日本テーラワーダ仏教協会 質問＆議論BBS

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生きとし生けるものが幸せでありますように。

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女性との接し方 - massa814

あけましておめでとうございます。
スマナサーラ長老、その他の方々、今回は女性との接し方について教えてください。

たしか大パリニッバーナ経だったと思いますが、釈迦がアーナンダに対して、「女性は見ないことに越したことはなく、話しかけないのに越したことはなく、もし話しかけてしまった場合は、よく慎んでいなさい。」と言っていたと思います。

自慢ではないのですが、僕は性欲が強いので、結果的に相手の女性を傷つけることになるのならばと考えて、この釈迦の言葉を実行してきたつもりです。
正直、こんな自分をかっこいいとさえ思っていました。
しかし、その生き方では善果はことごとく得られませんでした。やはり何か間違っていたようです。
本当は女性と話したくて仕方がないです。これは単なる性欲なのでしょうか。
それと、生きているうちに「もし女性に話しかけられた場合」、どうすればよいのか？という問題にも直面しました。もし釈迦が生きていたら必ず聞いたと思います。

以上のことについて、スマナサーラ長老、何か参考にできる経典や、長老ご自身のお考えなどをお聞かせいただけると、大変幸せです。
よろしくお願いします。<m(__)m>

2014年01月03日 (金) 18時10分 No.2823

ドシドシご意見ください - massa814

スマナサーラ長老以外の方のご意見もぜひ聞かせてくださいませ。よろしくお願いします。

2014年01月09日 (木) 15時22分 No.2831

・・・我慢のし過ぎ？ - ボート部

・・・・・長老でなくてすいません。

結果的に相手の女性を傷つけてしまう可能性があるほど性欲が強いと書いていらっしゃるので、返答するこちらもかなりビクビクしながら書いているのですが（笑）・・・・・
massa814さんは、出家している方ではないと思うので、そこまで神経質になる必要はなかったと思います。
経典にそう書いてあるから、という気持ちはわかりますけど。

女性に話しかけられたら、普通に優しく返答すれば良いと思います。
そもそも、男性なら女性に興味があるのが自然ですし。
ずっと女性と関わるのを我慢してきたから、女性と話したくて仕方がないのではないでしょうか？
性欲というより、我慢をしすぎた結果ではないかと個人的には思います。

それではどうぞお幸せに。長老からお返事がきますように。
生きとし生けるものが幸せでありますように。

2014年01月09日 (木) 15時22分 No.2833

お礼申し上げます - massa814

ボート部様、お優しいお返事誠にありがとうございます。
今度女性に話しかけられるようなことがあったら、普通に接してみようと思います。

ボート部様とスマナサーラ長老、その他すべての生きとし生けるものが幸せでありますように。

2014年01月11日 (土) 21時12分 No.2838

私は女性なんですけど - ぽん太

massa814さんがお幾つかはわかりませんが、経典に沿って生きようと努力される心意気に感心いたします。しかしですね、やはり俗世間で生きるには俗世間で生きるなりの智慧が必要だと思うのです。
人間誰しも、親切に優しく接してもらったほうが嬉しいし、慈悲の心からそうした態度で接することは、とても大切なことだと思うのです。
誰にも公平に優しい思いやりの態度で接するということもまた、心の鍛練になるのではないでしょうか？

私の仕事場にも、大変いい人なのに、女性にすごくつっけんどんな態度の人がいますが、もったいないなあと思うのです。
そんなに意識されたら、こちらも話しかけにくいのです(笑)
もっと、自然にお互い接しましょうよと言いたいのですが言えません(笑)

massa814さんが女性と話したりしたときに、性的な妄想が出てきたら、サティを入れていけばよろしいのではないですか？
幸せでありますように

2014年01月12日 (日) 20時55分 No.2841

ありがとうございます - massa814

ぽん太様、貴重なご意見をお聞かせいただき、感謝の極みです。
そうですよね、性的な妄想がでたらサティを入れればいいのですよね。了解しました。
今回、女性のお二方（えっと、ボート部様は女性かな・・・？）とお話しができて、正直とても嬉しかったです。僕は、幸せ者です。(>_<)

これからはどんどん女性とも人間関係を作って、人の輪を広げていこうと、鼻息も荒く意気込んでおります！
ありがとうございます。

ぽん太様と他の一切の生きとし生けるものが、幸せでありますように。

2014年01月15日 (水) 16時04分 No.2847

返信 - くろ

女性に話しかけたいと「強く」思うのは性欲だと思います。そしてそれを慎むべきというのは正しいと思います。これは女性が男性に話しかけたいと「強く」思う場合も同様だと思います。

でも、私は原文を読んでいないのでわからないのですが、たぶんこれは出家者に対しての言葉なのではないでしょうか。在家に対しては妻帯も許可されていますし、女性に話しかけることも許されていると思います。でないと妻に話しかけることもできませんから。

それから、仏陀の出家者にたいしていう善果は、在家の想像する善果とは違うのかもしれません。というのも、お釈迦様は、愛は基本的に苦だと教えているからです。性欲を満たすのも、その瞬間は良くても、全体的にはやはり苦かもしれません。

素晴らしい愛というのは、慈愛のことであって、キリスト教のいうすばらしい愛も、慈愛のことを言っているのだと思います。

きっと、在家の考える善果を手に入れるには、ものすごい努力をするとか、ものすごい施しをするとか、頑張って戒律を守るとか、すさまじい努力が必要になります。でも、その結果、手に入れた善果は瞬間的で、すぐに壊れてしまうものです。男女間の愛もこのたぐいのものだと思います。ですから、在家の考える善果を追い求めるのもいいですが、その結果は空しいものだとも思います。

巨大な努力を必要とせず、すぐに壊れてしまうものではない、安定した、そういう幸せは瞑想によって手に入れるのだと思います。

と言うのが私の個人的な考えです。
生きとし生けるものが幸せでありますように。

2014年01月15日 (水) 16時04分 No.2849

おっさんです。 - ボート部

ちなみに、わたしは男性です。
まあ、けっこうおっさんですよ（笑）
仮面ライダー1号・2号をリアルタイムで見てました。

それではどうぞお幸せに。
生きとし生けるものが幸せでありますように。

2014年01月16日 (木) 15時01分 No.2853

ありがとうございます - massa814

くろ様、ボート部様、ご返信感謝いたします。

くろ様

貴重なご意見を教えていただき、感謝申し上げます。

>素晴らしい愛というのは、慈愛のことであって、キリスト教のいうすばらしい愛も、慈愛のことを言っているのだと思います。

全くその通りだと思います。見返りを求める愛は、悲しみしか生みません。

>きっと、在家の考える善果を手に入れるには、ものすごい努力をするとか、ものすごい施しをするとか、頑張って戒律を守るとか、すさまじい努力が必要になります。でも、その結果、手に入れた善果は瞬間的で、すぐに壊れてしまうものです。男女間の愛もこのたぐいのものだと思います。ですから、在家の考える善果を追い求めるのもいいですが、その結果は空しいものだとも思います。

これについては賛成しません。
男女間の愛は確かに瞬間的であるかもしれませんが、本当の意味で互いを慈しみ、尊重しあい、愛し合ったことを経験した人間は、「生きる力」を獲得します。
それは親子の関係であれ、恋人の関係であれ、先生と生徒の関係であれ同じことです。
たしかに、いつかは死別しなければなりません。でも、だからこそ、われわれはその時になって悔いのないように、悲しくないようにお互いの関係を向上させようと努力できるのではないでしょうか。
そして、その光景は周りにいる人間の心も溶かして、新しい慈愛を生むことになるのだと思います。

ボート部様

了解しました（笑）。仮面ライダー世代となると、僕にとってかなりの人生の先輩ですね。教えてくださりありがとうございます。

答えてくださったすべての方々と、一切の生きとし生けるものが幸せでありますように。

2014年01月17日 (金) 14時32分 No.2858

そうでしょうか - くろ

お釈迦様は、前世において、最愛の若い息子が死んだときも悲しまず、取り乱さず、冷静に葬儀を行いました。それは、あらゆる人はいずれ死ぬと知っていたからです。

これを見た神のひとりは釈尊をほめたたえました。それは、こんなことはなかなかできないからです。普通の人は、深く苦しみ、悲しみますよね。男女間の愛も同じように、なかなかそうはいきません。こういうなかなかうまくいかない愛が俗世間の考える愛というものだと思います。

仏教の愛は、普通の人の考える愛よりも、もっと友情に近いような、わけへだてない愛だと思います。私は慈愛といいましたが、慈しみと言ってもいいと思います。

「慈しみ」と「俗世間の愛」は違うものだと思います。あらゆる生きるものの幸せを願うのが慈しみだと思います。誰か一人とか、特別な数人とか、少数に対する強い執着が「俗世間の愛」だと思います。

そういった強い執着は危険なので、出家者には妻帯や恋愛を禁止しています。お釈迦様は出家してからは恋愛も妻帯もしていませんよね。
仏教の愛と俗世間の愛は違うものです。

不快に思わせてしまったら、申し訳ありません。私はいじめられて以来、ずっと孤独にいきてきたので、チームワークを乱す奴は価値がないとか、絆が人を強くするのだとか（絆のない人はクズでしょうか？）、そういうことは嫌いなのです（これは私個人の欠陥であって、非難しているわけではありません。不快でしたらすみません）。
もっと個人主義なのが原始仏教です。

生きとし生けるものが幸せでありますように。

2014年01月20日 (月) 14時33分 No.2860

お詫び申し上げます - massa814

くろ様

まず、僕の文章がくろ様に要らぬ誤解を与えてしまったかもしれないことについて、深くお詫び申し上げます。
>本当の意味で互いを慈しみ、尊重しあい、愛し合ったことを経験した人間は、「生きる力」を獲得します。

この文章ですが、あまりにも配慮に欠けていました。
僕は「生きる力のない人間は周囲から愛されておらず、価値のない人間である」という意味で書いたのでは決してありません。

>絆のない人はクズでしょうか?

絶対にクズなどではありません。
周囲と仲良くやっていて、一人の人間をバカにするような人間こそ、僕は強く疑問を感じます。

>これは私個人の欠陥であって、非難しているわけではありません。不快でしたらすみません。

これはくろ様の欠陥でもなんでもありません。
くろ様のご意見であり、個性です。そしてそれは尊重されるべきものです。誰とも比べる必要はないです。

ごめんなさい、本当は僕もくろ様のお力になれればいいと思っていますが、残念ながら、人は人を救うことはできません。
僕がこうやって黒さまに寄り添うことで、結果的に何もできず、さらにくろ様を追い込むことになる可能性も高いです。
そして、目の見えない人が目の見えない人の手引きができないように、幸せな人しか、人を幸せにすることはできません。僕は幸せですが、なかなかキツイ部分もなきにしもあらずです。

絶対に死なないでください。しかしこれは、僕がくろ様の人生の全責任を負う意味では全くありません。
説教っぽくなりますが、人は人生のどんな時でも、自分の下した決定に自分の責任を負わなくてはならないのです。

最後に水谷先生の本の文章を引用して終わります。

「子どもたち、過去や今を変えることはできません。
いくら苦しんでも無駄です。過ぎ去ったものは取り戻せません。でも、これから来る明日は、いくらでもつくれます。
今を、明日のために、生きてみませんか。
必ず、明日は来ます。」

あおぞらの星２　１４９ページ

2014年01月21日 (火) 14時08分 No.2863

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