[745] アトルガンM「西風」 |
- M - 2006年04月22日 (土) 22時17分
■西風 アルタナ四国のエージェントとして 皇国の内情を探る役目を担った。 ライファルにも報告しよう。
■アトルガン白門 茶屋シャララト
Gessho : いや、これは失敬つかまつった。 拙者も、そなたと同じ中の国より参った ゲッショー(Gessho)と申す者。
Gessho : ……「やぐうど」でござる。
Gessho : いやさ、心配には及ばぬ。 拙者、異端のかどで彼の教団を追われ 今は、この国で仕官の口を探す、 素浪人の身でござれば。
Gessho : 御主と同様、 うっかり「さらひん・せんちなる」に 仕える足軽の身となり申した……。
Gessho : さて、いきなり 単刀直入にて恐縮でござるが、御主、 「らいふある」という足軽と懇意でござるか?
Gessho : なんとっ! 存ぜぬと申すか? 話が違うではないか……
Gessho : ……「こんじき」の具足を まとった男と申せば判るか?
Gessho : まぁ、よい。
Gessho : その「らいふある」と申す者より、 「さらひん・せんちなる」の足軽、 [YourName]に渡してくれ、と 拙者が預かった品がござる……。
(回想シーン) Gessho : ……東の諸国と あとるがん皇国は、かれこれ十年以上にも わたり、断続的に戦闘を続けているのだ……。
Raillefal : ……それは長い。 それでは両国とも疲弊しておろう。 まして、それを支える民はどうなる?
Gessho : 困窮しているでござる。 殊に東の国には、他にも大事が起きておる故。
Raillefal : この国とて同じだろう。 広大な国土と膨大な兵力を抱えていたはずの 軍事大国が、今では皇都の防衛に、 傭兵の力まで借りねばならないのだからな。
Gessho : 今は、両国の間に横たわる戦場に 両軍が幾重にも塁壁を張り巡らせた結果、 戦線は、膠着状態に陥っているようでござる。
Raillefal : 塹壕戦か……。 私が聖皇ならば、巨大な突破力を備えた 兵器か、魔法を使用するか……
Raillefal : あるいは、敵後方の都市や 幹線道路に工作兵を送り込み、補給線を 破壊する方法を採るだろうな。
Raillefal : どちらも、 その手段があればだが……。
Gessho : …………。
Raillefal : ……どうした? おかしなことを言ったか?
Gessho : いや、御主は、騎士くずれの ただの傭兵ではないのか? ずいぶん 戦略的な見地からのもの言いだが……。
Raillefal : お……おお。 そうであった。いかんいかん。
Raillefal : そう言うお前こそ、ミンダルシアの ヤグードにしては、東国の情勢にまで明るいとは たいした国際人ぶりではないか?
Gessho : ……いやはや、これは耳学問でござるよ。 それより……ん?
Raillefal : どうした? ゲッショー?
Gessho : しっ……曲者にござる! そこに潜みし者よ、出て参れっ!
Raillefal : トラビアルスではないかっ!?
Gessho : なんだ、御家来でござるか?
Raillefal : !!!
Raillefal : ピエージェのやつめ。 クリルラに何を……。いや……、 あのことを知るのは……ハルヴァー! ええぃっ!
Gessho : ……いかがした?
Raillefal : ゲッショーよ……。 話の途中で中座する非礼を許してくれ。 すぐにでも、国元に帰らねばならなくなった。
Gessho : ほう。 それはまた急でござるな。
Gessho : ……国元でなんぞあったか?
Raillefal : !!
Gessho : フッ。
Raillefal : お前には関係なかろう?
Gessho : すまぬ……。 立ち入ったことを聞いたな。
Raillefal : ……いや、 私こそ言い過ぎた。
Raillefal : そうだ。 この者は我が国の従騎士……
Travialce : トラビアルスと申します。 先ほどの非礼、御許しください……。
Gessho : ほう。さっきの身ごなし。 東方の忍びの技であろう?
Travialce : はい。 よくご存知で。
Raillefal : この者を、しばらくここに滞在させる故 もし、火急の用あらば伝えてほしい。
Gessho : 承知した。
Gessho : 立場は違えど、互いに憂国の士。 いずれまた、この街で相まみえることもあろう。
Gessho : 今日のつづきは、 そのときにでも話すとしよう。
Raillefal : ああ、……そうだな。
Gessho : ……急ぐのであろう? 早う行け。
Raillefal : いろいろ世話になった。 ……さらばだ。
Gessho : ……かような次第で、 「らいふある」は国元へと帰った。
Gessho : そろそろ、 「まうら」に着いておる頃であろうか。 Gessho : それにしても、あの背中 まるで王の如き威厳であった……。
Gessho : おお、そうだ。これはその後 「とらびあるす」より御主に、と預かったものだ。
Gessho : では、[YourName]。 拙者、そろそろ失礼いたす。
Gessho : 我らが社長は、 阿修羅の化身でござれば、道草がばれたら 首がいくつあっても足らぬのでな。
■??? ??? : ……ナ四国の要人が、ジュノに参集。 臨時四国会談が、開かれたよしにございます。
??? : そこに、わらわの 傭兵も参加していたのは確かか……?
??? : 御意。
??? : ……大儀であった……。 ……下がって休むがよいぞ……。
??? : よし、下がれ。
??? : ははっ。
??? : ……やつを、泳がせておいて正解でしたな。
??? : 計画どおり、 食いついてまいりました……。
??? : ……丞相。
??? : ……冒険者をあなどるでない。 われらも次なる手、打たねばならぬ……。
だいじなもの:ライファルの書置きを手にいれた! アトルガン白銀貨を手にいれた!
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