投稿が止まったようですので、古い作品ですが賑やかしに
お聴きいただければ嬉しいです。 古事記に記されている、
仁徳天皇・黒日売の歌ですが歌詞の中へ取り入れました。
こんなのも有かなって!
吉備の黒姫 〜やまとうた艶歌〜 2011-10-14
詞:徳田勝行 曲:宵 久幸 歌:高木雄太
噂に高い 美貌の媛と
召されしものを 后が嫉妬
暇も請えずに 難波津へ
「沖方へは 小船連ららく くろざやの
まさづ子吾妹 国へ下らす」
(古事記中巻・仁徳天皇)
ああ 哀しきは 吉備の黒姫
逢瀬もならぬ 帝の嘆き
愛惜覚めず 都を避けて
淡路を仲立て 吉井川
「山懸に 蒔ける青葉も 吉備人と
共にし摘めば 楽しくもある」
(古事記中巻・仁徳天皇)
ああ 愛しきは ひとり黒姫
一夜に交わす 思いの深さ
その身に享ける 嬉しさ秘めた
生命に名づけし 矢田姫と
「倭方に 西風吹き上げて 雲離れ
退き居りとも 我忘れめや」
(古事記下巻・黒日売)
ああ 子守鶴の 吉備の黒姫
「倭方へ 往くは誰が夫 隠水の
下よ延へつつ 往くは誰が夫」
(古事記下巻・黒日売)
ああ 哀しきは 吉備の黒姫