日本テーラワーダ仏教協会 質問&議論BBS

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アナパナはお腹の膨らみ縮みでは上手くいかない - タロウ
お腹の膨らみ縮みを意識すると自然の呼吸が阻害されて上手くいきません。

代わりに入っていく空気、出て行く空気に集中した方が高い集中力がでます。

同じ状況の方はいますでしょうか?

逆に、お腹の膨らみ縮みで上手くいった方はおられますでしょうか?
2024年11月27日 (水) 17時15分 No.6353
膨らみ縮み - ポンタ
こんにちは。

膨らみ縮みでやってます。

呼吸(鼻から出る息、吸う息)に集中できるなら、そちらを選択する手があるように思います。

私は逆に、鼻は苦手ですね。

その方法で指導されてる瞑想指導者に相談するのがよいように個人的には思います。

以上、ご参考までに。
2024年11月29日 (金) 18時16分 No.6359
効果はありました - なみ
長老曰く、
一番難しいことをやっているのですから失敗を恐れないでくださいとのことだったと思います。

やり方を変えるには師匠の手ほどきが必要です。
そのためにはその人の性格を見抜かないといけないそうで、
場合によっては瞑想修行もさせないそうです。

それくらいシビアな世界なので私は膨らみ縮みへの意識を変えないようにしています。

私たちには師匠がいないのでやり方は変えられないと思っています。

私の感想ですが、

一応ですが、1年やってみて私は進歩を実感できています。

目的は人格向上なので、瞑想がどれくらい進んだかは貪瞋癡と慢のチェックでわかると思っています。

まだ残っているなら修行の余地があるということですからそれはもう厳しく毎日チェックしています。
「今、あったかな?」と思ったらアウトだと思っています。

そこからこの状態に入る早さ、そして出たり入ったりを繰り返すというのが次の課題です。

それと当然日々の感覚、貪瞋癡の度合いで修行の度合いが変わるような気がします。
肉体に刺激が触れすぎると心が疲弊するので瞑想で苦しみやすくなる気がします。
また心の状態のタイミングによっても苦しみが増えたように感じたり、減ったように感じたりするときがありますね。

日々の生活から貪瞋癡を小さくするよう心がけるのも瞑想を早く進めるのなら大切かもしれません。

私の体験は以上です。
私は他人の瞑想体験を知らないので一概には言えませんが、参考にしてください。

瞑想に邪魔になるものが現れたらそれを実況しますと解説にもありましたように痛みなら痛み。
阻害されていると感じるならそれを実況してはどうでしょうか。

方法を変えないと実践できないのであれば、歩行瞑想をおすすめします。

入っていく空気、出て行く空気は体の観察になっていないかもしれません。

目的は正しく瞑想することでも集中力をあげることでもなく、人格向上、心の向上を目指しましょう。

ヴィパッサナー瞑想は観察瞑想ですから肉体の感覚を観察して実況中継するのが良いと思います。

大変ですが頑張りましょう。

それと慈悲の瞑想の方もお勧めします。
2024年11月29日 (金) 18時16分 No.6364
アナパナ瞑想について - なみ
すみません、アナパナ瞑想については私は知りません。
私が話しているのはヴィパサナ瞑想です。
2024年11月29日 (金) 18時16分 No.6365
段階的に - しゅん
アーナパーナサティについて書かれた経典では、呼吸の観察から始めて、瞑想の進み具合によって全身の感覚にも自然と意識が向かうと説かれているようです。
であるならば、呼吸瞑想をやっていても次第にお腹の感覚も観察することになるはずなので、個人的には問題ないかなと思います。

スマナサーラ長老が呼吸瞑想についての経典を解説してくださっているので、こちらをご覧になって判断するのも良いかと思います。
https://www.youtube.com/live/FyGZuJPgTZY?si=l-U5FHbnVE51SgsW
2024年12月04日 (水) 13時23分 No.6376
同じでした - きき
客観的に自然な呼吸を観察するのは大変難しい事だと思います。が、失敗しながらも、何度も挑戦します。長老が胸の膨らみ縮みでもいいと仰ってました。「呼吸を待つ」ようにすると、分かりやすいかもしれません。長老が、空気の出入りの観察では意味がないと仰ってました。
2024年12月04日 (水) 13時23分 No.6379
大変参考になるご意見感謝いたします。 - タロウ
>ポンタ様

それぞれの長老によって空気派か膨らみ縮み派かに分かれるようですね。
ある長老(サヤドー)は膨らみ縮みよりも鼻の空気を観察する方がよいという記事を見かけました。

>なみ様

慈悲の瞑想はあまり真剣に取り組んでいなかったので取り入れてみようと思います。
随念系では死の観察、瞑想に注力しておりました。

>しゅん様

長老による素晴らしい解説動画があったのですね。
大変参考になり感謝いたします。

>きき様

自然な呼吸に気づくようにするとかなり集中しないといけないので、それが上手く働くと高い集中力が出てくることがあります。
逆に膨らみ縮みですと呼吸が不自然になり集中力がイマイチ高まりませんね……

なるほど、「呼吸を待つ」とは言い得て妙ですね。
武道の「後の先」に近い感覚かもしれません。
2024年12月06日 (金) 18時01分 No.6385
上手くいくの定義 - ポンタ
こんにちは。

ところで「上手くいく」「上手くいかない」の定義はなんですか?

その定義がハッキリしないと「膨らみ、縮み」で上手くいったか?いってないのか?には答えられませんね。
2024年12月06日 (金) 18時01分 No.6386
Re:上手くいくの定義 - タロウ
・上手くいく
➡自然な呼吸のみを客観的に観察できている状態です。
自然な呼吸とは自分が呼吸をしようと意識していない普段の状態、自律的な状態を指します。
長時間はまだ無理ですが短時間なら上記の境地は体験できます。
この境地、感覚を極めて行くとサーマディと言われる境地に達するのかなと思っております。

・上手くいかない
➡呼吸をしようと意識している、意識してしまっている状態を指します。
これですと、呼吸を客観的に観察しているというよりは呼吸をする、しなという意志が働いてしまって呼吸を客観的に観察することができない状態です。
よって呼吸が意志による動作になってしまい、集中力も高まりません。
2024年12月10日 (火) 15時34分 No.6396
対象に一体化しすぎ - ばいたら
自然の呼吸が阻害されるのは、意識が対象にくっつきすぎているからだと思います。くっつきすぎると呼吸も不自然で窮屈に感じて疲れてしまいます。意識で掴んでいるものを少しづつ力を抜くようにしていくと、窮屈さが無くなっていき、身体が自分の意志とは別に勝手(自然)に動いているのが観える様になってくると思います。呼吸を観るでもお腹の膨らみ縮みをみるのも要点は同じですので、自分に合うもので訓練してみるのが良いのではないかと思いました。
2024年12月10日 (火) 15時34分 No.6406
上手くいっているかどうかは - きき
思考妄想が止まっているかでのみ分かります。瞑想を続けて行く中で、これも妄想だった、あれも妄想だったと気づいていくものになります。
2024年12月10日 (火) 15時34分 No.6407
それと - きき
修行を頑張っている方は多いのに、悟りに関しては存在しないと思われている方が多いのは、上手く進んでいかないからなんですね。なぜ進まないかというと、自分で工夫をしてしまうところにあります。工夫をやめようと思っても、気付いたら工夫してしまっている。こうした方が、ああした方がというのも、妄想です。それが、修行の大きな邪魔になっています。工夫を止めるぞ!という工夫さえ妄想で、これに気付いた時は涙が出ました。大切な事は、教えられた事を、それだけを忠実に実践する事です。こんな簡単な事が難しいんです。本当に出来ないものなんです。でも、くじけず挑戦し続けると、必ず変わってきます。
2024年12月10日 (火) 15時34分 No.6408
タロウ様へ - ポンタ
こんにちは。

タロウ様、コメントありがとうございます。

その意味でなら、お陰様で上手くいってます。

というか、それでないとヴィパッサナー瞑想にならないですからね。
2024年12月12日 (木) 11時45分 No.6411
補足 - なみ
この話について長老が語っていたことに1つヒントがありました。
https://youtu.be/aNX4XQhi-EQ?si=tQu7DtrE3fwPkGoM&t=4423
仏陀によるとより集中落ち着くことの出来る対象へ移るのは瞑想中においてよいことのようです。
ただし、これが指導者の仕事の範囲だそうです。
2025年03月16日 (日) 11時57分 No.6482


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