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長老の動画のコメント欄に、以下のような上座部への批判がありました。
「仏陀の本来の思想から乖離した、説一切有部・上座部などの部派仏教の批判から大乗が生まれた。
上座部が仏陀の教えを正当に受け継いでいる、とする上座部の主張は真っ赤な嘘」
このような批判は正しいのでしょうか。
また間違いなら、上座部が仏陀の教えの本流であると言う根拠は何処に有るのでしょうか
浅学の身、どなたかお教えいただければ幸いです。2024年03月08日 (金) 20時01分 No.6051
根拠はご自身で確かめてみる! - トトロヴィッパサナー瞑想(観察)をやってみれば正しいのか間違っているのかがわかりますよ。
真っ赤な嘘かどうかは、ご自分で確かめた方がいいです。
言葉で説明されても、ご自分で結果をださない限り、また批判されればこれは正しいのか?間違っているのか?といらぬ妄想に悩むことになりますから。
長老が指導してくれています観察をして、ありのままそのままを観察する智慧が現れれば、無常がわかります。無常がわかれば渇愛が消えます。
その時に、この質問の答えがご自身ではっきりわかります。
そして、今後一切批判に対して笑ってしまえるようになりますよ。
私は、批判をしてる人に対しては可哀想だなとゆう気持ちになります。
批判してる人は成長がないからです。解脱にたっする事ができないからです。
せっかく人間として生まれたのですから、1日でも早く解脱を目指して集中してやってしまったほうがいいです。
真理がわかると毎日が楽しくて、笑ってしまえることばかりです。
渇愛がない生き方は最高ですよ。2024年03月24日 (日) 01時31分 No.6055
歴史や経典を見れば明らか - ゴン分裂後、大乗仏教がどのような歴史を辿り現在はどうなっているか、また、大乗経典をよく読めばその矛盾にすぐに気がつくと思います。私個人の意見ですが、批判に対していちいち対応する必要はないと思います。論争を好む者は涅槃から遠ざかるものとして私自身、戒めています。2024年03月24日 (日) 01時31分 No.6056
原始経典 - magagiok>仏陀の本来の思想から乖離した‥部派仏教の批判から大乗が生まれた
そうなると、大乗は、後から出来た、ということになります。
では、後から出来たものが、それ以前に亡くなってしまっていた仏陀の本当の教えだとするのは、何を根拠に言えるのだろうか、ということが問題です。
結局、それは、伝承されてきた経典以外には、根拠に出来るものが無いということです。仏陀が死んでしまってから長い年月が経っているのですから。
いわゆる大乗経典が、仏陀たる釈尊の生前からあった、あるいは、その死の直後に纏められたというものであるなら、それは根拠になり得るでしょう。
でも、大乗は、部派仏教の後に成立したということなら、それは当時には無かったものだ、ということになります。
実際、学者は、大乗経典は、仏陀の死から400年以上後に創作されだしたものであって釈尊の直説ではない、と推察しています。大乗非仏説と言われます。
さて、現代で上座部を名乗っているテーラワーダは、仏陀の死後200年ぐらい経ってからインドの王がスリランカに伝えた経典に依拠しています。
その経典は、釈尊の死の直後に纏められた経典であると伝承されています。
それには当時のインドの古い地方語であるパーリ語が使われています。
学者は、そのパーリ語の経典が一番古い経典であるとして、原始経典と呼んでいます。
それよりも古い経典は、インドはもちろん他のどの国にも無いのです。
また、シルクロード経由で中国に伝わって漢訳されたものに阿含経典というものがあって、それがスリランカに伝わったパーリ語の経典と内容がほぼ一致しています。
だから、その阿含経典も原始経典と言われます。
インドの南に隣接する島国たるスリランカに伝わったパーリ経典と、北伝した阿含経典が、伝搬のルートが違っても同じ内容だということは、それは同じところを発信源としている、すなわちインド起源で間違いないと推察されます。
そして、それらより古い経典が存在しない、それより古い経典があったという伝承も無い。
それで、学者は、それらの原始経典に歴史上の釈尊の直説が残されているのは間違いないと推察しています。(パーリ経典にも後世の加増の部分があるとも推察しています。)
さて、釈尊の死後、100年ぐらいして、原始教団が保守系の上座部と、革新系の大衆部に分裂したと伝承されています。それが部派仏教の始まりで、後に更に分裂して、大乗が興る頃までには20ぐらいの部派になったとされます。
スリランカに仏教を伝えたインドの王は、部派仏教を正統と異端に分けた上で、正統の方をスリランカに伝えたのです。しかし、その王は、異端とされた方も条件付きで存続を認めたようです。
それで、上座部とは、原始教団の流れを継いだ保守系、正統ということです。
現代のテーラワーダは、その上座部を名乗っているということです。その根拠は、原始経典たるパーリ語の経典に依拠しているからということですね。
なお、説一切有部も上座部系です。しかし、説一切有部は、原始経典から逸脱して、不滅の実体の存在を認める解釈をしました。それが大乗が興る原因の一つになりました。大乗が「空」を強調するのは、説一切有部の「有」への反発なのです。
そして、同じ上座部系でも、説一切有部に反発して、原始経典に忠実であろうとするグループがあった、その流れを継いでいるのが、現代のテーラワーダだということです。
テーラワーダのスマナサーラ長老は、説一切有部を批判しています。
でも、説一切有部とテーラワーダがイコールだと誤解している人が少なからずいるようです。
ちなみに、説一切有部は現代に存続していないようです。
2024年03月24日 (日) 01時31分 No.6059
真っ赤な嘘 - ポンタこんにちは。
「真っ赤な嘘」ということで何を示してるか?が不明です。
例えば、①仏陀は輪廻からの解脱も苦と苦の滅尽、それから四諦も因果論も一切説いてない。従って上座部仏教の内容は「真っ赤な嘘」である。
②上座部仏教の教えにの中は偽経も含まれている。従って「真っ赤な嘘」である。
①と②とでは全く話が違います。
ということで「真っ赤な嘘」という批判が示す内容が不明だからわからない。と考えてます。
以上、ご参考までに。。2024年03月25日 (月) 19時35分 No.6061