日本テーラワーダ仏教協会 質問&議論BBS

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うそとハッタリについて - む
嘘をつくのはよくない、これはわかります。

では、適切な言葉が思い浮かばなかったので、ハッタリという言葉を使ってみましたが、以下のようなことは嘘と同じ悪業になるのでしょうか。

・やったことがないことでも、自分にはできるだろうという自信、やってやろうという信念

・もしかしたら、わからない部分があるかもしれない、すべてを理解しているわけではない、と思っているが、ある事柄について他人に堂々と説明すること


なぜ、このような疑問を持つかというと、私の場合、何に関しても自信がなくなるという傾向があり、わかっていること、できていることすら、自信がなくなることが良くあります。

どこかに、何か気になることがあり、思い切って発言したり、行動することができません。


一言で言ってしまえば、妄想があるからで、妄想がなければ、ただ事実としてやるだけ、ということなんだと思います。
それはわかっているのですが、なぜか、できるとどこかで思っていることすら、やましいというか、自信のない気持ちになってしまい、ためらうことが多いのです。

講師をやる人でも、すべてを分かっているわけではなく、知らないことは後で調べるものだと思うのですが、いったい自分は何を心配しているのか、見栄っ張りなのか、恥をかきたくないのか、良くわからず後ろ向きな気分で生きています。

何か良いご意見があれば、
よろしくお願いいたします。
2019年07月04日 (木) 17時25分 No.4335
知識・概念の整理をしてみては? - イエモン MAIL
こんにちは。

ご質問の本題は、「何事にも自信を持てない」ということですね。

自己肯定感を得る様々な方法は多くあり、いろいろと試されたら良いと思いますが、私の提案は下記の二つです。
1. 妄想・煩悩に対してはヴィパッサナー実践を。
2. 知識・概念に対しては分析的・論理的思考を。

私の経験上、以上の二つを日々、意識して実践すると徐々に仕事に対して自信が持てるようになり仕事も上手く回るようになると思います。

1の妄想・煩悩については、チャンディマ・ガンゴダウィラ長老の『なぜ、妄想するのか? 妄想の対処法』という書籍や、スマナサーラ長老の『あべこべ感覚』に分かりやすく解説されています。もし読まれていないようでしたら参考にしてみてください。

2.の知識・概念に対しては分析的・論理的思考をとは、
私の見解(妄想?)ですが、心に溜まった無数の知識や概念をある程度は整理していかないと、ヴィパッサーナー実践(瞑想)の効果が得られにくいような気がしています。

スマナサーラ長老も法話や著書の中で頻繁に「論理的」という言葉を使用されています。
以前の協会Q and Aコーナーでも取り上げられていましたが、テーラワーダは分別説部と呼ばれ、現象を分解し、分析的・客観的に取り上げるため、釈尊が科学者と呼ばれる所以にもなっているようです。

また、テーラワーダは信仰ではなく、「自分で試して検証する」ということを推薦していますね。これもビジネス用語で言えば、仮説検証プロセスとかPDCAサイクルとかいいますよね。

つまり、お仕事に関しても、(有名コンサルタントのように)、その内容を分解・分析し、分別(グルーピング)したり、仮説検証プロセスで、因果関係を予測したりする等して心の中の知識・概念を整理していくことで、「何となく自信が持てない」という事態から脱却できるように思います。

私自身は、1と2が両立することで、冷静に淡々と仕事ができるようになりましたし、ミスも少なくなりました。

私自身は、20代前半までは、妄想・煩悩に操られ、何をしても失敗する日々で、自信がないどころか自分自身が信用できないというところまできていました。
これでは駄目だと、最初は論理的思考に関する本を読み漁り、ある程度は上手くいくようになりましたが、依然として妄想・煩悩があるため逆に悪智慧が働いてしまい、その結果、痛い目にも会いました。
その後、(最近ですが)仏法や慈悲の瞑想、ヴィパッサナー瞑想に出会い、ようやく人生が上手く回っているような気がしています。

参考になれば幸いです。
2019年07月11日 (木) 10時13分 No.4345
Re.うそとハッタリについて - ひろ
どうもこんばんは。

いきなりですが、なぜ「嘘をつくのはよくない」のでしょうか。
「嘘をつくのはよくない」というのが分かっていれば、「ハッタリという」悪業が「嘘を付く」という悪業と同じかどうかは推知できませんか?

特に二つの具体例を「ハッタリという言葉」に置き換えて出しているのなら、それと「嘘を付く」という事が比較できませんか?

「自信がなくなることが良くあります」
なぜなら
「妄想があるから」
でも
「自信のない気持ちになってしまい、ためらうことが多い」
理由は
「妄想があるから」

なんでしょうかね。この無限ループ。

サン=テグジュペリという作家が書いた、星の王子様という物語があります。
その中で、王子が酔っ払いになぜ酒ばかりを飲むか尋ねています。酔っ払いは答えます。
「忘れるためです。
恥ずかしいという事を忘れるためです。
酒を飲むのが恥ずかしいのです。
だから酒を飲むのです」

話は戻りますが、
なぜ自信がないのか←→妄想があるから
の繰り返しで、先に進まないのではと考察します。

結局酔っぱらっているように感じます。
何に酔っぱらっているかというと、抽象的な仏教用語にかこつけた思考停止です。
妄想という言葉を作って思考停止していませんか?

そろそろその「放逸の原因となり、(人を)酔わせるもの(Majjapamādaṭṭhānā)」から断酒(一歩踏み出)しませんか。

やり方はご自身で書かれている
「ただ事実としてやるだけ」です。
2019年07月11日 (木) 10時13分 No.4346
補足 - イエモン MAIL
こんにちは。

補足ですが、

・俗世間にある自己肯定感を高める方法論は、自我を強める副作用もあるので吟味して試してください。

・便宜上、妄想・煩悩と、知識・概念を分けて記載しましたが、知識や概念も妄想(パパンチャ)主観に含まれます。
私自身、ヴィパッサーナー瞑想をしていてもカラスの鳴き声を「音」ではなく、どうしても「カラスの鳴き声」と認識してしまいます・・・。


・スマナサーラ長老は、心を治す処方箋として、歩く瞑想を1時間、立つ瞑想を15~20分、座る瞑想を30分程度を毎日行うことを推奨されています。
正直に言うと私自身、毎日は出来ていません。む様はいかがでしょうか? 毎日していますか?

というのも、例えば医者の処方箋通りに指示されたことを行わないのに、「なかなか不調が治りません」という方がけっこういますので。
私もまだまだ「苦」はありますが、スマナサーラ長老の指示を守れていないので、あまり言えないのです(笑)。



2019年07月16日 (火) 15時39分 No.4349
RE:うそとハッタリについて - naagita(admin) MAIL MAIL
む 様

安寧でありますように。
以下の動画でスマナサーラ長老にご回答頂きました。

https://www.youtube.com/watch?v=z6cKJH2uKP4
2019年07月30日 (火) 14時23分 No.4373
みなさま、ありがとうございます - む
ご回答くださった皆様、詳しくお答えいただきありがとうございました。

長老にもお答えいただけたので、皆様のご意見もあわせて参考にさせていただこうと思います。

ありがとうございました。
2019年08月08日 (木) 23時07分 No.4381


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