| [576] タブナジアクエスト「ふたりはいつか」 |
- 2/24追加分 - 2005年03月04日 (金) 13時20分
(タブナジア地下壕・自警団詰め所) (ジャスティニアス、自警団員と何事か打ち合わせ中) Chamioue:ジャスティニアス! ねえ! ちょっと聞きたいことがあるんだけど! Justinius:ああ、わかった。 でも、後にしてくれないか? Chamioue:後って、どのくらい? Justinius:ちょっとまだ分からないな。 Chamioue:そうかい。 じゃあ……、またにするよ。
Chamioue:……あんた、いつからいたんだい? Chamioue:いるなら声くらいかけてよね。 Chamioue:…………はぁ……。 ……プリッシュプリッシュプリッシュ……。 Chamioue:ああ、もう! ここんとこ、み〜んなコレばっかりで イヤになっちまうよ! Chamioue:耳にタコができちまうかと思うよ。 ……ちょっと聞いてくれるかい? Chamioue:プリッシュは、そりゃあすごい子さ。 あたいなんか、かないっこないよ。 Chamioue:でもね、あたいは思うんだ。 あの子には強引って言葉が似合うって。 Chamioue:だって、 ジャスティニアスを差し置いてさ。 いつもいつも……、 Chamioue:ナニサマだってんだい!! と、思うのさ。 Chamioue:ジャスティニアスは、 気にしてないみたいだけどね。 Chamioue:あんたは、どう思う? 強さってなによりも大事かい? Chamioue:あたいは強さが一番だなんて思わない。 目の前のことばかり見てるから、 みんな、振り回されるのさ。 Chamioue:あんな子の言うことばっかり きいてたから……、 Tressia:シェミュ! Tressia:外から来たやつらに、 あることないこと吹きこむものじゃないよ! Chamioue:トレッシア! いつから聞いてたんだい!? Tressia:はじめから、だよ。 こんなに近くにいるんだから、 いやでも聞こえちゃうさ。 Tressia:まったく……。 Tressia:いつもいつも同じことばっかり……! Chamioue:だ、だって……。 Tressia:……あたしの言ってること 間違ってるかい? Chamioue:そ、それは…… Tressia:ほんっと、あんたって……、 いつまでたっても子供なんだから。 Chamioue:な、なんて言ったのさ! 今! Tressia:おやまあ。この慌てようったら。 かわいいねぇ。 Chamioue:……なにさ! Chamioue:あたいはね、 自警団員として、心配してるんだよ! Chamioue:ぜったいに、ぜったいに、 プリッシュのことがキライとかスキとか、 そんなんじゃないんだから!! Tressia:フフン Chamioue:……あたいは、 本当のことを言ってるだけさ。 Tressia:シェミュ。大人はね、 思ったことをなんでもかんでも口にしたりは しないものなんだよ。 Tressia:あんたも、そろそろ 気をつけるべきじゃないかい? Chamioue:ふんっ! Tressia:あらららら。 完全にすねちゃったねぇ、あれは。 Tressia:まぁ、あたしも ちょっと言いすぎたけどさ。 Tressia:あの子を見てれば 分かるかもしれないけど、シェミュにはね、 兄のように慕ってる人がいるのさ。 Tressia:あんな風に気持ちを もてあましちゃってて、この先どうやって 折り合いつけるつもりなんだろう? Tressia:……そんなことまで 考える余裕は、あの子にはないだろうけどさ。 Tressia:似た者同士だと、 案外、うまくいったりするって聞くけどねぇ。

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