日本テーラワーダ仏教協会の質問&議論用の掲示板です。
投稿は個人情報を削除した上で編集しHPや協会機関誌等に転載する場合があります。
YouTube「日本テーラワーダ仏教協会事務局」チャンネルのQ&A動画で取り上げる場合もあります。
画面左上の検索フォームで過去の書き込みをキーワード検索できます。
投稿は管理人が内容を確認後に掲載します。不掲載の理由問合せにはお答えできません。
質問や相談にコメントする場合は"真理を守る"謙虚な姿勢を心がけましょう。
お問合せは、info@j-theravada.net まで。
生きとし生けるものが幸せでありますように。
こちらの関連記事へ返信する場合は下のフォームに書いてください。
書き言葉と正語 - ポンタこんにちは。
書き言葉、つまりこうしてコメントを打つ場合も、それが「正語」かどうか?になりますか?個人的には「正語」に準じると思ってます。
身口意で考えると、正語は「話す言葉」になり、書き言葉は「意と身の行為」になるかと思います。「聞く言葉」も音の世界ですね。
しかし、これだけネットが普及し「書き言葉」でのやりとりが盛んになるとどうなんだろう?って思います。
他への影響という観点に立つと、ネット上での「書き言葉」は無視出来ないと思います。
現に、ネット上でのイザコザで「誹謗中傷された」と裁判沙汰になったりするケースがあります。話し言葉である「愛語」も「書き言葉」ではどうなるのか。
その点、スマナサーラ長老の法話を探してみたのですが見つかりませんでした。
スマナサーラ長老の法話で「書き言葉と正語」あるいは「書き言葉と愛語」について言及されてるのがあったら教えて頂くと幸いです。
宜しくお願いします。2024年12月06日 (金) 18時01分 No.6389
受け取り方ひとつ、心の問題 - なみこちらをご覧ください。
http://j-theravada.com/dhamma/kantouhouwa/kantou262/
長老の結論はこうです。以下抜粋
完全に語ることのできる能力は、正覚者たるお釈迦さまにだけ備わっている特徴であって、他の人間は言語能力の完成に程遠いのです。ですから、我々は「完全に納得できるように喋ってほしい」と他人に期待するのを考え直すべきです。聞く人のほうにも、宿題があるのです。
2024年12月10日 (火) 15時34分 No.6410
書き言葉 - ポンタこんにちは。
なみ様、コメントありがとうございます。
また、法話の紹介ありがとうございました。
質問は、そのようなことが「書き言葉」にも適用されるかいなか?について、スマナサーラ長老が言及されてる法話はあるのでしょうか?
です。
チラっと「書き言葉」に長老が言及されたりしてる「正語」についての法話もありますが、たとえば「SNSと愛語」みたいなテーマの法話があるのかな〜って、、、ということです。2024年12月12日 (木) 11時45分 No.6412
ダンマパダの意味 - ポンタ私の質問は「書き言葉での正語」「書き言葉での愛語」に関するスマナサーラ長老の法話の有無でしたが、なみ様が引用されたダンマパダの408.
【Akakkasaṃ viññāpaniṃ
Giraṃ saccamudīraye
Yāya nābhisaje kañci
Tamahaṃ brūmi brāhmaṇaṃ.
雅みやびに語り明確に 真理を伝えそれにより
いかなる人も傷つけぬ そをバラモンと我は説く】
以上がダンマ408の原文と翻訳です。
それから、
【Akakkasaṃ ――洗練されている。意味がしっかり含まれているから、相手に通じるのです。相手の心がよくわからない、と困るはめにはならないのです。
Viññāpaniṃ ――明瞭である。自我の錯覚が消えているから、自と他の差も、解脱者に はないのです。自我の錯覚があるゆえに、相手の心を傷つける気持ちが起こるのです。
ですから、解脱者の言葉には、相手の心を傷つける語は一切入らないのです。
Nābhisaje kañci ――いかなる人も傷つけない。もし、人の言葉がこのような性質を持っているならば、その人は真のバラモン(聖者)であるとお釈迦さまは説かれます。要するに、正しい言葉を使える能力を身につけるためには、心の汚れを落とす必要があるのです。】
以上がダンマパダ408の偈文の解説になっており、これがブッダが説かれたことになります。
従って、これがメインの主張(ブッダの教え)になるでしょうね。2024年12月12日 (木) 11時45分 No.6416
ダンマパダ - ポンタスマナサーラ長老の解釈もなるほどと思いますが、このダンマパダの私なりの解釈は
1.「心を清らかにした阿羅漢は、表面的に粗野な言葉を発しても、それで人を害することがないのである。表面的な言葉だけで判断してはならない。」
2.「阿羅漢以外の心の汚れてるものは、愛語(又は正語)を話すようにすべきである。それによって人を傷付けるような言葉を発してはならない。」
ですね。ダンマパダの原文に忠実に解釈すればそうなるかと思いました。
2024年12月12日 (木) 11時45分 No.6417