題詠専用の短歌投稿掲示板です。
お題は毎週月曜日午前0:00頃この掲示板で発表いたします。
管理人:黒路よしひろ
[592] 題名:名前 名前:磯 投稿日: 2023/07/11(火) 17:16
名前など仮の世なれど名乗らずば名乗りもうそう佐藤慈照と申す
木々の名草花の名勝手につけられ花咲かす真この世は美しい
久ぶり名前名乗りて後残す生きおることに感謝を申す
[591] 題名:★前回の投稿作品★ 名前:黒路よしひろ 投稿日: 2023/07/10(月) 00:00
前回のお題『野菜』に、みなさまから投稿していただいた作品です。
Yahoo!トピック終了にともない、これからはこちらで投稿作品の発表をさせていただきますね。
★前回の投稿作品★
お題『赤』(敬称略)
夕夏
すえっこのあかちゃんだったそのこだけおまえのかあちゃんでべそにべそ
あかいいとながいくらいがちょうどいいはりつめててはきれるおそれも
けしのはなまばゆいほどにあかぐろくいさいをはなちさきにけるかな
あかあかとばらのいちりんさきにけりとげのいみさえしられぬように
-------------------------------------
英
餌用に育てられたるヒメダカの一途に泳ぐその愛らしさ
血が騒ぐこの感覚は何だろう転がり行くも吉兆どちら
初山の赤いハンコウおでこにポン泣こか笑おか見る親の顔
-------------------------------------
さくら
いまもなお夢にいできて赤面すらくだい点の微分積分
スカーレットの口紅ひとつ贖えば九波を告げるコロナのニュース
孫の言う「大谷はめっちゃ強くて可愛いの、赤ちゃんみたいだよ」
裾を上げカープの赤いソックスをちらり見せたりカナダの首相
-------------------------------------
六九郎
源平に分かれて競う運動会平和な世にもいくさわすれな
赤まむしドリンク飲んで一夜漬け世界よ滅べわが呪詛の声
赤子の手ひねるつもりがひねられて子供に負けるオセロ悲しき
赤心はうそいつわりのない心そんな心は知らぬAI
赤レンガ積んだ倉庫が映える場所積んだ男の顔は知らずに
われわれは何を手に入れ何を捨つ 赤ちょうちんはネオンに変わり
今日の日を終えて多くの恥と罪 夕日は赤くいよいよ赤く
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[590] 題名:★お題は『夏を感じる食べ物』★ 名前:黒路よしひろ 投稿日: 2023/07/10(月) 00:00
★今回のお題は『夏を感じる食べ物』、期限は七月二十三日(日)です★
「そうめん」「かき氷」など、夏を感じる食べ物という言葉から連想するものなら何でもけっこうです。
お題の言葉を含んでいなくても構いません。
題詠の期間は一つのお題につき二週間です。
みなさんが気持ちよく参加できるよう、どうぞ、ご協力のほどをよろしくお願いしますねm(_ _)m
[589] 題名:赤 名前:六九郎 投稿日: 2023/07/08(土) 06:45
源平に分かれて競う運動会平和な世にもいくさわすれな
赤まむしドリンク飲んで一夜漬け世界よ滅べわが呪詛の声
赤子の手ひねるつもりがひねられて子供に負けるオセロ悲しき
赤心はうそいつわりのない心そんな心は知らぬAI
赤レンガ積んだ倉庫が映える場所積んだ男の顔は知らずに
われわれは何を手に入れ何を捨つ 赤ちょうちんはネオンに変わり
今日の日を終えて多くの恥と罪 夕日は赤くいよいよ赤く
[588] 題名:題名 「赤」 名前 さくら 名前:さくら 投稿日: 2023/07/06(木) 12:53
いまもなお夢にいできて赤面すらくだい点の微分積分
スカーレットの口紅ひとつ贖えば九波を告げるコロナのニュース
孫の言う「大谷はめっちゃ強くて可愛いの、赤ちゃんみたいだよ」
裾を上げカープの赤いソックスをちらり見せたりカナダの首相
[587] 題名:黒路様、いつもありがとうございます! 名前:六九郎 投稿日: 2023/07/05(水) 16:27
黒路よしひろ様
今回も丁寧な読みと添削をありがとうございます!
きつい業務でお疲れのところ、誠に恐縮です。
>合奏のトライアングル渡されて音も鳴らさず誰も気づかず
→合奏のトライアングル渡されて音は鳴らさず誰も気づかず
「なくてもいい存在としてのトライアングルと自身」、まさにその思いです。
やりたくもない曲のやりたくもない合奏を、やりたくもない楽器でやらされる、まさに子供の主体性を押し殺す素敵な音楽教育です。喜んでるのは先生と大人だけです。おかげで私は黒人音楽しか聴かなくなりました。
「も」を重ねてもたしかにくどいだけでなんの効果もないですね…。
こうして客観的に読んでみるとわかります。
ありがとうございます!
>丸い手で三角形のおにぎりを握る母の手ずっと見ており
→丸い手で三角形のおにぎりを握る母さんずっと見ており
「手」の繰り返しがたしかにくどいですね…。
ただ、私は自分の母を「母さん」と呼んだことがありませんので〈リアル〉さが薄らぎます(^^)
そこで、ここはこんな感じではいかがでしょうか。
→丸くして三角形のおにぎりを握る母の手ずっと見ており
私はいまだに俵しか握れません…。
>なんだっけベガアルタイルそれよりもきみが気になる林間学校
小学校高学年の頃好きだった子はずっと忘れないものですね。
こんな感傷は男性だけなのかも知れませんが…。
>訳聞けずアプリでついに初対面三角巾で腕吊るすきみ
マッチングアプリで知り合い、お互いに会うのは今日が初めての二人の情景を詠んで見ました。
初対面で色々聞きたいのに、すごく訳ありそうで、何も聞けずに気まずい状況です。
事故か、DVか、偽装か、頭の中でいろんな妄想がめぐります。
三角巾で腕を吊るした相手と酒を飲むわけにもいかないし…。
分かりにくくて申し訳ありません!
>ワクチンが効いてる証とさする肩 三角筋と人はいふなり
→ワクチンが効いてゐる証とさする肩 三角筋と人はいふなり
「いふなり」と旧かなでまとめる結句に対して、「ゐ」抜き言葉はちょっと軽くなり過ぎて合わないとのご指摘、深く納得でございます。
しかしワクチン後には、普段考えない三角筋の存在をあらためて確認しました。
痛くて下にして眠れませんし。
>三角のきみの目みつめ神妙に内角の和は何度なりしか
女性にぎゃんぎゃん怒られている男性の内面を詠んでみました。
「ああ、人の目って怒るとほんとに三角形になるんだな…そういえば三角形の内角の総和は180度だったっけかな…」
と、神妙な顔をして考えている男です。
嵐が早く過ぎ去ることを祈りながら。
分かりにくくて申し訳ありません!
>傾いて三角マーク増えていく財務諸表で飛行機を折り
この歌とは全く関係がありませんが、私の好きな啄木の「飛行機」という詩があります。
かの蒼空にどこまでも高く舞い上がり、その後急角度で地面に突き刺さる飛行機が啄木の人生だったのではないでしょうか。この紙飛行機も黒路様ご指摘のように、急角度で落ちていくんだと思います。
>山頂の三角点を撫でながら担ぎ上げ来し息遣い聞く
→山頂の三角点を撫でながら担ぎ来しひとの息遣い聞く
「過去回想の効果はそのままに意味がはっきり」との意図の添削、ありがとうございます!独りよがりではない、読み手に伝わる歌になりました。
自分の想像した情景を歌にして人に伝えることの難しさ、改めてかんじました。
ご指摘いただいた点を参考に、また精進して参ります。
今後もどうぞよろしくお願いいたします(_ _)
毎日雨が続いておりますが、皆様もどうぞご自愛くださいませ。
[586] 題名:六九郎さん、こんばんは〜〜(^・^) 名前:黒路よしひろ 投稿日: 2023/07/04(火) 22:25
いや〜〜、七月に入って、ついに猛暑日の暑さがやってきましたね^^;
僕は去年は会社から特殊な業務を言い渡されて夏の間、冷房の効いた社用車で近畿各地を走り回っていられましたが、今年は汗だくの業務でもう倒れそうです(笑)
さてさて、そんな暑い暑い七月の夜ですが、今夜もまたこちらのみなさんの歌に感想など書かせてもらって、しばしのこころの癒しとしたく思います。
>合奏のトライアングル渡されて音も鳴らさず誰も気づかず
うんうん、六九郎さんのこの歌も、合唱のトライアングルの脇役的立場を小さな“悲しみ”として詠った、ほんとに素敵な内容の一首ですよね。
トライアングルは有名な楽器ではあるものの、その単純な構造から合唱の重要パートにはなれない少し悲しい楽器でもありますよね(偏見かしら?)。
僕も音楽の演奏は得意ではないので、合奏ではトライアングルとか任されそうなタイプです(笑)
そうですね、そんなトライアングルを任されて音を鳴らさなかったにも関わらず誰にも気づかれない“切なさ”が、少しコミカルに詠われた魅力の一首ですし、この歌についてもほんとにこのままで充分素敵に仕上がっていると思いますよ。
なくてもいい存在としてのトライアングルと自身に、しかし反骨精神のようなたしかな〈自意識〉が浮かび上がっても来ます。
ただまあ、この歌の場合は「も」の繰り返しはあまり活きていないようにも感じるので…
合奏のトライアングル渡されて音は鳴らさず誰も気づかず
うん、ここはこんな感じで四句の助詞を「は」にしておいたほうが、逆に結句の「も」が活きてくるかも^^
こうすることで、結句がオチとしてより際立つように思いますので。
でもほんと、自身の実際の経験が感じ取れる〈リアル〉さもある一首だと思いますので、これもひとつの参考までにと云うことで(笑)
>丸い手で三角形のおにぎりを握る母の手ずっと見ており
こちらの歌も、作者の幼き日の母の思い出が詠われて、もう戻ってはこない日々への親子愛が切なく感じ取れるほんとに素敵な一首ですよね。
丸い手の表現から、作者のお母さんの優しい性格のようなものも感じ取れて、作者の母親への愛情が溢れる歌のように感じます。
そうですね、そんな親子の幸せな時間が三角形のおにぎりを通して詠われたこころ温かな魅力の一首ですし、この歌についてもほんとにこのままで充分素敵に仕上がっていると思いますよ。
母の丸い手から三角形のおにぎりが生み出される〈不思議〉を子供の頃の作者は見つめます。
ただまあ、「手」の繰り返しが少し単調でくどくなってしまっているようにも感じるので…
丸い手で三角形のおにぎりを握る母さんずっと見ており
うん、ここだけはたとえばこんな感じであえて「母さん」というくだけた表現にしてみるのもひとつの手かも知れませんね^^
こうすることで、作者の人間味や肉親への愛がより歌に現れて、一首を温かく包んでくれるようにも思いますので。
でもほんと、何気ない過去の日々がほんとうは掛け替えのない大切なものなのだと感じさせくれる一首だと思いますので、これもひとつの参考までにと云うことで(笑)
>なんだっけベガアルタイルそれよりもきみが気になる林間学校
うんうん、こちらの歌も、林間学校での星座を眺める体験よりも、好きなあの子が気になってしまう甘酸っぱい恋が素敵な一首ですよね。
「バガアルタイル」は夏の夜空の、こと座のベガ(織姫)と、わし座のアルタイル(彦星)、はくちょう座のデネブを結んだ大三角形のことですね。
そうですね、そんな天の川伝説にも繋がる夜空の星を眺めながら、恋しい「きみ」に視線を送る幼き日の作者の姿が浮かんできて魅力の一首ですし、この歌についてもほんとにこのままで充分素敵に仕上がっていると思いますよ。
僕も、いつどんな時にも恋しい人のことしか考えられない恋愛体質の人間なので、こういう気持ちにはすごく共感します(笑)
恋をする瞳には、どんな美しい星座を前にしても「きみ」の姿しか写らないのですよね。
初句に置かれた「なんだっけ」のおどけた表現も、照れ隠しのように一首の中で星のように輝いています。
七月七日は七夕…
林間学校でベガアルタイル眺めながら、今年もきっと甘酸っぱい小さな恋の視線がそれと気づかれずに送られるのでしょう。
>訳聞けずアプリでついに初対面三角巾で腕吊るすきみ
うんうん、こちらの歌も、事故に遭った?「きみ」とアプリで対面する現代人らしい出来事を詠って、その前後まで想像させられる面白い魅力の一首ですよね。
歌の表現だけでは細かなところまでは分かりませんが、おそらくは急に約束の日に逢えなくなってしまったとかなのでしょう。
訳も聞けずに心配していた「きみ」とのアプリでの再会。
三角巾で腕を吊した姿に、ようやく事情を飲み込んだ作者の心情が想像されます。
そうですね、そんなひとつの“物語”を見せてくれるような広がりのある一首ですし、この歌についてほんとにこままで充分素敵に仕上がっていると思いますよ。
訳を聞けない故に広がる作者の不安な想像や日々が、共感となって読み手を魅了します。
ただまあ、「初対面」というと文字通りその人と初めて会った意味に取れてしまうので…
訳聞けずアプリでついにご対面三角巾で腕吊るすきみ
うん、ここはたとえばこんな感じで「ご対面」のほうがいいような気も^^
こうすることで、歌の意味もすっきりとして一首がさらにスマートに感じ取れるように思いますので。
でもまあ、僕の歌意の読み違いの可能性もありそうなので、この歌についても例によってひとつの参考までにと云うことで(笑)
>ワクチンが効いてる証とさする肩 三角筋と人はいふなり
うんうん、こちらの歌も、コロナワクチンの接種後の肩を通して、作者自身の人体を詠った面白い魅力の一首ですよね。
三角筋は、肩から上腕の上部にかけてふくらみをつけている三角形の筋のこと。
「三角筋と人はいふなり」のそのまま過ぎる言い回しが、“ただごと歌”のようにじわじわと効いてきます。
そうですね、そんなコロナ禍を生きる現代人の息吹が〈リアル〉に聞こえてくる一首ですし、この歌についてもほんとにこのままで充分素敵に仕上がっていると思いますよ。
ワクチンによる肩の張りが、作者の存在を歌に主張します。
ただまあ、「いふなり」と旧かなでまとめる結句に対して、「ゐ」抜き言葉はちょっと軽くなり過ぎて合わない気もするので…
ワクチンが効いてゐる証とさする肩 三角筋と人はいふなり
うん、ここは大きく字余りになってもこんな感じで「効いてゐる」としておいたほうがいいかも^^
こうすることで二句に重みも加わって、上の句と下の句の歌のバランスも上手く取れるようにも思いますので。
でもほんと、リアルな人間としての作者の存在をそこに感じさせてくれる魅力の一首だと思いますので、これもひとつの参考までにと云うことで(笑)
>三角のきみの目みつめ神妙に内角の和は何度なりしか
こちらの歌も、恋しい人?の目を見つめながら、その三角の目の内角の和に思いを馳せる作者のユニークな人柄が感じ取れる、素敵な内容の一首ですよね。
三角形の内角の和…
全て足すと180度でしたっけ?
そうですね、そんな「きみ」の三角の目が文字通り目に浮かんで魅力の一首ですし、この歌についてもほんとにこのままで充分素敵に仕上がっていると思いますよ。
腰に置かれた「神妙に」が、とくに意味をなさないにも関わらず歌としてのよい“個性”として一首を引き立ててくれています。
作者がほんとうに解きたいのは、瞳の内角の角度ではなく、その奥にあるきみのこころの恋の〈謎〉なのでしょう。
>傾いて三角マーク増えていく財務諸表で飛行機を折り
こちらの歌も、財務諸表の赤字の三角を詠って、その詩的なまとめ方がほんとに素敵な雰囲気を生み出している一首ですよね。
財務諸表で三角マーク△は、赤字やマイナスの意味なのだそうですね。
簿記の資格の勉強では、赤字の付け方って勉強しなかったなあ(僕が忘れてるだけかも…)
六九郎さんは、会社では実際に財務に関わるようなお仕事もされていたのですね。
そうですね、そんな赤字だらけの財務諸表で紙飛行機を折って飛ばすしかない作者の“やるせなさ”が詩的に表現された魅力の一首ですし、この歌についてもほんとにこのままで充分素敵に仕上がっていると思いますよ。
どうにかしたくてもどうにもならない悲しみ。
そんなマイナスの思い出もまた、振り返ったときには人生を彩ってくれるものなのかも知れませんね。
「飛行機を折り」の言い差しの表現の、言葉にならなかった部分に作者の切ない“思い”が乗せられて、紙飛行機は歌の世界で短く宙を舞いそして落ちてゆきます。
>山頂の三角点を撫でながら担ぎ上げ来し息遣い聞く
うんうん、こちらの歌も、山頂の三角点の石標を詠って、その担ぎ上げられて来た過去の人々の息づかいにまで思いを馳せるロマン溢れる一首ですよね。
山頂の三角点は、日本の山の頂に置いてある緯度、経度、方位を計測するための基準点の標石だそうですね。
登山愛好家は登頂時にこの標石を撫でるのだとか…
この「担ぎ上げ来し息遣い」は、過去にこの三角点の石標を担ぎ上げて来た人の息遣いのことですね。
過去回想の「し(き)」によってそれを表現したのは見事です。
現在だとヘリコプターなどで運ぶこともあるのかも知れませんが、古い三角点の石標などはきっと人力で運んでいたのでしょうね。
石標を撫でながら、その石標を担いで登ってきた人の息遣いを聞く…
登山家とは遠い過去の声を聞く〈詩人〉でもあるのです。
ただまあ、「担ぎ上げ来し」だけだと作者本人が担ぎ上げてきたような印象も受けるので…
山頂の三角点を撫でながら担ぎ来しひとの息遣い聞く
うん、字余りにはなってしまいますが、ここはたとえばこんな感じでまとめてみるのもひとつの手かも知れませんね^^
こうすることで、過去回想の効果はそのままに意味がはっきりとして一首がさらに引き立つようにも思いますので。
でもほんと、遠い過去の息遣いを聞く作者のこころを身近に感じとれる魅力の一首だと思いますので、これもひとつの参考までにと云うことで(笑)
ではでは、暑さもいよいよ本番と言ったところですが、六九郎さんもどうぞ熱中症に気をつけてお過ごしくださいね〜〜
今夜もこの辺で♪
[585] 題名:血が騒ぐ 名前:英 投稿日: 2023/07/04(火) 08:46
餌用に育てられたるヒメダカの一途に泳ぐその愛らしさ
血が騒ぐこの感覚は何だろう転がり行くも吉兆どちら
初山の赤いハンコウおでこにポン泣こか笑おか見る親の顔
[584] 題名:赤い花 名前:夕夏 投稿日: 2023/07/01(土) 00:43
けしのはなまばゆいほどにあかぐろくいさいをはなちさきにけるかな
あかあかとばらのいちりんさきにけりとげのいみさえしられぬように
[583] 題名:赤 名前:夕夏 投稿日: 2023/06/29(木) 23:02
すえっこのあかちゃんだったそのこだけおまえのかあちゃんでべそにべそ
あかいいとながいくらいがちょうどいいはりつめててはきれるおそれも
[582] 題名:★前回の投稿作品★ 名前:黒路よしひろ 投稿日: 2023/06/26(月) 00:01
前回のお題『野菜』に、みなさまから投稿していただいた作品です。
Yahoo!トピック終了にともない、これからはこちらで投稿作品の発表をさせていただきますね。
★前回の投稿作品★
お題『野菜』(敬称略)
祐一
わたくしは肉は食わぬとトルストイ菜食主義者偉人が多し
この世をば小欲知足の精神で生きて行こうと今の私は
-------------------------------------
夕夏
はるやさいあまみやかおりやわらかさこたえられないせんぎりきゃべつ
よびかたもさやえんどうすなっぷえんどうぐりんぴーすとなまえかえ
きせつかんかおりとふうみたのしめるいんげんまめのしょっかんきゅっきゅ
-------------------------------------
英
工場で生まれ育って太陽(そと)知らずスーパー棚に並んだ野菜
ビルの中精密機械に押し出されボルト産むごと野菜ができる
肉好きが家庭菜園趣味となり採れた野菜は配って歩く
糖度から形や大きさAIに選別させる手作り野菜
-------------------------------------
さくら
片隅に水を浴びたるほうれんそう、なすびが並ぶ朝のコンビニ
打ち水の谷中の街の路地裏に籠に盛られた百えん野菜
こぼれ種すんすん伸びて鈴なりの「食べるほほずき」命かがよう
もういちど生きてみようかていねいにこの鬼灯の朱くなるころ
おかあさん、あの味はぜんまいですね干してゆがいた甘藷の蔓は
-------------------------------------
六九郎
憎き敵出刃包丁で首落とすような顔してカボチャ切るきみ
わが腸は野菜食えよとわれに言うヤクルト飲めばもっと良しとも
野菜食え野菜食えよと迫る母「スイカも野菜」子はかぶりつき
丹精を凝らして実り夏野菜イノシシ母子われに残さず
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[581] 題名:★お題は『赤』★ 名前:黒路よしひろ 投稿日: 2023/06/26(月) 00:00
★今回のお題は『赤』、期限は七月九日(日)です★
「赤信号」「血」など、赤という言葉から連想するものなら何でもけっこうです。
お題の言葉を含んでいなくても構いません。
題詠の期間は一つのお題につき二週間です。
みなさんが気持ちよく参加できるよう、どうぞ、ご協力のほどをよろしくお願いしますねm(_ _)m
PS.今回はお題、四巡目です(^・^)
[580] 題名:お題三角の添削講評への御礼 名前:夕夏 投稿日: 2023/06/25(日) 23:46
三角のお題で、黒路さんの仰っている三角関係も考えたのですが、都々逸の3、4、4、3、3、4、5の調子をが浮かんで都々逸の3句目と結句の5で整数で成り立つ直角三角形と同じと思い詠んでみました。紐一本で直角が作れるのが素敵です。因みに短歌は、5、7、5、7、7、で31文字になりますが、何故か素数で構成される不思議などあるようです。投稿歌は、黒路さんの添削どおりでお願いします。最近は、以前にもまして感情表現の乏しい歌しか詠めず、年齢的なものかななどと考えてしまいます。この時期にしては、寒暑の差が大きいようですので、黒路様、皆様、お身体に十分お気を付け下さい。
[579] 題名:夕夏さん、こんばんは〜〜(^・^) 名前:黒路よしひろ 投稿日: 2023/06/25(日) 21:58
いや〜〜、梅雨に入ってから毎日、蒸し暑い日が続きますね^^;
僕は少し癖毛ぎみなのですが、この時期は微妙な湿気のせいで髪の毛が大爆発状態でうんざりしています。
もうばっさりと刈り上げてしまおうかしら…
さてさて、六月はちょっと仕事のほうが忙しくてこちらを留守気味にしてしまいましたが、今夜もまた少しだけでもみなさんの歌に感想など書かせてもらって、明日への活力としたく思います。
>ぴたごらすさんしよんさんさんよんごどどいつみたくちょうしでおぼえ
うんうん、夕夏さんのこの歌も、ピタゴラスの定理と夕夏さんの趣味のひとつの都々逸を交えて詠った、ほんとに面白い個性の素敵な一首ですよね。
ピタゴラスの定理は、直角三角形の三辺の長さの間に成り立つ恋の三角関係…
いや…
僕は数字が大の苦手なので、ほんとのところはまったく理解できないのですが、とにかくすごい?定理だそうですね(笑)
上の句は、「ピタゴラス、3、4、4、3…」であると同時に「ピタゴラスさん」と、さん付けの名前で呼んでいる意味も含めてあるのかな。
そうですね、そんなどこか詩的な響きも感じさせてくれるピタゴラスの定理を上手く歌に読み込んで楽しい一首ですし、この歌についてもほんとにこのままで充分素敵に仕上がっていると思いますよ。
ピタゴラスの定理のように、五、七、五、七、七の数式を解き明かす〈定理〉もまた、いつの日か発見されるのでしょうか。
ただまあ、「おぼえ」としてまとめてしまうとそのままの意味になってしまって、少し単調さが勝ってしまうようにも感じるので…
ぴたごらすさんしよんさんさんよんごどどいつみたくちょうしでうたい
うん、ここはたとえばこんな感じで都々逸の側に寄せたまとめ方をしてみても面白いかも知れませんね^^
こうすることで歌の詩情が増して、一首がさらに引き立つようにも思いますので。
でもほんと、ピタゴラスさんの定理を知らなくても楽しめる夕なつさんらしさが活きた魅力の一首だと思いますので、これもひとつの参考までにと云うことで(笑)
ではでは、蒸し暑い日が続きますので、夕夏さんもどうぞ水分補給をしっかりとして熱中症に気をつけてお過ごしくださいね〜〜
今夜もこの辺で♪
[578] 題名:手作り野菜 名前:英 投稿日: 2023/06/24(土) 13:53
肉好きが家庭菜園趣味となり採れた野菜は配って歩く
糖度から形や大きさAIに選別させる手作り野菜
[577] 題名:野菜 名前:六九郎 投稿日: 2023/06/23(金) 20:44
憎き敵出刃包丁で首落とすような顔してカボチャ切るきみ
わが腸は野菜食えよとわれに言うヤクルト飲めばもっと良しとも
野菜食え野菜食えよと迫る母「スイカも野菜」子はかぶりつき
丹精を凝らして実り夏野菜イノシシ母子われに残さず
[576] 題名:題名:「野菜」 名前 さくら 名前:さくら 投稿日: 2023/06/23(金) 15:54
片隅に水を浴びたるほうれんそう、なすびが並ぶ朝のコンビニ
打ち水の谷中の街の路地裏に籠に盛られた百えん野菜
こぼれ種すんすん伸びて鈴なりの「食べるほほずき」命かがよう
もういちど生きてみようかていねいにこの鬼灯の朱くなるころ
おかあさん、あの味はぜんまいですね干してゆがいた甘藷の蔓は
[575] 題名:野菜工場 名前:英 投稿日: 2023/06/15(木) 20:36
工場で生まれ育って太陽(そと)知らずスーパー棚に並んだ野菜
ビルの中精密機械に押し出されボルト産むごと野菜ができる
[574] 題名:野菜 名前:夕夏 投稿日: 2023/06/12(月) 23:53
はるやさいあまみやかおりやわらかさこたえられないせんぎりきゃべつ
よびかたもさやえんどうすなっぷえんどうぐりんぴーすとなまえかえ
きせつかんかおりとふうみたのしめるいんげんまめのしょっかんきゅっきゅ
[573] 題名:お題 名前:祐一 投稿日: 2023/06/12(月) 17:11
わたくしは肉は食わぬとトルストイ菜食主義者偉人が多し
この世をば小欲知足の精神で生きて行こうと今の私は