| [268] 危機的な方向にあるのでは。 |
- 世捨て人 - 2010年10月26日 (火) 14時23分
寺崎雄介さま
ここ数ヶ月の地方選挙や北海道補選の結果などから、有権者の民主党離れが急速に進んでいるように見える。こう指摘する政治評論家は少なくない。これら諸氏の理由を要約すると、次の4点に集約されると思われる。 1、「政治と金」に対する対処能力のなさ。 2、不況経済対策のなさ。 3、普天間、尖閣、国会運営など、政権担当能力のなさ。 4、マニフェスト(公約)の放棄と実現力のなさ。
民主党の政権交代を期待した者として、容易ならぬ事態になっていると思われます。これも、民主党に思想的、哲学的な基盤である綱領がないことも起因しているように感じます。(民主中道と言われるが、非常にあいまい)
小沢氏問題は、確かにどんな重大な罪の事件なのかを、なかなか明確に応えられる方はいません。従前なら修正申告で事足りる事が、四億円というさも疑惑じみた金額を出す事で重大事件に見せたのですが、こうしたターゲットにされた面はぬぐいきれない事も承知しますが、ここまで来たら、どうどう委員会に出て法的潔白を主張すべきです。そうしなければ、国民の不満は解決されないでしょう。地方から声を上げてはどうか。 (小沢氏側は無罪判定の者が何故出る必要があるのかと思っているやも知れない。が、秘書逮捕の責任論がくすぶる。しかし万々一、有罪であっても申告記載をしなかったのではなく、記載した日が数ヶ月ずれただけの微罪である。不動産取引にはよくあることで、申告日は、契約日なのか残金日か、いや登記日か。これで2〜3ヶ月はずれるのだが。申告されていれば、民間ならまったく問題はない。馬鹿げた罪なのである)
実のところ、地方議員が国政の実態に対し有効な手を打てる訳ではありませんが、地方議会に実のある改革実績を示していくことはできます。 しかし現状は、企業献金の廃止、議員定数の削減、議員給与の減額、議員視察旅行の見直しなど、課題は公約に則り何一つ進展なく、ささやかな議員定数の課題さえ、小手先の微減でごまかす程度に終わっていることです。(例ー市議定数52→49。元は46)更に、支持基盤である公務員給与の削減となると、何もできずにいます。(1,5%の極めて微減勧告さえ実行できずにいる。最低5%以上では) 地方自らが国政に成り代わり大胆な道を実現すべきで、民主議員の自らが、まず身を切る姿勢を見せなければ、現今の低迷する支持率を上げることはできないでしよう。深刻な事態なのです。
大凡、来春の闘いは相当厳しいものになると予想されます。今後、支持率が回復する要因が見えなく、むしろ下降する傾向にあるからで、みんなの党の出馬が脅威となるでしよう。 改革と叫んできた議員が何を成しえたのか、ここが強く問われるでしょう。そのしっかりした実績が必要です。自己が編纂するチラシ等に具体的な施策を示し、民衆の立場から政治を遂行する基本路線を明確に打ち出す必要です。期待が大きかっただけに、その反動もまた甚大で深いものです。深刻な局面です。
機関誌を拝見しますと、正直、少し物足りなさを感じます。 一言で言ってしまえば、インパクトの不足です。共感できる記事が見えないように感じるのです。毎回、一つのテーマについて深く書いたらどうでしょうか。HPの日記と記述の差異が見えないのです。 何かを言い、あるいは何かを書けば、他方からの反発は必然なのですが、それが議員や評論家の立場ではなかったろうか。まずいはまずい、ダメはだめと、曖昧ではなく的確に主張して欲しいと願う。 作成意図がそうなのかも知れませんが、「事務連絡」そんなふうに感じてしまうのは小生ばかりだろうか。
更なる熟慮と奮起を熱望しています。
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