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[1017] 投稿者:童夢 - エッセイです。


 昔から愛読している川端康成の小説雪国について

 書きます。

 以前にもアプレシオの俳句航海誌の投稿欄に書いて

 ありますが・・・

 雪国の主人公島村と駒子と出会いの場面は

 こうです。

 越後湯沢には写真を撮りに一回・・俳句を作りに

 二回行っていて越後湯沢の高半旅館の真下には

 狛犬のある神社があって(雪国)の主人公島村と

 駒子の出会いの場面があります。

 (その首に杉の小暗い青が映るようだった)

 とあるのは名文章だと思います。

 昔越後湯沢に銀行に行った時ですが・・・

 (西日に光る遠い川を女はじっとながめていた。)

 とあるのは(魚野川)のことです。

 これは自分が実際に経験したことですが・・・

 銀行に疲れ裸足になって(魚野川)の冷たい水に

 足を浸したことがあります。

 雪国の終わりの場面ににこうあります。

 火事になる場面ですですが(火事の火の子は

 天の川のなかへひろがり散って、島村はまた

 天の川へ掬い上げてゆくようだった)

 (天の川。きれいねえ。)と駒子はつぶやく

 続く文章に旅の芭蕉が 荒海の上に見たのは

 このようにあざやかな天の川であったかと 川端

 康成は書いています。

    荒海や佐渡に横たふ天の川

 芭蕉俳句中の名句中の名句ではないでしようか。

 ここで自作の俳句を一句書きます。

   天の川そらふかぶかとありにけり

 一休みします。

2011年09月16日 (金) 20時24分



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