日本テーラワーダ仏教協会の質問&議論用の掲示板です。
投稿は個人情報を削除した上で編集しHPや協会機関誌等に転載する場合があります。
YouTube「日本テーラワーダ仏教協会事務局」チャンネルのQ&A動画で取り上げる場合もあります。
画面左上の検索フォームで過去の書き込みをキーワード検索できます。
投稿は管理人が内容を確認後に掲載します。不掲載の理由問合せにはお答えできません。
質問や相談にコメントする場合は"真理を守る"謙虚な姿勢を心がけましょう。
お問合せは、info@j-theravada.net まで。
生きとし生けるものが幸せでありますように。
こちらの関連記事へ返信する場合は下のフォームに書いてください。
強迫観念 - Qある日、集中出来なかった慈悲の瞑想に対して、納得する考えが浮かび、集中して慈悲の瞑想をしてました。
すると、邪魔をするかのように(お前の心臓は止まる)という思考に支配され、恐れで中断してしまいました。それ以来、慈悲の瞑想をするのが怖いです。この様な妙な思考を止めればいいだけなのですが、中々止まってくれません。考えてはいけないことをずっと考えてしまう悪い癖があります。今回の慈悲の瞑想も集中できたと思ったら、反対の悪い考えに支配されました。対処法を教えていただきたいです。よろしくお願いいたします。2019年12月02日 (月) 00時24分 No.4480
Re.強迫観念 - ひろどうもこんばんは。
まず、慈悲の瞑想はサマタ瞑想の一種なので、妄想が入らないようにしてください。
「お前の心臓は止まる」というのは妄想です。
なぜ妄想が入るかというと、集中力が足りていないからです。
集中力を上げる方法は人それぞれですが、私の場合は指を折って数えます。
例えば、「(私は)幸せでありますように」で右手親指を折り曲げます。
次に「(私の)悩み苦しみがなくなりますように」で右手人差し指を折り曲げます。
そのようにして、「(私に)悟りの光が現れますように」で、右手薬指まで折り曲げたら、
「(私は)幸せでありますように」を左手の親指から中指まで順番に折り曲げ、その後両手を開いて2番目のフレーズに突入します。
元々は思考妄想が入らないようにというより、他人と一緒に読誦するときにみんなのペースや音程に合わせても、次は何を言うか忘れないために始めた事ですが、やっていると集中力が幾分か増します。
また、心の中で繰り返し念じるときは、家系図や相関関係図を見ているように相手の顔を思い浮かべながら念じるのも余計な妄想が入らなくて良いです。
これも妄想対策というより、なるべく慈悲の気持ちで念じる場合に、他人の顔を思い浮かべる際に漏れが無いようにしていたらそうなっただけですが。
それでもだめなら、慈悲の瞑想の経本を読みながら唱えるというのも一つの方法です。
初めて慈悲の瞑想を唱えるときは、読誦経典(抄)の慈悲の瞑想を見ながら唱えていたと思いますがあれをやってください。
そういうのでもダメなら、慈悲の瞑想ではなく、慈経のパーリ語と日本語訳を経本を見ながら両方読誦すると言う方法もあります。
(パーリ語の意味が頭で日本語訳に変換できるのならパーリ語の読誦だけでも構いません)
サマタ瞑想なので思考や妄想が出た場合は、気づきを入れる必要はありませんので、(お前の心臓は止まる)という妄想が出た場合は気にせずに次のフレーズを今までの声量と音程とリズムで読誦することに注力してください。
(他人と一緒に読誦している場合は他人に合わせる事に注力してください)
2019年12月03日 (火) 16時08分 No.4483
ご回答有難うございます - Qひろ様
おっしゃる通り、集中力が足りないから集中すべきことに集中できないのでしょうね。
私は考えるべきでない恐ろしい思考に非常にとらわれてしまい、そういう状態になるのを恐れています。
そういう場合、その妄想を妄想と言い聞かせて別の対象に思考を入れ換えようとしても上手くいきません。変な心の癖がついているようです。
ひろ様の言われたやり方を実践してみます。有難うございました。2019年12月16日 (月) 13時45分 No.4490