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[4092] - 投稿者:桐
風がひゅるりと髪を撫でた 沈黙は重く 口は開かず 見上げた空はただただ蒼く
嗚呼 その美しい手で 私を包み抱きしめて下さい 暖かな鼓動を血管の収縮 感じなければ見失いそうで
何処へというわけではなく 歩いた 道しるべなどない 己の道はやっぱり己でしか 切り開けはしないと貴方は言った
そんなこと知っていた だけど知らない振りして 馬鹿な振りして微笑んだ
矛盾してる 愛してる そう言ったはずなのに 貴方が逝ってから私 どうして笑顔なんだろう
嗚呼 理由なんて簡単 狂ってしまったんだ 貴方が居ない世界で ただ一人風に吹かれていただけ
今もご覧よ空を 貴方が居ない世界でも 時は流れ廻る 馬鹿げてる
終わりなど最初から無かったんだ
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2008年07月30日 (水) 23時34分 )
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