[670] ジュノクエスト「双対の力」 |
- 10/11追加 - 2005年10月17日 (月) 13時39分
※フェローNPCのセリフは性格タイプによって異なります
(ジュノ上層) Luto Mewrilah:ちょうどよかった! お願いしたいことができたの。もちろん、 手を貸してくれるわね? [Your name]。 Luto Mewrilah:[Fellow name]と一緒に 頼まれてほしいのよ。……来たみたいね。 Luto Mewrilah:いま、[Your name]にも 話していたのだけど、ふたりには、 ウィンダスまで行ってきてほしいの。 Fellow NPC:えぇ。構いませんよ。 そこに行って、何をすればよいのですか? Luto Mewrilah:ふふ。 そういってくれると、話が早くて助かるわ。 Luto Mewrilah:鏡についての 文献を借りてきてほしいの。図書館には、 とても古い研究書も保管されていると聞くわ。 Luto Mewrilah:見つけてきてほしいのは、 割れてしまった、あの鏡の修復方法について 書かれたものよ。 Fellow NPC:あの鏡を 直すというのですか? あれは特別な力を持った 鏡でしょう? そんなことが可能なんですか? Fellow NPC:しかも、 あのような恐ろしいものを……。 どうして、わざわざ……。 Luto Mewrilah:……ふぅ。 わかってないわねぇ。それから、 そんな野暮なこと、言うものではないわ。 Luto Mewrilah:せっかく手に入った 近東のお宝よ。元どおりにしてこそ、 お宝としての価値も高まるというものじゃない。 Luto Mewrilah:もちろん 恐ろしいものだとは思うけれど。それは、 お宝としての価値のひとつだ、って考えるわ。 Fellow NPC:そうですか……。 わかりました。 Luto Mewrilah:あの鏡は 黒味を帯びためずらしい金属が使われているから、 それを手がかりに探してもらえるかしら? Luto Mewrilah:どんな些細なことでも 知らせてほしいわ。頼んだわよ。
(ウィンダス水の区・目の院図書室) Tosuka-Porika:……ムムム。 黒味を帯びた金属でできている鏡について 書かれた本……? Tosuka-Porika:しかも、 その修復方法を探していると……? Tosuka-Porika:ムムム。 ムムムムム。 ムムムムムムム? ……ム! Fellow NPC:ちょっと奥を 覗いてきたのですが、あんなに量があったのでは、 どこから手をつけてよいのか わからないですね……。 Tosuka-Porika:ム? ムムムムム! そうだ。そうだ、そうだ! Tosuka-Porika:リトポポの 探していた文献が、鏡に関するものだったよ。 たしか、近東の鏡がどうとかこうとか……。
Ritopopo:……よいしょっと。 ようやく、見つけたわ! 幻の本「鏡の伝承」! Ritopopo:ぱっと見、 ただのおとぎ話のようだけど、ここに書いてある ことは、事実かもしれない……。 Ritopopo:と、あたしの 勘がチリチリと働いているわ。研究生活20年の あたしの勘が! ふっふっふっ。 Ritopopo:さて、と。 探しものもひと段落ついたことだし、 おいしいものでも食べにいこうかしらー? Ritopopo:最近、 研究に没頭していて、適当なものばかり 食べていたからな〜。……プレーツェルとか、 喉につまるから、たいへんだったわ……。 Ritopopo:……ん? 何かご用なの?
Ritopopo:えぇ!? やっぱり近東の鏡って本当にあるものなの!? あ、あたしの研究ってすごいのではないかしら? どどどど、どうしよう!? Ritopopo:え? Ritopopo:……。 「鏡の伝承」を貸してほしいですって? Ritopopo:それはちょっと聞けない話ね。 だって、あたしだって今見つけたばかりなのよ。 それをホイホイ貸すようなこと、 できるわけないじゃない? Ritopopo:ぐうううううううう。 Ritopopo:なっ……! Ritopopo:……今のは気にしないでちょうだい。 ともかく、あたしはぜったいに「鏡の伝承」は 渡さないわ。 Ritopopo:ぐうううううううう。 Ritopopo:…………。 Ritopopo:ぐううううううううううう。 Ritopopo:そうねぇ……、 あのね、あたし……、院長さまに、 贈りものがしたいかもしれないわ。 Ritopopo:でも、 じぶんから渡すのは恥ずかしいの……。 だって……。 Ritopopo:ぐううううううううううう。 Ritopopo:………………。 Ritopopo:以前、 院長さまが呟いていたわ。 大好きなフルコースがあるとかないとか……。 Ritopopo:白パン、白身魚のシチュー、 ウィンダス風サラダ、バイソンステーキ、それから、 Ritopopo:……雪山のロランベリーかな……。 さらに仕上げに、サンドリアティーとかなんとか。 Ritopopo:それをね、 ぜひ一度に食べてみたいって、言ってたわ。 Ritopopo:あたし、 今の研究で院長さまにはとてもお世話に なってるから、院長さまの望みを叶えてあげたいの。 Ritopopo:でも、あたしに、 そんな豪華なディナーは作れないから……。 Ritopopo:それを、 すべて用意してくれるっていうなら、 「鏡の伝承」を貸しても構わないわ……! Ritopopo:でも、すべて完璧に 揃えられたときだけよ。貸してあげるのは。 院長さまには、ディナーはリトポポからだって、 別に言わなくてもいいわ。 Ritopopo:院長さまへ、 そっくり渡して、驚かせてあげてね!
Fellow NPC:[Your name]、 覚えきれましたか? Fellow NPC:白パン、白身魚のシチュー、 ウィンダス風サラダ、バイソンステーキ、それから、 雪山のロランベリーですね……。 Fellow NPC:仕上げは、 サンドリアティーですか……。忘れないように、 メモしておくべきでしょう。 Fellow NPC:とても 豪華な食事になりそうですね。 Fellow NPC:あの院長のためを 想ってとは、……とても思えませんでしたけど。 Fellow NPC;まぁ、 細かいことは気にしないようにしましょう。 本を手に入れるためです。
(フルコースをトスカポリカに渡すと) Tosuka-Porika:ムムムムムッ。 なんだこの食べ物の山は……! Ritopopo:(わぁ……!) Ritopopo:ぐうううううううう。 ぐうううううううう。ぐうううううううう。 Ritopopo:うれしい! ありがとう! ほんとうは、あたしが、 ものすごぉおおおおおく、こういうのに飢えていたの! (リトポポ、ぺろりと平らげる) Ritopopo:ありがとう! ごちそうさま! ありがとう! Ritopopo:これ、 約束の本! あなたたちがフルコース♪ を 用意している間に読んじゃったわ。 Ritopopo:すごく興味深いことが ずらずらと書いてあったわ。 Ritopopo:タリアセンって人は、 すごいわね! この本の著者なんだけど。 同じ研究者として憧れちゃうわ! Ritopopo:次は、「失われた鏡」 について読まなくちゃ! 近東に鏡がふたつあった って、あなたご存知? Ritopopo:ふたつの鏡は、 対になる存在だったかもしれない…… って言われてるの。 Ritopopo:「鏡の伝承」に 記してあるのは、冥闇の鏡。 Ritopopo:「失われた鏡」に 記してあるのは、天光の鏡よ。 Ritopopo:早く「失われた鏡」をさがして、 事実がどうなのかを見極めなくちゃ♪ ……研究者魂が燃えてきたわ〜。 Ritopopo:とゆーわけで、ありがとう! さようなら! ありがとう! Tosuka-Porika:ムムムム…… まるで人が変わったような様子……。 食べ物とは、恐るべし。 (リトポポ、書庫に去っていく)
Tosuka-Porika:ムムゥ…。 かりにも私はここの院長だぞ。わかっているのか? それなのに、この扱いはなんなのだ……。 Fellow NPC:なんとなく こうなると予想はついていましたけど、 まさかあれほどとは思いませんでした……。 Fellow NPC:さっそく ルトにこの本を渡しに戻りましょう。 Fellow NPC:しかし、気になることを 言ってましたね。近東のふたつの鏡、 冥闇の鏡と天光の鏡……、ですか。 Tosuka-Porika:ムム!? Tosuka-Porika:ぐぅうううううううう。
(ジュノ上層) Fellow NPC:頼まれたものを 手に入れてきました。この本は、近東の鏡のことに ついて書いてあるそうです。 Luto Mewrilah:さすがね! あなたたちって、期待通りに動いてくれるから、 頼りになるわ。さっそく見せてもらえるかしら? Luto Mewrilah:タイトルは、 「鏡の伝承」っていうのね。本の著者は……、 タリアセン、か。 Fellow NPC:ルト。どうやら鏡には、 対になるもうひとつの鏡があるらしいのです。 Luto Mewrilah:……そうね。 知っているわ。 Fellow NPC:……知っていたのですか。 冥闇の鏡と天光の鏡というそうです。 Luto Mewrilah:ふふっ。驚いているわね。 2つの鏡のうち片方は、近東のアトルガン皇国に あったのだけど、この世から失われてしまったと 伝えられているの。 Luto Mewrilah:かつては厳重に小箱に保管 されていて、鏡そのものを見ることができるのは、 一部の人たちだけだったそうよ。 Luto Mewrilah:アトルガン皇国の鏡は、 まばゆいくらいに美しい光を放つらしいの。 Luto Mewrilah:光は小箱から洩れでていて、 見ていると次第に心が静まった という話も聞いているわ。 名前と特徴を照らし合わせると……、 Luto Mewrilah:アトルガン皇国の失われた鏡こそが、 天光の鏡のことなのではないかしら? Luto Mewrilah:もし、今でもどこかにあるのだと したら、ぜひとも手に入れてみたいお宝よねぇ! Luto Mewrilah:わたし、美しいものに 心が動かされるの。光を放つというのが とても魅力的だと思うわ。 Luto Mewrilah:……それにしてもずいぶんと 古めかしい本ねぇ。相当昔に書かれたもののようね。 ほんと、よく見つけてきてくれたわ。 Luto Mewrilah:さっそく読んでみるわね。
Luto Mewrilah:……近東で祀られていた 小さな鏡は、昔、王が作らせた道具である。 Luto Mewrilah:永い時を経て ご神体として祀られるようになり、 守り手たちによって護られながら……、 Luto Mewrilah:冥闇の鏡とよばれるようになった。 Luto Mewrilah:薄暗い、ほのかな光を放つ、 黒味を帯びた金属が使われており、それが、 夜のはじまりを思わせる。 Luto Mewrilah:……なるほど。 Luto Mewrilah:ということは、わたしが 保管してる鏡が、冥闇の鏡ってことになるわね。 金属の特徴が一致するわ。 Luto Mewrilah:えぇと、それから…… Luto Mewrilah:……この金属は、 われわれの知るどの金属とも結びつかない。 Luto Mewrilah:先人の研究者たちによれば、 鏡の素材となっている金属は、 金属光を放ちながらも……、 Luto Mewrilah:常温で液体のように 形を変える。しかしながら、液体とも異なり 一定の形は保つのだという。 Luto Mewrilah:かつて、鏡を作りあげたときに 用いられたこの金属は、今日では 失われてしまっており、鏡を作り出すことは もはや叶わないだろう。 Luto Mewrilah:! ……なんですって……!! それでは、 困るのよ……! Fellow NPC:その続きには、 何か書いてないのですか? Luto Mewrilah:……あるわね。 Luto Mewrilah:だが、鏡をどのようにして 作り出したのかについては知ることができたので、 次に記しておこう……。 Luto Mewrilah:ひとつ。 冥闇の鏡の素材となる金属を、用意すること。 Luto Mewrilah:ふたつ。 鏡面の静けさを想起させるような泉に行くこと。 澄んだ水を湛えている必要がある。 Luto Mewrilah:みっつ。 まじないを唱え、祈りを捧げること。 まじないは鏡の守り手しか知らない……。 Luto Mewrilah:以上のことがすべて揃って、 はじめて鏡を作り出すことができるだろう。 Luto Mewrilah:困るわ……!! ここまで分かっておきながら、 そんなこと言われても……。 Luto Mewrilah:いったい、 どうしたらいいのかしら……。 もう、どうしようもないのかしら……。 Luto Mewrilah:だいたい、鏡の守り手だなんて……。 (フェローNPCの懐の「導きの鏡」が輝く) Fellow NPC:待ってください、ルト。 もしかすると……。 Fellow NPC:!! 映っているのは……、パロメッタです……。 Fellow NPC:しかも、 どうやら、飛空艇乗り場の近くにいるようです。 Luto Mewrilah:なんですって! 行方不明になってエルディーム古墳に いた子よね? ……おどろいたわ。 Luto Mewrilah:さっそく捜しに行きましょう! 手がかりは、あの子だけよ……!
(ジュノ港・飛空艇乗り場近辺) Khumo Daramasteh:小さな女の子かい? それなら、ほら、あそこにいるコじゃない? (少女パロメッタと母が話している)
Palometa:ねぇ、お母さん。 やっぱりこの街には、冥闇の鏡はないと思ってる? Laurana:……わからないわ。 あなたを助けてくれた人の持っていた鏡は、 似ていたけれど、別のものだったわね。 Palometa:うん。私ね、あの人が 鏡でわたしを探してくれたって教えてくれたときね、 ……ちょっと期待しちゃったの。 Palometa:けど、あれはあの人のものだったみたい。 Palometa:あんなふうに、私のこと助けて くれる人がいるなんて、うれしかった! Laurana:そうね。わたしもあなたが、 無事に見つかって嬉しかったわ。 Laurana:……あなたから、 見知らぬ男の話を聞いたときは、 背筋が凍りついたわ。 Palometa:……ごめんなさい。 (パロメッタ、ローブを着たヒュームの男性を回想) Palometa:黒っぽい色の鏡を持ってた人が、 エルディーム古墳に行ったって、 男の人に言われたの。 Palometa:一緒に行ってくれるって 言ってたのに、エルディーム古墳の中で、 その人、いなくなっちゃったの……。 Palometa:もう、鏡のこと教えてくれるって 言われても、ひとりでついていったりしない! Laurana:そうしてちょうだいね。 でないと、わたし、不安だわ。
(PC、フェローNPC、ルトの3人が歩み寄る) Fellow NPC:パロメッタ、 元気にしていましたか? Palometa:[Fellow name]さん! Fellow NPC:ところで、 聞きたいことがあるのですが……。
Palometa:えぇと、 どうしてそんなこと、分かるの? 鏡の守り手のこと なんで知っているの? Palometa:……あ! あなたの持っている導きの鏡のおかげね? Palometa:でも……、ちょっとちがうの。 鏡の守り手は、私じゃないの……。 Palometa:あのね。鏡の守り手は、 冥闇の鏡をずっと護ってきた人たちのことなの。 けどね、もういないの……。 Luto Mewrilah:それだと困るわ。 Luto Mewrilah:鏡の守り手のこと、 知っているのね? パロメッタちゃん? Palometa:うん。 私のお父さんがそうだったの。 でもね、病気でとつぜん死んじゃったの……。 Luto Mewrilah:まぁ……。 Palometa:お父さんが死んで、そしたら だれかが冥闇の鏡を盗んでいったの。 Palometa:こわかったよ……。 Palometa:でもね、私ね、 冥闇の鏡を取りかえしたくて、 お母さんと一緒にこの国に来たの。 Palometa:ルトおねぃさんは、 冥闇の鏡の行方を、何か知ってるの? もし知ってるのなら、私に教えて……! Palometa:私……、私、 ぜったいに冥闇の鏡を取り戻したいの! だって、お父さんが大切にしていたんだもの……! Luto Mewrilah:そうね。でも、 落ち着いてね。 ちゃんと落ち着いて聞いてちょうだい。 Luto Mewrilah:……冥闇の鏡は、 このルト・ミュリラーが保管していてよ。 Palometa:……え? Luto Mewrilah:だけど、事情があって、 割れてしまっているのよ……。 Palometa:そんな……! Luto Mewrilah:わたしたちは、修復法を 探していたの。そして、たどりついたのが 最後の鏡の守り手の、娘であるあなた……。 Luto Mewrilah:修復には、守り手の まじないが必要なの。あなた、それだけでも、 知っていたりしないかしら? Palometa:おまじない……? それって、お祈りのことなのかな……? Luto Mewrilah:守り手しか 知らないことだそうよ。 Palometa:うん。それなら、 私知ってるよ。お父さんが教えてくれたから、 すごく難しい言葉なんだけど、ぜんぶ言える! Luto Mewrilah:そう! うれしいわ。 それならきっと、冥闇の鏡も修復できるわよ。 Luto Mewrilah:わたしは、完全な形をした お宝が見られれば、それで構わないわ。 Luto Mewrilah:そんな事情があるのだもの。 修復できたら、あなたの元へ鏡を返すわ。 Palometa:うん! Luto Mewrilah:それまでは、 この街に、いえ、わたしの側にいて頂戴ね。 Luto Mewrilah:心配なのよ。 (PCとフェローNPCに向き直って) Luto Mewrilah:また、あなたたちに 手を貸してもらうことになりそうね。 鏡に使われていた金属を探さなければならないわ。 Luto Mewrilah:わたしは「鏡の伝承」を、 もっとよく読んで、調べてみることにするわ。 きっと、あの中に手がかりがあるはずよ。 Luto Mewrilah:ヒントを見つけたら知らせるわね。 Luto Mewrilah:あなたたちの協力が、 鏡の修復への早道となるはずよ。 期待してるわ。 Fellow NPC:えぇ、 頼りにしてますよ。[Your name]。
(PCとフェローNPCの出発後、独りで) Luto Mewrilah:ふぅ! お芝居って楽じゃないわね。あやうく 本当に同情しちゃうとこだったわ。 Luto Mewrilah:……これで、 冥闇の鏡を修復する手はずは整ったわね。 あとは、素材となる金属……か。 Luto Mewrilah:どうにかして、かならず完全な形で 冥闇の鏡を手に入れて見せるわ……! Luto Mewrilah:……それにしても、 「鏡の伝承」を記した、この人物……。 何者なのかしら……? Luto Mewrilah:おそらくは、たったひとりで、 あれだけのことを調べたはず……。 ……只者じゃないわね。
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