恭仁京追想(くにきょうついそう) 曲:宵 久幸
歌:高木雄太
山背の清し乙女の 汲む水桶に
映る青空 雲の白さよ
今昔 時を隔て 運ぶ風
花よ香れと 今日も吹く
桜峠に 出でて立ち
政治憂いた 大君を想う
蘇えれ 蘇えれ命 歴史を語れ
儚きか 大養徳恭仁大宮
泉川渡す打橋 上かみつ瀬に
築く熱意の 響く槌音
政争や 山河揺れて 荒ぶ世に
平和願って 造る都
瓶原から 祈り見し
国民を気遣う 大君を慕う
響きあう 響きあう心 思いを込めて
姿無き 大養徳恭仁大宮
鹿背山を越える人波 和を待ち望む
時は廻りて 平城京へ
短くも 心尽くし 成してきた
聖武天皇の御世が 懸けた夢
木津の港に 運ぶ明日
日本を愛した 大君を称う
咲き誇れ 咲き誇れ真実 未来に示せ
天平の 大養徳恭仁大宮
※ルビが必要なのですが、歌でお願いします。
※対で書きましたのが「恭仁京の花」で次にアップします。