotoさんが職場でどのように対応するかはmakotoさん次第ではないでしょうか。makotoさんの個性にあった方法というものもあるでしょうから。
もし、その脱税が仕事のほんの一部ということであるならば、なんとかのらりくらりとやらずに済ませ、「あいつは堅物で使いにくい」くらいの評価で終わるならOKではないでしょうか。しかし、それが仕事の大部分であり、なんとしても強要されるというのであれば、うーん、難しいなあ、考えちゃいますねえ。
それともいっそ、仏教やめますか? 智慧ある人・ブッダの言うことより、小金ある人・中小企業経営者が言うことを尊重し、経済至上主義からもたらされる暮らしがほんとうに幸福なものかどうか確認してみるのもいいかもしれません。ま、私ならそのままズルズル流されちゃって、二度と仏教には戻ってこない危険性大ですが。
ところでmakotoさんは協会の会員なのですか? 私は「パティパダー」が割安で手に入るから、という事務局の方に聞かれたら怒られそうな理由で会員になっていますが、その「パティパダー」の2009年5月号にスマナサーラ長老が注釈を付けた相応部「カーマダ経」が掲載されています。
カーマダとは修行をしたものの努力が足りず、悟りを得ることができなかったものの天界に生まれた比丘の名前です。そのカーマダが天界から悟りに達している阿羅漢たちを見て憧れ、ブッダの元にやって来て会話をするという内容です。
長くなりますので全文は引用できませんが、ほんのさわりだけ。
カーマダ「世尊、この道は行き難し、嶮し」
釈尊「生き難しも嶮しきも、カーマダよ、聖者は歩むなり」
この部分を長老は
>この教典は仏道の特色を教えてくれるのです。仏教徒には、難しいから止めた。やり難いから止めた、などの泣き言はないのです。やらないための言いわけはないのです。負けは認めないのです。
と解説されています。
もし、可能であればバックナンバーを取り寄せ、お読みになることをおすすめします。読み返す度、力が湧いてきます。 こんな風に生きることができたらどんなにいいだろう、と思わされます。
長くなりましたが、最後にひとつ。おそらくこの問題は私やmakotoさんばかりでなく多くの人が直面する問題だと思います。ですから色々な方からご意見が頂け、いい結論が出せるように、このスレを閉じず、オープンにしておけばいいのではないでしょうか。気づいたときに誰かがアドバイスを書き込めるように。どこからか途轍もない智慧の持ち主が現れるかもしれませんよ。結局、それが私にできる最上のアドバイスかな。
では、makotoさんのご健闘を祈っています。2012年08月24日 (金) 12時17分 No.1868
追加です。 - simaumaまず問題を整理し、悩みを課題に変えましょう。
現状は脱税の手助けをさせられ、それをしていいものなのか、しない方がいいのかが悩みなわけですから、脱税の手助けはしない、と決めます。
すると、ではどうしたらしないで済むのか、という課題が現れます。
その課題を長期的課題と短期的課題とに分けましょう。
まず長期的課題の解決方法ですが、会社というものは多少問題がある従業員でもその人物にその問題を上回る付加価値があれば解雇などしないものです。makotoさんがその会社にとってかけがえのない人間であればいいということです。
それには様々な方法が考えられます。仕事上、誰にも負けない能力をもっていたり、あるいは人格に優れ、makotoさんがいるだけで仕事がスムーズに進んだり、顧客からの評判が上がったりということが上げられます。経営者が手放すのが惜しいと思われるくらいの能力を身につけるよう努力しましょう。むろん、独立という最強の方法もあります。
次は短期的な課題です。
現状、脱税の手助けをしないmakotoさんには経営者にとってなんの価値も魅力もないのでしょうか?
私にはそうとは思えません。担当替え、あるいは職務の制限(それによる減給は覚悟)の線で交渉が可能ではないですか? 個人の事務所だけに大会社より融通が利くかもしれません。しかも正しいのはこちらです。相手を説得するつもりで、しかし急がず穏やかに(つまり慈悲の心で)話しをしてみては? 説得ができなくても、少なくとも時間稼ぎにはなります。
その間は誰よりも早く出社し、事務所内をピカピカに清掃しておき、他の人が出社するたびに「おはようございます」と抜群の笑顔で挨拶する、などというアピール方法も交渉の小道具として有効かもしれません。。
そんなことをしながら次の就職先(できれば今より条件のいい所)を探します。その間に今の雇い主がmakotoさんの言い分を認めるようなら当面、転職はとりやめます。しかし、そうでなければ仕事を続けながら(しかし、脱税の手助けはしないまま)、次から次へと面接に向かいます。
その時肝心なのは、同じ轍を踏まないことです。
なぜ、今現在のような状況に陥ったのか考えてみましょう。現在の事務所に面接に来た際、転職の動機をハッキリと述べましたか。仏教のことはさておき、不正行為はしたくないのだと言うことをはっきりと伝えましたか?
私には税理士事務所の内情というものはよく分かりませんが、そんな私でも顧客から脱税指南を希望されるであろうことは充分予想できます。makotoさんがそのことを考えもしなかったということは少し不思議です。makotoさんがしっかりそのことを伝えていれば、今の事務所もmakotoさんを雇わないか、それを知って雇ったとしたなら今回のようなことにはならなかったはずです。
次回、転職するようなことになったときはそのことを反省し、相手方に転職の動機をはっきりと伝えましょう。意外と好結果に結びつくかもしれません。だってほら、人格の破綻した経理担当者って最悪じゃないですか。経理畑を歩む人にとって豊かな人格は大きな武器になるような気がするけどなあ。
ない頭を絞った追加は以上です。
慈悲と智慧さんがおっしゃるように、長老のお話が聞けるといいですね。
幸せでありますように。2012年08月27日 (月) 17時47分 No.1869
慈悲と智慧様へ - makoto慈悲と智慧 様
ご返信ありがとうございます。
今、いろんな人からアドバイスを頂いたおかげで冷静に物事を見つめることができるようになったのですが、
本当に、エゴイズムの塊のような質問をしてしまって恥ずかしい限りです。
長老の本を読みなおしたのですが、質問の答えは色々な本にすでに書かれているようです
仏教の教えに忠実な人間は、何の恐れもなく、不正に対し、反対することができるはずです。
さらに、知恵を使って、なるべく、誰も傷付けずに物事を解決するはずです。
このような問題で迷うとは、本当に、心が育っていないことをアピールするようでした。
すみません。
しかし、今後も未熟な私は、道に迷うでしょうから、ぜひ、機会があれば、長老に質問させて頂ければと思いますが、お忙しい長老の手を煩わせてしまうって申し訳ないような気持ちもあります。
現在、東京まで3時間半くらいの地方に住んでいるのですが、イベントがあり、長老に質問ができる際にはぜひ質問させていただければと思います。
又、おっしゃる通り、瞑想により、知恵を育てていないのが、大きな問題だと感じました。
特に、自分の事だけを語っているように感じ、自分には慈しみが足りないのを痛感しております。
従って、まず、慈しみの瞑想に力を入れたいと思っておりますが、ご指摘の通り、正しい方法で瞑想ができるよう気を付けたいと思います。
何年も前から、一度、指導会があるときに行って指導を受けようと思っていますが、仕事の忙しさにかまけていけずじまいです。
DVD等確か出ていたはずなので、購入しチャレンジしていきたいと思います。
ありがとうございます。
今後ともよろしくお願いいたします。2012年08月27日 (月) 17時47分 No.1870
simauma 様へ - makotosimauma 様へ
力のあるご返信を頂き、本当に感謝しております。
さぞかし、お時間を取って頂いたと感じております。
お蔭様で、simaumaの文面を読みつつ、自分の事を問い直し、見つめなおすことができました。
本当にしょうもない、恥ずかしい問を投げかけてしまって申し訳なく思います。(わが身を心配しているだけで、まったくほかの生命に対する心配がない!)
>カーマダ「世尊、この道は行き難し、嶮し」
>釈尊「生き難しも嶮しきも、カーマダよ、聖者は歩むなり」
私は、勘違いしておりました。
仏教の道を歩むことは、困難が生じる道ですね。
それを乗り越えなければならないのですね。
泣き言ばかり言っているだけでした。
仏教の教えに従えば、全てが楽になると勘違いしておりました。
>仏教的回答となれば既に明白ではないでしょうか? あとはmakotoさんがどう現実と折り合いをつけていくかということでしかありません。
おっしゃる通りです。
嘘はつきません。権力に対しても、不正なことは不正と知恵のある人は反対するはずです。それも、知恵を使ってできるだけ楽しく、傷つけずです。
ただ、そこに、他者を心配する気持ちが今までなかったのです。不正をして自分が汚れるという、そこだけを気にして、慈しみの心がなかった。
そんなことをしたら、お客様も上司も、きっとダメになる。だから、そんなことをしてはいけない。その気持ちを持って、接すれば必ず結果はでるはず…かどうかは、まだ自信がないのですが、変わってくるかと思います。
うん、でもそれは、本当に困難な道ですね。
どれだけ、叱責を受け、誤解をうけ、変人扱いされるかわからない道です。
又、そもそも、心の化学である仏教に、このような問題を持ち込んでしまってよかったのかなと反省しております。
長老の本に、風邪をひいたら医者に行きなさいというような文面がありました。
>「そんなもん賃貸で我慢して小銭を貯め込み、車は処分して通勤用には中古の原チャリ購入(雨の日は合羽着用)、家でひたすら食事をし家族団欒、子供には家事の手伝いでもさせて親孝行を仕込み、固定電話で我慢して電磁波から我が身を防御、夜は奥さんとイチャイチャして家庭円満、ってことで済むんじゃあないのか、あんた」と思ってしまう私はおかしいのでしょうか?
いえいえ。私もそう思います。おっしゃる通りだと思います。お金はある分だけ使う。当然のことだと思います。しかし、世間に合わせた生活をしないと、世間が変わり者と騒ぐのでしょうね。
人の事言えないのですが、生活にまみれてしまうと何が正しいのかわからなくなってしまうのだと思います。
その点、仏教徒は本当に幸せだと思います。
ただ、普通に生きていると難しいですかね?
やっぱり出家しないと無理でしょうか?
今の職場は、お酒を飲むのも強制ですし、他、相談させていただいたような難しい問題がたびたび起きるので、
もちろん、心を鍛えて対処はしていくのですが…
私、まだ親も生きているし、まだ、世間には未練が少しあるのですが、60過ぎたら修行に打ち込みたいなと思っております。
ただ、simauma様の、
>その結果、様々な求人に応募するが、ことごとく履歴書を突っ返され、現在なんとかタクシーの運転手の職を得、おかげさまで生活の心配は微塵も……っていうかあんまりありません。
という文面に接すると、在家の一つの到達点のような気がします。
>makotoさんに関していえば安心がないだけ、自信がないだけ、見栄えのいい仕事がないだけ、といえるのではないでしょうか。
まったくそうです。ご指摘いただき、その気持ちが混入していたことに気づきました。ただ、長老の本を読み、自分が100点でできる仕事で、しかも、人の役に立つ仕事をできれば、仕事をすること自体が、素晴らしいものになると思ったのも確かです。
以下、ブッタの幸福論からの引用ですが、
~本当は、人間には仕事以外の趣味は必要ではありません。仕事そのものが大変神聖なもので、ものすごい充実感が溢れているのです~
このくだりの前後等をマーカーでマークして、読んでいたのですが、しかし、これは理想であって、現実の世界はあべこべの世界ですから、期待しちゃいけないのかなと。
だけれども、これから、理想の世界を作っていかなくてはいけないのかなと。感じました。
>そこまで誰かに保証してもらおうというのは甘え、我が儘だと思いますし、それを覚悟して生きるということが無常を知る、ということでもあるのではないでしょうか。
おっしゃる通りだと思います。
そもそも、生きることは苦なのだという前提を忘れすぎです。何があるかわからない世の中で、苦しみの世の中で、コントロールできるのは自分の心だけですね。
>これは単に、「悪行為から逃れつつ、収入を得る方法」を考えればいいだけでは?
悪行為から逃れる=収入がなくなる、ではないはずです。
おっしゃるとおりです。
自分は、圧倒的な税法の力をつけ、稼げる力を身に着けたいと思います。仕事上で圧倒的な力を持って、仕事場で権力を持てるよう頑張りたいと思います。そして、仕事場で力をつけ、まっとうな仕事で稼げるようになれれば、所長に対しても、お客様に対しても、影響力を持てるはずです。正しいことをしようと、職場に問いかけ、お客様に問うことができるはずです。それが、会社の発展につながるのだと。
ただしそれまでが、難しいところです。
>その脱税が仕事のほんの一部ということであるならば、なんとかのらりくらりとやらずに済ませ、「あいつは堅物で使いにくい」くらいの評価で終わるならOKではないでしょうか。
実は、もうすでに、私は直球しか投げない固い奴という評価になってしまっています。(笑)
ここまで、書いてきて、本当に情けない話ですが、上司に逆らうということは本当に難しいです。
やっぱり、生きるってことは、本当にダメなことですね。このレベルから本当に脱しないとダメですね。
できるだけ、やっていみますが、やっぱり最後には、所長と喧嘩になってしまうかなと思いますし、そうなると、結局、不正は続きますね。
ただ、なかなか、ことによって問題が複雑で、粉飾も相手方が許容している場合、慣習上の問題もあるのでなかなか嘘ともいえない場合、白黒つけられない場合等もあるので、難しい限りです。
>それともいっそ、仏教やめますか?
たびたびふっと、その考えがよぎりますが、不思議と、すぐに消えます。
今まで生きてきて、長老の話だけが、聞いててよかったと感じています。
長老の教えによって、何とかここまで来ているという実感があります。
虫が入ってきても、お~ダメじゃん入ってきちゃと話しかけれるような心になってきたのも、長老のおかげです
会員の件ですが、いつも入ろうかなと思いつつ、ついつい入らずじまいです。
でも、これを機に入会したいなと思っています。
ぜひ、ご指摘のあったバックナンバー問い合わせてみます!
難しいからやめた、やり難いから止めた、などの泣き言はないのですね。
まさに、今の私の状況です。
>長くなりましたが、最後にひとつ。おそらくこの問題は私やmakotoさんばかりでなく多くの人が直面する問題だと思います。ですから色々な方からご意見が頂け、いい結論が出せるように、このスレを閉じず、オープンにしておけばいいのではないでしょうか。気づいたときに誰かがアドバイスを書き込めるように。どこからか途轍もない智慧の持ち主が現れるかもしれませんよ。結局、それが私にできる最上のアドバイスかな。
ありがとうございます。
アドバイス通り、話をまとめず、終わりたいと思います。新聞で不正経理の担当者が自殺したというニュースが流れていますが、今の日本には、相当このような問題が生じているような気がします。
もちろん、自分の心を瞑想によって鍛え上げるのが一番ですが、ただ、在家として生ける身としては、また、生命が、在家に多数生じる以上、社会に対する積極的な語りかけも必要かと感じております。
瞑想をした後、生きとし生けるものが幸せでありますようにと唱えた後、長老の本を読んだ後のすぐの心では、
不正はできず、慈悲の心を持って、利他の心を持って、問題に立ち向かうと思うのですが、実際の各論に立ち向かうと、色々と問題が複雑で、一つ一つの問題に、じっくり仏教的にはどのように立ち向かったらよいのか考えていると、どうにも時間が足りず、結局は、いつもと変わらずになってしまっています。
もう自分はだいぶ汚れてしまったのですが、でも、もし、とある職場でリーダーになれるのであれば、部下が、悪行為を働かぬよう、お客様が、目先の税金ではなく幸せになれるような、会計処理ができるよう、頑張りたいと思います。
simauma様の文面を読み、客観視できるようになりました。
自分が不足していたものに気づくことができました。
一人で悩んでいたら解決できない問題でした。
本当に、色々とありがとうございます。
又のご指導をお願いいたします。
2012年08月27日 (月) 17時47分 No.1872
simauma様へ - makotosimauma様の 〝追加です”へのご返信です。
アドバイスありがとうございます。
お時間頂いて本当に感謝しております。
長期的課題の件ですが、まさにおっしゃる通りです。
事務所にとってなくてはならない人間になるよう、努力をしたいと思います。
短期的課題ですが、実はこれは私も考えていたところです。減給と引き換えに、ある立場を変えて頂くようお願いしたいと思っていたところです。
ただ、説得については、今までもなんどか挑戦したことがあるのですが、所長も若いときは、法律通りお客様に対応したのですが、お客様から固いといわれ、顧問を解除され苦労されたそうです。いつも、客商売だからと言われてしまいます。トップとして、事務所を支えていかない立場を考えると、何も言えなくなってしまう気がするのですが、諦めず、うまくいく方法を考えていきたいと思います。しかし、依然として、迷いもあります。お客様が本当に減らずに済むだろうかという。
>その間は誰よりも早く出社し、事務所内をピカピカに清掃しておき、他の人が出社するたびに「おはようございます」と抜群の笑顔で挨拶する、などというアピール方法も交渉の小道具として有効かもしれません。
私は最近、〝一生仕事で悩まないためのブッタの教え”を読んでいるのですが、その中で、状況を良くしたいならごますりをすればいいとの教えがあります。
まさに、具体的にはsimauma様が書かれた内容です。
凄い大切なことだと思います。
>makotoさんがしっかりそのことを伝えていれば、今の事務所もmakotoさんを雇わないか、それを知って雇ったとしたなら今回のようなことにはならなかったはずです。
実は、面接を受けた時に、前の会社で不正のようなものがあって、それが本当に嫌で、給料が安くなってもいいから人の役に立つような仕事をしたいとはっきりといったのです。ですので、今の事務所に就職できたときは、本当に嬉しくて、あぁこれでちったぁ、仏教徒らしい生活ができるのかなぁと思ったのです。
しかし、やはり自分に問題があると思います。なんというか知恵が足りないですね。今まで、人間というものや仕事を理解していませんでした。
個人の都合や、仏教の思想を考慮して、仕事や、人間は動いていませんよね。
”自分自身が与えられた環境に順応するしかない”
上記の本からの引用です。その具体的な方法はまさに、simauma様が教えてくださった内容だと思います。
ただ、色々考えていくと色々な問題が出てきます。単純に嘘といっていいのかどうか等…
例えば法令があまりにもおかしい場合はどうか、悪法に逆らう場合はどうか、過失を助けるため等
例えば、会社の役員の報酬は、一人親方の会社でも、株主総会を開いて役員の報酬を決めておかないと費用として落ちないんですね。だけれども、だいたい、一人親方は忙しいので、そんな株主総会の議事録なんて作ってない。ですので、過去にさかのぼって、書類を作成し、作ったことにする。これをしないと、月40万の給料が12か月で480万、3年で、1440万、税金がかかってしまう。そうすると死活問題にもなってくるのですが、こういう場合にも、過去にさかのぼって書類を作成し、株主総会を開いたことにしておく、
これもやはり厳密に言えば、嘘ということですけど、
ただ一枚、それも、単純に作ることを知らなかっただけで、多額の罰金を払わなくてはならない場合、それもやはり、嘘としてダメなのかなぁという気がします。
上記なような、本当は作ってないけど、作ったことにしておいてと言うような事(大体が日本の税制が複雑すぎて、また、それを知る機会もないので発生してしまうことです。)はたいそう多く、また、モノによっては、脱税のエッセンスも加わったりしたりで、でも、これって、とてもじゃないけれど、全部五戒に反しているかどうか考えていたら、仕事が終わらないよ~という感じで、やはり自分にはまだ修行が足りなくて、知恵が足りなくて、このようなことを考えるのだという気がします。
よくわからなくなってきましたが、simauma様から、アドバイスを頂いた、長期的課題、これは、ぜひとも目指したいと思います。
本当にありがとうございます。
私以外でも、同じようなことで悩んでいる方は多く、特に、公務員さんや、法律関係の仕事で同じような悩みで悩んでいる方は多いと思いますので良かったと思います。
simauma様のアドバイス、すーっと受け取れて、真実を聞けた気がしました。
泣き言を言わず、知恵を磨いていきます。
本当にありがとうございます。
又のご指導お願いいたします。
2012年08月28日 (火) 14時46分 No.1876
こちらこそありがとうこざいました。 - simauma様々なことについて自分の理解の足りなさ、能力のなさを痛感いたしました。
五戒についてですがスマナサーラ長老が語られたことを紹介してしださっている方がいます。
12 3/11 関西定例瞑想会@マーヤーデーヴィー精舎
http://www.voiceblog.jp/najiorepo/
真ん中やや下あたりにある「在家の五戒についての質問」という音声ファイルがそれです。
この中で長老が「テロリスト」という言葉を発している部分があります。長老は笑いながらおっしゃってますが、五戒を原理主義的に扱うことの中には破壊への欲求も孕んでいるのだということを納得させられ、改めて反省した次第です。
ぜひ聞いてみてください。スッキリすると思います。
いろいろあるでしょうが、健闘をお祈りいたします。
尚、特に問題がなければ返信不要です。2012年08月31日 (金) 14時28分 No.1881