やったどー!!ついに甲府に初勝利、2年前の借りを返した。そしてその歓喜の瞬間を日立台で過ごす。
やはり日立台は「甲府のための縁起のいい歓喜の場所」ではない。「柏レイソルの聖地・日立台」なのである!そんな当たり前のことを言うのにずいぶんと時間がかかってしまった。
これで来期昇格するロッソ熊本を除き、大宮にさえ来期勝てば、全チーム勝利となる。
まあ、試合のほうはというと、前半の審判団のひいきも手伝って、救いようがないような悪い内容だったが、それでも粘り強く闘い、決定力と選手層で甲府を上回り、やっと勝てた感じ。バレーのいた甲府に虐殺されたのがよくわかる内容だったように思える。関係ないという人もいるかもしれないが、やっぱりバレーがいるのといないのとでは、少しの差のようで、大きな差なのである。まあ、前回はウチの監督が・・・だったというのも存分にあるわけだが。。。
試合自体は結果勝てて最高の形。2年前に観たベルデーの降格試合では降格が決まった後もサポーターは応援を続けていた。今回の甲府は、降格が決まった瞬間から暫く、一言も声を発することなく、ただ黙って、そこから一歩も動くことができない感じだった。たまたま帰りにすれ違った「山梨交通」のバス3台。いずれのバスも、中の人は遠くを見つめている感じで、笑顔も会話の様子もなかった。元々J2では長くやっているものの、降格としては初めての瞬間を、甲府のサポーターはどう受け止めたのだろうか。
今季は3試合の観戦に留まったが、全勝させていただいた。(最初の観戦がどこだったか忘れてしまった・・・)勝ち点45を達成した川崎戦、ホーム最終戦で甲府を落としたきょうの試合。開幕戦行ってたら最高だったのにな。
さて試合後は、平山、佐藤由紀彦、アルセウとのお別れがあった。チームを盛り上げながらJ1昇格に貢献してくれたユキヒコ、身体を張って闘ってくれたアルセウ、川崎戦のゴールは本当に嬉しかった。これからの活躍を祈りたい。
そして、平山。レイソル不動の左サイドとして黄金期の西野レイソルを支えてくれた功労者。レイソル一筋で降格時もマリノスのオファーを断り、残ってくれた平山。昨シーズンの加藤望さんとの競り合いに勝って決めたボレーのゴールは忘れようにもないし、ディエゴのゴールをアシストした何度見てもよくわからないテクニカルなパス(ラボーナ?)も一生忘れないだろう。そしてやっぱり、あの頃、右の光輝、左の平山、J屈指の両サイドがサイド攻撃を生命線とするレイソルのサッカーにあって、なんとも心強かったし、誇らしかった。何処かのクラブでこれからも現役を続けると思うけど(いや、絶対続けて欲しい)、いつかまた日立台で会いたい。きょうの「平山ー!」の多くの歓声、「平山!コール」、それに手を振って照れながらも応えていた平山。
これまで12年分の感謝を込めて。レイソルを支えてくれてありがとうございました。