
郵便局の窓口で
と題した・・萩原朔太郎の刺繍からの引用です。
郵便局の窓口で
僕は故郷への手紙を書いた
鴉のやうに零落して
靴も運命もすり切れちゃった
煤煙は空に曇って
けふもまだ職業はみつからない
父上よ
何が人生について残って居るのか
僕はかなしい虚無感から
貧しい財布の底をかぞへて見た。
すべての人生を銅貨にかへて
道路の敷石に叩きつけた。
故郷よ
老いたまへる父上よ。
僕は港の方へ行かう
空気のやうにさうらうとして
波止場の憂鬱な道を行かう
人生よ
僕は出帆する汽船の上で
笛の吠えさけぶ響をきいた
以上が萩原朔太郎の詩集からの・・・
引用でした。
追加事項・・・
明日の朝早くに・・
アプレシオ 訂正します。
郵便局から降ろして・・・アプレシオ様の禁煙席
に座りました。
2011年09月28日 (水) 18時46分
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