[ No.5470 ]
鏡花幻想ー哀しきは妖女・仙女の愛ー |
2022年12月10日 (土) 21時54分 |
投稿者: 佐谷戸 一
河村民部さんの文学シリーズの新曲。以下のyoutubeでご視聴下さい。 https://www.youtube.com/watch?v=4dIaTIYJOGc 歌唱:沢伸一、作詞:江邑 民部、作曲:佐谷戸一
1. 月光に 紅(くれない)咲ける 花を手折りて 若者に これであなたの 想い女(びと) よくなりますと 言い置きて 虚空に消えたは 誰なのか 哀れ仙女(せんじょ)よ 仏の化身 誰も女の 悲哀知りたる 者とてなくて 2.ハンミョウに 噛まれし子ども 乳房ふくませ 救い出し 人の通わぬ 山中に 育てしあとは 世に返し 孤独に生きるは 誰なのか 哀れ妖女(ようじょ)よ 仏の化身 誰も女の 悲哀知りたる 者とてなくて
3.哀しきは 仙女の愛よ 子をば想える 母の愛 わがの命と 引き換えに 愛する者を 救わんと 浮世を捨てて 異界にて 妖女・仙女に 姿を変えた 誰も女の 悲哀知りたる 者とてなくて
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[ No.5475 ]
Kinopyさん、有難うございます |
2022年12月12日 (月) 13時51分 |
投稿者: 佐谷戸 一
録音は、奈良の河村さんの方でスタジオを借りてやられているので、私は分かりません、御免なさい。実はあそこ、私の作曲では伴奏音による「だれも」の繰り返しだったのですが、歌唱を重ねて実に効果的な演出になっていて、私も喜んでいます^^
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[ No.5474 ]
文学シリーズ |
2022年12月12日 (月) 13時32分 |
投稿者: kinopy5
とても個性的な作品ですね。 幻想的ですばらしいです。 何度も聴いてしまいました。
最後の行 「誰も(誰も)」は多重録音のコーラスなのでしょうか? それとも ディレイをかけているのでしょうか?
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[ No.5473 ]
「文学シリーズ」 |
2022年12月12日 (月) 01時07分 |
投稿者: 佐谷戸 一
徳田さん、有難うございます。誰かがそう言っていたような。。ん?私が勝手に命名してしまった?。。ま、いいや。こういうジャンルもおおいに「あり」ですよね^^
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[ No.5472 ]
ブンガクシリーズというジャンルが! |
2022年12月11日 (日) 18時04分 |
投稿者: 奈良市 徳田 勝行
早速、拝聴いたしました。 文学シリーズ快調ですね。素晴らしい! 作詞;河村民部 作曲:佐谷戸一、歌唱:沢伸一のゴールデントリオ! 明治から昭和の文豪。泉鏡花の作品から題材を得られての歌詞。勉強不足で残念なことに、小説のタイトルが思い出せなかったのですが、一番と二番で取り上げられた作品、短編集のように違うのかな・・・? 「鏡花幻想ー哀しきは妖女・仙女の愛」副題のとおりなら有りか!と。作品を熟読されていないと、歌詞にはまとめきれませんよね!削いで、省いて、繋いでが中心の作業になりますし、それでいて主題を曲げることが出来ないし、その中に作詞家の意図意思も加えることは大変な苦労だと思います。作品の代弁(あらすじ)を詞・曲・歌唱で。この難作業を続けられる先生の努力に敬服いたします。 佐谷戸さんの応援があってこそですね!
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[ No.5471 ]
佐谷戸さんにお礼と新曲紹介 |
2022年12月10日 (土) 23時41分 |
投稿者: 江邑民部
新曲紹介有難うございました。 この歌は泉鏡花の名作「薬草取り」と「龍潭譚」をベースにして、2作品を合わせて、鏡花の幻想世界の一端をお目にかけたいと思って作詞したものです。ここには鏡花の一般的なおどろおどろしい光景はありません。本来の鏡花は心根の優しい、母の愛と母への思慕を根幹に持つ、谷崎同様のロマン派作家だと思います。皆さまにお楽しみいただければ幸いです。
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