
川端康成の小説(雪国)が大好きで・・・
16才から17才のころに愛読していた小説です。
今俳句日記の方から・・・コピ_アンドペ_スト
する俳句は (李花村)と題した俳句二十句です。
この俳句二十句で・・所属していた(河)誌の
新人賞を受賞しています。
水漲り田のまだ臆病の蛙かな
峡深し翼を交わすつばくらめ
班雪嶺や読経のこゑの澄みとほる
雪のひま雪のひまごと芽の赤し
つばくらは谷川連峰越え来しよ
ひとところ杉の林の春田かな せせらぎの背戸に聞ゆる黄水仙
ひともとの紅の桜を山の田に
家を建て春田のひまに墓を建て
山あひに佳き酒蔵す梨の花
耕しの向きを変へたる落花かな
いくたびも橋を渡りぬ花すもも
下の田のやうやく落花となりにけり
畦塗りの昼餉へ帰り鍬ぬくし
鶏の門を出てをり桃の花
春の田に幟の綱を引き絞り
小用は菫の花に見られをり
小畠に桃を咲かせて耕せり
天道虫だましと呼ばれ交むかな
山の田の田螺ころころ雲の峰
裏山の緑のはじめ夏わらび
この一連の俳句のうち・・・
鶏の門を出て居り桃の花
という俳句を当時誉められたものでした。
2011年09月22日 (木) 20時39分
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