出かけようと思って家を出ると、大通りは大勢の人が列を作って駅に向かって歩いている。時間は13時頃。
「麗澤大学の学園祭」。答えはすぐに浮かんだが、ただ学園祭があっただけではこうはならない。誰か、ビックゲストが来ていたはず。大物ミュージシャン?その割には、誰一人それを感じさせるグッズを持っている人はいない。それどころか、家族連れなど、あまり「音楽」を感じさせない人たちの集合体。謎は深まる。
その答えがようやく分かったのは、出かけた帰りの電車だった。祖師ヶ谷大蔵から代々木上原で乗り換え、千代田線に乗り、ひと眠り。目を覚ましてふと見上げると、「麗稜祭」の文字。その学園祭のポスターには、
「小島よしお」の文字。
これかっ!!!
妙に納得をして、電車内でひとり笑顔になってしまった。小島よしおが「柏」というさほどピンとこないであろう土地で、どのようなオリジナルご当地ネタを披露したのか気になったりした。ちなみに、もう一組、クワバタオハラがブッキングされていたが、恐らく「ただの回し」であることは容易に想像が付いた。そう、我々の成人式のときに「春一番」に客の興味を全部持っていかれていた、当時の「カンニング」のように・・・。
各大学の学祭実行委員が100万円以上のカネを握り締めて、ブッキングに奔走する学園祭。どうやらよしおは今年の「学園祭キング」らしいが、それをちゃんと呼んでこれて結果として動員を増やした麗稜祭実行委員は、さぞ胸をなでおろしたことだろう。
そして恐らく、そのよしおに動員で負けたと思われる日立柏サッカー場では、「JFLに負ける」という、「お寒い、笑えないステージ」なっていた。私も含め、たぶん、多くのサポーターがその「予感」を感じ取って避けた結果の4000人という少ない数字だったのだろう。そもそも、仕切りがJリーグではなく「一律サッカー協会」という段階で各クラブが宣伝のやる気を無くしているという事情もあったりするが。
何はともかく、うえ〜〜〜い。ひどいシメ。