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使える奴 使えない奴

まず話がかみあわない
 本題に入る前に一つ。こういうテーマではよく、前提が違うために話がかみ合わなくなることに気をつける必要があります。たとえば、惰性で仕事をしている人を多く見ている人の場合、「一番のポイントはマインド(姿勢)だ」と言いがち。一方で、やる気はあるが空回りしている状況(ベンチャーではよくあります)をよく見る人は「問題はスキルだ」と言いがち。この人たちがそのまま議論しても平行線です。

 議論の参加者の置かれている環境や立場が大きく違う場合、こういった事態に気をつける必要があります。たとえばアソシエオンラインでも、男と女の関係についてのコラムに対するコメントにはよくそういう印象を受けました。また社内で立場の違う部門が議論する時にもそういうことはよく起きます。

 そういう中で意味のある結論を出すためには、まず前提の違いを確認する必要があります。その上で、同時に考慮できるものはそうするし、優先順位(=どこから議論するか)をつけないとならないならば、まずその議論からスタートするべきでしょう。優先順位は共通の目的-たとえば利益を長期的に上げる-に従って決めていくことになります。

 ここからの話も、ご自分の状況ではあてはまらないケースがあると思います。そこはあてはまるところを活用してもらうとともに、考えるきっかけとして活用してもらえればと思います。
「使える人」の共通点は?
 お待たせしました。中身に入っていきましょう。議論の中、マインド面で「使えるやつ」の特徴として上がっていたのは「あてにできる」「困難に直面しても乗り越えようとする」「場当たり的じゃない」「常に前進しようとしている」「自分のこととしてなんとかしようとする」といったことでした。逆に使えないやつはというと、「あてにならない」「評論家になっている」「場当たり的」「向上心がない」「すぐ人のせいにする」といったことが上がっていました。

 さて、これらから「使えるやつ」を一言で言うとすると、どう表現しましょう? 「要は…」というのは論理思考でよくやることですが、あなたならば?

 僕が考えたのは「やる」それも「実行」(実のあることを行う)。あるいは「進」の一文字で表してもよさそうです。考えてみるとこれは、「使えるやつ」だけでなく「伸びるやつ」にも共通しているように思いますが、その話はまた別の機会に。

 それにしても「使えるやつ=やる人」って、ずいぶんシンプルですが、それだけでいいんでしょうか? シンプルだから、少ないから、ダメとは限りません。むしろシンプルに出来るならその方がわかりやすく、伝えやすくなります。マインドに限定すれば、僕自身はいいように思います。特に今の時代には。

 ただ、関連して一つ気になったのが、マインド的に「使えるやつ」と、いわゆる「いい人」との重なり具合です。みなさんのまわりでは「使えるやつ」と「いい人」はどの程度、重なっているでしょう? 「いい人」でも行動力がないとか、言うべきことを言えない人は「使える人」とは言えません。逆に「いい人」でなくとも「やる」気持ちの強い人はいます。

 というわけで「いい人」と「使える人」は別物ですが、でも「いい人」と「使える人」の重なりが少ないと、社会としてはよい状態と言えないように思います。特に経済的に豊かになるだけでは本当の豊かさとは言えないと、いろいろなことが示している今。どうすれば重なりを大きくできるのか、気になっているところです。
下の方ほど、まっとうじゃなきゃいけない?
 一方、スキル面で「使える/使えない」を考えると、役割によって求められるものが変わってきます。大きく分けて次の三つ。

・普遍的ビジネス能力(確実性、スピード、基礎的コミュニケーション)
・専門的能力
・マネジメント能力(経営知識、構想力、上級コミュニケーション、組織を動かす力)

 たとえば一般のワーカーなら普遍的ビジネス能力が求められ、専門家ならば普遍的ビジネス能力+専門的能力、マネジャーならこれらに加えてマネジメント能力が求められます。それを持っていれば使える人、持っていないと使えない人となるわけですが、興味深いのはその度合い。普遍的ビジネス能力はマネジャーや専門家よりも一般のワーカーに強く求められると思いませんか?

 たとえばマネジャーには確実性に欠けるのがいたり、専門家にはコミュニケーションに弱いのがけっこういます。でも、専門能力やマネジメント能力が高ければ、それで「使えるやつ」になりえます。しかし一般ワーカーの場合、確実性に欠けていたり、基礎的なコミュニケーションが出来ていないと「使えないやつ!」と言われかねない。言い方を変えると、一般ワーカーほどまっとうな人であることが求められるということです。

 さて、このあたりからさらに次の三つのことが言えます(「So what-だから何?」を引き出す)。一つ目は、特殊な能力を持っていない場合、普遍的ビジネス能力が低いと、かなり不利になるということ。二つ目は、それでもこの領域があまりに苦手な場合、無理にそこでがんばる以外に専門性を身につけて勝負する手があること(リスクはけっこうありますが)。三つ目は、普遍的ビジネス能力を高めるだけでは、マネジメントなどは出来ないということです。
使えるやつが共通して持っているスキル
 前段のように「使えるやつ」のスキル面は、いくつかのタイプがあります。しかし一方で、共通するスキルというか、どこでも使えるもの、さらに言えば、いろいろなスキルを育てる素になるスキルがあるように思います。

 それは「視野の広さ」。幅広さだけでなく、深さ、時間、という三つの次元の広さを持った視野の広さ。幅というのは自分の仕事だけでなく周りの人、他の部門、社外まで視野に入れられるということ。単に全部見えているだけでなく、ビジネス全体にとって何が大事かを押さえられている必要があります。とてもきちんと仕事はできると認められているのに、上司は全体として自分の能力を認めてくれないし提案も取り上げてくれないとこぼしている人の場合、ここが弱いケースが多く見られます。

 深さというのは、表面的な意味だけでなく、より深い意味を考えられること。たとえばサービス業というと、相手を「お客様」扱いするのがよいと思われがちですが、こと教育の場合、ちょっと違います。自ら獲得しに行く姿勢を得手もらうことが一番重要。だからたとえばお客さんである受講生に「いらっしゃいませ」ではなく「こんにちは!」と挨拶する。あえてかゆいところに手が届くサービスを提供しないことも。スタッフならばそういう意図を読み取ったり、自ら考えられるかどうか。

 時間とは、将来を見渡して考えられるということです。特にベテランが豊富な経験を活かせるか、それとも経験の呪縛に捕らわれてしまうか、大きく分かれるところだと最近、自分も年齢を重ねてきて感じます。

 では、視野の広さを強化するには? まず第一に思考力を高めること。そして第二に知識を広げること。ただし単に情報を増やすだけでなく、なぜ?(why)、ということは?(so what)といったことを考えながら行くこと。第三を上げるなら、いや、これが一番大きいかも知れませんが、そもそも視野を広く持とうと常に思うことでしょう。

使えないやつなんていない?
 「使えないやつなんて本当はいない。使いこなせない経営側がダメなんだよ。強いて言えばそういう経営者が使えないやつだな」という人が時々います。僕はこの意見には頷けないところがあります。そういうケースもあるでしょうが、これからやろうとしているビジネスに必要な人材を考えた場合、今いる人が合わないということはあり得ます。

 しかし個人を主体に見た場合には、「使えないやつなんて本当はいない」というのは、現実が追いついていないとしても、そうあるべきだと思います。そのためにもベースとなるスキルとマインドを備えていくことは重要ではないかと思います。

No.24 soruto 2010年05月18日 (火) 12時09分




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