[4258] - 投稿者:ピノコ
貸衣裳
昨日と今日では違って聴覚へ届いた 君に預けた口笛の旋律
あちこちにばらまいた記憶の欠片に 寄り添った私は灰になりそうな意志で この身体を動かしている さびれたぜんまいが不意を突いて 嗚呼どこかへ飛んでいってしまいそうだ
ここにはない別のものがほしくなって この胸に抱く感情を・・・
いくら意味のない言葉を重ね 誰かを呼んだとしたって、冷たいから なぜ降りしきる雨は 心の奥深いところまで染みたとして この胸を突き動かすのでしょうか
借り物のレーンコートでは 防ぎきることができないほどの豪雨を 待ちのぞんでいるのです
昨日と今日では違って聴覚へ届いた 君に預けた口笛の旋律
いくら意味のない言葉を重ね 誰かを呼んだとしたって、冷たいから なぜ降りしきる雨は 心の奥深いところまで染みたとして この胸を突き動かすのでしょうか
ほら、しっかり前を視て
(
2017年08月27日 (日) 16時03分 )
|