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馬鹿にされること - 親不孝者みなさん、こんにちは。
今、私は悩みがあります。
それは、人に馬鹿にされることです。
学生の時は、貧乏人と言われ、馬鹿にされていました。
社会人になっても、外見や性格の欠点を馬鹿にされます。
これは私の業として諦めるべきですか?
2011年11月09日 (水) 14時27分 No.1515
お勧め法話 - いづるこちらがお勧めです。
May 4, 2009, 12:13 am
音声 ཅ 4/19 関西定例瞑想会@アラナ精舎
Q-1_姪がっ中学の頃からいじめられっこで「キショイ」などと言われていた。最近大学に入ったが、友達に「キショイ、暗い」などといわれてるよう。元々暗い性格なのだが。アルバイト等して、もっと明るくできない?というのだがなかなかなおらない。どのようにすれば明るい性格になるかアドバイスいただきたい。
http://www.voiceblog.jp/sandarepo/841826.html
もしご興味があればお聞きになってみて下さい。
幸せでありますように。2011年11月10日 (木) 15時19分 No.1524
〇〇四 悪口を言われない人はいない
この世のどんな人でも、必ずどこかで誰かの怒りを買っている。
誰かに悪口を言われるのが当たり前。
昔も今もこの先も、未来永劫、それは当たり前の事実なのだから、
悪口なんて涼しく聞き流すのがよい。法句経228
小池さんの『超訳ブッダの言葉』を紐解きますと、上のようにあります。ほかにも、ブログでこの本からたくさん引用しておきましたのでご興味がおありならば、ご一読願えれば幸いです。2011年11月10日 (木) 15時19分 No.1529
皆さん、ありがとうございます。 - 親不孝者馬鹿にされることに慣れることと、当たり前だと流すことで、解決ですね。
ありがとうございます。2011年11月14日 (月) 17時52分 No.1537
業というのは因果法則のことです。
因果法則を生命の行動に、適用したものが業です。
一般に過去生の業が現生にどう結果しているのかということは、理解できないので、考えない方がいいとされてるようです。
活用のポイントとしては、業は、現在の行為が将来の結果に対して、良い行いをし良い結果があるように、悪い行いをして悪い結果がないように、道徳的に用いるのが、効果的です。
「馬鹿にされる」と感じる因果法則は、事実に基づいていうと、4つに分けることが出来ます。
1・相手側にあなたを馬鹿にしたいという心情が発する。
2・相手側に、あなたが「馬鹿にされている」と感じる言動がある。
3・あなたに「馬鹿にされている」という心情が発する。
4.あなたに、「1」の相手側の心情を発生させる言動がある。
2は1によって引き起こされる言動なので、1が改められれば、2も改められることになります。
1の「相手側にあなたを馬鹿にしたいという心情が発する。」を相手側の心情に即して、もっと細かく分析すると違う事実が見えてきます。
相手側の心情の中にある願いは、「あなたに自分に不利益になる言動を差し控えて欲しい」ということです。
不利益といっても、個人的な心情もあれば、その社会に基づく集団としての不利益もあります。
相手側のその認識は妥当なものもあれば、妥当でないもの、行き過ぎた個人的見解もあります。
1は4によって引き起こされます。
4を改めることによって1が改められ、1が改められたことで2の「馬鹿にされてると感じる言動」が改められることが可能です。
4のあなたの言動に対する1の相手側の判断は、妥当なものもあれば、そうでないものもあるのは今いった通りです。
妥当でないものについては、相手側の行き過ぎた判断ということになるので、放っておくことか、あまりに度が過ぎた判断が相手側の言動となって現れたら、面と向かって抗議するなどの手段も講じなければいけないことになります。
「外見」や「育った家が貧乏」であることについて、もし本当に相手側に何らかの馬鹿にするような言動があったのなら、それはあなたにはどうにもならないことなので、この「妥当でない判断」に含まれます。
「妥当な判断」とは、あなたの社会性の欠乏に対する指摘のことです。
仕事上の不利益、集団内のルールを遵守しないことなどがこれに当たります。
これはあなたにすぐに改善できることもあれば、徐々にしか改善できないものもあります。
問題は「妥当な判断」と「妥当でない判断」のグレーゾーンが、沢山あるということです。
その部分はあなたにもそれなりに言い分があるし、相手側にもそれなりの言い分があるということになり、判断がとても難しく一律にはいかないものです。
世の中のトラブルの多くは、この部分で引き起こされるともいえます。
ご質問に則っていうと、相手に「自分に不利益を生じさせないで欲しい」と感じる心情を引き起こすあなたの言動についてなので、あなたの言動のそれぞれが本当に相手にとって不利益を生じさせていないか、その判断が妥当であり、あなたが徐々にであれ改めることができるものかどうか、ということを見極めることが必要ということになります。
ここでも問題があります。
それは相手側は、言葉であなたの改めて欲しいポイントを、そのものズバリでいってくれている訳ではないということです。
それはやはり人間なので多少あなたに遠慮する気持があったり、相手側にも本当はあなたの何を見て、自分の「不利益だという判断」が生じたのか把握し切れていないということもあるからです。
また言葉で発することに夢中になって、関係のないことまで、あれやこれやと総動員するので、直してもらいたいポイントがわかり辛くなってしまうのです。
しかし、方法はあります。「馬鹿にされた」と感じることで生じた怒りをいったん捨てて、冷静に相手側の立場に立って、自分の言動の内の何が相手にその判断をもたらす元となっているのか、分析してみることです。
その分析によって、相手にとって妥当な判断であり、社会的にも妥当であり、自分にとっても妥当であり、あなたに直せるようなものなら、直した方がいいということになります。
そうでない場合は、放っておくか、度が過ぎた場合は相手に対する抗議などのそれなりの手段を講じることになります。
要するに堂々とした態度でいればいいということになります。
また自分だけではどうしても分析しきれない場合は、良識のある第三者に、どこか自分に改めるポイントがないかどうか聞いてみて、自分の判断の材料とするのでもよいでしょう。
4の「あなたの言動」は、3のあなたの心情によって引き起こされるものです。3はあなたの全体の心情であり、心の持ち方、ものごとの考え方であり、以上のように心のあり方や、因果法則を分析することで、それは改められます。
要するに今まで見てきたすべてが、3の改善ポイントということにもなります。
ポイントとしては見方によっては「馬鹿にされた」と感じる言動の中にも、自分の性格向上に役立つようなアドバイスが含まれていることがあるということです。
それは「馬鹿にされた」と感じたことで生じる怒りを捨てることで、学べるポイントということができます。
以上を踏まえた上で、ただ単にその人自体の性格が悪くて、人を馬鹿にするだけの人も世の中にはいることはいるので、そういう人のことは哀れな人だと思って放っておくか、慈しみの気持ちを持って見守ったり、その人は自分のその性格で本人が一番苦しんでいる訳だから、折に触れ、やさしく接することを心掛けましょう。
妥当でない悪口の場合は、あなた自身が、それを気にせず、堂々としていることです。2011年11月18日 (金) 13時34分 No.1549
なお様へ - 親不孝者具体的な分析で、目から鱗です。
自分の行動や言動の、改めるべき部分を探してみます。
とても役に立つアドバイスを有り難うございます。
2011年11月22日 (火) 21時41分 No.1554