元々興味はないんだが、最高にかっこ悪い会見だった。百害あって一利なし。
昔はマネージャー業を目指していたので、ああいうときどうすればいいのかとか考えてみるわけだけど、結果としてアレはないわ。あれだったらやらなくても良かったくらい。やるんだったらひとつは、「ホントすんませんでした!心を入れ替え、またイチから出直しますわ」みたいな低姿勢に出るか、ちょっと開き直って「すんません。謝っといたらええんやろ?次はこうはいかんので見てろ!」みたいな挑発的な会見にするか。
あんな朝青龍ばりに凹んじゃったらもうあのキャラできなくなるし、またあのキャラやられても同情の目でしか見れなくなる。これで彼が復活できるとしたら、もう普通のマジメボクサーでしか無理だろうし、マジメボクサーで人気を得るにはもっと強くなくてはいけない、彼にとってはイバラの道だ。もっとも、10代の若造にあの緊張感の会見の場で大芝居をやってのけろというほうが酷なのかもしれない。
あのオヤジの下手なリアクションも含めて、悔しさと大事になってしまったことに本当にたぶん凹んで、アレがありのままの親子なんだろうけど、もう少しあの親子に「あざとさ」があればもっと別の会見ができたんじゃないかと思う。
万に一つ、どうしても謝罪の言葉を言いたくないから坊主にして無言で凹んだように見せて、それを「謝罪会見に代える」「反省しているように見せる」という筋書きだとしたら、その作家はペンを置いたほうがいい。