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今日の関東も真冬なみの寒さ・・・。
祥子さん。 「マエノメリさん」ってすごくいいじゃないですか。語感がちょっと「舞の海」みたいだけど(笑)
あ、そうそう。以前出したお題の他に、「自分にとってのプチ現実逃避は何か」という話題も出た事があって、こちらの皆さんは「読書」という答えがかなり多かったんだけど(モは読書はしないけど)、祥子さんも、やっぱり読書は好きですか? 祥子さんにとってのプチ現実逃避は何ですか? 梅干入りの麦焼酎・・・とか?(笑)
むささびさん。
白杖を持った視覚障害者に声をかけるタイミングや方向などは、特に決まったものがあるのかどうか、僕も正式に学んだ事がないのでわかりません。
突然声をかけられれば、多少は驚く事もありますが、それについては視覚障害者はある程度慣れているので、あまり気にする必要はないと思います。
「どちらまで行かれますか?」「よろしければご案内しましょうか?」などと声をかけるのが普通ですが、ただ声をかけただけでは、視覚障害者は、自分に対して言ったのか、他の誰かに向けて言ったのか判断できない場合もあるので、視覚障害者の上腕の辺りに軽く手を触れながら声をかけたりする場合もあります。
進路上に障害物などがあったり、工事中だったりで、ちょっと危険だな、と思った時は、積極的に声をかけて頂くのは、視覚障害者にとってはとてもありがたい事ですね。
ただ、いくら危険だからと、いきなり無言で腕を引っ張ったりするのは、相手の人相・風体の理解できない視覚障害者(特に女性)にとっては、相手がどんな意図で腕をつかんできたのか瞬時には判断できないので、気を付けないといけませんね。
また、例えば駅などで声をかける場合、視覚障害者は、声をかけてきた相手が駅員なのか、それとも通行人なのか、判断できないので、場合によっては、「自分は駅員ではありませんが」的なオーラを出す必要もあるかも知れませんね(笑)
(※声をかけるのは、基本的に「迷ってそう・困ってそう」な時や、危険がありそうな場合だけで、慣れた足取りで歩いてる様子なら、むやみに声をかけない、という考え方もあります。通い慣れたルートなどの場合、視覚障害者は神経を集中させて、頭の中で歩数や、自分なりの目印(足印?)などを数えてたりするので、途中で声をかけたりすると、かえってわからなくなってしまう場合もあるので)
視覚障害者を誘導する事を「手引き」と言います。
瞬間的な手引きなら、文字通り、視覚障害者の手を引いて誘導する形で構いませんが、ある程度以上(何十m以上とか、何分以上とか)の手引きの場合は、視覚障害者に、手引き者の腕(肘の少し上の辺り)を軽くつかんでもらう方がいいです。 この方が、色んなメリットがあります。
前回、「階段(段差)の上がり・下がり」の話をしましたが、実はもうひとつ、ポイントがあるんです。
多くの人は、視覚障害者を手引きする時、段差の前に来ると、「段差があります」と言って、視覚障害者の足元を見ながら、視覚障害者が先にその段差をクリアするのを見届けてから、次に自分が段差をクリアする場合が殆どです。
しかしここでポイントなのは、 「一段高くなってますよ。…ではのぼりますね」 と言って、手引き者が先に段差をのぼってみせる事なんです。 そうする事で、手引き者の体に触れている視覚障害者は、手引き者の体がどの程度上下したかで、それがどの程度の段差なのか、ある程度知る事ができるからなんです。
段差と言っても、ほんの数pのものから、数十pのものもありますから。
(「段差のクリア」に限らず、多くの人は、視覚障害者と共に動く場合、視覚障害者に先にやらせる、という傾向があります。それは、「見届けてから」という気持ちだったり、「弱者に先を譲る。後回しにしては失礼」みたいな意識があったり、だと思うのですが、実際は、「手引き者が先にやってみせる」方が、視覚障害者にとってはありがたい場合も多いんですよね。先行者による、「音」や「体の動き」などの小さな情報が、後に続く視覚障害者にとっては、とても有用で参考になるからなんです。)
また、「上り階段です」と言っても、お店の入口にあるような2〜3段のものから、神社の石段のように長いものもありますから、 「ちょっと4〜5段上りますよ」 「ここからはずっと上り階段です」 みたいに伝えると、とても親切ですよね。
・・・・なんて偉そうに言っていますが、僕は全盲ではありませんから、全盲の人の立場を「当事者」として真に理解してるわけでもありませんし、自分自身、全盲の人に対して、本当に有用な案内ができているかは自信がありません(苦笑)
「ああ、あの言い方はちょっとまぎらわしかったかな…」と反省する事も多いですね。
例えば、 「まっすぐ行って、右側のドアだよ」 と説明したとして、 「まっすぐ行って右側」というのは、 「つき当たりの正面に左右二つドアが並んでいて、その二つのうちの右側のドア」 という意味にも取れるし、 「正面(北)に進んで、その右側(東側)のドア」 とも取れます。
同じ視覚障害者同士でも、相手の立場になって正確に案内する、というのは、かなり難しいですね。
そうそう。 視覚障害者に場所や方角を伝えようとする時、「時計の文字盤」に例える方法もよく使います。 例えば一緒に食事に行って、お膳の料理の位置などを伝えたりする時、 「12時に天ぷら、3時にお刺身、5時のところに刺身のしょうゆ皿があるよ」 みたいに伝えたりします。
・・・・思いつくままに書いてしまったので、何だかまとまりがなくなってしまいましたが、少しでもご参考になれば…と思います。
僕も聴覚障害の皆さんの話を聞いて、 「あ!なるほど〜、言われてみれば確かにそうだよなぁ〜」 と、本当に「目からウロコ」の話ばかりなのですが、お互いの障害の事を知るのって、言葉が変かも知れないけど、何だか「楽しい」というか「面白い」部分ってありますよね。 (ジャンルは違っても、同じ「障害者」という事もあって、お互い遠慮せずに話せる、という部分もあったり?)
ところで、むささびさんも新潟出身なんですか〜! この掲示板て、参加者は決して多いとは言えないのに、同じ地区だったり、同い年だったり、同郷だったり、レインボーズだったり・・・・それぞれに「つながり」があったりして、何だか不思議な掲示板ですよね(笑)
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