待つ女性の心情を京言葉で綴った楽曲です。
お聴き(ご覧)いただければ幸いです。
「うち、祇園さんの宵山までは・・」
歌:TooruKatsurase
作詞:かんじん(& dagg) 作曲:佐谷戸一
1
四条通(しじょうどおり)を 行ったり来たり
待ち人に 逢えそ逢えへん河原町(かわらまち)
日傘で隠す涙とな
花見小路(はなみこーじ)は 夕焼け小焼け
待ち人を ひとつふたつと石畳
千まで数え待とうかな
うち、祇園さん(ぎおんさん)の 宵山(よいやま)までは・・
紫陽花柄(あじさいがら)の簪(かんざし)に 黄色の帯(おび)と
決めてます
そないおなごに 逢いに 京都 おいないな
「あんさんが 愛し(いとし)恋し」
鴨川おりて ひとりごと
2
上七軒(かみひちげん)の 茶屋にてお茶を
待ち人が 来はる来ひんどっちゃやて
茶柱立てばええ日とな
清水寺(きよみずでら)に 今夜は月や
待ち人は まだかまだかの夜やから
明るくせいでお月さま
うち、祇園さんの 宵山までは・・
紫陽花柄の 簪に 黄色の帯と
決めてます
そないおなごに 逢いに 京都 おいないな
「あんさんに惚れたはれた」
宮川町(みやがわちょう)で 恋の唄
3
うち、祇園さんの お祭りんあと
紫陽花柄の 簪と 黄色の帯を
納めます
そないおなごに 逢いに 京都 おいないな
逢いたさが 消えた時は
「後の祭り」と 先斗町(ぽんとちょう)